【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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新キャラ、登場です。
本日から夜勤ドゥーエなシフトなので、朝や昼の投稿が多くなるかもです。





第19話 まりゅあにゅ&いや、君の名前ここで出てくるんだ?

 

 

 

「やっぱり、いちばん改造しやすいのはエール・ストライカーだと思うのよ。あの羽根って大気圏内を飛ぶ空力翼じゃなくて、どっちかっていうとウイングスタビライザーとかアクティブバインダーとしての機能でしょ? そこに指向性マイクロウェーブの受電アンテナとしての機能を盛り込むのよ。アークエンジェルに無線送電機能を組み込めば、理論上は受電可能範囲にいる限りフェイズシフト・ダウンはなくなるわ」

 

「なるほどね。そういえば、オーブが内部に組み込んでいたフェイズシフト装甲、あれ、大西洋連邦でも改良型が作られるみたいよ? 何でも衝撃が加わった時にフェイズシフトする省エネ仕様になるみたい」

 

「んー、課題はセンサーと一瞬で素材をフェイズシフトさせる電力まわりの回路の設計かな? できれば命中直前にフェイズシフトするって方向性のセンサーも組み込んだ方が良い気がするわ」

 

「あっ、それは言えるわね」

 

「どうせなら”イージス”の方も大改修とかしたいなあ。バッテリー量の増大と外部からの送電、ガンバレル……は無理にしても、遠隔操作武器とか乗っけたいかも。フラガ大尉、空間認識能力高いって言うし……というかせめて必殺武器の”スキュラ(大口径ビーム砲)”をモビルアーマー形態だけじゃなくてモビルスーツ形態でも使えるようにしたいなぁ」

 

「それどんな魔改造機体よ?」

 

 ここはアークエンジェル艦内の士官用食堂。

 そして、見目麗しい妙齢の女性二人が仲良さげに技術論で盛り上がっていた。

 

「それにしても”アニュー”がアークエンジェルに乗り込んでくれるなんて心強いわ」

 

 そうマリュー・ラミアスが微笑む相手は”アニュー・リターナー”。

 とある世界線では公式記録に「宇宙物理学、MS工学、再生治療の権威であり、操船技術や料理に長け、おまけに美人」とあるほどの才媛であり、この世界線でも負けず劣らずのそのハイスペックのせいかGAT-Xシリーズのオーブ側のスタッフとして参加していた。

 加えてマリューと意気投合、同僚であり友人でもあった。

 

「へへっ。そう言ってもらえると、素直に喜んじゃうな」

 

 この世界線ではキラを除く少年少女がアークエンジェルのブリッジに乗り込む運命から(少なくとも今のところは)逃れていた。

 その代打という訳ではないだろうが、数が増えたモビルスーツ隊の(空席になってしまった)チーフオペレーターとしてオーブ側から推薦されたのが、アニューだ。

 ちなみに推薦人はカガリであり、「気心知れてるなら丁度いいだろう」とのことだ。

 

「でもアニューってモルゲンレーテじゃなくてソレスタルビーイングの人間だったのね?」

 

「あれID見て気がつかなかった?」

 

 マリュー、”うっかり”発動。やっぱり残念が強化されてるんじゃ……

 

「正直、そこまで注意して見てなかったわ。でも逆に納得したわね。ガンダム・タイプと言えばソレスタルビーイングですもんね」

 

 GAT-Xシリーズのガンダム顔は、明らかにソレスタルビーイングのガンダム・タイプにあやかった物だ。

 かなりプロパガンダ臭もするが……まあGAT-Xシリーズの機体に”ガンダム”とネーミングにいれない(特にソレスタルビーイングはガンダムの名称に登録商標とか入れていない)あたりに良心の呵責が感じられる。

 それでも間違いなく”ストライク”は世間からは”ストライク・ガンダム”だの”ガンダム・ストライク”だのと呼ばれるだろうが。

 

「まっ、そういうことだよ。それにしても私はびっくりだけどね」

 

「何が?」

 

「マリューがキラくんとくっついたこと」

 

「うっ……」

 

 アニューはにんまりと笑い、

 

「マリューってもしかしてショタな人?」

 

「そ、そうじゃないから! その、キラくんの愛らしさに堕ちてしまったと言いましょうか……」

 

 実は言い訳になってないマリューの返しである。

 

「まあ、いいんじゃない? 年下の義理のお姉さんが、うちらの上司っていうのが何やら複雑だけど」

 

「そっちは私も驚いたわ。キラくん、一言も言ってなかったし」

 

「一応、あんま公にしてない話だかんねー。あの姉弟、生まれが色々と面倒臭いんだって。だから関係を公にしてないって前にカガリ代表がちらっと言ってたよ」

 

「そうなんだ」

 

「キラくんはキラくんで、わりとポヤポヤしてるし、年上のおねーさんとしてしっかりリードしてやんなよ?」

 

「……ちょっと自信ないかも。なんだか私の方が溺れてる気がするわ」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 とまあこんな暢気なやり取りな一方、船は船でも”プトレマイオス”の方では……

 

「アルスター外務次官の娘さんが?」

 

『そうなんだよ』

 

 画面の向こう側にいるアズラエルが頷いた。

 

「なんでヘリオポリスにそんな厄介なのが居るのかはともかく……つまり、アークエンジェルに乗せて帰れと」

 

(そりゃあ、避難船団の中で防御力最強なのは、確かにアークエンジェルだが……ちょっと親バカすぎやしないか?)

 

『そういうことになるかな?』

 

 カガリもソレスタルビーイング代表として会ったこともあるので、ジョージ・アルスター大西洋連邦外務次官とは面識がある。

 だからこそ知っているのだが、

 

「あの人の娘ってことは、ブルーコスモスのシンパ?」

 

『面倒をかけてすまない』

 

 その答えが状況を肯定していた。

 

『彼は政治畑の”使える側”の手駒でね。できれば意向は飲みたいのさ。それにそうでもしないと、自分で軍に働きかけて今にも宇宙へ娘を迎えに飛び出しそうでね』

 

「勘弁してくださいよ……わかりました。アルスター嬢の件は引き受けましたから、失うのが惜しい手駒なら、軽率な行動は慎むよう言い含めてくださいよ? 今の宇宙は主にザフトのせいで危険地帯なんですから。せめてオーブで待つよう伝えてください」

 

『心得たよ。オーブ行きの大義名分は新たな条約の提言だとしておくか』

 

「娘心配でオーブ入りよりは良い理由でしょう。プロパガンダに使うのならともかく、実利としての政治に親子の美談など不要に願いますから」

 

『君も手厳しいね』

 

「これ以上の面倒は御免なだけですよ、理事長。見返りは期待してよろしいので?」

 

『それは無論。何か要望があれば聞くよ?』

 

「今は思いつかないので、とりあえず”貸し”にしておきますよ」

 

 

 

 

 

 

 

 こうしてアークエンジェルの乗組員は着々と決まってゆくのだった。

 ただ、残念ながらフレイとの絡みでサイ・アーガイル、あるいはミリアリア・ハウ トール・ケーニヒ カズイ・バスカークの名前は乗艦予定名簿にはなかった。

 当然である、彼ら彼女らは「保護すべき一般人」枠なのだから。

 むしろ、フレイが例外的処置なのだ。

 

「またしても面倒事が増えたか。ティエリア、ネーナ、君達にも面倒をかけることになりそうだ」

 

「これも任務だ。余計な気遣いは無用だ」

 

「そうそう。私とカガリの仲じゃない♪」

 

「防御と妨害、ソレスタルビーイングきっての”GNフィールド使い”である二人の力、大いに頼らせてもらうことになりそうだな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




女性キャラがテクノロジーネタで盛り上がってるシーンが何故か好き。
種と00のキャラ交流~♪
登場するのはアークエンジェル新ブリッジクルー、アニュー・リターナー。
いや、お兄ちゃんの方のロックオンが、サーシェスが味方陣営に居る以上、そう簡単に死なないだろうから、前倒し登場させても良いかな~と。
まあ、アニューも死亡フラグ圧し折るキャラかな?(別に弟の方を圧し折るという意味ではない)

ところで”ストライク”と”イージス”の改良プランですが、特にイージスは「ロッソとまた似て非なる」機体に進化しそうな……
ストライクは正常進化を続ける感じでしょうか?

このシリーズ、フレイはキャラ薄いです。薄幸キャラが出難が減るのは不幸度が下がるサインかも。
まあ、ブリッジ詰めになってしまった少年少女たちも、今回は戦闘配置とは縁がなさそうなので(そもそもアークエンジェルに乗艦しない)

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