【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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お気に入り登録、ご感想、そして高評価を入れてくださった皆様に大感謝!
本日、やっと激情版(誤字ではない気が……)をようやく観てきたテンション大幅アップと相まって、感謝を込めて本日二度目の投稿です。

とはいえ、話的には比較的地味なのですがw






第16話 渋めの人事発表(そして、またしても原作は埋葬されるのであった)

 

 

 

 さて、ムルタ・アズラエルとの秘密会談によりアウトラインを決めた後、書面にて詳細を詰めたカガリは、マリュー・ラミアスとキラ・ヤマトをオーブの軍事施設応接室に呼び出した。

 

 恋人つなぎで入ってきた二人を見て、思うところがなかった訳ではないが……

 

(まあ、弟の交際関係に一々口を出すのも大人げないか)

 

 子供としての自意識が全くないカガリであった。

 

「共依存関係になるのも咎めはしないさ。それもまた人生だ」

 

 言われてようやく気付いたのか、慌てて手を放してわたわたしだすマリューとキラ。

 どうやら無意識でやってたらしい。だとすれば、余計に業が深いが……

 

(キラは元々だが、ラミアス大尉も何だか身にまとう残念臭が強くなってないか?)

 

 カガリに言わせれば、キラは「ハイスペックな天然ポンコツコーディネーター」なので、いつも通りと言えばそれまでだが、急速に”エロ可愛い残念なお姉さん”ポジになりつつあるマリューに一抹の不安を感じた。

 何というかこう……腹部が膨れて戦線離脱するイメージが。

 

(この二人、避妊とか全く考えていそうもないしな)

 

 出生率の低い(だからプラント本国では婚姻統制までやっている)コーディネーターは全般的に避妊に関する意識は低いが、ハーフコーディネーターなんてのがオーブにも相応な数が居る以上、直撃しないわけではないのだ。

 キラは何だか命中率高そうだし、そして命中率が低ければ何なら装弾数と連射速度で何とかしそうな気配がある。

 ”フルバースト”の原型はここだろうか? いや、この世界線でキラが必ずしも”自由”に乗るとは決まってないが、何なら”正義”でも同じ様な芸当を披露しそうな気がする。

 まあ、この世界線はともかく別の世界線ではスーパーコーディネーター呼ばわりされてたくらいだし。

 

「おっと。二人を呼び出したのは、こんな話をするためじゃなかったな。ラミアス大尉、ヘリオポリスに駐留している大西洋連邦の軍人の中で、君が最先任になるのだが……アークエンジェルの艦長、やってみる気はあるか?」

 

「む、無理ですっ!」

 

「カガリ、マリューさんは実戦将校じゃなくて技術将校……」

 

 当然のようにフォローに回るキラだったが、

 

「知ってるよ」

 

 キラの反論をカガリは途中でバッサリ斬り、

 

「大尉にその気がないのなら、こちらで進めている計画があるのだが……聞いてくれるか?」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 カガリの口より、

 

「要するに運用に必要な人材はオーブから出すから、出向してヘリオポリスから脱出する民間人の護衛をしてくれってことさ」

 

 と聞いた瞬間、マリューの表情にははっきりと安堵の色が浮かんだ。

 まあ、彼女にしてみれば船の構造は理解していても、やったこともない実戦運用など冗談ではないのだろう。

 

「それで、キラはどうしたい? お前が望むなら、直ぐにオーブの軍籍はとれるぞ? 元々、モルゲンレーテと軍は人材交流が盛んだ」

 

 ”どうする?”ではなく、”どうしたい?”がカガリの基本的なスタンスだった。

 モルゲンレーテはオーブの国営企業にして国策企業。防衛産業の最大手だからこそ軍との関わりが深く、必要であればいつでも互いに人材を融通できる体制は整っている。

 

「僕は……」

 

 不安そうな瞳を向けるマリューを安心させるように微笑みながら頷き、

 

「僕はアークエンジェルに技術者兼パイロットとして残るよ。マリューさんと一緒に居たいし、何より守りたいんだ」

 

「キラくん……♡」

 

「結構」

 

 カガリは、予め用意していたらしいオーブ軍正規の階級章を取り出し、

 

「手続きはコッチでやっておく。略式だが、この瞬間からキラはオーブ軍の正規少尉だ。とりあえず励め」

 

「ありがとうカガリ。ところで、カガリが任官とかしていいの?」

 

「あのなぁ……警備名目としてもソレスタルビーイングは武装したモビルスーツを運用してるだろ?」

 

 よくよく考えてみれば、太陽光発電公社なのに複数のモビルスーツの開発・生産・運用を組織単独で平然とやってのけるソレスタルビーイングはかなり異質な組織と言える。

 

「そこには法的論拠ってのが必要で、正規の軍籍じゃないが私は一応、オーブ軍においては大将待遇になるんだよ」

 

 つまりは、大将相当の兵力を統制できる権限という事だ。

 事実、ソレスタルビーイングの保有するガンダム・タイプを全て完全装備でかき集めれば、それぐらいの兵力にはなる。

 

「えっ!? カガリって軍のお偉いさんだったの?」

 

 大将という階級に反応して慌てて敬礼するマリューが妙に微笑ましいが、

 

「だから正規じゃないって言ってるだろ? あくまで私はソレスタルビーイングのお偉いさん。ただし、軍と関わるときは大将相当の立場が保障されてるってだけだな。これも仕事上必要な”方便”って奴だ」

 

 まあ、そうだとしてもかなり異例の話ではあるのだが……何しろ彼女が代表を務める組織の保有兵力から逆算してこうなるのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、その後……

 

「オーブ国防宇宙軍中佐のトダカだ。公式的な役職は艦運用オブザーバーだが、実務的には臨時艦長をさせていただく」

 

 大西洋連邦ヘリオポリス駐留部隊の生き残りでもう一人の大尉、ムウ・ラ・フラガと、バランスとりの為に先頃、臨時の野戦昇進で中尉に昇進したナタル・バジルール……つまりはアークエンジェルの首脳陣となる士官を招き顔合わせが行われたのだ。

 

 ちなみにトダカのアークエンジェルの艦長就任が可能となったのは、新任のカティ・マネキン大佐が兼任で改イズモ級”アマギ”を中心とした新編成ヘリオポリス駐留艦隊の提督に制式に着任したからだ。

 いきなり提督職を押し付けられた本人曰く、「”アマギ”やイナクトの試験運用と並行して、艦隊行動での訓練とデータ収集ができると思えばよいとするか」とのこと。

 

「いやー、経験豊富な方が艦長引き受けてくれるなんて、願ったりかなったりですよ」

 

 とはまずはムウの言葉。

 実際、生き残り組に艦船指揮を満足にとれる人材はおらず、叩き上げの歴戦と評して差支えの無いトダカの采配は安心感が違った。

 

「実戦経験なら君も負けてはいないだろう? ”エンデュミオンの鷹”殿」

 

「それ、エンデュミオン・クレーターでの敗北を糊塗するためのプロパガンダだと知ってて言ってますよね?」

 

 しかし、トダカはあえて冗談とは取らず。

 

「しかし、あの戦いでジン5機を撃墜したのは事実だろう? 先のザフトの隊長機との戦いは実に見事だった」

 

「それを言うなら、噂以上の実力だったオーブのモビルスーツ部隊でしょう。目の前で見てましたが、まさにジンを鎧袖一触でしたし」

 

 とはいえ、その戦場でのトップスコアはコーラサワーの3機撃墜。

 彼の乗機が最新鋭でジンより性能で勝る”イナクト”であった事を考慮すれば、メビウス・ゼロで5機のジンを撃墜し、1度の戦いでエースになったムウの規格外加減がわかるというものだ。

 

「それにヘリオポリスに侵入してきたジン3機を爆発もさせないでワンパン(?)で沈めた凄腕がいたとか」

 

「ああ、そっちは正規軍じゃなくてウチの、ソレスタルビーイングのパイロットだな。いわゆる”ガンダム・マイスター”の一人だ」

 

 とカガリ。

 コロニー内での戦闘が考慮されたために、過剰な火力を持たず近接戦闘主体のエクシアに刹那を搭乗させた状態で待機させていたのであるが。

 カガリ的には、本来ならば出番があって欲しくなかった保険であった。

 

「オーブの保有戦力は、底が知れませんなぁ」

 

 と半分は呆れているムウであった。

 

 

 

「ところで、”アメノミハシラ”の宇宙港までヘリオポリス避難民の護送任務は了解しましたが……その後は?」

 

 とは正規の参謀教育を受けたナタルの疑問。

 

「それなりのリスクある長距離航行になるからな。その後は、オーブ本土のモルゲンレーテのドッグでメンテと補給、必要ならば運用で判明した問題点・改善点を踏まえた改修作業も行いたいとこだ。それらのデータは、きっと後続の建造艦に反映されるだろう」

 

「つまり、別命あるまでオーブで待機ということですか?」

 

「そうだな」

 

 とカガリは頷き、

 

「無論、政治的意図もある。”ヘリオポリスの民間人を守り連れ帰ってきた大西洋連邦の軍艦。そして、返礼に客人として港で船をいたわるオーブ”。大西洋連邦とオーブの友好関係を示すまたとないプロパガンダだろ?」

 

 ちなみにその青写真を作ったのは、言うまでもなくカガリとアズラエルである。

 今頃、アズラエルは自ら陣頭指揮で、オーブではセイラン家の古狸が政治的根回しに動いてくれている事だろう。

 

 こうしてアラスカ行きはスキップされ、アークエンジェルは一路ダイレクトにオーブを目指すことが決定したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で謎のトダカさん推しw
いや、でも原作見直すとマリューさん、つくづく理不尽だったんだな~と。

劇場版見て率直な感想。

「あれ? この世界線だと、アコードってアルマーク氏 with ヴェーダ&イノベイド軍団のカモじゃね?」

いや、アコードの立ち位置って遺伝子操作で精神感応能力獲得した「SEED版の(宇宙世紀に準えると)強化人間」みたいな感じじゃないですか?
能力高くても、なんか精神未成熟のエキセントリックな奴ばっかだしw

このシリーズがCE75年まで続く可能性は限りなく低いですが、もし描くとしたらブラックナイトスコードは(この先のシリーズ展開的に)やることなすことどこか的外れな扱いになりそうな……

お気に入り登録、ご感想、評価などしていただけたらとても嬉しいです。



いや、前書きにも書きましたが、高評価を入れてくれた皆様、ありがとうございました!
頂いた評価のコメントとかもとても嬉しかったです。
正直、「投稿するたび評価が下がり続けたら、連載を考えなおした方が良いかな?」と割と本気で考えていたんですよ。

劇場版で未来の姿も見れたことですし、原作とは大幅に異なる歴史を歩むであろうこのシリーズのキャラたちも、愛でて楽しんでいただければ幸いです。
これからもよろしくお願いします。


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