【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
出てこないということは平和に過ごしてるってことで、今頃はオーブのとあるマンションの一室で肉食系彼女に押し倒されていることでしょうw
さて、アークエンジェルのブリッジクルーの顔合わせが終わったのは、ザフトによるヘリオポリス襲撃から三日後。
更に復旧と復興、残存物資の仕分けと搬入作業で出航はそれより1週間後とされた。
無論、脱出船手配の時間もあるし、また避難する民間人の荷物をまとめるための時間を捻出するという配慮でもある。
むしろ10日間で100万人規模のいわゆる”民間人の全島避難”を行おうというのだから中々に大変だ。
しかも今回、カガリとアズラエルの根回しがあったおかげで、ありがたいことに大西洋連邦の輸送艦船や余裕のある中立友好国の船まで避難支援に駆けつけてくれることになった。
また、ハルバートン提督率いる地球連合軍第8艦隊もオーブの軌道エレベーター”アメノミハシラ”の周辺宙域まで範囲に入れた広域警戒に動いてくれるらしい。
なので、ザフト相手に圧倒的な防衛戦勝利で稼いだこの時間をそれなりに有意義に過ごす人々がいた。
今回は、それを追ってみよう。
「カティ、こうして顔を会わせるのは久しぶりね?」
「リーサも壮健そうで何よりだ」
本来は持ちのカフェと洒落こみたかったが、当然、現在は民間人の避難が進んでいるので開店中の店は無く、ここはオーブ軍施設の中のカフェテリアだった。
ソレスタルビーイング所属”
ソレスタルビーイングの人員がトレミーに分乗するだけでも、他の船に幾分余裕ができる。
幸い、大型輸送船と言ってよいトレミーには現在、四つあるガンダム・タイプ用大型コンテナのうち三つしか埋まってなく、その分、機材の搬入も余裕があるようだ。
ちなみに”エクシア”を除く2機は、役割や用途の違うGNフィールドを展開できることに特徴のある機体であるらしい。
「それにしても聞いたわよ? カティ、いきなりヘリオポリス駐留艦隊の提督に抜擢されたんですって? 大変ねぇ」
久しぶりに会う友人でもあり先輩を労うクジョウに、
「耳が早いな? まあ、ソレスタルビーイングなら当然か。まあ、非常事態だからな。仕方のない事さ。宣戦布告なきザフトの攻撃……本国がどういう状況かわかるだろ?」
「まあ、上から下へてんやわんやの大騒ぎでしょうね。元々、戦時関連の予備命令は軍でも色々出ていたみたいだけど、まさかこのタイミングで戦争をあっちから仕掛けてくるとは思ってなかったでしょうし」
マネキンは頷きながら、
「うむ。ザフトもプラントも愚かな決断をしたものだと思うが……まあ、そのような状況なら当面は増援はアテにできても後任の人事は期待できんだろう。何しろ、いざ戦争が始まれば、どこもかしこも真っ先に枯渇するのは人材だ。本国は今頃、非常事態に合わせた人員の再配置、予備役の招集、新規人員の訓練と振り分けで大忙しだろうさ。まあ、産業の方はいくらかスムーズに戦時体制へ移行できると思うが。何しろ国防産業の主軸は、国営のモルゲンレーテ社なのだし」
どこまでもリアリストな軍人としての判断を行うマネキンは、
「ところでソレスタルビーイングの方はどうだ? そっちは軌道エレベーターなんて都合のよい標的になる大物があるから、余計に大変だろう?」
何度か出てきてるが、巨大な太陽光発電設備や宇宙港ももかねた00スケールの現状、世界唯一の軌道エレベーター”アメノミハシラ”は、建造から現状の保守まで全て太陽光発電公社ソレスタルビーイングの管轄だ。
そうであるがゆえにガンダム・タイプを運用する特殊警備部門まで許容されているが……
「本当に大変よ。0ガンダムを除く全てのガンダムは実働状態に入れなくちゃならなくなったし……一応、新型炉を搭載したスローネタイプの量産型みたいな感じの機体の開発に着手してるけど、まだ実戦配備は時間がかかるわね。あと、設備全域での”モノフェーズ光波防御帯”のオールシステムチェックに入ったわ」
ここで着目すべきは、オーブが既に原作seedで”アルテミスの傘”や”アルミューレ・リュミエール”で知られたモノフェーズ光波防御帯の技術を既に保有している事だろう。
確かに原作冒頭から”アルテミスの傘”は登場し、その存在は周知はされていたが……
この世界線、どのようにしてオーブがその技術を入手していたかやや不明瞭な部分はある。
まあ資料には、「ユーラシア連邦と同時期にオーブが独自開発し、実用化に漕ぎつけた物」ということになっている。
もっとも、この装置の存在は公にされていない(少なくとも軌道エレベーターへの設置は公表されていない)”隠し玉”扱いではあるようなのだが。
「ああ、そうだろうな。あの防御システムは優秀なのだが、電力消費がなぁ」
無論、マネキンは上級職の軍人なので、民間人の知らない部分を知っている。
クジョウもそれを理解した上で話しているのだが……
「あれを全面起動させちゃうと各国への電力供給がねえ……代案として、友好国には太陽光発電衛星/地上送信システムの”友好国価格”での提供を打診してるわ」
現在、前にも触れたがアメノミハシラよりのレーザー送電を各国の中継衛星が受け取り、地上への指向性マイクロウェーブ送電でニュートロンジャマ―での発電量不足を補っていた。
しかし、モノフェーズ光波防御帯をそれこそ軌道エレベーターの地上基部から高度35,000㎞にある天辺の宇宙港、その先のバラストまで含めた50,000㎞を覆うように展開するとなると、アメノミハシラ全体の発電量が必須だ。
ちなみに軍事拠点(=宇宙要塞化)が確定しているヘリオポリスにもオーブ版”アルテミスの傘”の導入が検討されていた。
そもそもヘリオポリスは資源衛星併設の工業コロニーとして建造されていた為に発電量に余裕があり、民間人居住区への電力供給を停止すれば、計算上は小改良で実装可能ならしい。
「太陽光発電事業者ならではの悩みか……軍部も人の事は言えんだろうが」
まあ、それでもアメノミハシラからのモビルスーツへの無線送電が止まるわけでもないし、モノフェーズの性質的に光波防御帯で送電が阻害されることもないだろうが……
「プラントとの戦争は守るべきものが、
「本当にそれ。ソレスタルビーイングのガンダムは、性能は良いけど基本は局地戦仕様の特化型が多くて、しかも数が少ないのよ。汎用機の開発も進められているけど、果たしていつになることやら……」
おそらく原作で言う疑似太陽炉搭載の”1ガンダム”、あるいはその先にある”ガ”シリーズの事も含んでるだろうが、肝心の疑似太陽炉の量産体制がまだ整備されておらず、それどころか毒性の除去などを含めスローネをテストベッドにまだ試験運用中の代物だ。
技術的課題はだいぶ減ってきたとはいえ、まだまだ量産化までには時間がかかりそうというのがクジョウの見解だった。
「とりあえず、どんな形であれこの戦争の決着がつくまでは、互いにそう時間はとれんだろうな。領土への攻撃を受けた以上、オーブはもはや戦争当事国、中立ではいられん」
「正直、ソレスタルビーイング的には迷惑な話なんだけどね。こっちはある程度の平和が維持されてないと商売あがったりなのよ。基本、さっき話した友好国供給用の太陽光発電衛星も利益とかでないし」
するとマネキンはクックックと笑い出し、
「しばらく見ない間に随分と俗っぽくなったな? 結構結構。軍人ではないというのなら、それもまた良いだろう」
「あのねぇカティ……」
対してクジョウは呆れたように、
「物事を動かすには、ヒト・モノ・カネ全てが揃ってないと難しいのよ。それについていっつも頭を悩ませるのがソレスタルビーイングよ。あなたも現場じゃなくて”管理する側”に回ればわかるわ」
「お前とて船長ではないのか?」
しかし、クジョウは死んだ目になり、
「たまに出席させられるのよ。幹部会に、モビルスーツ運用のスーパーバイザーとして……私、警備部門のトップとかじゃないのに。あくまで現場指揮官扱いなのに」
「……代表に気に入られるというのも良し悪しだな」
「そうね、権力とか地位ってつくづく”苦労のおすそ分け”、あるいは道連れだって実感したわよ」
という訳で、オーブがちゃっかり持っている”モノフェーズ光波防御帯”システム。
果たしてオーブはどうやって手に入れたのか?
ずぶずぶなアズラエル経由の正規ルート?
金に力でユーラシアの重鎮を買収して裏取引?
あるいはイノベイドの方々の暗躍?
どれもありそうだし、なんなら全部使ってるかも……この世界線のオーブの諜報力や情報収集・解析能力は洒落にならないレベルに達してそう。
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☆☆☆
オマケ:もし、このシリーズがC.E.75まで続いたらやってみたいネタ(1)
GA氏:「闇に堕ちろ、キラ・ヤマト!!」
キラ:「ふぇ?」
GA氏:「ば、バカな……こいつに闇はないのかっ!?」
劇場版で明らかになったシンの闇が深すぎる問題についてw
この世界線のキラくん、頭の中と記憶のほとんどがマリューさんとの(交際開始から4年以上たっても)ラブラブ生活なので、とても闇が育つ余地ガガガ……
闇落ち完全耐性持ちのキラ最強説?
ちなみに逆に記憶を読んだり逆流してきたら、黒騎士さん達がどえりゃーことになります。(アスランのアレでさえああなりましたからw)
脳内にR-18動画を強制配信・全員に嬌声(誤字に非ず)共有?