【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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さあ、盛り上がってまいりました。





第156話 (ジェネシスぶっ壊しの)真打ち登場! & (ラクスの)新曲披露!! 【挿絵入り】

 

 

 

「さて、そろそろか……」

 

 それは、なかなかに見ごたえのある風景だったろう。

 アークエンジェルを先頭にアカギ、エターナルという3隻の宇宙戦艦が密集陣形で進むのだ。

 

 先陣を進むは、味方全てを包み込む巨大なGNステルス・フィールドを展開するネーナ・トリニティと愛機スローネドライ・トゥルブレンツ。

 その左右を固めるのは長兄ヨハンが座乗するスローネアイン・トゥルブレンツ、次兄ミハエルが座乗するスローネツヴァイ・トゥルブレンツ。

 チーム・トリニティが揃い踏みだ。

 

 チーム・トリニティを露払いにするようにその後方にはカガリが座乗するプロト・アルヴァトーレに、左右を固めるスーパーNミーティアを装着したキラのジャスティス・ソーディアンにラクスのフリーダム・ルージュ。

 その後ろに中間迎撃を担当するニコルのNブリッツ・天改、ヒリングの1ガンダム、アスランのNイージス・アサルトが並び、艦隊に張り付くように直掩のGN-X隊が展開している。

 

 原作のヤキン・ドゥーエ、ジェネシス攻略を思えば、この3隻とモビルアーマー1機にミーティア装着モビルスーツ2機、10数機のモビルスーツと随分と”太い”戦力となった物である。

 

 その他の準備も万端。

 ハルバートンの特別任務群とマネキンの連合艦隊は見事に敵の誘引を果たし、ミーティアを装備していた核動力機と思われる敵モビルスーツ2機は、1機をマネキン艦隊が撤退に追い込み、もう1機はフラガが引き付けジェネシスから引き離しているという。

 

『カガリ代表、ボアズ沖レーザー送電施設から、ジェネシスへのレーザー照射を確認しました』

 

 トダカからの報告にカガリは頷き、

 

「ネーナ、ステルス・フィールドを停止。そろそろ光学センサーにも捉えられる頃合いだ」

 

『アイ・ショーティ♪』

 

 いつも通りのネーナにカガリはクスッと笑い、

 

「アニュー、フィールド解除と同時にクラッキング開始だ。準備は?」

 

 

【挿絵表示】

『システム・オールグリーン♪ ばっちりでっせ、代表!』

 

「ラクス、歌えるな?」

 

『勿論ですわ♡』

 

 そしてカガリは深呼吸し、

 

「全艦、状況開始っ!!」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 ”それ”は、予想もしていなかった敵艦隊の出現に驚き、とにかくジェネシス防衛の為にモビルスーツ隊をヤキン・ドゥーエから一斉出撃させようとしていた最中に起こった。

 あらゆる音声通信機材から、ビートの利いた前奏が流れ出し、

 

Nightmare あなたは夢に 勝手に入り込んで

気が狂いそうなほど 夢中にさせて

消えてく Every Morning

 

「えっ……この声ってラクス様……?」

 

「そ、そうかも……」

 

 そしてパンチのある歌声と同時に全てのスクリーンを奪ったのは、

 

芝生に寝転ぶ()() まるで別人なの

挑発されたい 刺激的に 情熱的にね

 

 

【挿絵表示】

In My Dream 赤いバラの花

部屋中にいっぱい敷きつめて

シルクのベットで 愛し合おう朝まで

I can't get enough your love

 

 全力でシャウトするラクス・クラインの姿!

 

In My Dream 目覚めさせないで

耳元でいつも エンドレステープのように

ささやいていて Love me Forever

 

「へ、へそ出しっ!? ラクス様、なんと破廉恥なっ!?」

 

「こんなラクス弾があってたまるかっ! 絶対に偽物だ! 俺は認めん!! こんな露出過多なラクス様など絶対にっ!!」

 

「いやしかし、この声はどう考えても……」

 

「へそ出しロックなラクス様……いい」

 

「それ、俺も思った。あとミニスカも」

 

「……私も。おへそと太ももが神々しい」

 

「レザーが、黒いレザーが……踏まれてぇ」

 

 ……ザフトは色々な意味でヤベーのしかいないのだろうか?

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

【挿絵表示】

Day Dream 何度誘っても

話しても 上の空

分離したカフェ・オレは

二人の心みたいに冷めてる

 

”うふふ♪ 動揺してますわね♪”

 

 さて、からくりを明かそう。

 上のロックな画像は、151話のラストでキラが話題に出していた”ヤキン・ドゥーエ攻略用に制作されたプロモーション”で、それを精巧な3Dモデリング化してラクスの歌声に合わせてステージ上でモーションを取るように設定されているのだ。

 ただし歌、”IN MY DREAM”は本人がリアルタイムで歌っていた。

 では、歌いながら行っている上の通信(?)は何かと言えば……

 

「それにしてもラクスも器用だよね? 思考分割して、並列思考で歌いながら操縦して喋るとかさ」

 

 そう、おそらく”アコード”由来の能力もあるのだろうが……ラクスは、機体との親和性を上げるために遺伝子データに基づいた軽度のナノマシン処置を受けていた。

 元々、オーブ国民は生まれた時に遺伝子情報を提出して国民健康保険受領資格を得て、それぞれに応じた”医療用ナノインプラント”としてナノマシンの定期投与が義務付けられる。

 まあ、建前的には「健康増進と維持により、結果的に医療費を抑制する」事が目的とされ、実際、遺伝子パターンに応じた健康リスクに警戒しながら体内を巡回し、病気の兆候が見つかれば免疫機能の補助を行うなど額面通りの機能は十全にある。

 ただ、その出元がソレスタルビーイング……というより、イノベイド直轄の医療法人で、なおかつそのデータを統括するオーブ保健省のデータベースが本当に管理しているのは”ヴェーダ”であるあたり、”額面通りだけの機能()()()()”のは確かだろう。

 

 話はずれたが、キラも当然、ナノマシンの定期投与は受けているのだが、ラクスのそれはちょっと特殊だ。

 メディカル機能も標準装備されているが、カガリと同じく疑似的に量子脳(副脳)を形成する情報型ナノマシナリー・チルドレンの初期処理と同様の処置で、ラクスの「量子情報を音として認識」する特殊な才覚に合わせて調整されたのだが……どういう訳か分割思考・並列思考が自然と出来る様になっていたのだ。

 無論、口から出せる物理的な音声は一つだが、クォンタム・サイコフレームの亜種で音声情報的量子双方向インターフェースであるクォンタム・MIDIフレームの特性を活かして、分割思考を量子通信を利用して音声として飛ばしてくる事が出来る様になっていた。

 

 難しい理屈を除けば、「歌いながらテレパス通信をしてる」とイメージしてくれればいい。

 

”慣れればどうという事は無いですわよ? 右手で書道をしながら、左手で浮世絵を模写するよりは簡単ですわ”

 

「いや、それ普通の人は絶対にできないからね? 特に浮世絵」

 

期待とは裏腹に 後退する気分

触発されたい 野性的に 官能的にね

 

『ラクス、キラ、おしゃべりも良いが突入準備はいいか? 陽電子砲、そろそろ来るぞ』

 

”いつでも♪”

 

「こっちもだよ!」

 

 そして、ザフトが混乱する中……

 

「ローエングリン1番2番、()ぇっ!!」

 

「アイ・ショーティ!」

 

 発射されるアークエンジェルとアカギの陽電子砲!

 

「陽電子砲、サブチェンバーに接続! 立て続けに征くぞっ!!」

 

 トダカの号令のもと、アークエンジェルのローエングリンはポジトロニック・サブチェンバーに接続され、装置冷却が終わると同時に短い間隔での第二斉射を行う。

 驚くべきはアマギの方で、アークエンジェルと完全に同調し向こうも第二斉射を行っていた。

 どうやらアークエンジェルから技術的フィードバックされ、アカギの陽電子砲にもサブチェンバーが実装されているようだ。

 つまり、都合8発の陽電子砲撃が短時間でジェネシスへと突き刺さる!

 

In My Dream 空の彼方まで

エンジン全開で 走りながら

永遠の愛を語ろう 朝まで

I can't get enough your love

 

 だが、考えてみて欲しい。

 第146話でも触れたが……原作の砲撃でも、ヤキン・ドゥーエは『ジェネシス外装70、相転移変動率98%』と割とギリギリで耐えていたのだ。

 そして、この世界線でもジェネシスの大きさも強度も出力も構造も原作と変わらない。

 

 そして、ボアズの送電衛星からのレーザー照射で、半ば土壁に放水されるような雰囲気でフェイズシフト装甲をオーバーフローされかけていた所に、明らかに原作のアークエンジェルとクサナギよりより強化されたローエングリンの一斉射など喰らったら……

 

「ジェネシス、電源部オーバーフロー! フェ、フェイズシフト・ダウンしますっ!!」

 

「なんだとっ!?」

 

In My Dream 飾らない涙で

悲しみさえも分かち合おう

何処にもないような素晴らしいreal love

手に入れるまで

I wanna sleep forever

 

 

【挿絵表示】

「プレート・ブースター展開、GNキャノンフルチャージ!」

 

 ザフトにとり最悪の一撃が来る……

 

何処にもないような素晴らしいreal love

手に入れるまで

I wanna sleep forever

 

「いっけぇーーーーっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ラクスの新曲、「ブレンパワード」のOP、”IN MY DREAM ”でした。

いや、この曲妙に好きなんですよ。
ロック調でありながら、歌詞はしっかりラブソングなんですよね。

二人の心みたいに冷めてる
期待とは裏腹に 後退する気分

とかはラクスには有り得ないんですが、「触発されたい 野性的に 官能的にね」とか「永遠の愛を語ろう 朝まで I can't get enough your love」とかその他の歌詞はまんまラクスの願望だな~と。
あと微妙に歌詞が変わってます。フォント的に表現できない漢字をひらがな/カタカナに直したり、彼が彼女になってたりw

そして、クォンタム・MIDIフレームの拡張機能使ってサラッと歌いながらテレパス(脳量子波)通信始めるラクスw

いや、あとロックなラクス見たザフト兵……反応からしてもう勝ち目ないやろ?w

そして、送電レーザーに炙られ陽電子砲をしこたま浴びせられフェイズシフト・ダウンおこしたところに、GN粒子を全力全開砲撃でぶち込まれるジェネシス先輩の運命は……?

応援どうかよろしくお願いします。




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