【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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一応は若くても社会人(モルゲンレーテ社員)+姉がトンデモ組織の表のトップ+年上の彼女と濃厚なお付き合い=原作と異なるキラくんの切り口と切れ味をお楽しみくださいませ。






第12話 まずはキラのターン、ドロー! ”正論の羅列”を攻撃表示で召喚!

 

 

 

「あの場所に居たって……キラ、まさかっ!?」

 

 答えはわかりきっていたが、アスランは問いかけずにはいられなかった。

 

「想像通りだと思う。僕はアスランたちが奪いに来たGAT-Xシリーズのプログラム担当の一人だよ。僕がプログラムが得意だったの覚えてる?」

 

 しかし、ブツリと音を立てて切れたのはアスランだ。

 

「キラ! お前はコーディネーターだろっ!? なんでナチュラルに味方するような真似をしたっ!!?」

 

 いきなり激昂するアスランに、逆にキョトンとしたのはキラの方だった。

 

「アスラン、何を言ってるの? 今、コーディネーターとかナチュラルとかって話はしてないよね?」

 

「何を……」

 

 何を言ってるのか分からないという表情のアスランに、

 

「アスランはコーディネーターだから、僕の住んでいるヘリオポリスを襲ったの? 違うよね? ()()()()()()襲ったんだよね?」

 

「状況をわからぬナチュラルが、あんな物を隠れて作るから……」

 

「それこそ何を言ってるの? オーブは確かに大西洋連邦とモビルスーツを共同開発してるけど、それはオーブが世界で初めてモビルスーツを実用化してるから、先駆者として技術支援を行うという取り決めが国同士であったからだよ。隠れて作るのは当り前だよ。現にアスランたちは奪いに来ただろ?」

 

「オーブは中立国だろっ!! それもコーディネーターを受け入れているっ!!」

 

 するとキラは困ったような顔で、

 

「アスラン、軍隊生活で本当に脳筋になったのかな……? 少し頭悪くなった?」

 

「なにっ!?」

 

「オーブをはじめ、他の地球の中立国も『プラントとプラント理事国との戦争に対する中立』を宣言してるだけで、別に技術交流とか開発に関しては何も言及されてない筈だよ? 兵器の売買は開戦の遥か前からあったし、オーブと大西洋連邦の兵器に限らず工業分野の共同開発もずっと前からやってたんだけど……まさか、それを今更、戦争幇助とか言いださないよね?」

 

 事実である。

 例えば、オーブのイズモ級や改イズモ級以外の宇宙艦艇の多くは、大西洋連邦の宇宙艦艇のライセンス生産だったり購入したりで、またオーブも数はそこまで多くないが、ティエレンなどのモビルスーツを大西洋連邦に売却している。

 また、前にも触れたが、アークエンジェルの原型になったのはイズモ級だし、搭載兵装の多くは大西洋連邦の物だったりオーブと大西洋連邦で共同開発が行われただけだ。

 

「そ、それは……」

 

 言いよどむアスランだが、キラはわりと容赦がないようで、

 

「そして僕は、自分の技能を生かしてご飯を食べてゆくためにモルゲンレーテに入社して、お仕事の一環でGAT-Xシリーズの開発に携わっていたんだ。オーブ本国でも、モビルスーツのプログラミングとかやってたしね。そこをアスランたちに襲われたんだよ」

 

「お前がいるとわかっていたなら……」

 

「噓だよね? そうじゃないでしょう。僕は軍人じゃないけど、一応は軍属だから、そのあたりはわかっているよ。()()()退()しなければ、君たちはあの場に居た全員を殺してでも残る機体を奪い去った……違う?」

 

 むしろ淡々とキラはそう”現実的な見解”を返した。

 

「ま、待てっ! ラスティを殺した射撃はキラ! お前がやったのかっ!?」

 

 再び怒気を強めるアスランに、キラはどんどん反比例するように冷えてゆく自分を感じていた。

 

「アスラン、僕にだって守りたい人はいるんだよ。正確にはあの場に居たんだ。僕が何もしなければ、きっと君たちに殺されていた……アスランたちの行動ってそういう物だったでしょ?」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 キラの物言いに、アスランは反論の言葉に惑う。

 しかし、キラは思考する時間を与えるつもりはなかった。

 

「アスラン、なんでザフトなんかに入ってるの?」

 

 それはザフトがどういう組織だかを客観的に知っているが故の問いかけだったが、

 

「母がユニウスセブンに居たんだ……お前も覚えているだろう?」

 

 力ない声で返ってきたのは、回答になっていない答えだった。

 だが、キラは何かを悟ったように、

 

「レノアさんがユニウスセブンに……? もしかして、”血のバレンタイン”?」

 

「そうだよっ! 母はナチュラルの核で殺されたんだっ!! あそこは何の変哲もない農業コロニーだったんだぞっ!!」

 

 しかし……

 

「何の変哲もないってことは無いだろう? プラント理事国はプラントの食料の独自生産や自給自足を禁じてたんだ。言ってしまえば、プラント理事国にとってユニウスセブンその物が違法建築だったんだからな」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「キラ、そろそろ私も話に混ざっていいか?」

 

「あっ、うん」

 

 同行していたカガリ(むしろキラの方が本来はゲストなのだが)の突然の乱入に、目を丸くするキラだったが、

 

「つまりアスラン・ザラ。お前さんはユニウスセブンで殺された母親の復讐のためにザフトに入った……そういう解釈で良いんだな?」

 

 

 

「……突然、誰なんだ君は?」

 

 急な水入りのせいか、冷静さを取り戻してゆくアスランに、

 

「やれやれ。わかってはいたが、私の知名度などまだこの程度か」

 

 そして気を取り直し、

 

「私はカガリ・ユラ・アスハ。オーブ首長国代表首長であるウズミ・ナラ・アスハの娘で、国営太陽光発電公社ソレスタルビーイングの代表。まあ、身分的にはオーブの上級公務員だな」

 

「なっ……!?」

 

 思わぬ大物の登場に、思考がフリーズするアスラン。

 

「さて、ここからは”政治的な世間話”でもしようか? ザフトの赤服とソレスタルビーイングの代表としてではなく……」

 

 だが、カガリはにんまりと笑い、

 

「パトリック・ザラとウズミ・ナラ・アスハ、それぞれの国の頭を張る政治家の子供としてさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで、アスラン攻略(?)が本格的に開始w
そして、カガリが参戦したところで今回はターンエンドです。

それにしても……かつての親友とはいえ、恋人と一緒に楽しくお仕事してる最中に鉄砲持って押しかけられたら、そりゃあいくらいくら温厚な男の子でも怒るよねっと。
しかも、ガチで「殺してでも奪い取る」ってスタンスだし。



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