【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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いよいよ始まりますヤキン・ドゥーエ&ジェネシス攻略戦!
初戦を飾るのは、ミーアとマネキン艦隊。果たしてその結果は……







第152話 激突! ミーア・キャンベル vs マネキン艦隊 【挿絵入り】

 

 

 

 それは、クサナギのパイロット控室にて……

 

 

【挿絵表示】

「さて、いよいよ本番。私たちが女を魅せる時が来たわね♪」

 

 とやる気、あるいは殺る気を漲らせるアサギ・コードウェル。

 

 

【挿絵表示】

「まっ、死なない程度に気張るとしますか」

 

 そう笑うマユラ・ラバッツ。

 

 

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「死んだら新刊、描けないし読めないしね」

 

「「それは嫌っ!!」」

 

 いつも通りのアストレイ三人娘。

 気負うことなく、三人は「さぁ、決戦だと」拳を合わせた。

 それぞれのNアストレイ・ハイペリオンに乗り込む三人の背中には、死神など張り付いていない。

 ただただ、これまで生き抜いてきた頼もしさだけがあった。

 ……というか、こいつら絶対、殺しても死ななくね?

 ほら、薄い本への執着とかで、イベントの腐女子あるあるな異常な生命力(バイタリティ)発揮しそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ハルバートン特別任務群、マネキン艦隊、カガリの別動隊の中で最初に接敵したのは、マネキン艦隊であった。

 おそらくこれは距離と侵攻速度、ルートの差だろう。

 

 

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「あーあ、引き当てちゃったかぁ~」

 

 ”ドレッドノート・アーティラリー”の中でミーアは小さく嘆く。

 正直、ミーアとしては一番当たりたくない相手、パトリック・ザラの読み通りにオーブ軍がやって来た。

 だが、接敵した以上、そうも言ってられない。

 

「ミーア・キャンベル、吶喊しますっ!!」

 

 ミーティアの推進システムをフルスロットルにし、眼前のオーブ艦隊、おそらくは前衛隊(ピケット)の位置に付けていた艦艇群に狙いを定める。

 敵モビルスーツ群が接近してくるが構っている暇はない!

 そんなのはミサイルで牽制すればいいと割り切り、

 

「マルチロックオン、ファイア!!」

 

 裂帛の気合と共に放たれた一斉射は、驚くべき被害をマネキン艦隊へと齎した。

 最も高火力な2門の120cm高エネルギー収束火線砲が見事に2隻のドレイク級を貫通、爆沈させる!!

 他にもネルソン級1隻を大破させ戦列から離脱(後に自沈処分)させ、モビルスーツ2機を損傷させたのだ。

 このヤキン・ドゥーエを巡る戦闘どころか戦争全期間を通じて、「パイロット個人で最もオーブ軍にダメージを与えたのはミーア・キャンベル」と言わしめる会心の一撃だった。

 

 おそらく、オーブ軍にも油断があったのは事実だろう。

 ヘリオポリスの戦いから始まる一連の戦闘で、ついにオーブは「強力な機体を操るザフトのエース」とまともに戦うことは無かったのだから、それも致し方無いところだ。

 その代償は小さくはないが、

 

「ナメるな……!!」

 

 果敢にミーアの弾幕を潜り抜け、真っ先に懐に到達したのはジャスティス・ソーディアンに追従できる常識外れの運動性を持つジンクス・タオツーを駆るピーリスだった。

 彼女の狙いは的の小さいモビルスーツではなく、大きなミーティア本体。

 GNマルチモード・ビームライフルの3発分の粒子を1発にして放つ”マグナム・ショット”で狙い撃つっ!

 しかも、通常射撃よりわずかに長い照射時間を活かして命中の瞬間、咄嗟に銃口を溶断するように動かし、見事に推進剤タンクを損傷させる技を魅せた。

 

「グラハム大尉!」

 

『任せるがいいっ!!』

 

 続く被弾面積の小さな航空機形態でピーリスに遅れることなく弾幕を突っ切ってきたグラハムは、連射モードでピーリスの開いた傷口付近に着弾させて推進剤を爆散させながら、

 

『切り捨て御免っ!!』

 

 すれ違いざまに”グラハム・スペシャル改”マニューバで人型へと変形し、GNビームサーベルで左のミサイルポッドと93.7cm高エネルギー収束火線砲をまとめて切り落とす一太刀を浴びせた。

 

 無論、攻撃はこれで終わらない。

 わずかな時間差でスミルノフ、コーラサワー、ハワードとダリルのGN-Xが駆けつけ、間髪入れずにサイクルの早いトリプル・バーストでGNビーム弾を叩き込み、

 

「き、緊急パージですぅ!!」

 

 結果、ミーアのミーティアを爆散させるっ!!

 

 ミーアにとっての不幸は、自身の「実戦パイロットとしての経験不足」と味方の練度不足にあった。

 即ち同時に出撃し網を張っていた9隻の戦闘艦と都合54機のモビルスーツは、ミーアをフォローできる位置に居なければならなかったのだ。

 だが、ミーアの吶喊宣言の後、ザフト艦隊の反応が明らかに遅れた。

 そして、ミーア自身もまた友軍の位置を確認していなかった。

 つまり、「結果として突出、孤立」してしまったのだ。

 友軍を形として置いてきぼりにした故にミーアの攻撃は奇襲として成立したのだが……引き換えにわずかな時間とはいえ孤立した。

 そんな状態の強力な敵を放置するようなオーブ軍ではない。

 奇妙に突出した敵を強敵として見做したからこそ、ピーリスとグラハムは素早く動いたのだが、ミーアの有効射程が想像よりずっと長かった(とんでもない射撃精度だった)ことが唯一の計算違いだ。

 しかし……

 

 

【挿絵表示】

(あれ……これ……なに……?)

 

 遥か遠方から飛来する種のイメージ……着地と同時に弾け、極彩色の音符をまき散らす。

 それと同時に視界も思考もクリアとなり、本来見えないものまでミーアには見える気がした……

 

「みゃあぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」

 

 猫のような雄たけびと共に、ミーティア爆発に煽られた機体が錐揉み回転している状況で、ミーアは”感覚のみ”でドレッドノート・アーティラリーの全ての火砲を自分を囲む6機に向けて発砲するっ!!

 

「これは無指向性脳量子波っ!?」

 

 その反応に真っ先に気づいたのは脳量子波強化コーディネーター(デザインベイビー)のピーリスだった。

 不規則に高速回転するドレッドノート・アーティラリーから放たれた無数のビームと実体弾は、乱射としか思えないようなものにも関わらず、それは驚くべき射撃精度を持ち、流石に歴戦のパイロット達に命中弾こそ与えられなかったが、一瞬怯ませることには成功した。つまり……

 

「戦術的配置転換ですぅーーーーっ!!」

 

 ミーアが強引に機体の姿勢を立て直し、一目散に戦線離脱するには十分な隙を作れたという意味だった!!

 そして、遅れてやってきたザフト艦隊に紛れるように「機体の応急修理と武器弾薬と推進剤を補給をしてきますっ!」と言い残しすれ違い、ヤキン・ドゥーエへ撤退。

 

 そう驚嘆すべきことに……いかに虚を突いたとはいえ、ミーアはピーリス、グラハム、スミルノフ、コーラサワー、ハワード、ダリルの6名のネームドと高性能機に囲まれながら、見事に逃げおおせてみせたのだっ!!

 

「ははっ! やるじゃねぇか、あの”猫のお嬢ちゃん”」

 

 そうスローネフィーアのコックピットで笑うサーシェスに、

 

「言ってる場合か」

 

 と呆れるカナード。

 そして、旗艦方向へと飛んできた攻撃をモノフェーズ光波防御帯で防ぎ、見事タンク役を果たしたアストレイ三人娘は、

 

「ま、まあ、私達は私達の仕事をこなすとしますかっ!」

 

 とアサギ。それに同意を示すマユラとジュリだったが、

 

「それにしても……何だったんだろうね? ”あの娘”」

 

 機体から発せられた”何か”。それは明確な”女の子の声”としてこの戦場に居る者に認識されていたのだ。

 そして、それに答えられるものは誰もこの場にはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、ミーア・キャンベルと、彼女の駆るドレッドノート・アーティラリー+ミーティアという唯一オーブ軍の強力なモビルスーツに対抗できた戦力を撤退に追い込んだことにより、実質的に戦いの趨勢は決まったと判断して良かった。

 

「遅いっ!」

 

「やっぱり俺様はスーパーエースだぜぇーーっ!」

 

 スミルノフ、コーラサワーに代表されるGN-X隊はモビルスーツ・キラーとしての真価を十全に発揮し、

 

「ローエングリン、()ぇっ!!」

 

 ザフト艦隊の先陣を切るナスカ級3隻に、アマギ、クサナギ、スサノオから放たれた陽電子砲の火線が次々と突き刺さり、瞬く間に轟沈させる。

 残るローラシア級も逃げればよい物を、だが彼ら彼女らにはその選択肢は残されていなかった。

 

 パトリック・ザラの命令は「一次反射ミラーの交換完了まで時間を稼ぐこと」。それはザラ派にとって死守命令に等しい。

 ならば引けるはずなどなかった。

 当然だ。彼らは「一次反射ミラーの交換さえ終われば勝てる」と信じていたのだから。

 

「いい加減、降伏しなさいよっ!!」

 

 アサギのNアストレイ・ハイペリオンの放ったシュラークとビームライフル、ゲイボルクの一斉射が半壊していたローラシア級に全て吸い込まれるように着弾し、弾薬庫を一気に誘爆させ爆沈させる。

 無論、脱出艇は確認できなかった。

 

「……ばか」

 

『言ってやるな。連中はそういう仕事で、連中を沈めるのが俺たちの仕事。それだけのこった』

 

 通信を繋いできたのは、しばらくぶりに声を聴いた気がするサーシェスだった。

 

「サーシェス教官……」

 

『戦場にセンチメンタルは禁物、なんて野暮なことは言わねぇが、死者に引っ張られて自分もその仲間入りをするなんざぁ、阿呆のやることだ。覚えておけ』

 

「……はいっ!」

 

 アリー・アル・サーシェス。どこまでもプロの傭兵。現実主義者。

 だが同時に彼は何人もの若者を一人前のパイロットに育てた教官であり、そしてやがて父になる漢だった。

 

 

 

 最終的に、オーブ軍に降伏できたのは5機のモビルスーツだけで、全て非ザラ派のパイロットだった。

 戦闘艦は9隻全てが撃沈された。

 オーブの被害艦は、ミーアが齎せた以外は無く、一方的な勝利と言ってよかった。

 

 そして、マネキン艦隊は、エネルギー反応と通信からハルバートン特別任務群の会敵場所と思われる宙域へと進路を取る。

 無論、後方から回り込み残存ザフト艦隊を半包囲するためである。

 

 そしてこの場所に1隻だけ救助用にドレイク級が残されたが……救命されたザフト将兵の数は、3桁に遠く届かなかったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




落とされる寸前でカットイン入りで覚醒(SEED)して、オーブの誇るネームド6人から囲まれても逃げおおせたミーア、凄くね?(挨拶)

ピーリスは唐突に発生した脳量子波に驚き、他の面々はミーティアの爆発で吹っ飛ばされクルクル回りながら乱射、それも割と正確く射撃してくることに虚を突かれ、遅れてやってきたザフト艦隊に紛れて逃げられるというw

オーブもちょっと勝ち戦が続いてたし、ネームド・エースもこういうこともあるでしょう。
サーシェスが大爆笑しとりますがw

祝! オーブ三人娘初のAIイラスト化♪
いや、どうもAIパイセン、あんまりこの三人娘が得意でないのか、あんま枚数ないのでレアなショットです。
ヤキン・ドゥーエ緒戦に向けて気合い入れ、ですかね?

アサギ達もガッツリ撃墜したようですが……割としっかり教官しているサーシェスさんでした。

お気に入り登録、ご感想、高評価などしていただけたら本当にありがたいです。





☆☆☆



ここから先は、お知らせ……というより愚痴です。
なので不快になったらすみません。
それでもいいよという方は、聞いてやってください。

昨日、また評価が下がりました。
ぶっちゃけ、ここのところj評価が下がり続けてますね。
まあ、それはつまり高評価より低評価が入ってるってことでして。
特に昨日は評価”1”でしたし。
正直、「イラストの準備もできたし、さて最終戦、盛り上がろうか!」って時にこれはテンションもモチベーションもガタ落ちしました。
人によってとらえ方は様々でしょうが、少なくても私は結構キツいんですよ。

こんな状況なので1週間分くらいはストックがありますが、その先は執筆自体はしようと思うのですが、モチベーションが回復しない限りちょっと更新は不透明になりそうです。
もうラストスパートですし、なるべくエタらないようにしようと思いますが……

そんな状態でして、更新が止まったら「あっ、まだダメージ回復してないのか」と思って気長にお待ちいただければ幸いです。

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