【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
一応、内容が内容なのでイラスト込みでエロ注意ではあるのですが……
何というか……”重い娘”はお好きでしょうか?
”重い娘”は、嫌いじゃないでしょうか?
”重い”のは勘弁という皆様には向かないようになっております。
閲覧、ご注意くださいませ。
これはきっと、創られた意味を見失った少女と、生きる意味を見失った少年の、どうしようもない逸話である。
警告する。汝、救いを求める事なかれ。
さて、原作の”GNアームズ”にはTYPE-Eと呼ばれるバリエーションがある。
ガンダム・デュナメスに接続される”TYPE-D”と対を為す近接戦仕様のGNアームズだ。
そして、この世界線の”GN-TN”アームズ”にも同じく”TYPE-E”が存在する。
TYPE-Dとの共通装備である、
・GNモノフェーズ・バリア・フィールド
・大型GNキャノン×2
・高機動GNミサイル(128発)
・GNバルカンCIWS×4
は変わらず、TYPE-Dと同じく装備された大型グラップラーアームには、”試作大型GNビームソード”が一振りずつ搭載されている。
後の”ライザーソード”に繋がる装備だ。
「……以上のような理由で追加装備はTYPE-DがGNシールド・ビットとするのなら、刹那と
「ハナヨがそう言うなら、その通りなんだろう」
ここは、刹那・F・セイエイとマイスター874の愛の巣……というのはあながち間違いではなく、オーブのクニノミハシラ島(軌道エレベーターのある巨大人工島)、そのまた一角にあるソレスタルビーイング職員用マンション。
刹那とハナヨが同棲申請して借り受けてる物件だ。
刹那とハナヨはいつも一緒。
リボンズ・アルマークが気まぐれに拾ってきた、「0ガンダムを神のように見上げていた少年」……”ソラン・イブラヒム”。
ソラン少年に”刹那”という、この先を生きてゆくために新しい名を与えた張本人こそ、ハナヨだった。
マイスター874は、ある意味において誕生した……この世に現出したその瞬間から原作と乖離していた。
彼女は、データ上の存在ではなく、最初から”受肉”した存在として現実世界に出現したからだ。
そう、”先代の(第2世代機の)ガンダム・マイスター”として。
つまり、ハナヨの同僚は
そもそもハナヨが呼び起された……ヴェーダ自らに”創出”された理由は、『戦闘用イノベイドのパイロットとしての最適解を得るため』だった。
これは原作の「ガンダム・マイスターは人間とイノベイド、どちらが適正か?を問う」とは全く異なる理由、何せ後に設定されるガンダムに限らない戦闘用イノベイド達のモビルスーツ向け基礎データの蓄積と、パイロット・アバターボディを製造するためのマスターデータ採取だ。
イノベイドの長たるリボンズ・アルマークの言葉を借りるならば、
『ヴェーダのバックアップが無ければ、満足に戦えませんじゃ困るのだよ。スタンディング・アローンで戦闘できないモビルスーツ・パイロットに何の意味があるんだい? モビルスーツは原則として個人兵装だろ?』
『それともヒューマンのパイロットに負けた時、「ヴェーダのバックアップがあったら負けなかった」とでも見苦しく言い訳したいのかい? それならば止めないけどね』
このリーダー、「イノベイドとしての傲慢さ」は確かにあるかもしれないが、傲りも抜け目もない。
なので、イノベイドの隠れ蓑であり表看板であるオーブが主導的役割を担うであろう、「モビルスーツが戦場の主役となる時代」に向けたそのデータ収集とフィードバックのため874に肉体は必須だった。
そして起きた……規模が縮小したとはいえ、起きてしまった”プルトーネの悲劇(正確にはその近似イベント)”。
『第33話 新ヤマト家(?)とモルゲンレーテ社への復帰、そして少々NGではなくGNネタ』の後半、簡単にその顛末は記したが……結局、リボンズの策略により『
原作では命を落とすはずだったルイードとマレーネをはじめ、シャルにも命に別状はなく、原作と比較するなら万々歳もいいところの結末だったろう。
だが、ハナヨの視点に立てば、そうも言ってられなかった。
事故の後遺症で、ルイード、マレーネ、シャルの三名は、命こそ助かったが後遺症などにより三人そろってガンダム・マイスターを引退せざるを得なくなったのだ。
特に1番年下だったシャル・アクスティカはGN粒子の引き起こしたテロメア異常と、それを治療するためのイノベイド謹製の特効ナノマシンの治療で一命はとりとめたものの、今度は細胞やホメオスタシスの異常活性で「肉体が現状(16歳の体)を強制維持」する状態になり、”歳をとれなく”なってしまったのだ。
結果、ルイードと彼の妻になってレゾナンス性に変えたマレーネは、前話にも触れたとおりソレスタルビーイングをいったん離れて支援に特化した外郭団体”フェレシュテ”を立ち上げた。
シャルは、ソレスタルビーイングを完全退役し、フェレシュテにも誘われたが断り……
『私は、ここまで。サヨナラだよ』
そう揺れる飛行機雲と共に故郷へと還っていった……
とシリアス風味ではあるが、幸いにも「若いまま」以外にはその後も目立った異常はなく、故郷に帰った後に幼馴染だった既出の”とある人物”のプロポーズを受けて結婚。
今や三児の母(全員、女の子)だ。
☆☆☆
だが、途方に暮れてしまったのはハナヨだ。
同僚が三人まとめてパイロットから抹消されたため、第2世代ガンダムの運用は事実上、『ハナヨ一人では無理がある』と凍結された。
実際には、この時点で最低限必要なデータ収集は終わっていたので、単独のパイロットで無理してテストを継続する必要はないと判断されたようだ。
『第68話 ソレスタルビーイングにおける防衛作戦会議の風景(未登場モビルスーツや新装備MIDIフレームも議題に含む?)』に名が出てきたヒクサー・フェルミとグラーベ・ヴィオレントは、まだこの頃は人間として生活しており、ソレスタルビーイングには合流していない。
原作のような絶望こそ無かったが、突然果たすべき役割が無くなり虚脱状態になってしまった。もしかしたら肉体があることの弊害で、より強く感受したのかもしれない。
さらに原作のような「ガンダム・マイスターは人か? イノベイドか?」という、ある意味ゴールのない曖昧なミッションではなく、明確な目的もゴールもあり、それが一気に消えてしまったことも影響しているのかもしれない。
そんな時だ。上司であるリボンズ・アルマークが、砂漠から一人の少年を気まぐれで拾ってきたのは……
『874、君は今、ちょうど暇だね? なら、この少年の面倒を見てくれないか』
自分が拾ってきたのに、あんまりと言えばあんまりの切り出し。流石、世界線や相求める理想や在り方が変わっても、リボンズはどこまでもリボンズだった。これにいつも付き合わされるリジェネは反旗の一つや二つ翻しても許されると思う。
『それとこの少年に過去は要らない。古き衣の様に捨てさせた。丁度良いから、君が名前を付けるといい。過去を捨てた少年が、新しい
ハナヨはあえてその少年の昔の名前も、何があったかも聞かなかった。
彼が生きていくのは、昨日ではなく明日というのだから。
その少年の持つ空虚さは、何故か今の自分は親近感を覚えた。
『ああ、何もなくなってしまった874も、同じく空っぽになってしまったからですね』と妙に納得する。
「あなたも何もないのですね?」
「……うん」
「
「ハナヨ?」
「はい。ハナヨは最初は番号だけです。ハナヨという呼び名は後からつけてもらいました。でも、創られた目的はありました。でもそれも無くなってしまいました。なので……今は何もないのです」
「俺と同じ……?」
「同じです。だからあなたの名前は、ハナヨが付けます」
「うん」
「最初は”刹那”」
「せつな?」
「知覚できないほどのほんの僅かな時間の事……短い時間時間を大切にしてほしい願いです。短い時間が積み重なって”今”ができる。ハナヨは最近になってようやくそれを知りました」
「でも、俺にはそれは分からない」
「今はわからなくていいです。次は”F”です。これはあえて意味を固定しません。古武術の”タイ捨流”と同じ理屈です」
「???」
「ハナヨはタイ捨流の”タツジン”。いずれ教えますよ? 固定しないのは色々な意味を持たせられるから。Future(未来)、Fortune(幸運)、Forgive(許し)……どれも人間に、”刹那”に必要な物です。Forever(永遠)というのもいいですね? 刹那と”対”になります」
「うん。そっか、俺は”刹那”」
「そうです。刹那です。最後は”セイエイ”。これもカタカナです。オーブ古語(旧日本語のこと)で二つの意味を持たせます」
「二つ?」
「はい。一つは”精鋭”。鍛え抜かれ選抜された強き者を意味します」
「……いいね」
「もう一つは、”清栄”。清く栄えること。刹那がこれからも健在であることを願うハナヨの想いです」
「ハナヨ、ハナヨはどうして俺に優しくしてくれるの?」
「多分、これは優しさじゃないです。きっと、これはハナヨの為でもあります」
「ハナヨの?」
「はい。ハナヨも刹那もきっと欠けているものばかりです。でも欠けている部分が違うなら、お互いが補えるかもしれません。刹那、改めて確認です。何もないのですね?」
「……うん」
「なら、まずハナヨの為に生きてみてください」
「ハナヨのため?」
「はい。対価にハナヨは刹那の為に生きてみます」
それは、命が重いと感じられる二人ではないから、空っぽの二人だから成された約束……
とても重くて軽い約束。
でも、空虚な二人だからこそ、いっそ胸が痛くなるほど純粋な約束だった……
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
空っぽの二人は、お互いでお互いを少しづつ満たし始めた。
中からハナヨは刹那に満たされ、刹那はハナヨに満たされてゆく。
2人に起きたことは簡単だ。溺れ乱れ絡み深みに堕ちてゆくことをだれも止めなかった。
むしろ、リボンズは「人とイノベイドの関係性における”
そして、おそらくはハナヨにのめりこみ、ハナヨと共に生きるために自ら望んで”歪み”となった刹那に、「ある兆候」が表れた時、歓喜したのだ。
ようやく待ち望んだ、「
おまけにビサイド・ペインの時と異なり、イノベイドの
『リボンズ、刹那の身の安全が保障されている限り……ハナヨと刹那を引きはがそうとしない限り、ハナヨが貴方を裏切ることはありません。この身、好きに使うといいです。あなたの理想が何であろうと、貴方の望む未来がどうだろうと、ハナヨには興味も関心もありません。』
『いいね、その執着。吹き荒ぶ脳量子波が心地よいよ。それが君の歪みかい?』
『違います。”
『僕としては喜ばしいことだね。”僕を裏切れない”事がわかりきってる君に預けるのが、一番安全だ』
『リボンズ、刹那がハナヨの外付け安全装置である事を努々忘れぬようお願いします』
『委細承知だよ』
☆☆☆
「TYPE-Eに搭載するGNファングの操作は、ハナヨが行います。他の火器もお任せです。刹那は刃を振るう事に集中してください。16基程度のファング操作などハナヨにとり問題ありません」
どうやら原作では厄介な敵武器だったファングは。この世界線では刹那の強い味方になるようだ。
「わかった」
刹那がそう短く返すと、ハナヨはいつも2人で使ってるシングルベッドに腰掛け、ポンポンと自分の膝を叩いた。
「ハナヨは刹那に膝枕をしたくなりました。来てください」
「ああ」
そして、慣れた動きでハナヨの膝に頭を置き、
「いつものハナヨの匂いだ」
「はい。刹那が居るだけでいつでも発情する、いつもの卑しい、いつも雌猫臭いハナヨの匂いです」
「だから落ち着く。それがいい。俺の好きな匂いだ」
まるで自分の物だと言いたげにハナヨの太ももにマーキングするよう刹那は頬擦りし、ハナヨは優しく刹那の髪を撫でる。
その心地よさに抗う気も起きない刹那は胎児のように体を丸める。
刹那の見せる愛らしさに、歓喜がゾクゾクとハナヨの背筋を駆け上り、足の間をはしたなく濡らしてゆく……
「当然です。そうなるようにハナヨが刹那を育てました。ハナヨの小さな胸でしか興奮しないようにしました。ハナヨの小さな
赤く紅く濁る……情念と執着と独占欲が渦巻く瞳。
それはきっと日常。当たり前のように繰り返される確認で、
「嫌でしたか?」
「俺はハナヨがいれば、それでいい」
刹那に一切の迷いはない。
ソランから刹那になったあの時から、ハナヨは刹那の物で刹那はハナヨの物。
それはあまりに当たり前なのだから。
この二人の”重さ”を表すエピソードはいくつもあるが……例えば、『刹那の精通は、ハナヨの
「ハナヨもです。刹那がいれば、他に望みはありません」
「俺もだ」
「刹那」
「ん?」
「今日もいっぱい、ハナヨで気持ちよくなってください……♡」
”にちゃぁぁぁ……”
「うん」
どうしようもなく2人で自己完結した世界であり、約束は未だに履行され続け、更新され続ける。
出会える前に”終われなかった”2人がいる限り、終わることなく、尽きることなく。
刹那はハナヨを、ハナヨは刹那を貪り蝕み沈んでゆく……
それはどこまでも爛れた甘美で、それ故に腐り堕ちて行く……どこまでも……
実は、作中登場全女性キャラで一番の地雷がハナヨだった件について(挨拶
いや、私ですらも書いてる途中にキャラが独り歩き初めて「激重っ!?」と思いましたし。
刹那と猫耳へそ出しエロメイド型合成クールロリ系激重少女(属性大渋滞中)の話は、原作主人公の在り方や未来を大きく変える話ですし、実は屈指の「書いてみたかったエピソード」なんですよ。
ただ、予想以上に激重娘になってしまったというか、初っ端から
「貴方に新しい名前をあげます。その代わり貴方の”この先”をハナヨにください。その代わりハナヨの”この先”を貴方にあげます」
ある意味、逆光源氏?
まあ、間違いなく作中屈指のハイスペックな彼女ではあります。
おはようからおやすみまでいつも一緒。なんなら異星まで一緒です(ELSフラグ)
金属生命体との融合? 刹那であれば問題ありません。同じ時間を生きれるようになるので喜ばしい事です。
ぶっちゃけ、マリナ、劇場版フェルト、劇場版ティエリアの三人のポジを一人で強奪する女こそハナヨちゃんって訳ですw
「空っぽになって生きることが軽くなった」二人だからこそできた重い約束なんですが、一番軽いのリボンズだよなぁ~とw
自分のガンダムをテスト名目で見せびらかせにいった先で仮にも原作主人公拾ってきて、「計画凍結されて暇そうだから」って理由で部下に丸投げってお前w
リジェネはキレていいと思います。
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