曇り空の夜のプリキュア   作:popoponpon

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第3話 最強の保育士との出会い

 

ヤクモがプリキュアとなってから数日後。春休みの終わりも近づく中、ましろとソラの元に一人の女性が訪れていた。

 

「ましろん、ソラちゃん、遊びに来たよ!」

 

茶色い長髪を揺らし、ましろの事をましろんとあだ名で呼ぶその人物を見て、ましろとソラも彼女に会えたことに喜びを露わとする。

 

「あげはちゃん!いらっしゃい!今日はどうしたの?」

「いやー、ちょっと今日はやることがなくってさ。だからましろんとソラちゃんに会いに行こうって思って!最近どう?ソラちゃんはこの世界に慣れた?」

 

あげはと呼ばれたこの女性も、ソラがスカイランドから訪れたということも2人がプリキュアであるということも知っている。それ故か2人の体調や、特に慣れない新生活を送ることになったソラの事も気になっているのだろう。

 

「はい!おかげさまで少しずつですが慣れてきました!そうだ!この前、新しい友達ができたんです!」

「へえ!どんな子?」

「ヤクモさんです!私たちと同じプリキュアなんですよ!」

「え、本当に!?」

 

新しいプリキュアが誕生したという衝撃の事実に驚くあげは。しかもヤクモという名前からしてその人物は少年だろう。ここまで、ソラとましろと女の子がプリキュアになっているところを見ていただけに、男の子もプリキュアになれるのかというのも驚きの中には含まれていたのだが。

 

「へえ、どんな子なの?」

「凄く良い人ですよ!困った人を放っておけず、助けてくれる優しい人です!」

「べた褒めじゃん!ますます気になっちゃった!今から会えたりする?」

「……ええっと……それはぁ……」

 

段々言葉を失っていくソラ。そういえば自分達はヤクモの家を知らない。これではヤクモがましろの家を訪ねるまで会いようがないことに気付いたのだ。そんなソラの様子に気付いたのだろう、苦笑しながらあげははましろの方に聞くことにする。

 

「番号とか知ってる?」

「あ、待って……確か連絡網が……あったあった。じゃあ電話してみようか?」

 

壁に貼り付けてある中学校の連絡網にヤクモの家の番号が載ってるのを確認するましろ。1年生の時同じクラスでよかったと巡り合わせに感謝しながら受話器を手に取る。

 

「電話?」

「遠くにいる人と話すための道具だよ」

「へぇーミラーパッドみたいですね」

「スカイランドの人と話せる鏡だっけ。私からしたらそっちの方が凄いんだけど……」

 

隣の芝は青いってことかな?と締めくくりながら、番号を入力し始めるましろを見るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレビの音に交じり、固定電話の着信音が流れてくる。のんびりとテレビを見ていたヤクモだったが、母は洗い物をしており、父はちょうどトイレに行っていて出れる人がいないのに気付き、自分が出ようとする。大方母の知り合いなのだろう、自分とは違って色々顔も広いだろうし。なんて考えながら受話器を耳に当てるとまさかの人物からの声が聞こえてくる。

 

「もしもし?嵐堂です」

『あ、ヤクモ君!よかった、家にいたんだね!』

「はぇ?に、虹ヶ丘さん!?」

 

聞こえてきたのはましろの声だったのだ。しかも、物言いからして電話の相手は両親ではなく自分に向けて。予想すらしていなかった相手からの言葉に思わず挙動不審になったかのように声音が跳ね上がるヤクモ。

 

『えー、ましろでいいって言ったよね?』

「いや、えっと……あー……ましろ、さん……何か……?」

『うん!実はね、ヤクモ君に会わせたい人がいるんだ!今日って大丈夫?』

「は、はぁ……?」

 

当然の如くヤクモに心当たりはない。ましろの知り合いなのだろうが、その人もプリキュアの関係者なのだろうか。もしそうならこちらも会った方がいいとは思うし、ここで誘いを断っても向こうを不機嫌にしてしまうだろう。幸い、今日は予定もないのだから、受けることに問題はないはずだ。

 

「まあ、大丈夫だけど……」

『やった!それじゃあ今から家に……あ、ちょっと待って!』

「?」

 

受話器を一旦置いたのか、ましろの声が遠くなる。ソラと思われる声も遠い状態だが聞こえており、どうやらソラとヤクモを通話させようとしているらしい。それとなく拾えてきた会話には、「一回は電話使ってみるといいよ」とも言っていたため、スカイランドには電話というものがないため、ソラに電話を経験させようとましろは考えているらしい。そして受話器が持ち上げられる音が聞こえてきたため、ヤクモも耳に意識を向けていると

 

『ヤクモさん!!聞こえますか!!』

「うるさ!?」

 

大音量で叫ばれた。思わず耳がキーンとなり、今まで当てていた右耳から左耳に当て直して右耳を軽く叩いたり指で押したり、特に意味があるかどうかわからない聴覚の復旧方法を試しながらまた叫ばれても本当に困るとさすがにヤクモも苦言を呈することにする。

 

「そ、ソラさん?声が、でかい……」

『す、すみません……!えっと、電話って凄く離れてる相手と話すとあげはさんから教えてもらったので、やはり声が大きくないと届かないのかと……!ご、ごめんなさい……!』

「いや、別に怒ったりとかしてないから……俺は気にしてないよ」

 

ソラのしょんぼりとした声音からして、今のはまずいと受話器の向こう側ではましろや、おそらく自分に会わせたいとましろが言っていたであろうヤクモの知らない人物、あげはがソラに受話器の扱い方について教えていたり注意したりしていたのだろう。ともかく、これぐらいの音量なら会話にはほぼ支障もない。

 

「……」

『……』

 

途端に次の言葉を失う両者。ソラの方は先ほどの失態や、そもそも電話自体が初めてなのかどのように会話を切り出せばいいのかわからないのかわからず、何かを口にしようとしてるかのように時折呟きのような声が漏れるもすぐにかき消えてしまう。そしてヤクモの方もヤクモの方で、何も話題がない状態で女の子と何を話せばいいのかわからないという状態であった。

 

(共通の話題なんてないよな……)

 

プリキュアの話は確かに共通の話題と言えなくもないのだが。そんなことを親が近くにいるところで話すわけにはいかないだろう。とはいえこのままお互いだんまりを決め込むのも相手に悪いだろうと、気分が落ち着かない状態のまま、どうにか会話を始めようと口を開く。

 

「え、えっと……」

『は、はい……』

「きょ、今日はいい天気、ですね……」

『そ、そうですね……いい天気ですね……』

(……何やってんの?)

 

そして出てきた言葉が天気の話なのはどうなのか、思わず自分に突っ込みをいれてしまう。天気なんてちょっと外を見れば一瞬でわかるだろうに、そもそも困ったら天気の話題なんてありきたりみたいな話もどこかで聞いたな、等と変な現実逃避をしていると、ヤクモのあまりの口下手さのせいか今度はソラの方から口を開いてくれる。

 

『そ……そういえばましろさんの家に今から来てくれるんですよね?……えーと……なん……じにこれそうですか?』

「……カンペ?」

『え?カン……?』

 

いや少し違う。明らかに何かを音読しているかのような速さだった。

 

「あー……っと……うん、ごめん。俺すぐに行くからさ……話をするならその……えーと、その時にしよう」

『あ、は、はい……す、すみません』

「いや、謝るのはこっちの方だから……それじゃあ切るね」

 

そう言い、受話器を置くとふぅ、と大きなため息を吐く。ただ電話しているだけなのにどうしてこうも疲れてしまうのか。楽しいか楽しくなかったかでいえば何となく楽しかったとは思っているが、それと疲れることは別物なのだろう。とりあえず出かける準備をし始めようとするヤクモの肩を、誰かが掴む。

 

「ヤッ君!」

「うおっ!?母さん、びっくりするって!」

 

先程までキッチンにいたはずのヤクモの母親がいつの間にか後ろにいた。いや、単純にヤクモが気付かなかっただけなのだが、それより気になるのは母がやたらとニコニコと笑顔を浮かべていることだ。

 

「今の電話の相手、誰だった?」

「誰って……」

「お友達?」

「まぁ……友達……だけど……」

「ヤッ君に女の子の友達!」

 

先程のソラの声が聞こえたことでヤクモに異性の友達ができたことを心底喜んでいるようだった。おいおい、と呆れながら盛り上がる母を見るヤクモだったが、そんなヤクモを尻目に母はどんどんヒートアップしていく。

 

「ムラクモさーん!ヤッ君に女の子の友達ができたわ!」

「そうかー」

 

こちらもいつの間にかリビングに戻っており、テレビを見ていた父親に抱き着きながら嬉しそうに語る母。普段はどこかふわふわしているのに嬉しい話題を見つけるとこれである。母が喜ぶ姿は見ていて確かに気持ちのいいものではあるが、その理由次第では複雑な心境になることをヤクモは初めて知るのだった。

 

「ねね、そのお友達、いつ紹介してくれるの?」

「いやそういうのじゃないから」

 

このままだと根掘り葉掘り聞かれてしまいそうだ。プリキュアのことまでポロっと言ってしまったら事である、と適当に流してリビングを出ていくヤクモ。「えー、もっと聞きたいなー」と駄々をこねるかのように漏らす母親の言葉と「遅くなるなよー」と普段通りの父親の言葉を聞きながらヤクモはさっさと家を飛び出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁあああ……」

 

電話が終わった直後まで時間は巻き戻り。受話器を置いたソラは項垂れた様子でソファに座り込んでいた。

 

「わ、私ヤクモさんにきっと失礼なことを……!」

「そ、そんなことはなかったと思うけど……」

 

カンペ代わりに使っていたスケッチブックを片付けながら慰めるましろ。そんな2人の姿を見て、あははと苦笑しながらあげはも先程のソラの姿を思い出していた。

 

「初めて電話する相手に緊張してたのはわかるけど……なんかもう付き合いたてのカップルがするような初々しい感じだったよね?」

「……え?」

「……あー、言われてみると?」

「ええ!?」

「冗談冗談!」

 

そう間に受けないで、と笑うあげは。ソラもまた、いらぬ誤解を与えてはヤクモに迷惑をかけてしまうと考えたのかあげはにヤクモの事を話し始める。

 

「ヤクモさんはですね……困ってる人を助ける優しい人なんです!その姿はヒーローらしくて、私もヤクモさんの言葉に感動したんです!この前初めて会った時は……」

「ね、ねぇましろん……えらく気に入ってるみたいだけど……」

「は、初めてできた男の子の友達みたいだから……それに、初めて会ったのが人を助けてるところだったみたいで余計に印象が強いのかも……」

 

夢中になり、目をキラキラさせながら話し始めるソラの姿。そんなに夢中になる相手なのかという疑問を口にするものの、ソラにとって確かに強く印象に残りやすいシチュエーションでの初遭遇だったようだと納得する。そこに加えてプリキュアに変身できるようになり、仲間として迎え入れることになり、より親密な関係を目指す相手だ。そうとなれば気持ちの入りようも変わってくるのだろう。

 

「……と、いうわけなんです!だからヤクモさんは初めてできた男の子の友達で、大切な仲間なんです!」

「そ、そっか……うん、そこまで言われると私も早く会いたくなってきたかも!」

「はい!きっとあげはさんもすぐに仲良くなれますよ!」

「……あ!」

 

そしてソラの話がちょうどひと段落したところで丁度インターホンの音が鳴り、ましろがその対応をするためにリビングを出ていく。一体誰が来たのかを2人が静かに待っていると、

 

「ごめん、待たせちゃったみたいで……」

「ううん、平気だよ!それよりほら、入って入って!ソラちゃんも待ってるよ!」

「じゃ、じゃあお邪魔します……」

「ヤクモさんが来たみたいです!」

 

玄関から聞こえてきた少年の声にソラがすぐにヤクモの声だと気付く。ましろに案内され、リビングに入ってきたヤクモを目にして手を振って出迎えるソラ。ヤクモも遠慮がちに軽く手を上げてそれに応えると、すぐにその目線は前回見なかった女性に向けられる。

 

「や、初めましてだね。私は聖あげは!最強の保育士を目指してます!君は嵐堂ヤクモ君だよね?よろしく!」

「あ、はい。よろしくお願いします……最強?」

 

自己紹介を終えたあげははじっとヤクモを見る。急に見られてることにはさすがに気付くものの、一体どうして見られてるのかわからない。そんなに興味を向けられる要素が果たしてあったのだろうか?いや単純に気になって仕方ない変な所があったのか?とガチガチになりながら考えていると、

 

「うんうん、結構いい子じゃない?それにちょっと可愛いし!」

「はい!ヤクモさんは良い人ですよ!」

「実際に見るとよくわかるね!優しそうな人なんだなって雰囲気がするもん」

「は、はぁ……」

「ほらほら、ヤクモ君ももっとアゲてこ?皆で楽しく!」

「アゲ?」

 

唐突に飛び出してくる言葉に首を傾げるヤクモ。雰囲気などを見るに言っていることのニュアンスは伝わるのだが、アゲとは何なのか。そこまで考えてそのアゲというものを体現しているように振る舞ってる?あげはにソラもノリよく同調してるのを見て、まぁこれは突っ込まない方がいいのかもしれないと結論づけることにする。

 

「あはは……初めて聞いたら面食らっちゃった?」

「えーと……まぁ、はい。よくわからなかったので考えないことにします」

「そうそう、深く考えずに感じていけばいいの!緊張しないでほらほら、普段通りに!」

 

ぐいぐいとあげはに腕を掴まれ、ソラと共に抱きしめられながらそう語り掛けられる。

 

「あの、俺男……なんすけど……」

「わかってるわかってる!」

「あ、あげはさん、さすがにこれは恥ずかしいです……!」

 

女性に抱きしめられるという未知の経験を前に思わず顔が真っ赤になるヤクモ。ソラもヤクモと一緒に抱きしめられるのは本能的に恥ずかしさがあったのか、それを訴えるとさすがにやりすぎたかとあげはも慌てて離す。

 

「あ、ごめんごめん、2人とも大丈夫?嫌だった?」

「い、嫌というよりはその……びっくりしちゃいまして……」

「すみません、なんか気を遣わせてしまって……でも、気持ちは凄く嬉しかったです。といっても……やっぱり緊張はその、なくならないですけど」

 

やはり年上相手では敬語も崩れないし、前回よりもさらに増えた女性陣を前にすればヤクモの緊張も大きくなる。とはいえ、これでもあげはの多少強引な接し方が功を奏したのか、先ほどまでガチガチに固まっていた体も大分マシになった気がする。

 

「えるぅ!」

「ん?エルちゃん……?」

 

そんな様子を見て楽しそうにしていたのか、エルが両手をヤクモに伸ばす。その仕草の意図を読み取ったのか、あげはがエルを抱き上げるとヤクモに受け取らせる。赤ん坊を抱くなんて人生で初めてのことなのでこれはこれで凄く緊張するのだが、ヤクモに抱かれていることが嬉しいのかエルもきゃっきゃと笑っているのを見てヤクモも嬉しそうに笑う。

 

「エルちゃんもすっかりヤクモさんの事が大好きになりましたね」

「あはは……気に入ってくれるなら嬉しいことだけど……あ、そういえば……」

 

赤ん坊をあやすのなど初めてなのでエルが苦しんだりしないように慎重に抱いているヤクモだったが、その抱き心地がいいのかエルにも不満はなさそうである。ふと、ヤクモはここに来た目的を思い出す。

 

「あげはさんに会ってほしいってことだったけど……この後ってどうするのかなって……」

「え?」

 

何を聞いてるの?と言わんばかりの反応を返されてしまい、ヤクモは思わずうっ、と苦しい声を出す。してはいけない質問をしてしまったのかと気まずそうに表情を歪ませていると、ましろは笑いながら答える。

 

「そりゃもちろん、お喋りとか皆でするんだよ!」

「そうそう、私はヤクモ君のこと知らないし、ヤクモ君もまだまだ私やましろん達のこと、知らないでしょ?特にましろんとソラちゃんはこれから一緒にプリキュアとして頑張っていく仲間でもあるんだからちゃんとお互い知り合っていかないと!」

「な、なるほど……」

 

ましろの言葉に補足するようにあげはが説明を付け加える。言われてみれば納得である。そういえば皆の事全然知らないし、このままでは戦いに影響が出るかもしれないといわれると確かに大事なことである。そしてお喋りなどをしようというましろの言い分も、そう考えればその通りだし、改めて考えてみるとこの状況ですることといったら話し合い以外の選択肢の方が出にくいだろう、と反省する。

 

「というわけで、色々教えてもらうよ~?」

「色々って……」

 

にやにやと笑みを浮かべながらヤクモに迫ってくるあげは。無論わかってて怖がらせる感じでやってるのだろう。ヤクモがうまく皆と打ち解けられるように彼女なりに気遣っているのだと理解し、ここはその好意に甘えることにする。

 

「やっぱり好きなものとか趣味は鉄板だよね?後は好きなお店とか!」

「ヤクモ君の趣味かぁ……私も興味あるかも!」

「やっぱり趣味は人助けだったりするんですか!?」

「それが趣味になる人は多分いない」

 

まずは何を聞こうかと盛り上がる女性陣。こういう時はやはり性別の壁が大きいものだと現実逃避するようにヤクモが視線をリビングの隅に向けると、そこには木箱のようなものがあり、その中から顔を出してリビングの状況を見ているかのように視線を動かしていた鳥と目が合う。

 

「「……」」

 

しかし鳥の方はぷいっとそっぽを向いて木箱の中に戻ってしまった。鳥にすら見捨てられるか、と天を仰いだところであげはが次はどうするか宣言する。

 

「それじゃあ皆、外に出ようか!」

「え?外?どこか行くんです?」

「そうだよ、こういう時は話すだけじゃなくて実際に見たりとかした方が盛り上がるでしょ?ヤクモ君のよく行くお店とかも皆で見てみようっか!」

 

確かに趣味の兼ね合いで買い物にちょくちょく行く店はあるのだが、3人が見て楽しめる場所かというと首を傾げてしまうのだが、そういえばソラはまだこの世界に来て日が浅いことを思い出す。それなら面白いかどうかはおいといて街の地理を知るために行くこと自体は確かに良いことかもしれない。

 

「そういうことであれば……わかりました。確かここからだとどれくらいかかったかな……」

「あ、大丈夫大丈夫!私が車出すから!」

 

そういえば来るときに前回は見なかった黄色いハマーが停まっていたことを思い出すが、あれがあげはの愛車のようだ。段取りは当然、移動手段もしっかりと用意しているようだ。ここまでくると至れり尽くせりすぎて最早笑うしかない。

 

(これが最強の保育士ってやつか……)

 

全部が全部関係あるとは思わないが、そう思わずにはいられないのだった。

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