【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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この話を投稿するにあたり、章を入れてみました。
きりよくこの第20話が第1章のラストエピソードになります。

まあ、内容はサブタイ通りに視点が切り替わる四方山(よもやま)な感じで。







第20話 記念すべき出航にまつわるエピソード集

 

 

 

 さて、いよいよ原作の瘦せ細ったような状態ではなく、詰め込めるだけ詰め込んで色々と盛りに盛った我らがアークエンジェル、その記念すべき出航の日が来た。

 ヘリオポリスの崩壊に紛れてコソコソ逃げ出すのではなく、ヘリオポリスの民間人を満載した避難船団の先陣を務める護衛艦隊旗艦として、堂々たる出航だ。

 非常時につき軍楽隊の見送りなどはないが、それでも”あったかもしれない歴史”に比べれば、華々しい船出だろう。

 

 それに続く随所からかき集められた様々な種類の宇宙船……便宜上、全て避難船とさせてもらう。

 そして、その殿(しんがり)を務めるのが、”プトレマイオス(トレミー)”だった。

 ただし、今回は政治的配慮からカガリは、乗ってきたトレミーではなく基本はアークエンジェルに座乗することになったようだが。

 

 

 そして今回は、出航前後に見られたちょっとした日常を垣間見てみよう。

 

 

 

 

 

「まさか俺が、破壊予備命令(可能であれば破壊せよ)を受けていた軍艦に乗って、オーブへ護送されることになるとはね」

 

 アークエンジェルは軍艦であり、形ばかりとはいえ一応、営倉と呼べる部屋はある。

 そこに入れられていたのが我らがアスラン・ザラ。

 ただし、何というかこう……雰囲気が緩いというか、温い。

 アスランの服装も軍服ではなくヘリオポリスの服屋から提供された彼の年代の少年が着るありふれた普段着という感じだった。

 何より……

 

「仕方ないよ。アスランはザフトの捕虜というよりパトリックおじさん、ううん。パトリック・ザラ国防委員長の子息って立場での扱いだからね。ヘリオポリスに収監させておくにはいかないって」

 

 戦いの激しさのせいか、捕虜とされた100名にも満たない生き残ったザフト兵の多くは、ヘリオポリスのオーブ軍施設にある捕虜収容所に収監されているが、アスランはその貴重な例外とされた。

 まあ、彼の立場から考えればオーブ本土への移送は、不自然ではないが……キラをはじめ数名に限定されこそしているが、許可を取れば誰でも面会できるようになっていた。

 無論、アスランが艦内を出歩くのは厳禁、部屋は普段は生体認証で施錠されているが。

 

「というか、お前は俺のところへ顔を出してていいのか?」

 

「とりあえず、今は休憩時間だし。許可は取ってあるよ?」

 

 屈託なく笑うキラに毒気を抜かれるアスラン。

 実はこれが許可されてる理由、ぶっちゃけてしまえば「キラによる無自覚の懐柔工作」だ。

 

 キラの話題はまあ世間話やその延長線上、ザフトの話題も出るには出るが、それも訓練学校時代の四方山話程度で軍事機密に該当するようなことやアスランが聞かれて困るような事ははキラも意図的に話題を避けていた。

 

「アスランにも婚約者がいるんだ? ラクス・クラインさん……”プラントの歌姫”さんって何だか凄いね~」

 

 実はどう凄いのかあまりよくわかっていないキラ。

 どうやら芸能関係には疎いようだ。

 

「……どちらかと言えば、政略結婚だけどな。シーゲル・クライン最高評議長の娘さんっていうのが大きな婚約の理由だし。実はそれほど会ったことはないよ」

 

 純粋過ぎるキラの言葉に、ちょっと思うところがあるアスラン。

 本音を言えば、彼自身も婚約者との接し方について困惑していた。

 勿論、それどころではなかったという事情もあるが。

 

「ふ~ん。プラントは婚姻統制とかもあるし色々大変そうだね」

 

(アスランとラクスさんって体の相性が良かったのかな?)

 

 とちょっと下世話なことを考える思春期のキラくんである。

 なんかキラの言い方だと語弊があるが、正確には相性が求められるには遺伝子的なそれ、物質的には卵子と精子の問題であって体の相性は特に関係はない。

 

「俺はどちらかと言えば、キラに年上の彼女ができたって方が驚きなんだが?」

 

「へへっ。マリューさん、とっても綺麗で可愛くて暖かくて胸と心が大きな人だよ♪ それに抱きしめられるととても良い匂いが……」

 

 心より先にオパーイの言及が先に来てしまうあたり、さすがはキラ少年である。思春期(二度目)

 

「キラ、そこまでだ。なんだかとてつもなく長い惚気話を聞かされそうな予感がする」

 

 アスラン・ザラ、捕虜になろうと直感や冴えに衰えがないようで何よりだ。

 

「えー、聞いてくれたっていいじゃない。アスランのいけず」

 

「あのなぁ。そんなコンデンスミルクと生チョコソースとカスタードクリームの混合物を口にねじ込まれるような感覚を俺に味わえと? 流石にそれは捕虜虐待だぞ?」

 

 想像を絶する(精神的)カロリー爆弾のようである。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「航路は、ユニウスセブンの残骸宙域ですか?」

 

 カガリから知らされた航路予定に軽く驚くトダカだが、

 

「”アメノミハシラ”の宇宙港へ行く前に友軍艦隊と合流しておきたいんだ」

 

 正直、避難船団の護衛力が少々心もとない。

 戦闘艦として戦闘力が期待できるのはアークエンジェルのみで、他にはヘリオポリスから抽出した2隻のドレイク級宇宙護衛艦、ヘリオポリス防衛を考えるとこれ以上の引き抜きは危険だ。

 トレミーに至っては戦闘力は搭載しているガンダムに依存し船自体は非武装の純粋な輸送船だ。

 モビルスーツはそれなりの数があるが、船団護衛は何かと護衛艦の数が物を言う。

 かと言って戦時下の現状、他国から戦闘艦を借り受けるわけにもいかない。

 むしろオーブ上空宙域に展開宙域が近い第8艦隊が支援に入ってくれるだけで、存外の好意だ。

 どこの国だって軍艦、特に宇宙艦艇が余ってる訳ではないのだ。

 

「それに都合がよいことにあそこはヘリオポリスとオーブの中間だ。それにユニウスセブンのそばでザフトも戦闘を仕掛けづらいだろ?」

 

「彼らに良心という物が期待できればですが」

 

 トダカはコーディネーターに対する偏見は持ち合わせていないが、軍とは呼べない民兵組織に嫌悪感を抱いていた。

 ごくごく普通の正規軍人が、非合法武装組織(テロリスト)に向けるそれだ。

 武器を扱う覚悟も持ち合わせておらず、武器を振るう意味も命を奪う重さも理解していないのだから当然だろう。

 現状、キラ少年を実戦に赴かせなければならない状況なので大きな事は言えないが、それでも少年少女を積極的に兵として徴用し戦地に赴かせるザフトをトダカは嫌っていた。

 10代でプラントでは成人というが、それが「都合のよい大人の言い訳」に聞こえてならないのだ。

 

「ザフトに良心を期待するなんて、悪い冗談にすらなってないぞ? 期待するのは連中の変に拗らせた同胞意識の方さ」

 

「そういう腹積もりでしたら反対はしません」

 

「結構。それにボディーガードは多いに越したことはない。特に宇宙に”武装強盗団”が徘徊している現状ではな。つい先日もヘリオポリスが被害にあったばかりな訳だし」

 

 ついに民兵組織から強盗団に格下げ(?)されたザフトである。

 

「それには同意ですな」

 

 

 

 準備は完全とは言えないが、出来うる限りは万全。

 襲撃から十日間という猶予がそれを可能とした。

 しかし、原作とは異なる”ミッション:避難船団の護衛”は、アークエンジェルの単独脱出とは全く別の難しさがある。

 例えば、サイレントランのような奇策は、雑多な船が船団を形成しているこの状況では使えない。

 

 ならば正攻法で合流による戦力増強は悪くない判断なのだが……”ユニウスセブン”それはカガリにとっても()()()()()()因縁がつきそうな場所であった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 そして、オマケ。

 どうにもこのシリーズはシリアスに終わることが中々難しいようで……

 

「カガリ、カガリ!」

 

「あの、カガリ代表、ちょっとお話よろしいでしょうか?」

 

 相変わらず無自覚の恋人繋ぎの二人に、

 

「キラにラミアス大尉、どうした?」

 

 もう慣れたというか、いちいち突っ込むのが面倒臭くなり始めたカガリがスルーしながら返すと、

 

「部屋割り、カガリの権限で僕とマリューさん、同じ部屋にできないかな?」

 

 皆様、この男の子がスペック的には原作と勝るとも劣らないスーパーコーディネーターです。

 この性格のせいで、おそらく誰にもそうとは思われないだろうが。

 いや、ある意味、カモフラージュになっているのか?

 お労しや兄上(パルス)……

 

「その、できれば私からもお願いしたいなぁ~って」

 

 この人、原作では最低C.E.75まで戦い抜いたんですよ?

 この世界線では、多分無理……

 

 

 

(こ、この残念色ボケ馬鹿ップル……)

 

 と思いはしたが、自分の仕事や役割はこなしてくれて、結果としてモチベーションが上がるのであれば、黙認も吝かではない。

 とりあえず、この姉弟の温度差よ。

 

「わかったわかった。ただし、仕事に支障のないようにな?」

 

「やった!」

 

「はいっ!」

 

 歳の差はあるはずなのに、反応が似たり寄ったりの二人に内心溜息を突きながら、

 

「プライベートに干渉する気はないから、子作りでもなんでも好きにしろ」

 

「ありがとぉカガリ! マリューさん、頑張って赤ちゃん作ろうね♪」

 

「うん♡」

 

(まあ、これで技術屋の引き抜きもしやすくなるし、結果としてオーブの人口も増えるのだろうから良しとするか)

 

 政治家としての判断に聞こえるが、割と双子(?)の弟と年上の義妹には甘いカガリであった。

 投げやりというか、諦観と言えなくもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アスラン、更生中?
この環境にもだいぶ慣れましたw

そして、フラグ”ユニウスセブン”。
まあ、これは外してはならないフラグです。特にとある人物の登場フラグですし。

ラスト……カガリェw
きらまりゅ(残念&色ボケ)は誰にも止められない。例え、世界のトップから数えた方が早い権力と財力を持つ姉であっても。

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☆☆☆



オマケ:もし、このシリーズがC.E.75まで続いたらやってみたいネタ(3)

アムロ声:「アウラ、君は良い道化だったよ」

ゆかり姫:「おにょれリボンズ・アルマークぅぅぅっ!!」

アムロ声:「……ぷっ」

ゆかり姫:「今鼻で笑ったなっ!? 鼻で笑ったろっ!?」

ただし、このセリフが出ると実は、ギャグ補正で死亡フラグが圧し折れ生存フラグが立つかも?w

いえ、ちょこちょこディスティニー時代のプロットをまとめるついでに、劇場版のネタをまとめていたのですが……恐ろしいことに気がついてしまった。

C.E.73→マッチポンプというより茶番

C.E.75→ギャグにしかならん。

いえ、その分、死亡フラグ圧し折る面々がわんさか出てくるんですがw
そこまで続けられるかは別にして、果たして需要はあるんでしょうか?

いや、まずはエターナルが出奔しないよう種の時代を描き切らなければ。





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