という訳で突如として始まった個性把握テスト。レディを含め殆どの生徒が相澤君の言った言葉に驚き、中には抗議する子もいたが...
「自然災害…大事故…そして身勝手なヴィラン達にいつどこから来るかわからない厄災、日本は理不尽にまみれている…そういうピンチを覆していくのがヒーロー、放課後マックで談笑したかったならおあいにく…これから3年間雄英は全力で君達に苦難を与え続ける更に向こうへ…Plus Ultraさ」
との事だった。それはまるで当たり前の様に言われ、生徒達は全員未だに困惑しながらも、ひとまず気を引き締めて個性把握テストに向かった。
「さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ」
1:50メートル走
「それじゃぁ次…瀬呂、檀」
「お?主席さんか、よろしくな!」
「おや、まさか知られていたとは…まぁいいか、よろしくね」
「今回は変身しなくていいのか?」
「まぁね、あれも疲れるし最初の培養にも時間がかかってしまうからね。走るより遅くなってしまう」
「ふーん、まぁそれなら勝てそうだな!」
これは...瀬呂君が可愛そうだね。なにせ...
「それじゃ、よーいスタート」
「しゃっ!行く「それじゃバイバイ」ぜ...え?」
「はい、檀2秒01、瀬呂も早く走りな」
「え、あ、はいっ!」
そう、レディには実技試験の時にやった様にバグスターワープがある。単純な移動なら培養せずともこれですぐ終わるね。
「ぜぇぜぇ...ちょっ今何やったの...」
「ん?…秘密だよ?」
「いったい全体どんな個性なんだよ...」
いやぁ...瀬呂君はどんまいだね。ちなみにレディ以外で迫力があったのは八百万レディだね。バイクを作り出してそれに乗っていたよ。出し方がレディと似ているからか、またちっちゃい男子が興奮していたね。
2:握力
『握力なら培養する時間もあるね。』
『そうだね、だったら...この子かな』
『ゲキトツロボッツ!ガッシャット!』
「培養」『インフェクション!レッツゲーム!バッドゲーム!デッドゲーム!ワッチャネーム!?ザ・バグスター』
「おぉ〜電征ちゃん次は...ロボット?」
「おぉ〜!あれは!」
「ん?切島知ってるの?」
「当たり前だろ!あれは幻夢コーポレーション作のガチンコロボットバトルゲーム!のラスボス『ガットン』にそっくりだぜ!」
『なんか...しっかりと解説されると恥ずかしい...』
『おやおや、レディ随分可愛いらしいじゃないか
ボクがどれだけ口説こうとしても照れなかったのに』
『あーもううるさい!とにかく今は試験!』
怒られてしまったね。とりあえずテストに意識を向けよう。ガットンの特徴といえばやっぱり右腕に付いた大きな強化アーム『ガットンスマッシャー』それを使えば...
「ん4900kg...4.9tか。」
「おぉ〜電征ちゃん凄い!4.9tなんて...え4.9t!?電征ちゃん凄すぎる!」
「そうかな?ありがと。」
3:立ち幅跳び
レディはもう一度バーニアに変身、そのままずっと飛んでいると
「檀、それどこまで飛べる?」
「えーと...多分何処までも飛べるかと...」
「そうか,じゃぁ∞にしとくから降りてこい」
『∞!?』
流石レディだね!
4:反復横跳び
これは...
『どうするレディ?』
『そうなんだよね、これ丁度良い子がいないし...』
一応体重の軽く機動力の高いモータスバグスターに変身して挑んだものそこまで記録は伸びず、結果は60程度になってしまった。意外な事にあの破廉恥な少年が最も記録が多かった。...しかし女子を見る目が怖かった。強いて言うならレディは大きいと言えない方だったからそこまで見られて...
『ラ ブ リ カ?』
『なっなんでもないよ!レディ!』
5:ボール投げ
レディは既に一回やっておりもう良いと言う事で
結果は795メートルのまま。凄かったのは麗日レディだね。彼女の個性は重量を操るようでボールは永遠に落ちてこなかったため∞となっていた。
その後順々と進んでいたが...
「死ねぇ‼︎」
『『死ね...?』』
爆豪少年のお口はとっても悪くて野蛮だったよ。そして次は...確か緑谷君..だったかな?レディがテレビで何かを思うようにじっと見ていた子。
『彼、さっきからあまり成績が良くないね。それに個性を使う素振りがない。応用しづらい個性なのかな?』
『ふむ、でもここに入れたということは、例えレスキューPがあったとはいえ何か出来たはずなんだが...先程から個性を扱ってるように見えない...』
とレディと悩んでいると会場でも会った真面目そうなメガネの少年の声が聞こえてきた。
「緑谷君はこのままだと不味いぞ...」
「あ?...ったりまえだ!無個性の雑魚だぞ!」
「なっ...無個性?彼が入学式の時何を成したのか知らないのか?」
「はぁ?」
『無個性...?そんなことあり得るのか...?』
『確かに...でもそれならあの時の行動にも頷ける...あそこで行動しちゃうような人が個性をつかわないはずがない...でも今の時代無個性なんてほぼ絶滅危惧種に近いし...』
2人で話している間にどうやら緑谷君が覚悟を決めたようで円の中に入った。その後緑谷君の腕にエネルギーが溜まっているように見えて来た。...が彼が投げようとした瞬間、エネルギーが霧散した様に見えた。
「なっ!? いっ今たしかに使おうって...」
「個性を消した。」
声のした方を見れば首元のマフラーを浮かせ、その目を赤く光らせ、ゲームのラスボスの様になった相澤君。
「つくづくあの入試は合理性を欠くよ。お前の様なやつも入学できてしまう。」
「個性を消した...はっ!あのゴーグル!そうか見ただけで他人の個性を抹消する個性...抹消ヒーローイレイザーヘッド‼︎」
少年の言葉と共に周りの人がざわつき始める。
「イレイザー?俺知らない」
「聞いたことあるわ、アングラ系ヒーローよ。」
『あの人ちゃんとヒーローだったんだ...』
『気にするところそこかいレディ!?』
『いやそれは別に他のとこも気になったさ。個性を消す個性だなんて...チートにも程があるよ』
確かにチート...だがそれ故に彼はこのクラスの担任を任されたのかもしれないね。
「見たとこ、個性が制御できないんだろ?」
「なっ...!」
「また行動不能になって誰かに助けてもらうつもりだったのか?」
「そっそんなつもりじゃ...がっ!?」
『成る程ね、それなら納得出来る。己を壊す程の力ならそう簡単に使えないか。この後の事も考えるとあまり使えないだろうし、除籍は彼で決定かな。』
『...でも、それでも多分あの日見た彼なら、まるで主人公の様なあの人なら多分』
レディと会話していた時まるでレディの希望を叶える様に彼がとんでもない事を起こした。
「SMASH!!!」
「「「『おぉ‼︎!』」」」
記録は...705.3メートル...レディに続く第2位の結果をとった。今まで成績の振るわなかった人間がいきなり高得点をとった事で周囲の生徒は湧き上がっていた。
「先生...まだ...動けます!」
そう言う彼の指先は紫になっておりとてつもない負担があったことがわかる。...ただしこの現状に不満を持つものもいた様だ。
「くっ...どう言う事だ...コラァ‼︎」
「それは流石にダメだよ」
「あぁ!?テメェ離しやがれ!」
彼が動き始めた瞬間レディはコラボスバグスターを出して爆豪君を捕縛させた。コラボスの腕から逃れようと爆発を続けたがそれは相澤君が見る事によって止まった。
「よくやった、ったく何度も何度も個性使わせるなよ...俺はドライアイなんだ!」
「『「個性すごいのにもったいない!?」』」
「全くさっさと続きをやるぞ。」
6:持久走
ワープは使っても意味がないのでレディはもう一度モータスに変身、バイクに乗って走ろうとしたらもう1人バイクの乗ったレディがいた。モータスというバグスターの性質ゆえなのか、レディは珍しく熱くなり二人でデットヒートを繰り広げていたよ。実に楽しそうだったね。
7、8:長座体前屈、上体起こし
これは変身しても意味なかったのでそのままチャレンジ。これで全ての種目の計測が終わったよ。え、レディの二つの結果?...レディのために言葉は濁すが、レディは普段はパソコンで作業をしている事が多いよ。
そして結果発表に移った。
「んじゃ、ぱぱっと結果発表」
緑谷君は結局最下位だった。その事にレディが少し落ち込んでいると
「因みに除籍は嘘な。君らの最大限を引き出すための、合理的虚偽。」
「「「『はぁーーー!?』」」」
突然の嘘報告に生徒の殆どが驚く。ただ1人八百万レディが「あんなの嘘に決まっているじゃない」と分かっていたらしいのだが...彼の最初の表情は決して嘘の様に見えなかったんだよね…
まぁ兎にも角にもひとまず1-Aの生徒誰も除籍される事なく1日目が終了し、帰宅する事になった。
『はぁ...今日一日でたくさん驚く事あった...私そんなに簡単に驚かない方だと思ってたんだけどな...』
『いやぁ今日一日でレディの可愛いスチルが沢山見れて満足だよ。』
『人をギャルゲーのキャラみたいに見るな!全く...』
「おーい!電征ちゃーん!一緒にかーえーろ!」
「ん?あぁ芦戸さんか、...隣の子は...?」
「あぁこっち切島!あたしと同中なの!」
後ろから声をかけてきたのは芦戸レディ、赤く染めた髪を逆立てた少年、切島少年だった。
「いやぁ、一回話してみたい!って切島がしつこくて〜」
「な!?そんなにしつこくないだろ!というかしょうがねぇだろ!芦戸が何回も言ってくるんだから気になっちまったんだよ!」
「あっちょっ言わないでよ!」
『...何だこの子たち』
『微笑ましいねぇ、恋の波動がすごいする。』
『ギャルゲーだったら長い事この状態のままである日お祭りとか行ったときに急に意識し出してそのまま...』
「...い、お...い、おーい?」
「はっ!あえっと何かな?」
「いやぁ急にぼーっとしちゃうからどうしたんだろーって思って。」
「あー...ごめんね、仲良しだなぁって思っただけだよ。」
「そっか〜。」
「ってそれよりも俺は聞きたかったことあるんだよ!」
「ん?聞きたい事?何だい?」
「あぁ、あんたの個性ってあれ何なんだ?変身したかと思えばそのままワープしたりするしよ〜」
「ふむ...」
『...伝えていいと思う?ラブリカ』
『...少なくとも芦戸レディはいい子なのはたしかだ。あの時誰かを必死に助けようとしていた彼女なら安心だろう。...それに秘密の仲間っていうのは楽しいだろうしね。最悪レディの話したく無いことは話さなければいいさ。』
『そっか...じゃぁ...』
「...ん、良いよ」
「お!本当か!?ありがとうな!」
「あぁ、私の個性は『バクスターウイルス』だよ。」
「バクスター...ウイルス?」
「そう、様々なゲームから誕生したコンピューターウイルスが意志を持った存在となったもの、それがバグスターウイルス。私はそのウイルス達の力を使って戦っているわけだ。」
「へぇ〜それであんなに沢山の姿になってたわけだな!」
「ん〜?でもじゃぁどうやってワープしてるの?あの時変身してなかったでしょ?」
「...あれは個性の副産物の様なものだからあまり気にしないで大丈夫だよ。」
「おぉそうなのか?にしても良いなぁあんたの個性、派手な事色々出来るし、俺なんて硬化するだけだぜ?」
「へぇ硬化...良いじゃ無いか鉄壁の要塞、硬いっていうのはそのまま攻撃力になる、ガットンだってそんな感じだしね。」
「あ!そうだった、あたし電征ちゃんに聞きたい事あったの!何でゲーム大体幻夢コーポレーションのなの?もっとほかのところのゲームも使えたら強くなりそうなのに。」
「あぁそれはね...まぁ著作権のもんだいかな?その点幻夢コーポレーションのゲームなら少しとるのが簡単だったからね。」
「へぇ~…ん?なんで取りやすいの?」
「あぁそれは私が現社長、檀黒斗の娘だからだよ。」
「へ...社長令嬢!?え待ってもっと聞きたい!」
「んー良いよ。えっとねぇ...」
さてレディの激動の一日はひとまず終わり、この後は2人とゲームの話をゆっくりするために少しファミレスに寄ってから帰ったよ。今後一体何が起こるのかは全く分からないが...レディにこんな日常が続くことを願うとしよう。
To Be Continued...
~わくわく教えて!作者君!~
「さてというわけで、前回のアンケートの結果、引き続き僕が頑張らせていただくよ。さて、ラブリカ今回の質問はなにかな?」
「そうだね、前回質問来てたものから…『電征の個性って何?』だそうだ。」
「はーい、今回の話で電征も話してたけど彼女の個性は『バグスターウイルス』様々なゲームを基にした幾つもの姿になれるよ。」
「ふむふむ、コスチュームチェンジやワープなんかも彼女の個性の能力なのかな?」
「まぁそうだね、彼女の個性は種類で言えば異形型の亜種なんだ。彼女自体が一つのバグスターなんだよ。だからまぁ…いろいろあったらしくて他人に言うのは嫌だとか」
「それここで言ってよかったのかい?」
「…まぁあの子はこっち来れないから大丈夫なはず…」
「そうかい、さてこれでまたレディについてたくさん知れた、次こそは!」
「なんだ、前回結局ふられたのか。」
「言うな!」
「あぁそうだ、こんなラブリカを相手する前に言わなくちゃいけないことがあったんだ。」
「なんだい?またアンケートでも取るのか?」
「いや、次回は区切りをよくするために少し文量が少なめなんだ。」
「なるほどねそれじゃぁまぁとにかく!また次回もよろしく!」
「アディオス!/アディオス!」
「何!?」
「今回は読めたぜ…」
To Be Continued?
最後の2人の会話どっちの方がいい?
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ワクワク、教えて作者くん!
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うっせぇ!いいから電征ちゃんに変われ!