【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
サブタイは……まあ、実際大変っぽいです。主にザフト兵の皆さんがw
GN粒子の本質が”特殊な光子”ではある以上、GN粒子を励起状態で蓄積できるキャパシタやコンデンサーは、”フォトンバッテリー”の一種と考えて良いのかもしれない。
さて、GN粒子や太陽炉/疑似太陽炉の話を一通り終えたところで、この世界線でも登場人物する”
なぜなら、この世界線のGN-Xは、本来あるべきそれと比較して、相応に仕様変更があるからだ。
まず、最初に……『股間にコックピットがない』
いや、「いきなりそれかいっ!?」とどうか投石しないで欲しい。
割と重要な話なのだ。
無論、理由は女性パイロットや技術者から「セクハラなのですっ!!」と猛反発された……からではない。
では、何故か?
それは、オリジナルGN-Xがなぜ「∀ばりのチンチ○コックピット」になったのかを紐解いてゆくと答えが見えてくる。
結論から先に言えば、「他にコックピットを設置するスペースが無かったから、股間にパイルダ○オンした」という事になるらしい。
(1)元々、最初のGN-Xは「疑似太陽炉に手足を取り付けたような」と揶揄される余裕のないタイトな設計だった。
(2)また、各国から集めたパイロットを乗せる為、操縦系統の違うパイロットでもすぐに使いこなせるように、頭部に新開発のサブコントロール・システムが搭載したことで内容積を圧迫。
(3)擬似太陽炉の制御システムだけはブラックボックスだった為、供与された軍の技術的限界制御装置を小型化する事が出来なく更に内容積を圧迫。
結果として胴体内にスペースが確保できず、股間コックピットになったとされている。
そして、この世界線を鑑みると……
(1)は、”スローネ・ヴァラヌス”という量産機開発の技術実証機まで作っておいて、そんな余裕のない設計にする必要性がオーブにない。むしろ今後の運用を考えれば、発展性や拡張性、冗長性は生産性や運用性、整備性共々重視されるべきと結論されるのが普通。
つまりオーブの現状は、原作種や原作00ほど切羽詰まってない。
(2)は、そもそも現在のところオーブのパイロットしか使わない前提なのにそんな大袈裟なサポートシステムを搭載する必要はない。加えて『第38話 プリミティブな衝動(イナクト改造案含む)』の最後の方で言及された「操縦システム統合計画」の成果で、現用モビルスーツの操縦フォーマットの共通化がかなり進んでいて、最低限の労力で機種転換訓練ができる現状なら猶更だ。
(3)は……ブラックボックスも何も、そもそも小規模最初期生産分を製造しているのはソレスタルビーイングの工廠で、他でライセンス生産されるとしても戦後だろう。
ソレスタルビーイングとしてはブラックボックスというより、むしろ後々は肝である制御系を含んだGN-T回りをコアユニットとして生産し、将来的には他の部分は別企業や組織が担えればと考えているらしい。
そもそもソレスタルビーイングは、ガンダム・タイプなどのワンオフやそれに近い少数生産のオーダーメイド的な高級機を作るのに適した製造設備をしていて、間違っても大量生産に向いてる企業ではない。
むしろ、マスプロダクションが得意なのはモルゲンレーテ社の方だ。
以上の理由により、そもそも「脚部ユニット制御の為に内部がごちゃごちゃしやすい股間部」にコックピットを設置するという発想が最初からなく、パッと見はオリジナルと印象は変わらないが、見えづらい胴体部分(GN-T直下部分)は原型に比べて明らかに太く、普通にそこへ(GN-Tの下、褌アーマーの裏)にコックピットが設置されている。
本来、コックピットがある褌アーマーは、今生では構造材の一つと考えていい。
武装その物は、原作00のそれと大きく変わらないようだが……まあ、多少の変更はある。
GNビームライフル、GNビームサーベル、GNシールド、GNバルカン、GNクローという基本構成自体は変わらない。
ただ、ビームライフルは、正式には”GNマルチモード・ビームライフル”になっている。
オリジナルのGNビームライフルもセンサーとバレルを増設する事でロングライフルとして使用可能という拡張性を持っていたが、この世界線ではトリプルチェンバー仕様、つまりやや大型化したライフル本体に3基のGNコンデンサーを内蔵し、一般的なビームライフルのように1発ずつ撃つ”単射(セミオート)”、3基のコンデンサーを次々と切り替えながら撃ち終わったコンデンサーに即座にチャージしながら撃つ”連射(フルオート)”、1トリガーで3基のコンデンサーを1周する短期連射の”三点射(トリプル・バースト)”、コンデンサー3基分のGN粒子を1発に集束して撃つ”強射(マグナム・ショット)”の合計4種の射撃を行えるように設計されていた。
いわゆる『根本的な威力強化ではないが、総合性能や汎用性、使い勝手は上昇している』ケースだろう。
これは後述する投入されている技術的差異からくるエネルギーゲインの増大も関係しているが、運用やドクトリンの違いも影響しているだろう。
☆☆☆
それ以外の部分はコックピット以外にも割とデザインは同じでも変更点はある。
先ずは、特徴的な”X状のウイングバインダー”。
GNスラスターユニットという点では同じだが、実に多機能になっている。
まず構造自体がフレキシブル・バインダーとなっていて、4枚のバインダーが独立してグニグニ動く構造になっていて、噴射装置という意味でもより柔軟性の高いベクター・コントロールが可能だ。
次にウイング・バインダー全体がが”フリーダム”と同じ能動空力弾性翼構造を持っているということだ。この技術を齎せたのは当然、ニコルパパこと亡命してきたユーリ・アマルフィ氏。
彼はこの開発に積極的に関わり、オーブにおける自分の立ち位置を順調に固めたようだ。
一種の可変翼とも言えるフレキシブル・バインダーとの組み合わせは特に大気圏内では有益で、空力的アクティブ・スタビライザー/アクティブ・バランサーとして機能し、GNスラスターとの合わせ技でGN-Xに高い運動性を保証している。
また宇宙空間でも効率的なAMBAC(Active Mass Balance Auto Control=能動的質量移動による自動姿勢制御)ユニットとして機能し、同じく効率の良い運動性を提供するようだ。
そして最後は、ウイング・バインダー自体がオーブ・モビルスーツでは毎度おなじみの指向性マイクロウェーブやレーザー(後年にはデュートリオンも含まれるだろう)による外部からの送電の
つまり、スラスター、高機動デバイス、電力レシーバーの三役をこなすという多機能ぶりで、どうやらこの世界線では「Xバインダーはジンクス・シリーズの特徴にして象徴」として長く残る気配がある。
また、内部装甲材や構造材に関しては明らかに原作より優越していて、コックピットや疑似太陽炉などの重要区画の周りは他の機体に先んじて常時発動で可変強度のVPS装甲板がインサートされており、また高機動設計ゆえに過負荷がかかりやすい関節や可動部には、負荷が一定値を超えるとフェイズシフトするTP素材が用いられている。
またGN粒子を這わせ強化して貫き手を行う”GNクロー”使用時には、指先もフェイズシフトするようだ。
変形機構もない、人型兵器として極めてオーソドックスな造りではあるが、逆に言えば癖が無いため扱いやすく、その割には運動性が高いという次世代機と呼ばれるに相応しい中々の完成度を誇る機体と言えるだろう。
蛇足ではあるが……この世界線のGN-X、原作と違ってスローネ・シリーズに搭載されテストされていた(前話参照)、止まった疑似太陽炉を再稼働させる”粒子加速スターター”が標準搭載されている。
原作では、「再稼働装置を搭載した専用母艦で運用するから問題ないよね?」と付けられなかった装置だが、オーブ軍では「前線基地とかで止まったエンジンをスタンディングアローンで再始動できないとか、野戦兵器としてどうよ?」と問題となり、幸いオリジナルよりも内容積に余裕があった為に無事に搭載されることになったらしい。
兵器としての完成度が地味な部分だが着実に上がっていることに加え、先に述べたように拡張性や発展性も考慮されているので、早速、バリエーションが”ヘリオポリス”にお目見えしたようで……
「……隊長、なぜ私に搭乗指定されているGN-Xだけ、ピンク……いえ桃色なのでしょう?」
そう目をこすりながら新たな愛機を見上げるのは、”ソーマ・ピーリス”中尉。
どうやら先の防衛戦での戦闘が高評価で昇進したらしい。まあ、昇進は彼女に限った話では無い様だが。
「ん? ”ジンクス・タオツー”という名で、見た目は他のジンクスと変わらないがコックピット周りは脳量子波対応になっている試験機……らしいな」
と答えるのは、今やヘリオポリス駐留のモビルスーツ隊の総隊長で、時には教官役もこなす”セルゲイ・スミルノフ”大佐。
ピーリスの養父でもあり、ユーラシア連邦で軍内部のコーディネーターへの迫害で居場所を失ったピーリスの手を取り、一緒にオーブへ亡命してきた心優しき荒熊だ。
まあ、ピンク色はピーリスのパーソナルカラーではなく、脳量子波対応=クォンタム・サイコフレーム搭載の試験機を示す識別色なのだが。
ちなみに、このデータが元となり後に”アヘッド”の脳量子波対応特別仕様機”スマルトロン”や、その派生機開発に繋がって行くことになりそうだ。
ついでに言うとピーリス、養父のセルゲイと共に居られる時間は原作とは比べ物にならないぐらい長いが、その分、アレ/ハレ・コンビ(?)と過ごす時間は短く、時折、ピーリスの中の人こと”マリー・パーファシー”がぶー垂れているらしい。
なので、「この戦争が終わったら、まとまった休暇をとってアレルヤだかハレルヤだかに会いにいくから」とピーリスは宥めているらしい。
何やら死亡フラグめいた言い回しのような気もするが……まあ、この世界線のオーブ軍に所属してる以上は、どれだけ死亡フラグを乱立しようと「そう簡単にドロップできると思うなよ?」にしかならない気配はする。
少なくとも、カガリは人使いって意味では死神ほど優しくはないだろう。
「作戦決行まで1ヶ月程度、ギリギリ間に合ったという感じではあるかな」
セルゲイはそうしみじみと呟く。
ヘリオポリスに回されたGN-Xは、ピーリスのタオツー仕様を含めて6機。
少なく思えるかもしれないが、これはボアズ攻略戦に間に合うように急ピッチで仕上げられ、ソレスタルビーイングからロールアウトした1stロット製造分が予備機も含めて20機程度である事を考えると妥当な数字ではあった。
加えて、先にも書いたようにGN-Xは、造りはオーソドックスでもかなりの高性能機、その力を限られた訓練時間で引き出そうとすれば、どうしても選抜したエース級のパイロットが必要になってくる。
むしろ、モビルスーツ隊総隊長のセルゲイ、ピーリスにコーラサワー以外に3人も「GN-Xの性能を引き出せる」と判断されたパイロットがヘリオポリスにいると判断された事を自体、オーブ軍のパイロットの層の厚さを物語っていた。
逆に言えば、”ボアズ”攻略の際には6機のGN-Xは確実に出撃命令が出るだろうし、おそらく作戦指揮能力の高さからマネキン自身が提督として出陣することになるだろう。
(増員でハーキュリーの奴が来てくれたのは正直、助かったな)
ハーキュリー、”パング・ハーキュリー”とはセルゲイやピーリスと同じ元ユーラシア連邦の軍人で、セルゲイや亡き妻の同期で戦友だ。
しかし、彼はコーディネーターであり、その事実を隠して従軍していたが、コーディネーターである事が発覚して軍を追われ、セルゲイ達より早くオーブに亡命した経緯がある。
そして、セルゲイとピーリスが亡命した際にも、オーブ側の受け皿となり、オーブ軍への再入隊にも骨を折ってくれたりと何かにつけて世話になった恩人でもある。
ハーキュリーもオーブ本土でモビルスーツ隊の部隊指揮官を勤めていた経験があり、自分が留守にしてもヘリオポリス防衛モビルスーツ隊を上手く指揮できるだろうと安心できる人選だった。
戦いの準備は淡々と、あるいは粛々と、だが確実に進んでいた。
ザフト兵:「えっ……”コレ”と俺ら
肯定です。
ビーム兵装が充実した最新のゲイツだけでなく、シグーやジンで戦ってもらいます。
対抗できそうなプロヴィデンスのボアズ出張とかは入ってませんが、まあ最大で20機、最低でも15機以上程度の参戦予定、絶対数が少ないからヘーキヘーキ
という訳でGN-X、ピーリス指定の脳量子波対応試験機、桃色がチャーミングな”ジンクス・タオツー”まで含めて登場です。
火力は原型と大差ないんですが、ソレスタルビーイングとモルゲンレーテが総力結集して種系統の技術も取り込んで運動性と頑強さと電力量を引き上げて、コックピットの位置変更とかスローネ・シリーズと同じくスターター標準装備とか、野戦兵器としての完成度をアップさせたって感じのこの世界線verです。
多分だけど、アドヴァンスとGN-XⅡは純粋な高性能発展型としてC.E73に出てきそうだけど、『生産性を上げてGN-Xに比べて少々性能を墜とした』と評判のGN-XⅢは、特に原作00ほど量産する必要のない(他国にGN動力モビルスーツは原則輸出しない)オーブのドクトリン的に試作されても量産はされない気がします。
むしろⅢの試作で培った技術を、Ⅱ改やアドヴァンス・カスタムにフィードバックして改良するような?
スペルビアやGN-XIVはそのまま開発されそうな気はしますが。
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