【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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意図的に今まで避けていたネタっすw
設定は考えるのは楽しいけど、実際に文章に起こすと大変だなぁと改めて(しみじみ

ぶっちゃけ、このシリーズの文字数暫定トップ5に入るくらいクソ長くなってしまった上に、特に00をご存知の皆様は読み飛ばして頂いても問題ない技術系ネタ(GNネタ)が中身のほとんどです。
ラストにちょこっと久しぶりの2人が出てきますがw







第108話 この世界線におけるGN粒子の定義、ならびに太陽炉、疑似太陽炉の相違と解釈について

 

 

 

 さて、前話でも述べた通り、オーブでは次世代の戦場を担う新型モビルスーツが続々と産声をあげ、その実力を示すべく実戦投入の(とき)を持ち構えていた。

 その中でも一つの象徴的事象として語られるべきなのは、”太陽炉”がそれを独占搭載していたソレスタルビーイングが保有するワンオフの特殊機、いわゆる”ガンダム・タイプ”だけではなく、量産機にも搭載の裾野が広がりそうだという事だろう。

 

 そもそも”太陽炉(GNドライブ)”というのは200年以上前の西暦年間にイオリア・シュヘンベルクが提唱した”重粒子(あるいは光子・陽電子)転換炉”のことだ。

 概要は地球上にも宇宙空間にも無尽蔵に存在する様々な重粒子を蒸発させる事無く質量崩壊させ、陽電子と一種の素粒子である多様変位性光子(フォトン)(解釈によっては光子の性質を持つ変異ニュートリノとも言えるらしい)に転換し生成する。

 この生成される、特殊光子こそが”GN粒子”の正体だ。

 広義な意味ではGN粒子を精製できるのは全て太陽炉(GNドライブ)となるのだが、注意すべきは厳密にこれは二つの系統に分かれているということだ。

 

 一つは別名”オリジナルGNドライブ”と呼称されるソレスタルビーイングのガンダム・タイプが搭載する、”本当の意味での()()()()()”としてのGNドライブだ。

 GN粒子は炉外に放出されると短時間で自己崩壊を起こしてしまうが、それを抑制する”TD(トポロジカル・ディフェクト)ブランケット”という位相欠陥構造体を持つ制御円環を搭載し、なんら外部的エネルギー供給を受けなくても半永久的にGN粒子を生み出し続けるという特徴がある。

 ただし、半永久的に粒子生成を行う代わりに一度稼働させてしまうと機関が壊れるまで停止できないという側面(欠点)がある。

 

 もう一つは、”GNドライヴ[T]”。GN-Tとも略され、オリジナルGNドライブ(太陽炉)との区分の為に便宜上、”疑似太陽炉”とも呼ばれる転換炉だ。

 GN粒子を生成する点はオリジナル同じだが、その生成過程で「電力を用いた粒子加速器」を用いなければならないのが疑似太陽炉だ。

 意外と誤解されやすいのだが、GN粒子生成炉として先に理論も実機も完成したのは、実はGN-Tの方が先だ。

 ただ、先に完成していながら”疑似”とされたのは以下の理由がある。

 

 ・GN-Tは電力供給が止まればGN粒子生成が止まる。イオリア・シュヘンベルクがGNドライブの完成形としたのは「外部からのエネルギー供給に頼らない”半永久機関として自己完結した(スタンディングアローンの)転換炉”」なので、TDブランケットを装備したGNドライブを「理論上のオリジナル」としたようだ。

 

 つまり、疑似太陽炉は「技術的に未完成のGNドライブ」という解釈になる。

 加えて、実用化(実戦投入)という意味では、後に完成したオリジナルの方が先だったという理由も大きい。

 というのも、GN粒子はそもそもが「人体の細胞変異を促し、また特定の圧縮状態ではテロメアを破壊したり細胞異常を引き起こす毒性を有する」という性質があり、オリジナルGNドライブの無毒化がさほど技術的に難しく無かったのに対し、GN-Tで生成されるGN粒子はより毒性が強く、解毒装置(粒子浄化装置)の開発に時間がかかったという経緯がある。

 

 作中でトリニティ三兄妹がスローネ・シリーズに搭載してテストしていたのは、開発中だった『解毒装置を搭載したGN-T』で、様々なシチュエーションで無毒化に成功するのかを検証していたらしい。

 ちょっと話がずれるが先に書いた通り、GN-Tは電源供給が止まると粒子生成が止まるだけでなく、再稼働(リスタート)させるには専用の粒子加速スターターと再加速させるだけの大きな電力が必要となる。

 スローネ・シリーズには解毒装置と共にスターターを搭載し、オーブの優秀なパワーエクステンダー系超電導電源や外部受電装置と組み合わせる事で、「機体単独でGN-Tを再稼働できる」ようになっていた。これも「戦闘を含む不測の事態で止まったGN-Tを様々な条件で再稼働させた場合、解毒化は上手くいくか?」をテストするためだったとされる。

 

 

 

 そう、太陽炉も疑似太陽炉も生成されるのはGN粒子というくくりで間違いないのだが、厳密には『全く同じ粒子()()()()』のだ。

 将来的な話になってしまうが……明確な性質の差として脳量子波に干渉し、複数の意識を繋げる現象や生体活性化現象は、オリジナルGNドライブ生成のGN粒子でしか確認されないようだ。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 オリジナルGNドライブとGN-Tの間には他にも様々な違いがあるが、その一つであるオーバーブースト状態となる”TRANS-AM”については、今は詳細は置いておくが……

 オリジナルGNドライブには”TRANS-AM”システムの搭載が確認されており、今のところ実戦使用されてこそいないが、システム稼働実験自体は行われているらしい。

 原作00のような”封印処置”が行われていないのは、どうやらリボンズが正しく「イオリアイズムを継承している」ことが大元の理由のようだ。

 ただ、まだまだ”TRANS-AM”は研究・検証中と言ってもよい状態であり、故にオリジナルドライブより機械的負荷の大きいGN-Tに実装されるのはまだまだ先。

 (GNフラッグ・グラカス開発を途中からビリーにぶん投げた)エイフマン教授がプロジェクト・リーダーとなって躍起になって開発しようとしているらしいが、形になるのは数年先、具体的には2年後くらいになるだろう。

 

 さて昨今、急に量産機への搭載が取り沙汰されているのは、オリジナルの太陽炉ではなく後者の疑似太陽炉の方だ。

 

 実は、GN-Tの上位機関に見えるオリジナルGNドライブだがいくつか根本的あるいは構造的なな欠点があり、その一つが肝となっている”TDブランケット”の製造にめちゃくちゃ手間も時間も比例してコストもかかるという物だ。

 そもそもTDブランケットの製造には、木星のような高重力環境が必須であり、実はこの世界線ではC.E.22年のジョージ・グレンによる木星探査(羽根クジラことエヴィデンス01が発見されたアレ)を隠れ蓑に、木星調査団に紛れ込んでいたイノベイドチームが実地検分を行い、その後、段階的に秘密裏にイノベイド・オンリーの工作船団を送り込んで数十年かけてTDブランケット製造施設を木星の衛星に立ち上げたという経緯がある。

 そのような涙ぐましい努力を続けていても、施設の規模や製造工程の関係で一度に作れるのは数基程度な上、製造時間も年単位かかり、生産性もへったくれもないのが現状だった。

 

 実際、ソレスタルビーイングが保有しているオリジナルGNドライブは、片手の指の数ほどの1stロットをガンダムの機体世代を超えて使いまわしてる有様で、増産分の2ndロット製造分はまだ木星圏から出荷されていないのだ。

 なので必然として、初期生産が始まるのは努力の末に毒性の問題がとりあえず解決されたGN-T、疑似太陽炉の方である。

 実際、GN-Tは地球圏の環境(一部は無重力環境が必要なようだが、軌道エレベーターのステーション部分やヘリオポリスなどに工業区画を持っているオーブなら問題にならない)のみで製造でき、そのため製造コストはオリジナルGNドライブに比べ驚くほど安く(逆にオリジナルドライブが高すぎるのだが)、色々と差異はあってもこと純粋な動力装置、GN粒子発生器として考えるなら、粒子生成量自体は電力が安定していれば大きな遜色はないので、このような結論に達したらしい。

 

 

 

 蛇足な話題をもう一つ。

 資料によっては太陽炉はGN粒子生成だけでなく発電能力も備えるとあるが、厳密には太陽炉自体がというより、副次的に発電すると書く方が正しい。

 前述したようにオリジナルもGN-TもGN粒子を生み出す過程で同時に陽電子も機構的に生成する。

 その陽電子を用いて電子とぶつける対消滅反応炉を形成して発電する訳だ。

 こう書くと核分裂炉や核融合炉より数段先の技術に思えるが、生成される陽電子の総量は対生成されるGN粒子生成量に比例するとはいえそこまでの量ではない上、電荷を持たないGN粒子をビーム兵装として使う際の帯電集束させる場合の触媒としても使うため、実際に純粋発電に使われる陽電子は多くないようだ。実際、純粋な発電量という意味ではキラが設計した”NBSCハイブリッド・パワーパック”には遠く及ばない。

 おまけに陽電子と電子を用いた対消滅で解放されるエネルギーはガンマ線だが……実は、現実世界でもガンマ線その物ではないが、放射線を熱に変換して発電する原子力電池という物は存在する。

 そして現実世界では実用化していないだけで、ガンマ線(放射線)を光電変換方式で直接的に電気に変換する(原理的には太陽電池と同じ光起電力効果)方法が研究されているのだ。

 そして相対的未来に存在するオーブでは、ガンマ線を直接電力に変換する光電変換方式の”放射線発電パネル”が既に開発され、上記の対消滅発電プラントに採用されている。

 まあ、太陽光の電気変換効率80%という前代未聞のトリクル太陽光発電パネルを開発し、原作と同じくアークエンジェル級の表面のみならず、その遥か以前から軌道エレベーターの外壁材に使って阿保みたいな発電量を稼いでいるのだから、このくらいはやれるのだろう。

 

 

 

 さて、皆さんもいよいよ勘づいたのではないだろうか?

 GN粒子関連技術開発の総本山、ソレスタルビーイングの誇る問題児、じゃなくて技術者のイアンとシェリリンがやたらとアークエンジェルのローエングリンをいじり倒したがり、貫通射と広角射に切り替えられる粒子可変速ビーム砲に魔改造したり、陽電子コンデンサー持ち込んでサブチェンバー増設したりとアニューさんの頭と胃を痛めつけるだけの知識を持ち合わせていた理由を。

 

 あるいは、ソレスタルビーイングの表看板であるカガリが「巨大なだけのガンマ線照射装置」をさして脅威と考えていない理由を。

 はたまた、将来的には”ジェネシス”のデータを元にザフトが開発した、同じ光起電力効果を用いた粒子線送受電システム、”デュートリオン・ビームシステム”をオーブが近い将来「指向性マイクロウェーブ、レーザーに続く、第三の無線送受電システム、ゲットだぜ!」とあっさり解析して技術習得してしまう理由を。

 

 良くも悪くも技術は繋がってゆくし、繋がってしまうものだという実例なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、解毒化に何とか成功して晴れて低規模生産が決定した疑似太陽炉だが、次に問題となったのはどのような機体に搭載するのが正解なのか?だった。

 ソレスタルビーイング(とイノベイド)は、スローネ・シリーズでのテスト中から試行錯誤を繰り返し、実際に”スローネ・ヴァラヌス”というスローネのフレームを流用した実証機も制作し、模索した。

 その甲斐あって、現在、いくつかの機体が形になってきていた。

 その一つが前話(107話)で登場したフラッグ・シリーズの発展型であり、そして……

 

 

 

「大佐ぁ、なんかこの新型……GN-X(ジンクス)でしたっけ? めっちゃ格好良くないですか!?」

 

 場所はお久しぶりの”ヘリオポリス”。

 宇宙要塞化されたこのオーブ保有コロニーには、つい先ほど地球より新型機が到着していた。

 そして、それをわざわざ港まで見に来ていたのがオーブ軍の誇るエースの一人、”不死身”の二つ名持ちのパトリック・コーラサワーである。

 

「そういうものか? 私にはそのあたりの感覚はよくわからないが。それに、私は大佐ではなく准将だ」

 

 とは、今やヘリオポリス駐留艦隊提督と事実上、ヘリオポリス防衛部隊司令官を兼任している”カティ・マネキン”だ。

 どうやら出世したらしい。仕事の難易度を上げるための昇進なので、本人的には素直に喜べないらしいが。

 ヘリオポリスにも人員の補充はされているのだが、いかんせんこうまで戦域が拡大し、動員が増えてしまうと高級将校、特に将官の拡充が間に合わず、かくゆうマネキンにも最初は”代将(本来は将官の階級にない大佐に将官の仕事をさせる便宜上の階級)”制度を適応しようとしたが、

 ちなみに彼女は見学ではなく公務、本国からの「軍機扱いの荷物(GN-Xと装備一式)」の受領確認に来ていた。

 

「なんていうか……しゃくれ顎で凸っぱちの四ツ目って、すっごく”弐号機”っぽくないっスか? きっと赤くしたらもっと雰囲気でますよ♪」

 

「……弐号機?」

 

 どうやらマネキンは知らないようだが、どうも”エヴァンゲリオン”もオーブではリマスター化された旧版と同時にリメイクされてるっぽい。

 かなりコアな人気を博してるらしいが、コーラサワーはなんとなくコア寄りな気がする。

 そして、更にコアなのはソレスタルビーイングの技術陣……あれ? 陽電子砲? 陽電子転換炉? なんかもの凄く既視感があるような?

 

 

 

「それにしても休暇を使ってわざわざ見に来るとは物好きだな? お前の新しい機体だ。慣熟訓練を含め、これから嫌というほど乗る事になるというのに」

 

「へへっ。それは分かってるんですけどね。こう、なんていうかワクワクが止められないって感じなんですよぉ」

 

「変わった奴だ」

 

 そう言いながらも、ほんのちょっとだけ笑顔が優しいマネキンさんである。

 デレるのが、なんとなく早い気もするが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけでNGネタならぬGNネタでした~。
一応、種と00のクロスオーバー世界なので、ちょこちょこ独自解釈とか入ってます。

いや、それよりこの世界線、マクロス・シリーズだけじゃなくてエヴァンゲリオンまで旧版リマスターだけでなくリメイクで存在していたという。
絶対、ソレスタルビーイングやモルゲンレーテのマッド……いえ、技術陣好きだろうなぁ~と。
旧版リマスターがいつ出てきたのか不明ですが、少年時代のイアンとか見てたら絶対に影響受けてそうw
シェリリンはガチ視聴者っぽい?

さて、次回はある意味において、大戦末期の花形量産機かなっと。

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☆☆☆


オマケ

需要ないかもだけど、オーブ・C.Eリメイクエヴァの設定(ネタ)

”宇宙世紀(COSMIC GENESIS) エヴァンゲリオン”

設定;第三次世界大戦(再構築戦争)が起きなかった世界線
起きなかった理由→セカンドインパクトで人類が半減

登場人物

碇司令→碇は碇でもユイちゃんの方ですw 旦那がエヴァ初号機に飲み込まれて消えた。

冬月副司令官→オリジナルより立ち位置続投

赤木ナオコ→ゲンドウが消えた直後、零号機を用いた共鳴シンクロでサルベージしようとしたが、本人も消失(失敗する事わかってての後追い疑惑が……)

パイロット

碇シンジ→初号機パイロット。ユイの教育方針で放逐されず手元で育てられ、またユイも忙しい合間を縫って可能な限り一緒にいたため穏やかで比較的安定している。

赤木リツコ→14歳(!?)。零号機パイロット。パイロットをする理由は母親絡み? 諸事情によりシンジと大体いつも一緒に育った幼馴染ポジ。髪は染めてない。シンジへの想いは……血筋かな?w

葛城ミサト→リツコと同じく14歳。弐号機パイロット。ドイツからの帰国子女。招聘されたおとんと一緒に日本にやってきた。シンジ(の特に家事技能)に一目惚れし、騒動を巻き起こす。

マリ・イラストリアス→なんか普通に出てきそうw

キョウコ・ツェッペリン→原作リッちゃんポジ? 幼い娘がいるらしい。

加持リョウジ→トウジポジ?

相田ケンスケ→冬月と並び原作ポジ継承。将来はかなり年下の嫁さんを娶る事になるような……

青い髪で赤い瞳の少女→NERV本部に時折ゴーストっぽく現れると言われる謎の存在。ある意味、ユイの宿敵?

そう、碇夫妻は夫婦で立ち位置入れ替わっていて、パイロット組はシンジ(とケンスケ)以外は世代がw






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