呪術師のひとりごと   作:貿易商人

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皇帝かよぉぉぉぉぉぉおおお


朕をキャバに連れてって!!後編

突如としてやって来た皇帝陛下!恐らくだが、今回は阿多様や上級妃には内緒でやって来たのだろう。

 

ソファーの真ん中に皇帝陛下が座り、皇帝を挟むように白鈴と猫猫の女性人(マジ)が座っており、猫猫の隣に女装男の娘の渚、白鈴の隣に女装した李白、その隣に女装した壬氏様が座っている。

 

「お仕事は何をされてるのですか?」

 

白鈴姉ちゃんが皇帝のグラスにお酒を注ぐ。海外からの輸入した、上等の発泡白ワイン(現代で言えばドンペリシャンパン)であり、物凄く高くて余程のお客様(金づる)や上等のお客様がこない限りは出さない逸品である。

 

「朕の職業は茘国10代目皇帝である」

 

なお、皇帝陛下は3つ隣に息子である壬氏様が座っているが、ギャグ補正が働いているのか壬氏に全く気付いていない。

 

「珍しいお仕事ですね。こういうお店に来たのは初めてですか?」

「うむ。祖母が作った不要な法や制度を改正したり、一段落したのでな。羅漢や他の者達の薦めでな」

 

皇帝は権力に溺れた女帝や、芸術家なら間違いなく大成したが女帝の傀儡にされたロリコン先帝を見て育った為に、2人を反面教師として育った為に人格者であり情にも熱い男である。

だが、茘をなんとかしようと踠き続けた若き青春時代の反動の為か、巨乳好きとなり……壬氏が息子に戻った事と壬氏が才能を見出だした渚や猫猫の活躍のお陰で最愛の人との離別もなく良き統治を今後も続けられる……のだが、ギャグ補正が働くと言う事はハジケリストの素質があるのだろう。

 

「義務教育という制度を行おうと思ってな……始まるのは時間がかかりそうだが、教育を義務とする事で国の識字率も上がる。

識字率が上がれば、食うため生きるための略奪や人攫いも無くなる。犯罪率も下がり、国も発展する」

「それ、凄いね!!」

「もしや、君は渚の童か?それに猫猫?か……羅漢も連れて来たら良かったよ」

 

渚と猫猫、皇帝にバレる!!だが、どういう訳か李白と壬氏様はバレていない!!

 

(なんで父上、私に気付かないの!?渚に気付くなら速攻で気付くだろ!!)

(なんで壬氏様に気付かないの!?いや、壬氏様って阿多様にそっくりだろ!?なんで!?)

 

なぜかバレない壬氏様と骨太の女こと李白。そんな時だった。なにやらやり手ババアが人数分の棒を持って現れたのだ。

 

「折角だ、皇帝様ゲームをやろうじゃないか!!ケッヒヒヒ!!」

 

皇帝様ゲーム、それは分かりやすく言えば王様ゲームであり、棒には皇帝様と各々の番号が書かれている。皇帝様を引き当てた人物は番号を指名して、その番号の人物に好きな命令を下すことが出来るのだ。

 

「「なんでも?」」

 

だが、此処でヤル気を出してしまったのが皇帝様に正体がバレてしまった猫猫と渚である。皇帝としても恩人の娘である猫猫、阿多后や梨花妃達を救いまくった渚の事を可愛く思っており……親戚の子供のように見ており、可愛いものだ。

 

「猫猫、渚の童。なんでも良いぞ、なんなら朕が出そう」

「冬虫夏草や熊の胆嚢でも!?」

「後宮の食堂のメニュー増やしたり!!洋食や日本食も食べ放題に!?」

「君達が皇帝様棒を引き当てて、朕が該当する番号を引けたらな」

「「やったー!!」」

 

(おぃぃぃい!!壬氏様どーすんだよ!!ガキども、皇帝様ゲームヤル気マックスじゃんかよ!!皇帝に楽しんでもらう予定なんだぞ!!)

(大丈夫だ、李白!!父上が皇帝様棒を引き当てれば良い。それに薬屋と渚の夢は直に叶うから問題ない)

 

女装しているが、まだ冷静さを保つ李白と壬氏様は何としてでも皇帝を楽しませる為に策を練るのだった。

 

「じゃあ、皇帝様ゲームの始まりだね!!」

 

やり手ババアが籤引きの棒を差し出した。その瞬間、欲望に目が眩んだ渚と猫猫、白鈴がやり手ババアを吹き飛ばし……壮絶な皇帝様棒争奪戦が始まってしまった!!

 

「ぐぁぁあ!?」

「「ババア!?」」

 

やり手ババア……リタイア!!

 

「店を頼む……」

「「てんちょぉぉぉぉぉおおう!!」」

 

だが、このままではいけない。李白は急いで散らばった籤引き棒を全て集める。

 

「ダメじゃない、皆……こんなに乱暴して」←裏声

 

回収した籤引き棒の中で、皇帝様棒だけ分かりやすくように前に出して皇帝に差し出す。こうすれば皇帝が皇帝様を引き当てる事が出来る。

 

「とどけぇぇぇ!!」

 

だが、欲望に目が眩んだ猫猫と渚が武官真っ青の反応速度でその棒を全て奪いさってしまった。

 

(速い!!ガキどもの反応速度が欲望パワーで増大してやがる!!)

 

「皇帝様棒は!?皇帝様は誰だ!?」

「あら、私が皇帝様だね」←裏声

 

そして皇帝様棒を引き当てたのは、壬氏であった。壬氏は日頃から猫猫と渚と過ごしているために、2人の隙をついて皇帝様棒を奪い取ったのだ。

 

「じゃあ……3番の人、下着姿になってくれるぅ?」←裏声

 

壬氏が出した命令は、3番を引き当てた人が下着姿に成ること。これならば視覚的にも皇帝に楽しんでもらえる、白鈴が3番を引けたなら李白も嬉しい!!猫猫が引いても需要があるし、渚が引けば女装渚から何時もの渚に戻るだけだ。

 

(流石だ……流石だよ!!壬氏様!!)

(ああ、これなら父上も楽しめる。完璧だろ?)

 

だが、3番を引いたのは……

 

「朕だな」

 

皇帝であった。皇帝は素早い動きで下着姿となり、ソファーに座る。しかもよりによって、皇帝の下着は他国から輸入されたパンツ……もっさりブリーフだったのだ!!

 

((皇帝かよぉぉぉぉぉぉおおお!!))

 

しかももっさりブリーフ、もっさりブリーフだとは思わなかったのだ。

 

(どうすんだよ、なんで3番引いてるんだよ父上!!しかももっさりブリーフの日に当たるなんて、どうすんの!?猫猫と渚はセーフだけど、私は完全にアウトだよな!?)

(ヤバイよ、ヤバイよ!!侮辱罪にあたんぞ!!なんで、アンタの親父さんブリーフなんだよ!?)

「皇族は日頃からもっさりブリーフ派だ」

(やべぇよ、聞こえてたよ。てか、私初めて知ったんだけど。えっ?これ、女帝がくたばって直ぐに親子関係に戻ってたら……私もブリーフ着せられてたの!?マジで!?)

(皇帝一族ブリーフなの!?てっ事は先帝もブリーフなのか!?)

 

なんと言う事でしょう、茘の皇帝一族は近世を迎えてからもっさりブリーフを履いているのだ。余談だが、壬氏は皇帝の息子に戻ったのが最近なのでまだもっさりブリーフを履いていない。

 

(だが、此処から早く服を着せてやらないとな)

(それは間違いない。早く、皇帝棒を確保するぞ)

 

だが、時既に遅し!!

 

「やったー!私が皇帝ね」

 

なんと言う事でしょう、壬氏と李白抜きで皇帝様ゲームが再開されており、次に皇帝棒を引いてしまったのは白鈴お姉ちゃんだったのだ。

 

「それじゃあ、4番の人は可哀相な人に着ている物を貸してあげる」

 

白鈴はそう告げて、李白と壬氏にウインクした。そう、白鈴は壬氏と李白の意図を理解して……皇帝に服を着せるために指示を出しのだ。

 

(白鈴!!アンタ……女神だよ!!やっぱりプロだよ!!マジですげぇぇよ!!)

 

李白は白鈴の凄さに泣きそうになる。だが、残念な事に4番を引いたのは皇帝であり、皇帝はブリーフを脱いで動けないやり手ババアの枕として差し出したのだ。

そして皇帝の股下にあるぶらんぶらんした皇帝の大きさは……足軽だった。

 

「ちっさ」

 

猫猫の心ない言葉!!

 

「とっくりセーター被ってるみたい」

 

渚の心ない言葉!!

 

((ガキどもぉぉぉおお!!なに言ってるの!?))

「皇族はだいだい、アッチの方は足軽だ」

 

なんと言う事でしょう。歴代皇帝はだいだい、後宮でハーレムを築いているが、アッチの方は足軽だったのだ。どれぐらい足軽かと言うと、渚曰くだがとっくりセーターを深く被ってるのと同じである。

 

「「足軽?」」

 

そして猫猫と渚は壬氏の壬氏に視線を移す。そう、壬氏も皇帝の息子なのだからアッチは足軽なのかも知れない!!

 

(失礼だな。俺はヒキガエル程はあるぞ)

 

なお、壬氏は阿多后の遺伝子が強すぎたお陰か、足軽ではない。

 

皇帝は全裸に成ってしまった、このままでは不味い!!

 

「大丈夫……俺、無敵だから」

 

渚の頭の上に魔虚羅の方陣が出現し、その方陣がガコンガコンと回転する。

 

(魔虚羅の力使いやがったぁぁあ!!)

(そこまでして食堂おかわり自由が欲しいのか!?)

 

そして魔虚羅の力を身に宿した渚は、皇帝様ゲームに適応して……無事に皇帝棒を引き当てた。

 

「じゃあ、5番の人はお店で新しいパンツを買ってくる!!」

 

渚が出した命令は、5番の人は新しいパンツを買ってくる。これならば皇帝は新しいパンツを履くことが出来る!!だが、5番を引き当てたのは……

 

「朕が行こう」

 

皇帝であった。

 

((やっぱり、皇帝かよぉぉぉぉぉぉおおお!!))

 

皇帝は生まれたての姿で、足軽な皇帝の皇帝をぶらんぶらんさせて緑青館を出ていった。

 

 

 

緑青館の前。そこでは皇帝の護衛として、高順が立っていたのだが……ガチャンと扉が開く音が聞こえて高順は後ろを振り向く。そこには全裸の皇帝が立っていたのだ。

 

「陛下!?どうなされたのですか!?」

 

そりゃそうだ、緑青館でキャバを楽しまれていた筈の皇帝がまさか全裸で居たのだから仕方がない!!

皇帝は素早く高順の前から走り去り、下着屋に向かって全力疾走した。全裸の皇帝、夜の花街を疾走する!!

 

「陛下!?」

「やヴぇぇぇぇ!!大変な事に成ったぞ!!」

「追いかけるぞ!!」

「大変だ!!」

 

更に全裸で走り去った皇帝を追いかけるため、渚、猫猫、白鈴、壬氏、李白が出てきた。

 

「皇帝早すぎだろ!!」

「父上は昔、武官だった高順と共に鍛えているからな……おっ、高順、奇遇だな」

「奇遇では有りませんよ!!なんで女装してるんですか壬氏様!!それに、小猫に渚まで、何が起きたんですか!?」

 

そして高順を加えて、全裸の皇帝を追いかける追いかけっこが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「壬氏よ、緑青館のキャバは良かったぞ」

「ソウデスカ……」

 

それと皇帝は壬氏があのなかに居たことを知らなかったようだ。

 

 




子翠ちゃんどうなるの?渚くんちゃん居るから大丈夫でしょ。

みんなの好きな式神は?作者は玉犬渾、渚きゅんは玉犬白

  • 玉犬黒と玉犬白
  • 玉犬渾
  • 魔虚羅
  • 蝦蟇
  • 円鹿
  • 脱兎
  • 貫牛
  • 原作で出番のない虎葬
  • 大蛇
  • 満象
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