【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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皆様、お久しぶりに脳ミソ柔らかくする準備はよろしいですか?w
ブラックコーヒーの備蓄は十分?

連載再開以来の”きらまりゅ”タグが仕事する、おねショタ分補充エピソード。それも前後編っぽい感じです。






第117話 キラ少年にとって大変結構なことに、特定の条件が重なるとマリューさんは時折アホな娘になるらしい 【挿絵入り】

 

 

 

 さて、地上で行える準備の大半が既に終わり、オーブ本土に居る関係各員がいよいよ宇宙へ上がる日が差し迫ったある日……

 

「キラ君、デートしよ♡」

 

 それはキラ的にはとても嬉しいお誘いだったが、唐突でもあった。

 

「す、すっごく嬉しいけど、なんで?」

 

 ちょっと困惑するキラ。無論、もう何度も求め合って、子供ができにくいスーパーコーディネーターの自分が孕ませるくら肉欲に溺れまくったのに、今更なんで?……という意味ではもちろんない。

 キラ的には、いつだってマリューのお誘いならウェルカム・トゥ・ヘヴンだ。

 特に最近、お肌とお肌のふれあい時間が著しく削られていたから尚更だ。妊娠が発覚してから、基本、マリューは例の”社畜部屋”での在宅ワークがメインだし。

 ただ、ちょっと不意打ちでおっけーなのはもちろんだが、幸せな戸惑いである。

 

「えっとね、お腹が目立つ前にデートしたいなぁって。ほら、キラ君、ここのところ帰ってこれなかったし……お仕事なのはわかってるけど、やっぱり寂しかったし」

 

「ごはっ!?」

 

 戦場で無敵のキラ少年、轟沈。

 マリューは「キラ・キラー」として歴史に名を残すのだろうか? いや、それこそ今更か。

 ちょっとだけ、寂しくて(精神を病みかけたのが)自分だけじゃないと内心安堵するキラである。スーパーコーディネーターだろうがなんだろうが、男の哀しい(サガ)からは逃げられないらしい。

 

「も、もちろんオッケーだよ!」

 

「う、うん♪ それで、あ、あのね、ちょっとしてみたいことがあるの」

 

「なんでもOKだけど……どんな?」

 

「普通の恋人同士みたいに、明日、お外で待ち合わせって……どうかな?」

 

 ちょっとはにかみながら微笑むマリュー……

 

「是非もなし」

 

 なんか真顔で武将(ノッブ)みたいな顔をするキラであった。

 

 さて、どうやら悪くない意味で”天国の扉”はノックされたようである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⌚⌚⌚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 待ち合わせ場所は、モルゲンレーテ社とキラたちの住居もあるオノゴロ島のお洒落と評判の商業地区の一角。

 時間は午前10時。

 オーブのある旧名ソロモン諸島は赤道近くにあり、ほぼ1年を通じて気温が変わらない。

 年間平均気温は25℃前後で、日中最高気温は30℃くらいにはなる。

 なので基本的に夏服だ。

 原作シンの回想で、秋や冬服のイメージがあったが、あれはどこか秋冬が感じられる国に海外旅行に行った時の1シーンではないだろうか?

 なので……

 

「キラ君、お待たせ♡」

 

【挿絵表示】

 

 

 確かにマリューは夏服である。

 間違いなく夏服である。

 でも、それは確かに夏服であるのだが……

 

「”若奥様(マリューさん)は、女子高生”?」

 

 キラは混乱していた。混乱して気がつくと西暦時代のアニメ化作品みたいなタイトルを口走っていた。

 

「え、えっと。う、うん。ちょっとその方向性を狙ってみちゃった♪」

 

 てへっっと微笑むマリュー。

 

「ど、どうかな?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 マリューはちょこっとミニスカートの端をつまみ上げて、

 

「もしかして……似合って無い? やっぱりこんな若い恰好は……」

 

「そ、そんなことないです! 似合ってます! むしろ似合い過ぎて困惑してますです!! というかマリューさん、実は年齢誤魔化してて、本当は10代だったってオチはありませんかっ!?」

 

 うん。いっそ清々しいまでの混乱……というかキラのキャラ崩壊っぷりだ。

 

「や、やった♪ 嬉しい♡」

 

 照れ照れのマリューはさておき、一応、補足させてもらおう。

 実はマリュー、原作でも年齢から考えると結構、西洋人にしては童顔なのだ。特に数少ないリラックスしてるシーンでは。

 そして、もしかして前にちらっと書いたかもしれないが……この世界線のマリュー、少しだけ原作より若いのだ。

 年齢差は、実は二桁に達していない。

 

「えっと、本当に20代中盤です。年齢詐称、してないです」

 

 加えて、このおねーちゃん、胸部バルジはキラの主砲同様ご立派なのに、輪をかけて原作より童顔だったりする。加えて、原作より少しだけ身長が低く170㎝には届かず精々160㎝台後半ってところだ。

 ただ、年齢や童顔よりも明らかに影響が大きいのは……自分よりずっと若いキラと、ヘリオポリス時代から初々しい、いや生々しく?お付き合いしてるからであろう。しかし、生々しいという表現は、ちょっと違う気がする。確かにヤることヤってるけど、子供ができるくらいしてるけど、この2人ってなんか交際自体は妙に可愛いと言うか……やってる仕事とベッドの上の激しさはちょっとエグいけど。

 ともかく、かつて偉人は「精神と肉体は不可分である」と言ったらしいが……まあ、その影響ではないのだろうか?

 実際、年下の彼氏のキラに「どれだけ甘えてもいいんだよ?」って唆されてから、ガッツリ依存してしまっただけでなく、無自覚なままに「大人としての外付け理性」は穢され、崩され、解かされっぱなしだ。

 遠慮なく甘々のイチャイチャができるようになったというのは、それだけ心が若くなった……いや、幼くなったのだろう。

 

 

「えっと、僕としてはありありのありですけど、またどうして、その、その服装を……?」

 

 なにかしどろもどろに聞いてくるキラに、

 

「えっと、可愛い服を着て、キラ君とデートしたかったから……とか?」

 

「それはそれで、嬉しいんですが……それだけ?」

 

 ちょっとだけ引っかかった。

 色気むんむんなお胸様に反して(?)、マリューは存外に可愛いもの好きだ。

 いや、大人っぽい物も好むときはあるが、例えば下着なんかは大半がパステルカラー、特にパステルピンクが多い。

 カップサイズは断じて可愛いとは言ってはいけない大きさだが、デザイン的には少女趣味だろう。

 私服、外出着も同じで可愛い系の服がそれなりにあるのはキラも知っていた。ついでに大半の可愛い系の服が、衝動買いしたのはいいが、いざ着て出かけようとすると照れくさくなり、結局クローゼットに逆戻りすることも知っている。

 

「ごめんなさい。噓ついてました!」

 

 ぺこりとマリューは頭を下げて、

 

「えっと、笑わないでくれる?」

 

「マリューさんの言う事なら、笑わないよ?」

 

「えっとね……学生時代、飛び級とかしたし、勉強ばっかりしてたから……それに大学や軍での研究、楽しかったし。でも、学生の頃、デートとかしたことなかったから、その気分だけでも味わいたかったと言いますか……」

 

 ……思ったよりも、物悲しい理由だった。なんならちょっと陰キャ入ってた。

 いや、まあ無理は無いけど。

 考えてみれば、二十歳そこそこで大西洋連邦の某超有名工科大学の博士号とって、軍にスカウトされて、そのままフェイズシフト素材の専門家として走り続けてきたのだ。

 マリューは才媛、いやまぎれもなく秀才。現状でもオーブ屈指の工学研究者だ。

 そんな彼女が、「普通の学生時代」を過ごせるとは思えない。

 

「キラ君と同年代の学生気分でデートしたかったんですぅ~!!」

 

 そういえば、マリューにもキラと結婚を前提とした交際を始めてから、変な悪癖が生えてきたのだった。

 そう依存し、甘えて、心が幼くなり、その様々な相乗効果で……一定の確率で、マリューは少し”アホの娘”になるのだ。

 

「だって私、キラ君より大分年上だし……」

 

 ついでに年上であることも、それなりにコンプレックスだったようだ。

 キラ、一瞬キョトンとするも、

 

「マリューさんも同じだったんだ……」

 

 しかし、この”アホの娘”化は、キラにとっては大歓迎だ。

 計算づくのあざとさにはないマリューの行動は、大抵の場合、キラにダイレクトにぶっ刺さる。無論、性的な意味も込みで。

 そしてこの男、前にもあったダインスレイヴ級のぶっ刺さりにより理性を蒸発させている。

 そりゃあ子供もできるよってものだが、今回の件はどちらかと言えば……

 

(マリューさん、なんて可愛い……あ、ホント好き。愛してる。マリューさんは僕だけのものだ……)

 

 ちょっと思考レベルが低下し、わずかに理性が削られ、愛が重くなった程度で済んだようだ。

 クリティカルだったら、とりあえず路地裏にマリュー連れ込んでその場でおっぱじめる所だったろう。

 安定期に入る前の自重はどうしたって? いや、使える穴は他にもあるでしょ?ってオチだろう。

 

「えっ?」

 

「僕も”姉さん”に追いつきたい、追いつけなくても近づきたい一心で飛び級して、モルゲンレーテに入社して社会人になったから、あんまり学生らしいことしてこなかったし……」

 

”ぎゅ”

 

「かなわないことだけど、できれば僕もマリューさんと同じ時間、同じ学校で過ごしてみたかったんだ」

 

 そう優しく抱きしめながら、キラは耳元で甘く囁く……

 

「大好きだよ。”マリュー”」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





連載再開以来、下がり続ける評価……このまま下降するならモチベーション崩壊で再び休止に(割とマジに)
一体、何が足りないのだろう?と考える。(※何もかも足りないという真実からは目を反らすことにする)
そうだ、”きらまりゅ”だ!
今のこのシリーズには、圧倒的におねショタ分が足りてない!

小芝居はここまでにして、ホント何やら久しぶりのキラとマリューのイチャイチャ回ですw
最近、シリアスさんが旅から戻ってきたのか、なかなかに真面目な話が続きましたが、実はこのシリーズって本質的にはギャグとラブコメのはずだったんですよ~(私も忘れかけてましたが)。
キラのブラックキリング・デスマーチも終わったので、寂しかったのはキラだけじゃないって事でマリューさんが暴発しました。
ついでキラも頭よわよわ仕様にw
いや、これが「BBA、無理スンナ」だったら冗談で済んだんですが、マリューさんの表層に溢れ出る潜在スペックが高すぎて、何というか……愉快な被害が拡大しそうですw

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