ビバ捏造設定!
SIGSEGV様、早速の誤字報告に感謝いたします。
どこかの部屋の中。明滅する光。星々を映す数多のモニター。
夢だ。昔から見ていた、夢。そう自覚できる程には見てきた夢。
鳴り響く
「またいつもの夢だよ・・・」
目が覚めれば見慣れた自分の部屋。最初の頃はひどい汗や両親の話ではうなされたりもしていたらしい悪夢と言っていいモノだが、いつもの事と片付けるくらいには見慣れた夢になってしまった。
「慣れてはいてもこの後味の悪さというか、モヤモヤ感というか・・・残るんだよねぇ」
気持ちを切り替えてシャワー・朝食を済ませ制服に着替えて出勤。言っても職場で割り当てられた部屋なので出勤と表現していい、のかな?
そんなボクはスイフト=ブラウン。
元アメリカ宇宙局所属、現ガッツィ・ギャラクシー・ガードことGGGの研究開発部に所属の28歳のナイスガイ。
好みのタイプはcoolなボクに見合うcuteでCharmingな女性。同僚のスタリオン=ホワイトの妹さんみたいな女性が正にソレ!って感じなんだけど、スタリーに言うと真っ赤になって怒るから彼の前では口にしないよ。心に秘めるのがZEN-MINDって学んだし。
「Hi!スイフト、morning!」
「morning、スタリー」
言ったそばからスタリオンご本人の登場。気の置けない、貴重な友人だ。一時期サウンダーズプロジェクトの時にゲッソリと瘦せた時は心底驚いたものだけれど、そのお陰でスッキリスマートになった今ではボクにも劣らないナイスガイ。
「スイフト、開発部の様子はどうだい?」
「オービットベースも漸く軌道に乗り始めた所だしね、立ち上がりとしては順調かな。勇者達も早く目覚めてくれるといいんだが・・・」
先の東京大決戦と呼ばれる事となる戦い、皆が死力を尽くして戦った。かく言うボクも雷牙=獅子王博士達と共に弾丸Xと勇者達を60秒間守り通した。雷牙博士の特攻には流石に死を覚悟したんだけど何とか生きてた。
PowerUpを果たした勇者達の活躍により勝利はしたものの、勇者ロボ達が負ったダメージは深刻だっで辛うじてGSライドは稼働しているが人格・頭脳とも言うべき超AIはスリープ状態のままだ。
不幸中の幸いと言っていいかどうか・・・我等の勇者王ガオガイガーはダメージも大きかったものの、コアであるメカライオンのギャレオン・凱機動隊長共に無事だったので修理は最優先で行う事が出来たんだ。
つかの間の平和に心や傷を癒していたその時、東京ベイタワー基地が攻撃を受けた。その際命からがら脱出、こうしてオービットベースに居られるのは運もあったんだろうけど奇跡みたいなものさ。奇跡といえば・・・
「スタリー。全域双胴補修艦アマテラスで凱とガオガイガーを迎えに行ってたんだろう?」
先日スタリーは何者かとの戦いで大破したガオガイガーと負傷した凱やマモル君を迎えに地球へ降りていたんだった。傷も完全に癒えていない中、またもや戦いに身を投じた凱へのrespectは技術部の総力をもって勇者ロボ達の目覚めに全力を尽くす事で示すさ。
「あぁ、ガイも満身創痍だったが無事収容。でもまたメディカルルームに直行だったけどね」
決意を新たにしているところにスタリーが答える。迎えに来たフツヌシの大きさに驚き、宇宙に出てオービットベースに驚き、オーダールームの皆と再会してまた驚き。サプライズは成功かな。
「それと基地やガイを襲った原種についても説明をしたよ。マモルに聞いた白い巨大ロボットについては何もわからないままなのが悔やまれるね。話を聞く限りガオガイガーを大破せしめた敵を文字通り一蹴したそうだ。」
原種。ギャレオンから展開・提示された情報の中にあったと言う、謎の敵の名。その言葉に感じた不快感を思い出す。なぜ不快感を感じたのか。なぜいつも見る夢が脳裏に浮かんだのか。それよりなにより。
「白い・・・巨大なロボット・・・?」
「ガオガイガーの3倍に近い大きさで原種の攻撃をものともしない装甲と、核を抉り出す技を持っていたらし・・・ってスイフト、どうしたんだい?」
スタリーに言われて気づく。表情が歪んでいたらしい。しかし、何だ。白い巨大ロボット・・・白亜の・・・巨体・・・何かが引っかかる。頭の、記憶の片隅に。ボクは、それを、知っている?
「あ、あぁ・・・何と言うかその・・・頭の痛い事ばかりだね」
そう言ってお互い何気ない話をして別れた。この日はずっと白いロボットの事が頭から離れなかった。
それから数日後。地球至近に観測された不明なESウインドウ、これは原種の本格的な出現と地球侵略の開始と結論付けられた。結果、マイク部隊をESウインドウ出口付近にフォーメーションを組んで展開、ディスクXを発動し繰り出される収束ソリタリーウェーブライザーで原種への攻撃作戦が行われる事となった。
FirstAttackは成功に見えたが、横合いから突撃してきた識別名ZX-03と命名された原種の攻撃によりマイク部隊の一部が損害を受け、作戦失敗・大損害は確実かと思われたその時。
「白い、戦艦!?所属は!?」
「どうなっている、目視は出来ているのにレーダーには何の反応も無い!なんだこの異常なステルス性能は!」
「何でもいい、データを!少しでもデータを取るんだ!」
「たまげたなぁ・・・」
混乱してきた戦場に乱入してきた真っ白な巨大戦艦が原種に対して攻撃を開始した。そしてあろう事か艦橋と思わしき部分が分離・人型ロボへと変形し瞬く間にZX-03を討ち取ってしまう。これを好機と見たマイク部隊はフォーメーションを再編し、再度のソリタリーウェーブライザーで迎撃には成功、だが原種の核と思しき物体28個の地球降下を許してしまった。
だけどそれを見ていたボクはそれどころでは無かった。動悸が冷や汗が止まらない。知っている・・・いや憶えている!思い出した!原種・・・機界31原種、対機界31原種用兵器ジェイアーク、ソルダート師団、そして・・・
「スイフトどうした、顔が真っ青だぞ。おい、大丈夫かしっかりしろ!」
全身が震えて立っていられない。思い出した記憶の数々に意識が遠のく。そうだそうだった。ボクは、ワタシは、当機は・・・
文章、お話を書くって難しいんだねバナージ