【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
ついでに後半、新たなる”カガリ被害者の会”のメンバーがw
「まあ、何とかなったな」
そうコックピットで呟くのはカガリである。
そして、クォンタム・サイコフレームに連動して拡大したGNバリア・フィールドの球状防護領域の中で、彼女のプロト・アルヴァトーレにピタッと張り付いていたのは……
”割とギリギリでしたわね”
『それに関しては同意だよ』
スーパーNミーティアを装着したラクスのフリーダム・ルージュとキラのジャスティス・ソーディアンだった。
「二人とも無事か? 体と機体に異常はないか?」
まず体の心配をするのがカガリらしい。
”問題ありませんわ♪”
『僕の方もだよ。コンディション・オールグリーン』
ちなみに別動隊の面々は、カガリの指示で先んじてヤキン・ドゥーエを盾にする位置に回り込んでいた為に無事である。
むしろ、カガリが殿でラクスとキラの脱出を援護していたようだ。
指揮官としてはやや軽率だが、ラクスとキラが離脱して飛び込んでくる瞬間までGNバリア・フィールドを展開して回収位置にいた事、二人が引っ付いてくる瞬間にバリアを解除して即座に再展開した事、何より嫁と弟を想う気持ちに免じて許してやって欲しい。
「今、バリアフィールドを解除する。悪いが、二人とも戦闘はまだ継続中だ」
”少し名残惜しいですわねぇ。もうちょっとくっついていたい気が……”
『ラクス、自重。今は戦闘中だよ』
「戦いが終わったのなら、いくらでもくっついて構わんぞ」
”言質とりましたわよ♪”
『カガリはちょっとラクスを甘やかしすぎだと思うんだけど?』
”あら? 嫉妬ですの?”
『そうじゃなくて』
「なんだ? キラも甘えたいのか? 別にお前もかまわんぞ?」
『……うん』
”そこの妻子持ち、自重なさい”
『ラクスにだけは言われたくないかな?』
しかし、そうこうしてるうちにどうやらジェネシス爆発の余波から立ち直った者達もいるらしく、
「おっと。この話はまた後でな。どうやらお客さんのお出ましだ」
爆発でミーアをはじめ何機か巻き添えを食らったが、無論ヤキン・ドゥーエに配備されていたモビルスーツ全機ではない。
むしろ、ラクスの音波攻撃(?)で混乱したせいか、思いの外出撃していた機体は少なかったようだ。
そして、破片直撃の難を逃れたモビルスーツたちが遅ればせながらとわらわらと出てくる。
”無粋な方たちですわね。もうジェネシスは破壊され、勝敗は決したというのに”
「それが理解できるようなら、そもそも地球を生物丸ごとレンジでチンしようなんて、頭の構造を疑うような事はやらかさんさ」
『ごもっとも。ところでラクスはいつまでテレパス通信(?)続けてるの? もう歌い終わったよね?』
”これ、口を動かさず考えるだけで会話できるから便利ですのよ?”
「まあ、便利な機会に慣れすぎるのも考えものだな。口を動かすってのは、存外に脳の活性化に重要だぞ?」
『はぁ~い♪』
「さて……」
ヤキン・ドゥーエからジェネシスの仇でも討とうと言うのか、飛び出してくるモビルスーツ群を見据えながら……
「いっちょ戦争を……いや違うな、この場合のセリフは」
カガリは不敵に笑い、
「
☆☆☆
それはもはや戦闘と呼ぶのもおこがましい一方的な戦い、いや蹂躙劇だった。
「私だってマルチロックオンぐらいできるんだよっ!」
プロト・アルヴァトーレの主砲である大型GNフレシキブル・ビームキャノンを増幅させない素早い発射と長い照射で、ザフト・モビルスーツの最も密集したエリアを横一線に薙ぎ払い、まとめて消し飛ばす。
それを運よく逃れたところで、不用意に近づけばプロト・アルヴァトーレ左右側面に供えられたインライン7連装の偏向GNビーム砲群がお出迎えだ。
更に戦場を縦横無尽に飛ぶGNファングが、敵機を攪乱し、死角から隙を突いて墜としてゆく。
しかもカガリは4個ユニット12機のファングを射出とGN粒子チャージのローテーションを組んで、間断なくファングを周辺に飛ばす状況を作っている。
おそらくこのオールレンジ攻撃に対応できるザフト・パイロットは全体でも片手の指ほどしかおらず、何れもこの戦闘宙域には存在していない。
故に00のコーナーが操っていた時よりも遥かに盛大に効率的に、破壊と殺戮と死をまき散らす!
そして、
『マルチロックオン、ランダムシュート!』
『消えなさい! カガリの
キラとラクスの互いの愛機とスーパーNミーティアを合わせた全身武装のような一斉射で蹴散らす!
無論、この世界のキラに原作のような”不殺の心得”などあるわけもなく、またラクスにとって「カガリにとって不要な音」を消し去ってるだけの簡単なお仕事に過ぎない。
更には……
『お前たちはまだこの戦争が終わったことに気づかないのかっ!! もうザフトに勝ち目はないんだっ!!』
モビルアーマー形態での高速+”スキュラ”ビーム砲の曲射弾道砲撃とモビルスーツ形態での中~近距離戦を巧みに切り替えながら、容赦なく蹴散らしてゆくアスランのNイージス・アサルト。
特に手足に内蔵されたビームサーベルを巧みに使い分ける斬撃は、中々に見応えがある。
しかも片手に1丁ずつビームライフルを持ちながらやってるのだから、ホントに器用というか……元赤服なのは伊達じゃないという所だろうか?
しかも、ファイア。アンド・フォゲット型の自立誘導型マイクロミサイル24発はまだ温存してるし。
『アスラン、オーブ的にはこれは戦争じゃないですよ?』
冷静にツッコミを入れながらも的確に1機1機墜としてゆく戦闘とオーブに慣れ切ったNブリッツ・天改を操るニコルに、
『まあ、そのあたりの事情は政治家のオジサマたちに丸投げね♪』
鼻歌まじりにニコルのフォローをしながらスコアを稼ぐヒリングの1ガンダム。
『消えるがいい!』
『ヒャハッ! 細切れになりやがれっ!!』
「にぃにぃズは今日も元気一杯だわ」
思わずモビルスーツ隊の前線指揮統制を行いながら苦笑するネーナ。
無論、これに8機の
いや、それ以前にアークエンジェルを始めとする戦闘艦3隻の対空射撃も苛烈を極めるのだ。
例えば、
「トダカ艦長、ローエングリンの広角射でまとめて消し飛ばしまっせ~♪」
アニューは実に上機嫌だった。トダカは頷きながら、
「許可する。くれぐれも味方を巻き込むなよ?」
「ザフトじゃあるまいし、そんなヘマはしませんって♪」
まあ、それでも300機相手は流石に手数の問題で多勢に無勢になり兼ねない……かもしれない。
戦場において数は、分かりやすい有利不利を(普通は)生み出すからだ。
本来なら、の話である。
ザフトの不手際は、限られた時間でカガリもアークエンジェルにも目立ったダメージを与えられなっかった事だ。
それどころか、塩が水に溶けるように蹴散らされてしまっていた。
そして……
『遅ればせながら参上いたしました』
『お待たせいたしました。カガリ代表』
「ああ。ちょうど場が温まって良い頃合いだよ。ハルバートン提督、マネキン提督」
ザフト艦隊を誘引し、そして見事に壊滅させた二つの艦隊が合流する。
もはや戦力差は圧倒的であり、ジェネシスを失ったパトリック・ザラとザフトが何をしようと勝敗は決していた。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
さて、時間は少しだけ遡る。
ちょうど、ムウとドレッドノートΧが相手どってるクルーゼが操るプロヴィデンスを除き、ハルバートン任務群とマネキン艦隊に挟撃されたヤキン・ドゥーエのザフト艦隊が壊滅した頃だ。
「はっ? ”ジェネシス”が吹き飛んだ……?」
『うむ』
ハルバートンからの直々の通信に何事かと応じてみれば、予想外の報告。
”切り裂きエド”ことピースキーパー隊隊長、エドワード・ハレルソンは思い切り困惑してしまう。
「またどうして……自爆でもしたんですか?」
『いや、別動隊の艦砲射撃のあと、カガリ代表の砲撃で二次反射ミラーが消し飛び、特殊機2機の斬撃で輪切りにされて消し飛んだそうだ』
さっぱり意味がわからなかった。
「ハルバートン提督、では小官たちはどうすれば?」
『うむ。カガリ代表とすり合わせを行う。無論、ヤキン・ドゥーエに核攻撃を行う可能性も在るが、そうならない可能性も高い』
正直、ハルバートンとしては半々くらいの可能性で核攻撃は行われないと踏んでいた。
全滅させる気ならともかく……そうでないなら、ここまで一方的に滅多打ちにされたヤキン・ドゥーエのザフトに、そこまでの火力投射が必要かと言われれば首を捻るところだ。
『待機は継続。Mk7(核ミサイルの名称)装着の兵装ウイングをいつでも外して出撃できるようにしていてくれ』
まあ、GAT-333はクローで副翼をホールドしているだけなので、それ自体はすぐにできるし問題ないが……
「了解!」
補給と整備を終えた大西洋連邦のネームドたちが愛機と共に次々と再出撃する中、主任務がいつの間にか消滅し待機継続となったハレルソンは何だか、こう……やるせない気分を味わっていた。
【悲報】カガリ様、ピースキーパー隊の仕事を奪ってしまう【残当】
そりゃあ、あれだけの火力をぶつけりゃあねぇw
しかも火力祭りは継続中、そして更にザフト艦隊を包囲殲滅で平らげたハルバートン任務群とマネキン艦隊まで駆けつけてきたわけだし。
ぶっちゃけ、ザフトのモビルスーツ落としながら6隻の陽電子砲搭載艦の持続砲艦砲射撃で物理的に要塞削っていけば、自然に勝てますw
まあ、当然ザフトは必死の抵抗を試みようとする訳ですが……
次回、ちょっと視線を外してある男の決着のエピソードを挟もうかと。
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