呪術師のひとりごと 作:貿易商人
拝啓 実家のドブカスども、俺は今日も元気です。相伝の術式を宿した俺を変わった天与呪縛という理由で……7歳の頃に殺そうとした愉快なジジイどもと出来立てホヤホヤの呪術総監部の皆様、泣いて詫びても俺は戻りませんだ。
まあ、近所を報告しよう。大政奉還が終わり、明治維新が起きて日本の在り方も変わりましたね……えっ?呪術を秘匿するしよ、お陰様で俺は厄介者になるし……はぁ、あと10年早く産まれれば良かったよ……この話は関係ないか。
では本題だ。御存知、俺は日本を出て交易船に乗り込んで大陸にやって来ました。はい、そこで人攫いに拐われました……女の子と間違えられて。宦官?とかいう奴で売られそうに成ったので、術式を開放して人攫いを半殺しにしました。これが普通の呪術師なら完全犯罪に出来るけど、ドブカスどもの御存知……俺の天与呪縛は呪力の使えないパンピーでも俺の呪力や術式は見えてしまう。はい、ヤバい奴認定されました。でも、お腹が減ってきたし……その人攫いに乗ることにした。俺のお給料が人攫いに振り込まれない事を条件にしてだけど。
後宮ってとこで形だけ売られて、タマタマと大事な棒切られたけど、反転術式で治るから後宮の人達も仰天してたな。だけど、大事な棒切られるのは痛いよ?今度会ったら、ドブカス達の棒も切るわ。頑張って反転術式で治してね?
後宮でヤヴェー奴認定されたけど、壬氏って言う天皇陛下とかに近い雰囲気を出すお方に目を付けられました。事情と呪術、術式あと縛りのこと話したら後宮の宮殿呪術師として雇ってくれました。ただし、後宮の女性達に対して手を出さない、皇帝陛下が認めた女性は別である(君、将来結婚するとき困るだろ?と皇帝陛下に言われた)と縛りを結んだけど。なんか、原則男子禁制だから仕方ないか……タマタマと棒とっても生えてくるから仕方ないし。
宮殿呪術師と成ってから3ヶ月。色々有りました。円鹿の力で一番年上の上級妃の内臓治したり、友達に成った猫ちゃん曰く白粉の毒で弱った上級妃とその子供さんを円鹿の力で治したり。脱兎が侍女や下女の女子達にもふもふされたり、のんびりと過ごしています。
いや~でも後宮恐いね。ちょっとドロドロし過ぎだわ。幕府の大奥のように色々有るね。
追伸 魔虚羅を調伏しました。拡張術式で式神の力、俺自身も使えました。
「まあ、手紙なんて多分、届かないけどさ」
茘……此処は日本から離れた国であり、後に中国と呼ばれる異なる場所である。
茘の後宮。茘の皇帝陛下とその妃達、そして召使いの女官や大事な物を失った元男の宦官が暮らす後宮。そんな後宮の塀の上で、1人の十代半ばの少女……いや何処から見ても少女だが正のエネルギーをみ出す反転術式のお陰で大事な物が勝手に再生されるお陰で、宮殿呪術師として暮らす少年が手紙を紙飛行機のようにして飛ばした。
彼の名前は禪院
産まれ持った縛り 天与呪縛のお陰で、本来なら呪力が見れない普通の人々も渚の呪力と術式は視認出来るという秘匿性が皆無となる変わった天与呪縛を持っている。戦国やそれ以前なら問題は無かったが、大政奉還を受けて呪術は呪術を知らない人には秘匿するという国の考えと反発してしまい、禪院家を勘当された。規格外の呪力量と出力を実質ノーリスクで得たが、その代償として実母を出産の時に失い、父親には恐れられて捨てられた。呪力量が桁違いの為に本家に拾われたが、天与呪縛の件が発覚して幼くして勘当されてしまった。今の時代では彼の天与呪縛は邪魔でしか無かったのだ。
術式は禪院家の相伝であり、慶長の長以来となる十種影法術。だが、それは勘当されてから明らかに成った。
「宮殿呪術師はずいぶんと暇ですね。それでいて、私達と同じ給料だとは……良いご身分です」
そんな声が壁の下から聞こえる。
そこには緑色の髪をしたソバカス、何がとは言わないが絶壁の少女が居た。彼女は
猫猫とは後宮に纏わる色んな事件を共に解決してきたし、共に巻き込まれてきた。後宮に来る前は、医師である養父と共に薬屋を営んでおり、薬学の専門家でもある。
「荷物運びは脱兎と虚葬に任せたし、休憩休憩っと」
「だったら、私の薬の手伝いをしてください。円鹿の力が有れば、好きに毒を試せますから!!」
「猫ちゃんって、良い意味でイカれてる。日本だったら呪術師の素質アリだわ」
だが、この猫猫……マッドサイエンティストの気質があり、左手首には包帯が巻かれている。そこには自分で毒を試した傷跡が残っており、自分で毒を試したい特殊な人でもあるのだ。
「薬屋、呪術師。こんな所に居たのか」
すると、第三者の声が聞こえてきた。そこには女性とも言えるような顔立ちをしたイケメンが立っていた。
彼は壬氏(本名ではない)、渚の雇い主であり、宦官のお偉いさんである。しかし、実の身分は凄い存在であり、壬氏の壬氏はついたままである。
「これは壬氏様」
「壬氏様。どうしたの?」
「緊急だ、来てくれ」
実はやんごとなき身分の宦官、マッドサイエンティスト気質な薬屋、日本から出てきた異国の呪術師。身分も産まれも違う3人は今日もトラブルを解決する。
書かないけど、権力争いが凄いことに成りそう(笑)
因みに、本来なら後宮は男性は入れません。渚くんは縛りのお陰です。
書いて欲しいネタ。はい、全部ギャグです
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