「へえーエルちゃん、結婚したんだ。凄いね!」
「エル、ツバサとけっこんしたの!ずーっとなかよし!」
この日、虹ヶ丘家に遊びに来たヤクモとミクモ。ミクモの顔を見たエルが先日の結婚式の事を早速報告する。エルから結婚式の事を聞いたミクモは時に驚き、時に喜びエルと楽しそうにしていた。その様子を遠目で見ていたツバサは、この事を大々的に言われることが恥ずかしいようなのだが、エルの嬉しそうな様子を見ていると中々言い出すことができない。
「ふふ、ツバサ君ももう旦那さんかぁ」
「茶化さないでくださいよ……」
「あはは、次はソラちゃんもドレス着てみる?」
「ドレスですか!?」
あげはに言われドレスというワードに食いつくソラ。やはりテレビに出てくるようなあの綺麗なドレスは女性の憧れなのだろう。と、エルとの話がひと段落した後、ミクモがヤクモに視線を向ける。
「そういえばヤクモは……どうするの?」
「え、どうするのって?」
「どの世界に行くのかなって……」
「「「「「え?」」」」」
ミクモからすればただの興味本位な発言なのだろう。しかし、その言葉の意味が分からずヤクモ達も首を傾げる。ミクモも皆に自分の言っていることの意味が通じていないことに気付いたのか、自分の言いたいことをどうにか説明しようとする。
「だって、ヤクモにはこの世界も、スカイランドも、アンダーグ帝国もあるってことだよね?落ち着いたらどの世界に行くのかなって」
「……あ!そういう……」
どうやらミクモは将来、ヤクモはどの世界で骨を埋めようとしているのかと聞いているらしい。いくら何でも気が早すぎる、とは思いつつも、こう言われるとそういえばソラシド市で過ごす、以外の選択肢もあることに気付く。
「まあ……そう言われても俺はまだ中学生だし……それに、少なくとも高校までは通うつもりだし」
「そっかぁ……なんか残念だなあ。いつ落ち着くかはわからないけど……落ち着いてすぐに来れるってわけじゃないんだね」
「残念って?」
今の話のどこに残念がる要素があるのか。ヤクモは首を傾げてしまう。それは他の皆も同様のようで、ミクモは何を残念がっているのかわからない様子だったが、きょとんとしていたミクモは笑いながら言う、
「だって、ヤクモって、アンダーグ帝国の王子様でしょ?」
「「「「「……え?」」」」」
「おうじー!」
突然のミクモの言葉にヤクモ達は困惑してしまう。一方エルはというとヤクモが王子様と言われたことを無邪気に喜びながら繰り返していた。
「いやいや、なんでヤクモさんが王子様ってことになるんですか」
「……いやでも、案外遠くはないのかも?だってヤクモ君のお父さんって」
「……あ」
そう、ヤクモの父親、ムラクモは元々アンダーグ帝国の王族だった。つまり、その子供であるヤクモも、血筋で言えば十分アンダーグ帝国の王子に就ける立場といえるだろう。
「もし……この戦いが終わって、アンダーグ帝国に戻れるようになったら……色々大変なことになっちゃうんだろうなって考えたらさ、ヤクモも来てくれたら嬉しいなって思っちゃって」
アンダーグ帝国とのこの戦いが終わった後。戦いが終わればソラ達3人はスカイランドに戻り、ヤクモ達もこの世界で元の生活に戻り、平和になった2つの世界でこれからも仲良く過ごしていくとぼんやりと考えていたが、ミクモの話を聞いて、今まで考えてこなかったその後のアンダーグ帝国の事について初めてツバサ達は考え始める。
「……プリンセスを狙っているのはアンダーグ帝国の皇帝、カイゼリン・アンダーグ……でも、この戦いが終わるってことはスキアヘッドやカイゼリンとも決着を付ける事……それは」
「強さを信条とするアンダーグ帝国の価値観が大きく揺らぐことになる」
エルを狙うアンダーグ帝国の刺客。それは今やアンダーグ帝国のナンバー2であるスキアヘッドのみ。彼を除けば、残るは帝国のトップであるカイゼリンのみ。しかしその2人が敵意を持って襲ってきている以上、この戦いに決着をつけるということは2人が敗北するということになる。そしてそれは、一番強い存在が支配していたアンダーグ帝国が支配者の敗北を以て崩れると言うこと。その後に起こるのは間違いなく混乱だろう。
「……でも、その混乱を収める方法はある」
「……うん。ヤクモが、アンダーグ帝国に来るならその混乱は収まると思う」
「……そうか、一番強い存在がプリキュアになるなら……」
以前から、ヤクモはアンダーグ帝国の事を考えていたのだろう。ミクモの言葉に考え込んだりすることはせず、はっきりと言う。そしてミクモが告げたその内容に、ツバサはその意味に気付く。スキアヘッド達を倒したプリキュアなら、アンダーグ帝国の混乱を収めることができる。だが、スカイランドやソラシド市の住人であるソラやましろ達では、外部から来た存在と言うこともあって反発なども起こるかもしれない。だがヤクモであればそれは少なくなる。何せ、ヤクモの父親はアンダーグ帝国の王族だったのだから。
「そっか……そういうことになるんだ。でも凄いじゃん!ミクモちゃん、よくわかったね?」
「この世界で色々勉強してたら、どんどんわかってきたんだ。そしたら、もし元の世界に帰ることができたらどうなるのかなってことも考えるようになって……そしたら、無理矢理じゃなくて、ヤクモにもアンダーグ帝国に一緒に来てほしいって思うようになったんだ」
「ミクモ……」
ぎゅっとエルを抱きしめながらあげはにミクモが返事を返す。ミクモがヤクモにアンダーグ帝国に来てほしいと思う気持ちは本物だろう。しかし、本来ならヤクモとアンダーグ帝国は関係がなかったのだ。戦後処理のために来てもらうのはどうかと思う気持ちがやはりあるのだろうが、来てくれるなら。そして、カイゼリンに変わりアンダーグ帝国を導く王子となってくれるなら、戸惑う民達も落ち着けるだろうし、スカイランドとの関係だって決して悪い物にはならないはずだ。
「でも、ヤクモにも過ごしたい場所とかあるもんね。無理はできないってわかっているけど……」
「……ヤクモさん……」
だがそれは、自分にとっての理想でしかない。それをヤクモに押し付け、彼の意を無視して無理矢理連れて行こうとすることは悪いことだ。そうわかっているからこそ、ミクモはこれ以上何も言わない。しかし、ミクモの話を聞いたソラは不安そうにヤクモを見ていた。ヤクモがどんな答えを返すか、薄々とわかってしまっているからこそ、それを言わないでほしいと思っている。そんな目だった。
「……その時にどうなるか、なんて俺にはわからないけど。もしそうする必要があって、それが俺の役目なら……俺はやるつもりだよ。それで、皆が助かるならね」
そしてヤクモは、ソラの予想通りの言葉を口にするのだった。
★
「……」
ヤクモとミクモが夕方頃に帰宅し、その後夕食を終えたソラ達。片づけを皆で行いながらも、ましろ達はソラの表情を伺っていた。ソラは2人が帰った後から落ち込んだような表情を見せており、ましろ達がそれについて聞いても歯切れの悪い返事が返ってきてしまい、いまいちわからない。心当たりがあるとすればミクモがしたあの話だが、ソラの真意を聞けなければこちらが答えを出すこともできないだろう。
「あ……ソラちゃん」
片づけを終え、落ち着くとソラは部屋へと戻っていってしまう。ましろが声をかけようとするも、その肩にあげはが手を置いて彼女を止める。
「あげはちゃん……」
「やっぱり、ソラちゃんも色々考えちゃうと思うんだ。そしてこれは……私達も考えないといけないことだと思うからさ」
「それは……そうだけど……」
あげはの言葉で考えないようにしていたことを思い出してしまうましろ。同時にツバサも暗い表情になってしまう。
「お婆ちゃん……ヤクモ君って、この戦いが終わったらアンダーグ帝国に行っちゃうのかな」
「……それは、私にもわからないわ。ムラクモさんでもね」
こんな時、ヨヨなら何か、助けになる言葉を貰えるかもしれない。そう考え、質問するましろだったがヨヨから返ってきたのは無常な言葉。そして、一番アンダーグ帝国の事を知っているムラクモでもわからないと返されれば、自分達はどう考えればいいのかもわからなくなってきてしまう。
「……でも、ヤクモさんはずっと考えてきていたんでしょうか。こんなことを……僕、全然知りませんでした」
どこか悔しそうにツバサが呟く。今まで一緒に過ごしていたが、アンダーグ帝国の事やこれからの事をヤクモがここまで考えていたことを初めて知ったのだろう。だが、ヤクモの家にはムラクモもミクモもいる。そういうことを考える機会も多いだろう。
「うん、本当にね……でも、だからソラちゃんも余計に思っちゃったのかもね」
「あ……」
「とおく、いっちゃった?」
ましろとエルもあげはの言いたいことを理解する。特にずっと一緒に居て、ヤクモの事を一番理解しているはずだったのに、当の本人は全く自分の知らないことを考えているように思えて、自分だけが取り残されたと強く感じてしまったのだろう。
「ううん、そんなことないよ。ヤクモ君はずっと近くにいる……ソラちゃんを置いてなんていかないよ」
「ヤクモとソラ、ずっとなかよし!」
「うん、そうだね」
正直根拠があるというわけではない。しかしましろはそう言わずにはいられなかった。そして、それを願っているのはきっとソラも同じだと。そう考えながら、エルを抱きしめつつ、ましろはソラが消えて行った上の階へと顔を上げるだった。
★
「……はあ」
ベッドの上に倒れ込み、溜息を吐く。皆も心配していたし、そのことについてはとても申し訳なく思う。しかし、昼間からずっと、考えずにはいられなかった。戦いが終わった後の事なんてほとんど考えていなかった。だから、ヤクモが遠くへ行ってしまうことなんてソラは全く思いついてもいなかった。今は一緒に居れて、それはこれからも変わらないのだと、ずっとそう思い込んでいた。
(ヤクモさん……本当に遠くへ行っちゃうのかな……行っちゃう、んだろうな……それが必要なことなら)
だがそうとは限らないのかもしれない。ミクモから知らされた可能性はあまりにも残酷で、そしてヤクモならそれもあり得るかもしれない、いや、それを求められたらきっとそうするのだろう。そう確信させる男だと、誰でもないソラ自身がよくわかっていた。
(……私は、どうしたらいいのかな……)
もしその選択をヤクモが取るのなら。ヤクモがそれをしたいと思うのなら自分にそれを止める権利などないのだろう。自分がヒーローを目指しているように、そしてその夢をヤクモが応援して尽くしてくれるように。ヤクモの選択を尊重し、彼の目指す道を応援すること。それが自分のやるべきことなのだろう。しかし、そうは理解しても、
「……離れ離れになりたく、ないな……」
1人の女の子として。好きな彼と遠くに離れたくないと思う気持ちはいつまでも胸の中に残り続けるのだった。
★
「……お前、どうしたんだ?」
「……ん?」
ムラクモの声にヤクモが少し遅れて気付き振り向く。ムラクモが机の上を指差すと、そこには数本のペットボトルが転がっていた。
「さっきからガブガブ飲みやがって、あれか?脱水ってやつか?」
「いや、別にそういうわけじゃないけど……ちょっと考え事してたら飲んでただけだよ」
「考え事ね」
本当に体調が悪いのなら多少は気にするのだろうが、声に元気がないだけで落ち着きのなさを飲食で誤魔化そうとするのなら別に構わないと考えたのか、再びテレビのスポーツ観戦の方に意識を移す。そうしている間にさらにもう1本空っぽのペットボトルが増えていた。なんで落ち着きがないのかはヤクモ自身わかっている。
(……ソラさん、気にしてたよな……)
昨日、ミクモと例の話をした時。ソラは皆に気取られないようにと頑張って誤魔化そうとしていたが表情に陰りがどうしても出てきてしまっていたのをヤクモも見ていた。それが今も脳裏にちらついているのだ。彼女の気持ちを汲み取り、納得のいく答えを言ってあげたかったが、自分だけではそれは出せそうになかった。
「……ん?」
「……」
と、その時だった。ムラクモとヤクモが同時に反応して窓の外を見る。2人が感じたのは僅かなアンダーグエナジー。しかしそれは、スキアヘッドが現れた時のそれとは少々異なっていた。
「今の……もしかしてスキアヘッドがハロウィンの時のキュアパンプキンみたいな小細工を?」
「ぶふっ……それとは無関係じゃないか?」
ヤクモ達の中ではキュアパンプキンの一件もスキアヘッドがやったことだと結論付けていたことを知り、思わず吹き出してしまうムラクモ。あのスキアヘッドがこんなしょうもないことをやっている、と考えるだけでこんなに笑えるとは知らず、笑いそうになるのを必死に我慢しながら訂正する。
「だとしたら、今のアンダーグエナジーは、一体……?」
(今のアンダーグエナジー……方角と距離から考えると近くにあるのは……)
とはいえヤクモの方もあれを本当にスキアヘッドがやったかどうかに関しては懐疑的なようではあったのか、父の言葉を否定はしてくることはなかった。状況的にスキアヘッド以外にプリキュア達をアンダーグエナジーを用いて妨害するような奴はいないという前提ではあったが、こうして父から言われるとそれもそうかとも納得できてしまう。一方、ムラクモの方はと言うと先ほど出現したアンダーグエナジーの位置に何があるのかを考え始める。そして出てきたのは、
(……あぁ、そうか。あそこは確か……)
カバトンやバッタモンダーが身を寄せている人気のないおんぼろアパートだった。
★
(……おいおいおいおいおい!?なんであいつがいるんだよ!?)
そしてそのアパートでは。カーテンの隙間からバッタモンダーが冷や汗をだらだらに流しながら家の外を見ていた。アパートの前に立っていたのはこの街の人々の服装からは浮きまくっている着物の人物。そう、それは間違いなくミノトン本人であった。
「むぅ……ヤクモ殿、ムラクモ様に会いに来たのはよかったが……アンダーグエナジーを頼りにこのような見当違いの場所に出てしまうとは。わしも修行が足りんな」
バッタモンダーがミノトンに気付いたのは、ミノトンがトンネルを作りこの世界に現れたからだ。しかもそれがアパートの前となれば速攻で反応しないわけがない。
(ミノトンじゃねえか……あいつに見つかるわけにはいかねえ……見つかったらまたしごかれる……!)
徹底的にアンダーグエナジーを感じ取られないように息を潜めるバッタモンダー。気分は肉食動物から逃れようと耐え忍ぶ小動物だ。かつてヤクモの探知から逃れるために徹底的に磨いたこの技術がこのような形で役に立つとはバッタモンダー本人も思わなかったことだろう。
「……しかし、どういうことだ?」
(うわああああああ!?)
と、カーテンの隙間から覗いている自分の目がミノトンの目と合ってしまい、ただでさえ青い顔がより青ざめながら部屋の奥へと逃げ、薄いせんべい布団を頭からかぶって静かにしようとする。無論、ミノトン本人はバッタモンダーがここに住んでいることなど知るわけもないし、目が合った、などと感じてすらいない。部屋に住人がいることぐらいはわかるが、心底どうでもいいことだと考えていたからだ。それにそもそも、ミノトンが見ていたのはバッタモンダーの隣の部屋。カバトンが住んでいる部屋の方だった。
「……やはり気のせいか。どうにも覚えのある感じがしたのだが……ヤクモ殿達ならば何か知っているかもしれぬな」
幸いだったのは、今この時間にカバトンはここにいなかったことだろう。ではそのカバトンはどこにいるのかというと。
「あー食った食った……のねん」
公園のベンチに寝転がり、幸せそうな表情で秋の太陽を浴びていた。一目で満腹とわかるほどに膨れ上がった腹部を撫でながら空を見上げていると、無意識のうちに今日までの軌跡を思い出していた。
「しっかし人生なんて案外どうとでもなるのねん。プリキュアに負けて心機一転!して遂に店まで持つようになった……ぐふふ、俺様ってば生活力ありすぎてTUEEEE……」
キュアスカイとの一騎打ちに負け、カイゼリンの手によって粛清されようとしていたところをプリキュア達によって助けられた。その後、当然アンダーグ帝国に戻ることはできなくなったが、あの一件を以てアンダーグ帝国との縁切りは済んだようでその後は何事もなく、第二の人生を送るカバトンを邪魔する者はいなかった。それどころか、かつてアンダーグ帝国から消えたはずのカイゼリンの弟であるカイゼルことムラクモと出会ったことで生活基盤を手に入れることまでできたのだ。屋根の下での安定した生活によりモチベーションがより上がったことでバイトにも精が出る。そして次なる目標へ遂にカバトンは辿り着いた。それは、
「カバ焼きイモ屋……俺様が目指したパラダイス……!長かった道のりだが、俺様は遂に夢を叶えてみせたのねん!」
まさかの石焼き芋だった。プリキュア達と戦っていた時に一度だけ石焼き芋屋の変装をしていたことがあったが、あれがどうやら良縁となっていたようである。
「……さーて、そろそろ戻って仕込みを始めるのねん……ん?」
このままのんびりしていたい気持ちは確かにあるが、自分の生活のためには働かなければならない。早速準備を始めるかと元気よくカバトンがベンチから立ち上がった、その時だった。
「……あ、あなたは!?」
「……げっ!?」
ここには偶然来たのだろう。公園の入り口でこちらを見て驚いたように驚愕しているソラの姿があった。ソラとしても、まさかカバトンと出会うことになるとは夢にも思っていなかったようで、言葉を失っているようであった。
「か……カバトン!?なんでここに!?」
「う……別にどこにいようが俺様の勝手なのねん!大体俺様はもうアンダーグ帝国とは関係ないんだ!第二の人生ぐらい好きに過ごさせたって罰は当たらないのねん!」
「え?あ、いやそれはそうかもですけど……でも本心ではアンダーグ帝国に戻りたいと思っているんじゃないですか!?ヤクモさんと一緒に戻ろうとか考えてるんじゃ……」
「あ?お前何言ってるのねん?」
「え?あ……」
混乱しているのもあるのだろうが、つい変なことを口走ってしまうソラ。そのソラの様子に最後に見た時とは何かが違う、どこか余裕のなさを、あの時とは逆に余裕に溢れているカバトンは気付く。
「……別に俺様はもうお前らと戦うつもりはないのねん。今プリンセスをアンダーグ帝国に連れていけたところで粛清されるだけだし……まぁかといって帝国の事を話すつもりもないのねん」
「……そうですか……」
カバトンからプリキュア達に敵意はないと聞き、少しだけ安心するソラ。もしこの状況で襲われたらどうしようかと心の隅で考えていたのもあるが。だが、ここでアンダーグ帝国の刺客だったカバトンと出会えたことはソラにとってはある意味タイミングが良かったと言える。
「……カバトン、あなたに聞きたいことがあります」
「あ?」
そしてソラは、カバトンに問いかけるのだった。