曇り空の夜のプリキュア   作:popoponpon

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第105話 ハレバレジュエル

 

夜のスカイランドで光輝く何かが存在している浮島。その光は、星と雲以外は暗闇しか広がっていない夜空を飛ぶ鳥達にとっては自分たちの位置を教えてくれる灯台のような大事な存在だった。

 

「ふんふふんふーん……」

 

夜空を飛ぶ一匹の鳥が、光を頼りに目的地へ向かって飛行中のことだった。突然、光が消滅したのは。

 

「ん!?」

 

見間違いかと一瞬思った。慌てて何度も光があった場所を見る。しかし、何度見ても光がない。その事実に唖然となる鳥はこの一匹だけではない。同じく空を飛んでいた他の鳥たちも混乱したように光があった場所を凝視して、さーっと青ざめていた。

 

「ひ、光が……消えたあああああ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「空を飛ぶ者の道しるべ……ハレバレジュエルの光が消えてしまった」

「夜、空を飛ぶこともできず、皆困っています」

 

スカイランドに起こったその一大事は翌朝には王城に既に届けられ、すぐに対策や調査などが行われていた。しかし、その成果も芳しくなく、王様と王妃はヨヨにこの事を報告し、彼女の知恵とプリキュア達の力を借りようとしていた。

 

「ヨヨ殿、光を元に戻せないだろうか」

 

通信を通し、王様達からハレバレジュエルの話を聞いたヨヨは少し考え込むと、にっこりと笑いながら王様達の申し出にこう答えるのだった。

 

「私よりもぴったりの人がいます。是非その人に」

 

ヨヨが王様達にそう伝えて少しして。ヨヨからハレバレジュエルの話を聞かされたツバサ達はスカイランドを訪れていた。

 

「あの島にハレバレジュエルがあるそうです」

 

島が見える近くの島にトンネルを開き、現れたツバサ達。遠くに浮かぶハレバレジュエルの浮島を見上げながら、島の様子を確認する。

 

「ああ、誰も行ったことがないという浮島ですか……」

「誰も行ったことがない?」

「はい」

 

ソラも存在は知っていたようで、まさかハレバレジュエルの光が消えてしまうとは、と驚きつつもあまり実感が湧いていないような物言いだ。しかしそれも当然かもしれない。ハレバレジュエルがその効力を発揮するのは暗い夜間。明るい今の時間帯では島を見上げても異変が起こっているかどうかなどわかるわけがない。

 

「行けない理由があるってこと?」

「はい……といってもこれまで縁がない場所だったので、私も詳しい理由は覚えていないんですよね……絶対に行っては駄目だ、ということだけは覚えているのですが」

「……皆さん、行きましょう」

 

真剣な物言いでツバサが皆に言う。おそらくツバサは島に誰も行ったことがないという理由を知っているのだろう。そして、島についた後も何が起こるかわからない。ツバサの真剣な言葉にヤクモ達も頷くと、一行は自分達をそこまで乗せていってくれる鳥を探すため、鳥たちが再び大空へと飛ぶために休み、また遅くなれば一夜を過ごす宿泊する宿へと向かうことになる。

 

「そういえばツバサ、ハレバレジュエルってどういうものなの?」

「あ、それ私も気になってた!」

「ヨヨさんは結構深刻そうだったけど……」

「そうですね……非常にまずい事態ですね。ハレバレジュエルというのは輝く石で曇りなく永遠に輝き続けると言われています。とはいっても……僕もヨヨさんの持っていた本で知っただけで直接見たことはないのですが……」

「ソラさんは?」

「私もそこまで詳しくは……」

 

ツバサがハレバレジュエルについて解説するも、ヨヨの元で知識を深めた程度の情報しか持ち合わせていない。ソラも同様で、こちらは存在だけ知っているという状態だった。

 

「夜を飛ぶ鳥さんたちの道しるべ、だから夜に物を運ぶ時はあれを目印に鳥たちは飛ぶのだと村の大人が言っていたのを聞いたことがあります……そんなわけで縁がなくて」

「つまり、灯台みたいなものなのかな」

「そう思っていただいて構いません」

 

なんとか、村で聞いた話を思い出すソラ。それを灯台と表現したヤクモに用途としては正解だと告げるツバサ。しかし、ここまで聞いてあげはが首を傾げる。

 

「うーん……でも、なんでヨヨさんは少年に?」

「……僕も理由を聞いたんですが……あなたなら解決できる、そう信じていると言われてしまったもので……」

 

何故自分に白羽の矢を立てたのか。その理由まではツバサにもわからなかったものの、ヨヨからこうも言われてしまっては立ち上がらないわけにはいかない。しかし、本当に自分で大丈夫なのかと不安を誤魔化すように笑うツバサの肩にヤクモが手を置く。

 

「大丈夫だよ。俺達もいるし、きっと解決できるさ」

「ヤクモさん……そうですね」

「そうそう!少年、自信もってこ!」

「わわわ!?」

 

ヤクモに倣ってあげはもツバサに肩を強めに置いて揺らし始める。あげはに体を揺らされ、驚きの声を漏らすツバサ。その様子が面白かったのかエルが笑い始める。

 

「ツバサ君なら大丈夫です!」

「うん!」

「……ありがとうございます!」

 

そしてソラとましろからも温かい言葉を受け、嬉しそうにツバサは頷く。そして一行は遂に目的地へと辿り着く。そこは宿泊地にもなっていたが、そういった鳥や人たちを客層とした市場もあり、様々な果実などが売っていた。

 

「凄い賑わってるね」

 

何も売っているのは食品だけではない。工芸品を売っている店や、大道芸などもやっている鳥もいたりと、多くの人と鳥が盛り上がりを見せていた。

 

「すっごーい!お祭りみたい!」

 

王都とはまた違った市場の風景にましろが興奮したように目をキラキラさせながら忙しなくあたりを見渡す。エルもスカイランドで初めて見る自分の知らない市場の光景に興味深そうな表情を浮かべている。

 

「ここはどんな場所なの?」

「ここでは旅人が食事や寝泊まりをする場所なんですよ」

「ハイウェイホテル付きのサービスエリアってところかな……」

 

自分たちの世界だとそれが一番近そうだとサービスエリアを例にあげるあげは。どこの世界にも似たような設備などはあるということなのだろう。そんな中、宿を外から覗いてみたましろはそこに葉っぱのハンモックがかけられているのに気付く。

 

「あのハンモック……葉っぱだ!」

「おっきい!」

「あれは風揺りの木の葉ですよ。嵐にも耐えられるくらい丈夫な葉っぱで、ハンモックの素材としても人気なんですよ」

「「「「「へえ……」」」」」

 

ツバサの知識に感心の声を漏らすソラ達。このままこの場所を巡り、スカイランドの知識や話をツバサから聞くだけで時間はいくらでも潰せそうなほどだが、そればかりにかまけているわけにもいかない。ツバサは少しだけ名残惜しそうに視線を上へ上げていく。

 

「……それよりも、僕達のお目当ては」

 

そこには、宿よりもずっと高く空に伸びた止まり木が何本か立っており、その中の一本に青く、人が複数人乗っても平気そうな鳥がいた。その鳥は、以前ツバサ達がマジェスティクルニクルンの遺跡へ向かう時にも乗せてくれた鳥だということにソラが真っ先に気付く。

 

「あ!あの鳥さんは!」

「……ん?あんたらは……」

 

遺跡に向かう時はあまり話をできなかったものの、彼の方もソラ達の事を覚えていたようだ。何か用かと止まり木から降りて来た彼に、

 

「なんか用かいな?」

「すみません、実は……」

 

ツバサがハレバレジュエルの事を伝える。そして、ハレバレジュエルのある島へと連れて行ってほしいと頼むのだが、

 

「無茶言うな!行けるわけないやろ!ほれ!!」

 

驚いた様子で彼は大きな声を上げる。何故無理なのかとツバサ達が聞き返す間もなく、鳥は翼で浮島を指し示す。ここで改めてソラ達が浮島を見上げてみたが、異変らしい異変は見受けられない。しかし、ツバサは改めて見たことで彼が何を言おうとしているのかを理解したようだった。

 

「あ……」

「そうや!上空は乱気流でまともに飛べん!浮島の下にはどでかい雲があるやろ!?もし中に入ったら出てこれへんこと間違いナシや!!」

 

そう、鳥たちが辿り着けず、誰も島に入ったことがない理由こそ、彼が言う強力な乱気流だった。ここまで強く言われるということは、彼も迂闊に近づいたら命が危ないと思っているからだろう。実際、そうだからこそ、あそこは前人未到の地としてハレバレジュエル共々このような扱いを受けていたのだろうから。しかし、ツバサにはそこへ辿り着くための知恵があった。

 

「では、気流の流れが分かれば飛べますか?」

「き、気流て……風があっちから吹いてくるからこっちは追い風とか、そういうのとは話が違うんやで?どこからどう飛んでくるかもわからん風の流れなんてわかるわけが……」

「僕が風を読みます。任せてください」

「ううむ……」

 

ツバサの確信の込められた声に唸る鳥。ヤクモ達はツバサが航空力学を学び、科学的に風を読む力やその知識を所持していることを知っているし、平時だけでなく戦闘中にもその力を見せてくれたという実績がある。しかし、そんなことを知らない目の前の鳥からすればこうなってしまうのもある意味無理もないこと。だが、このままではいけないということもわかっているからか、複雑そうな心境だった。

 

「困っている皆さんのためにも!」

「おねがいします!」

 

ソラとエルも鳥にお願いする。ヤクモとましろとあげはもじっと鳥を見つめる。鳥もずっと悩んでいたが、それでも6人の視線と思い、そしてスカイランドの現状を憂い、

 

「ええええええい!!やあってやるぜ!!」

 

自分の不安などを吹き飛ばすように大声を上げる。彼の勇気ある決断を聞いたツバサ達は顔を見合わせて喜び合うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぬ、ぐぐぐ……!」

 

数十分後。6人をしっかりと背中に固定して乗せた鳥はハレバレジュエルの島へと向かっていた。乱気流が激しくなる距離まで可能な限り、安全なルートで近づいていたが、遂にそれもできなくなり、意を決して乱気流の中へと入っていったのだが。

 

「この強い風……無理あるやろ!?」

「……!まっすぐ上に飛んでください!!」

「どうやって!?」

 

強い乱気流を受けながらも、ツバサは必至で風を読む。そして一つの光明を見出し、鳥に行くべき場所を指示する。

 

「あの島に当たった暖かい風が上に流れます!そこに向かって飛んでください!」

「わ、わかった!しっかり掴まっとき!こうなったら行くとこまで行ってやる!」

 

ツバサの指示を受け、腹を括って小さな浮島まで飛んでいく。

 

「上空から吹き降ろす冷たい風……これに乗って下にお願いします!」

「うぉおおお、わかったぁ!」

 

ツバサの指示に従い、風に乗る。そして島に存在する大きな石に急降下すると、

 

「次、上です!!」

 

上昇気流に乗って急上昇。そのまま乱気流を突破した瞬間、全員が風が一気に収まり、強い風と雲でまともに見れなかった青空を目視する。

 

「出れたああああ!!」

 

あの乱気流を超えたという事実に興奮の声を上げる鳥。その背中で、やっと山場を超えたのだとましろ達はほっと胸を撫で下ろす。

 

「よかったぁ……これで落ち着けそうだね……」

「ましろん、すっかり生きた心地がしなかったみたいだし」

「だってぇ……」

「確かにドキドキハラハラでしたが、すっごく楽しかったですよ?」

「ソラさんはジェットコースターとか好きそうだね……」

「みてみて!」

 

乱気流を乗り越え、風の中ではできていなかった談笑が始まり、気分もすっかり落ち着き始める。と、ここでエルが目の前を指差す。

 

「あ、島です!」

 

エルの示した先には、まるで乱気流によって守られていたかのように浮く島があった。そこに無事、着陸して鳥から降りたツバサ達に、ここから先は同行しないことになっている鳥が手を振る。

 

「ほな、ここで待っとるからなー!ハレバレジュエルのこと、頼んだでー!」

 

彼と一旦別れると、ツバサ達は早速ハレバレジュエルがあるであろう島の中央の山へ向かうべく、生い茂った深い森の中へと入っていく。

 

「手つかずの森って感じですね」

「足元とかには気を付けた方がよさそうだね」

 

ソラとヤクモが言ったように、森の中は道らしい道も見えず、地面も凹んでいたりするところも多く、とても整備されているようには見えない。その様子が、この島は本当に誰も来たことがなかったのだという事実を改めて6人に知らしめていた。と、

 

「……?」

「ソラさん?何か見つけたの?」

「いえ、ただ何か気配が……見られているような……?」

「動物とかかな?」

「猛獣とか?」

「ひぇえ……」

 

島の外からの来訪者に森の動物たちも警戒しているのだろうか。もしそれが凶暴な猛獣だったらと思うとましろは恐怖の表情を浮かべてしまう。

 

「大丈夫ですよ。こんな高いところにある島には飛べる動物しか来ません」

「そっかー」

「この島、誰も来たことがないって言ってなかった……?なんか独自の生態系みたいなのがあったりしない?」

「そんな恐ろしい場所じゃありませんよ……多分」

「多分?」

 

ヤクモの言葉にツバサもちょっとだけ考え直したのか、自信なさげな発言になってしまう。それを聞いたましろの体が完全に固まってしまう。

 

「こわいのいるの?」

「だ、大丈夫ですよプリンセス!」

 

エルからも不安の言葉が出てくる。エルを不安にさせてはいけまいとツバサは慌ててエルへと声をかける。自分の不安な反応のせいでエルを怖がらせてしまったのだと考えてしまったましろも軽く咳ばらいをすると気分を変えるように元気な声を上げる。

 

「うん、きっと大丈夫!よし!どんどん行こう!」

「はい!どんどん進んでいきましょう!」

 

ましろの発言に乗っかるようにソラも元気よく声を上げる。そして森の中を進軍していくことになったのだが、段々体力のあるソラとヤクモが先行する形になり、遅れてツバサとあげはがある程度余裕を持ちながら歩く形になる。そして、

 

「はぁ……はぁ……い、今どこぉ……?」

「あはは……まだ、着かないみたい」

 

ましろは完全に体力が尽き始めたのか、ふらふらした様子で息も荒くなっていた。島の中央にある山まで、どれくらいの距離があるのか。こうも深い森では空を見ることも中々できず、目的地である山も見えないせいでまるで距離感が分からない。あげはを筆頭に、ソラやヤクモも彼女を気遣いながらどうにか歩みを進めていくも、さすがに限界が近いと見えたのだろう。

 

「ましろさん、大丈夫?足……」

「……明日筋肉痛で動けないかも……」

「休みますか?」

「一回休んだら動けなくなりそう……」

 

休むかどうかを問いかけるも、一回休んだらそこで完全にやる気が切れてしまいそうな気配をましろ本人も抱いていた。しかし、どれほどの距離が残ってるかもわからない。残りの距離次第では休んだ方がいいと思われたが、ツバサが今の自分たちの位置についての考えを伝える。

 

「……そろそろ、目的地に近いはずですが……あ」

 

ツバサの感覚ではそろそろ目的地に近い。それを聞いたましろも少し元気が出たようで足に力が戻り始める。そんな中、立ち止まったツバサは足元に風揺りの木の葉が落ちているのを見つける。顔を上げると、

 

「これは……」

「これって、風揺りの木?」

「ええ、でもこんなに……」

 

そこは、風揺りの木の群生地のようになっていた。空からも明かりが差し込んでおり、先ほどまでの森の中より明るくなる。久しぶりの明かりを浴びたせいかましろが気が抜けたように座り込んでしまう。

 

「はぁ……疲れたぁ……もう無理ぃ……暑いよぉ……」

「……これ、大きな鳥が支えられるぐらい丈夫だし、柄の部分もあるからうちわになるかな」

「成程!試してみましょう!それ!」

「ひゃっ!?」

 

ヤクモに言われ、ソラが葉を拾うと勢いよく風を起こす。だが、予想以上の強風にましろが素っ頓狂な声を上げてしまう。

 

「す、すみません!大丈夫ですかましろさん!?」

「あはは、大丈夫だよ。おかげで疲れがちょっと取れたかも!」

「本当ですか!」

「エルもやる!」

「わかりました!では!」

 

葉を振るうソラの姿を見て、エルもやりたいと言い出す。それを聞き、ソラの持ってる木の葉を握るような手の形を取ると、ソラは勢いよく葉を振るう。エルもその動きに合わせて手を動かしていたが、その威力があまりに強く、突風のようにましろを襲う。

 

「強すぎだよぉ!?……?」

 

その突風が茂みを吹き飛ばしていたのか、光が差し込む。そこには開けた広場のような場所と、らせん階段によって山頂まで伸びる中央の大きな山が視界に入ってくる。

 

「島の中心部です!」

 

それが目に入り、ツバサ達の表情が明るくなる。やっと見えたゴール地点に早速向かおうと茂みから出て広場を歩く。

 

「あのてっぺんにハレバレジュエルがあるとのことですが……」

「……あれを、登るんだ……」

 

ここで、まだまだゴールではないことに気付いたましろが、落胆したように肩を落とす。気分が落ち込むのを感じながら視線を下に移すと、何かを見つける。

 

「……」

 

それを見た瞬間、サーっと血の気が引いていくのを感じるましろ。彼女の視界に飛び込んできたのはなんと、自分の足よりも大きな、3本の爪を持つ謎の生物の足跡だったのだ。しかもそれは1つや2つではない。つまり、ここはこの謎の生き物たちの縄張りなのだと。それを理解したましろは冷や汗をだらだらと流しながらこの危機を伝えるため声を絞り出す。

 

「み……皆……ひっ!?」

「「!!」」

 

だがましろの警告も間に合わず、何かが茂みを揺らす。いち早く反応したソラとヤクモが警戒し、遅れてツバサ達も異常事態を察知しいつでも動けるようにする。ましろが慌ててソラの後ろに駆け寄ると、6人は音がしてきた茂みを注視する。

 

「何者です!?」

 

ソラの警戒の声を聞き、謎の存在が茂みから現れる。それは、二足歩行をしており、恐竜のようにも見えるが全身を大きな赤い鱗で覆っており、鋭い爪を生やしていた。そして縄張りに侵入してきた6人に対して唸り声を上げる。

 

「グルルルル……!!」

 

まさかの恐竜の登場に思わず冷や汗を流すソラ。しかも、現れたのはこの1体だけではない。紫、緑、青、黄と次々と同じ恐竜が現れたのだ。恐竜たちに取り囲まれるソラ達。もし彼らが戦うつもりなら、こちらも応戦するしかないだろう。その気配をひしひしを感じながら、ツバサはじっと彼らを見つめるのだった。

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