【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
彼女の名は、”ミーア・キャンベル”。間違ってもキャンベル星人のミーアではなく、パーソナルカラーまで許されたれっきとした”ザフト・レッド”のモビルスーツ・(テスト)パイロットだ。
何やら原作と(整形前だということを踏まえても)別人のようだが……それは、この世界線における彼女の出自に関係がある。
例えば、今の親……キャンベル姓の養父母ではなく、産みの親(正確には父親)とも言える存在が、”メンデル”の科学者だったと言えば、彼女の出自に関する厄ネタっぷりが伝わるだろうか?
しかもどうやら、”とある問題人物”の部下というか手下というか……まあ、そういうポジションだったようだ。
そして、「師匠の研究を見て、自分でもそんなものを作りたくなった」という動機で、師匠の研究成果をちょろまかして”制作”したのは良い物の……やはり罰が当たったのか、後に幼女化し出てくる師匠ほどの運は無く「メンデル襲撃事件」であっさり命を落としている。
しかし、運が良いのか悪いのか生き残ってしまった「師匠の研究成果の集大成と自分の遺伝情報と願望と欲望と理想を詰め込んだ”(製作者曰く)最高傑作”」は、どういう経緯か子供ができずに悩んでいたキャンベル夫妻の元へと流れ着いた。
そんな経緯でこの世に生を受けたのが、この世界線における”ミーア・キャンベル”。
ぶっちゃけてしまおう。大雑把に言えば、”ラクス・クラインの亜種(劣化版かどうかは不明)”だ。
黒髪と大きな胸は、製作者の趣味らしい。
まあ、そうであるが故に、
「君はラクス・クラインに声が似てるな?」
「そうですか? うふふっ♪ そう言ってもらえると、なんだか嬉しいですよ。クルーゼさん」
これは偶然ではなかった。
一部の遺伝構造が酷似している、いや”同じ”なのだから。実は容姿も似てないようでいて、少し似ている部分がある。例えば、髪色も体型(特に胸)も違うが、瞳の色はラクスと同じだったりするのだ。
「その反応から察するに、このご時勢だというのに彼女のファンなのかね?」
「時節は関係ないですよぉ。昔からファンだし、オーブからの(プラントでは非合法なはずの)配信もいい曲多いじゃないですか♪」
ミーアがラクスに惹かれるのは、もしかしたら遺伝的なものかもしれないが……まあ、それを指摘するのは野暮という物であろう。
ただ、赤服……”ザフト・レッド”を着れるように彼女のパイロットの腕は一流だ。
少なくとも、クルーゼと並び核動力モビルスーツを任される程度には。
「なるほどな。では、今度1曲歌ってもらおうか」
「いいですよぉ♪ リクエスト、あります?」
「”ENDLESS RAIN”」
迷いのない曲名は、よりによって”終わらない雨事変(第61話参照)”のトリガーだった。
「……クルーゼさんって、もしかして結構尖った性格してます?」
故に、親近感を持ったクルーゼと話す機会も増え、結果として「ラクスと似た声質の少女」の話題を”友人”に送る事になる。
そして、その友人が”トンデモネー計画”を画策し、それを嗅ぎつけたトンデモネー奴が更にトンデモネー事しでかすことになるのだが……まあ、それは後のお楽しみ。2年後くらいを期待しててほしい。
「それにしても……私の”ピンクちゃん”にも”ミーティア”くっつけちゃいますかぁ~」
少し宇宙猫っぽい表情になるミーア。
そう、彼女の愛機”ドレッドノート・アーティラリー”のパーソナルカラーはチェリーピンク。誰がどう見てもいわゆる”ラクスカラー”なのだが、パーソナルカラーはミーアに許された権利であり、指摘したとしても誰の得にもならないので、放置されている感じだ。
そして、核動力機ということで、後年のファン曰く”初代ピンクちゃん”にも”ミーティア”ユニットが装着されていた。
「クルーゼさん、上は私たちを何と戦わせるつもりなんでしょう?」
「さあ。何でもザラ”総統閣下”に言わせればコーディネーターの存亡をかけた総力戦らしいからね」
皮肉を込めたクルーゼの言い回しに、
「それ、どちらかと言えば”ザラ書記長閣下”とかの方が似合いません?」
「……君は意外と学があるのだな?」
「あれ? もしかしなくても私、バカだと思われてました?」
こうしてヤキン・ドゥーエの日々は過ぎてゆく……
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
一方、その頃、”アメノミハシラ”の軌道ステーションにあるソレスタルビーイングの拠点では……
「皆様、お初にお目にかかります。”リジェネ”と申します。ソレスタルビーイング理事長の秘書のようなことをやっています」
なんか、ダウナーなお姉さんの襲撃(?)を受けていた。
そして、その雰囲気は何というか……
「ティエリアのお姉さん?」
そうガンダム・マイスターの一人、ティエリア・アーデに顔立ちと雰囲気がとてもよく似ていたのだ。
「ち、違うっ! いや、遺伝的なつながりが全くないと言えば、それも違うが……」
珍しくしどろもどろになってるティエリアだが、そのリジェネを名乗る女性はぺこりと頭を下げ、
「いつも”弟”がお世話になっています」
と一言で切り捨てた。
なんかこの世界線のリジェネ・レジェッタ、ダウナーな雰囲気の割にはノリが良い。
「誰が弟だ、この引きこもりっ!!」
「黙れ。女装癖」
「「「ああ~っ」」」
「あれは趣味ではなく……というか、お前たちは何を納得してるっ!?」
何やらガンダム・マイスター×2とクジョウの反応に不満なティエリアだったが、
「いや、お前なら無理もないかなって。ほら、中性的な顔立ちだしさ」
とは
「だ、大丈夫! ティエリアは綺麗だし、オーブは性の多様性に極めて寛容な国だしっ!」
なんかフォローになってるんだかなってないんだか微妙なことを言い出すアレルヤ。
ちなみにオーブの性の多様性は西暦時代の戦後日本、性への寛容さは江戸時代の中期から末期並みだ。
前にもカナーバが140話あたりで言及していた気がするが……「裸首輪のお散歩プレイ」はオーブにおいては一般性癖扱いで、よほど公共の場で”粗相”でもしなければ、お目こぼしされるレベル。ただし、”後始末”は飼い主の義務。
粗相を放置すると、今度は性癖とは無関係の法律で裁かれる。街は綺麗に使いましょう。
まあ、世間様がこんな感じなので、女装癖くらいどうという事はない。むしろ、男の娘も込みで一般性癖中の一般性癖だ。
「ねえティエリア、今度、お化粧させてくれない? あと、一緒に服買いにいこっか?」
女装美少年に興味津々のクジョウさん。というか変な扉開きかけてね?
「ち、違うからなっ! リジェネ、いつもは理事長室に引きこもってるお前がなんでこんなところに生息しているっ!?」
「好きでいる訳じゃない。リボンズに尻を撫でまわされて……失礼。嚙みました。理事長に尻を蹴飛ばされてわざわざ来たんだ」
「どんな嚙み方だっ!?」
少しだけフォローを。
ソレスタルビーイングには実際に運営を行っているカガリを代表とする表部分に加え、その裏で最高意思決定を行う”理事会”が存在する。
頂点に居るのは、理事長のリボンズ・アルマーク氏。
ここまではこの場のメンバーも知っているが、人間側のメンバーは刹那を除いて理事長に会ったことは無く、その刹那も自分を拾った0ガンダムのパイロットが理事長だとは気づいていない。
また理事会はリボンズ以外、名前も非公開だが……某金ぴか大使やその他の有象無象をこの世界線のリボンズが容認するわけもなく、全員がイノベイド。もっと言えば、リボンズと”ヴェーダ”がメインの組織だ。
ちなみにリジェネ、哀しいことに彼女の性癖は「エンジェル・コンプレックス」。
つまり、「性別も存在しなく、歳も取らない」リボンズはドンピシャなのだ。
だから、
リボンズ:『行ってくれるね?(尻撫でまわし&耳たぶを甘嚙み)』
リジェネ:『あい♡(恍惚とした表情)』
嗚呼、哀しいかな。今日もリジェネは惚れた弱みで無茶ぶりを受ける。
彼女だけは謀反しても許されると思う。しないだろうけど。
そして、リジェネは気を取り直すようにコホンと咳払いをして、
「さて……皆さんには戦争をしてもらいます」
「? とっくにしている筈だが?」
平常運転のいつも通りハナヨを張りつかせた刹那だった。
リジェネ、ついにダウナー引きこもり系愉快な残念お姉さん枠に(挨拶
いや、最近、ギャグ少ないなぁ~と思ってついw
ただし、ダウナーも割にはノリは良く、ついでにリボンズに弱い(ベタ惚れ)。
女性に性別固定された事で運命が思い切り変わってしまったキャラですね~。
そして、改めてサラッと明かされるこの世界線の「ソレスタルビーイング理事会の正体」。
要するに理事長はリボンズで、名前が明らかになっているのは彼だけ。後のメンツは名前が非公開で基本イノベイド&”ヴェーダ”。
そりゃ金ぴか大使とかいなけりゃ風通しも良くなるし、軌道エレベーターまで管理する世界最強のエネルギー企業にもなろうってものです(表面的には公社だけど)
ちなみに資金繰り、外部への投資や投機などの戦略的資産運用は、ヴェーダとイノベイド有志一同が趣味でやっていて、本業以外でも巨万の富をソレスタルビーイングに齎せている模様。世界経済に容赦なさすぎるw
そりゃあ資金不足にもならんし、王留美(いるとしたら東アジア共和国かな?)とかと繋がり持つ必要ないわな。
ミーアの産みの毒親の師匠って、ほぼほぼこの人だろうな~。
※画像はイメージです。
【挿絵表示】
師匠も師匠なら弟子も弟子だった件についてw
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