何の変哲もないとある独身男性の日常の話   作:泡沫幻想黒衣の人

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19bit 三種の神器の由来と彼?彼女?の縁起

 …今日は日本のとある元美術館にきている。

 

小さい頃に訪れたことがあるかつての美術館は今現在、皆に親しまれる公園と化し、美術館だった建物もただの寂しい休憩所のような場所と化している。

 

 建物内、電子看板があちらこちらに残っているのは最後の展示から動かしてない証拠だね。

 

電気代無駄に食うし、さっさと片付ければいいのに。

 

 それでいうと東京ジャングルなんかは電力施設だけ解体、電線等はそのまま…だからか、内部バッテリーで動くものなんかはまだたまに動いたりしてるっぽい。

 

 ここのはどうするんだろ…そんな資金も時間もないのか?今の時代じゃそのどちらも言い訳にもならない。

 

電子看板に書いてある内容から最後の展示は日本書紀にまつわる展示であったことが分かる。

 

 ここにきた理由はその展示にある。

 

電子看板にはざっくりこう書かれている、日本書紀にて伊奘諾様が三種の神器を下賜した場面を描いた貴重な大昔の絵画。

 

 それを見てから、ここにかつてあった絵画に描かれていたものを思い出す。

 

描かれていたのが三種の神器としたら何故具体的なものとして勾玉を描いていなかったのか?描いてあったのは剣と鏡(盾の意味も)だけ。

 

…だから勾玉だけ後から追加された説があったりもするんだろう。

 

 ただ、勾玉は見えない装飾品だったっていう解釈も有るんだけど。

 

勾玉といえば八尺勾璁(古事記)と八坂瓊曲(日本書紀)…と思いきや。

 

 日本神話の勾玉関連に関しては名前のせいでこんがらがりそうだけど、八尺勾璁と八坂瓊曲は全くの別物で、前者は紐を通した複数の玉、後者はそれに更に勾玉が追加されたもの。

 

 だから古事記と日本書紀の天照大神が瓊瓊杵尊にあげた玉の記述は、それぞれの玉をそれぞれの編纂者が独自に切り取ったものだ…と、私は考える。

 

その勾玉の作者は作玉者または玉祖命とも呼ばれる櫛明玉命であり、玉祖神社に他1柱とともにおわす。

 

 共に祀られている他1柱は詳細不明、イワナガヒメといわれてはいるけど諸説あり、玉祖命に習合された別の玉造部の神様の可能性もある。

 

となるとその神様の名は失われているだろうから…新しく玉造部八坂瓊曲玉の五百箇御統から詳細不明の一柱の神名を玉造(たまつくりの)御統(みすまる)とするのはどうだろうか?…なんて。

 

 …あぁ、あと祀ってある可能性がある神様としては豊玉姫様があるなぁ、彼女は玉祖命の遠祖だし。

 

それにしても祀ってある神様が詳細不明って…、その神様の伝承が何処かで途絶えた結果なんだろうか?

 

 

 ちなみに三種の神器の由来なんかは…

 

 

勾玉:蝦夷から遡れる可能性有り、故に由来不明とされる 。

 

鏡:沖縄(琉球)由来?で大和が(奪って?)船で持ってきた。

 

 ここでの琉球とは沖縄諸島〜瀬戸内海の島々までの其々の文化圏とその交流を総合して呼称したもの。

 

剣:出雲国と大陸との鉄器貿易から。

 

 剣に関する神話(須佐之男命)は後に出雲国が大和国に征服されたときに大和国に製鉄技術や河川、海を介した貿易の相手を奪われたことを端的に表したものと考える。

 

 

 …ってところまで今では一般常識として学ぶ。

 

おっと、考えていたら勾玉コーナーに。

 

 ここにあった勾玉に付いていた傷、最初はただの傷だと思われていたが…。

 

学者がほとんど創作としてきた神代文字に似た跡だったためにちょっと注目されたんだよね。

 

 後で読めた内容としては『明日ハレの日、ケの昨日』、…秘封倶楽部にも同じ題名曲があったなぁ。

 

…それを覚えていて、武蔵国で作った勾玉に入れたのかな私。

 

解釈としては明日ハレ=祭り(争いの意?)の日、ケ=()内解釈をするならば平生の昨日…といったところだろうか。

 

 もしかしたら明日は戦争(祭り)だから、戦場に行くときにお守りにして持っていったとかかな?

 

勾玉が果たした役割についてはは未だに分かっていない部分も多いから、確定させることはできないけど、普通に考えればお守りだよね。

 

 さてと、最後…おまけとして置かれた小さいながらも、気になった展示があった場所。

 

ここにあったのは猿女氏と同祖とされる稗田氏ゆかりのものの展示スペース…中でも日本書紀と同じくらいの役割を担い果たしてきた古事記編纂者、稗田阿礼著?の記したものの切れ端と云われるものの展示だった。

 

 それには内容が読み取れない文字と、〝縁起〟と読める題があった記憶。

 

もしそれが日本書紀、古事記に続く幻の3つめの書…だったとしたら、内容が気になりすぎるっ。

 

 彼女?は一体何をその紙に書き綴ったのか?(日本書紀と)古事記に対する個人的な解釈による説明付き書物だったりしたら面白い。

 

一応巫女の一族でもあるから、一族にしか伝わっていない不思議な術の解説書…なんてこともあるかも。

 

上海「あっ!いたいた、もうシート広げちゃってるヨ〜」

 

 ん?そういえば皆と公園にピクニックにも来てたんだった。

 

そろそろきりもいいし、ここを出ようか。

 

 

 ・・・、

 

 

 外へ出ると、早速目立つ場所にレジャーシートを敷いた彼女達の姿が見える。

 

あいちゃんも一緒だ。

 

 かm…フダチはお家で寝ている。

 

麟ちゃんお手製の料理が入ったお弁当が楽しみ。

 

 

少女食事中…

 

 

 ………うーんやっぱり麟ちゃんの手料理は美味しいや、重箱なら余裕で5箱はいける!

 

「このまま夜は最寄りのバーにでも寄ってく?」

 

蓬莱「ふだちちゃんがいるから、早く帰ってアゲヨー?」

 

「ちょっとだけだから大丈夫だよー」

 

 

 ・・・、

 

 

 

 バー ニューイヴ

 

 

 やー、お酒が飲めるってイイネー!!

 

「美味いっ!もう一杯!」

 

上海「一杯だけにしといたらー?すぐ帰るんだから」

 

蓬莱「シャンハーイ?あんまりそういうことを言うもんじゃないよ店内で」

 

黒服女の子2人連れの男「…」

 

 来て一杯飲んだら早々に出ることにしたけど、女の子連れた知らん男から視線を感じたような?

 

私に色目でも使ってくれたんなら良し、自信とするぞ。

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