吉良ココアはキヴォトスで平穏に過ごしたい バイツァダスト   作:愛憎愛華

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吉良ココアは部下を止めたい

「ふ〜、今日はいつにも増して多かったな」

 

拠点を潰しに行ったとはいえ200人余りも居たとはな。ヘルメット団のやつら一体どこから戦力を補充してるんだ?

 

「時間は……11時か。ならそろそろハムハムパンパンが焼き上がるか……」

 

それならついでにヒナの分も買って渡すか。

………ん?

 

「あれは……アコ?」

 

私とヒナと同学年で変態*1の甘雨アコ。普段ならヒナにくっついているのに珍しいな。

………少し後を追うか。

 

 


 

 

「ヘリの使用に大量の部下………何をする気だ?」

 

本格的に確認しないとな。

 

「一応ヒナにも知らせておくか。キラークイーン!」

 

『シアーハートアタック!』

 

[オヨビカゴシュジン]

 

………いつ見てもシアーハートアタックが話すのは違和感あるな。

 

「シアーハートアタック。お前はヒナに尾行中だと知らせてくれ」

 

[アイアイ]ガラガラガラガラガラガラ

 

これでよし。さて、アコは今どこへ……

 

「……確かあっちは便利屋68が補足された……いや、アイツらに使うには過剰じゃないか?」

 

私の記憶が正しければ、便利屋68の人数は4人だったはず。それなのにあの人数の部下にヘリまで使って……やはりおかしいな。

 

「間違いなく裏があるな。はあ、やらかす前に止めるとするか」

 

止まったか?……誰かと話しているようだな。

 

「………お、アビドスの暁のホルスじゃないか。他のメンバーは便利屋にアビドスの生徒、それと………大人?」

 

大人………最近噂の先生ってやつか?

 

「って、考えてる間に何かしそうだな。行くぞ、キラークイーン!」

 

『第1の爆弾!』

 

「キラークイーンは既に弾丸に触れている……」

 

 


 

 

「“仕方ないね。覚悟決めて迎え撃つよ!”」

 

「はぁ、しょうがないね」

 

『各員戦闘開───』バァン!!

 

「何!?」「この爆発は……」

 

『ま、まさか!』

 

「ハッハッハ!!随分と楽しそうじゃないか。私に内緒で何してるんだ?」

 

『ココア………』

 

あれって………キラークイーン!?え、幽波紋があるの!?

てか、キラークイーンって4部のラスボスの吉良吉影の幽波紋だよね?生徒が持ってて大丈夫なのかな………いやまあ、吉良吉影みたいに殺人を繰り返していなければ大丈夫かな……?

 

「“ね、ねえカヨコちゃん……あの人について教えてくれない?”」

 

「ああ、先生は知らないのね。いいよ」

 

うう、お恥ずかしい限りです……

 

「曰く、彼女を見た犯罪者は逃げることができない、風紀委員会と対を成す存在。その能力と経歴から、キラークイーン(最高の女王)の名を持つ……その名は、吉良ココア」

 

「“吉良……ココア……”」

 

んんんんん?もしかしなくてもご本人?

あれかな、キヴォトスの不思議パワーで転生したのかな?というかキラークイーンのキラーが別の意味になってるし……殺人はしてないようでよかったよ。

 

 


 

 

「おいおい、会話くらいしてくれてもいいだろう?」

 

『何故、ここに……この時間ならいつものパン屋に向かっているはず……』

 

「確かにその通りだな。ま、お前の不審な行動を見て辞めたんだけどな」

 

『う、嘘……』

 

「さて、そんなことはどうでもいい。アコ、何をしようとした?正直に話せよ」

 

『………べ、便利屋を捕まえようと…』

 

「その人数とヘリを使ってか?」

 

『ウッ‥』

 

「今更誤魔化そうとしても無駄だ。選べ、今謝って撤退するか………私に爆破されるか!」

 

『謝ります!謝りますから!』

 

「よろしい」

 

 


 

 

 

「“とりあえず、戦闘にならなくてよかったよ”」

 

「だね。社長もいい加減起きて」

 

「………」

 

「ダメだ完全に意識を失ってる」

 

「“あはは、アルちゃんもビックリしたんだろうね”」

 

「部下が失礼したね。怪我はなかったかい?」

 

「“あ、はい。大丈夫です”」

 

「それはよかった。私の名は吉良ココア。気軽にココアとでも呼んでくれ」

 

「“じゃあココアちゃん!よろしくね!”」

 

「……ふっ、ああ、よろしくな」

 

こうして見ると、かなりの美少女だね〜……自分で自分の手に欲情とかするのかな?

 

「……どうした?そんなに人の顔をジロジロと見て」

 

「“ん?あいや何でもないよ。綺麗な顔だな〜って思っただけで”」

 

「先生もよっぽどだと思うがね。まあいい………1つ質問していいかね?」

 

「“いいよ〜なになに?“」

 

「君が最も望むものは何かね?」

 

「“最も望むものかぁ………”」

 

ま、悩むまでもないね。

 

「“生徒の平和と安全、かな”」

 

「ほう?」

 

「“先生としてもだけど……私個人として、みんなには幸せになって欲しいからね”」

 

「そうか」

 

「“望んだ答えじゃなかったかな?”」

 

「いいや、むしろよかったさ。人格に難がある人物(昔の私)には渡せなかったからな」

 

「“え?何かくれるの?”」

 

「ちょっと待ってろ………これだ」

 

………う〜ん、どっからどう見ても弓と矢だこれぇ。

 

「“え、これは?”」

 

「先生がピンチの時心から望めば応えてくれるさ」

 

どう考えても4部のアレですね、はい。

マジか……私にも幽波紋使えるのかな?発現するならどんなのかな〜

 

「っと、ヒナも来たようだな私はこれで失礼するよ」

 

「“うん、ありがとうね”」

 

帰ったら少しは動けるように特訓するか!

 

*1
\_(・ω・`)ココ大事




先生
名前は新譜カノン。漢字にすると奏音。由来は演奏者、音符、舞台等。
アニメや漫画が好きで、特にジョジョは全部コンプリートするほど。1番好きなのは4部。
普段はしっかりしてるけど、たまにポンコツになる。作者の引きが問題児ばかりになった結果、ツッコミに回ることに(ミカ、囧、ワカモ等)
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