【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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週末名物(?)の深夜アップです。
今回もどちらかと言えば日常パート。

種と00キャラの交流があったりして……





第33話 新ヤマト家(?)とモルゲンレーテ社への復帰、そして少々NGではなくGNネタ

 

 

 

 さて、無事に帰国を果たしたキラ・ヤマト氏(暫定オーブ軍少尉)の日常は、存外に忙しい物だった。

 ゴールドの台座に二人の誕生石、エメラルドとオパールを太陽のようにあるいは花のようにあしらったエンゲージリングをマリューに贈り、キラの手で左手の薬指に嵌められたそれを見て、頬を真っ赤に染めて嬉し涙を流すマリュー……

 

「キラくん、私、本当に幸せ……♡」

 

 ちなみに性格は割とおっとりしてるくせに、どこかせっかちなキラは、宝石店でそれをやってしまった為に宝飾店店員一同より生暖かい目線と拍手を贈られた。

 ついでに花束を贈呈された(何やら状況を理解した店員さんが走って買ってきたらしい)

 

 一応、言っておくがオーブでも婚約指輪や結婚指輪は、オーダーするのが普通だ。

 ただ、キラの幸運値が高いことを何気に表しているのは、たまたま宝飾店に「気に入ったデザインのリングが、キラとマリューの指ピッタリのサイズで在庫があった」事だろう。

 ペアリングという訳ではないし、そもそもこの手のデザインリングは少量生産なので中々の幸運だ。

 

 実はキラ、意外と行き当たりばったりな所は、原作と似通っている。

 それは年上の美人の嫁さんを娶ることになっても変わらないようだ。

 そのあたりは、何事も根回しと下準備を入念に行う双子の姉と決定的な性格の差となっている。

 

(よしっ! 結婚指輪は、ちゃんとオーダーメイドしよう! 勿論、この店で!)

 

 そう心に誓うキラは、その足で実家へと向かうのだが……その前に入れた電話で、

 

「あのね、母さん。僕、お嫁さん連れて帰るから」

 

 いや、船からメールで無事は伝えていたしヤマト夫妻にはモルゲンレーテからも無事の連絡はいっていたが……

 

『さすがにこれはないでしょうに……あの子、本当にせわしない所はちっとも変わらないわねぇ。本当にカガリちゃんと違って、お膳立てとか段取りを踏むとかできないんだから』

 

 とはキラの内面をよく把握しているきっこ姉さん……もとい。養母であるカリダ・ヤマト夫人の弁。

 どうやらこの世界線のキラ、コペルニクスから原作より1年早くオーブにやってきてカガリと出会い、彼女が姉と同時に”真実”を知るなり一念発起、怒涛の勢いで飛び級して、ヘリオポリスであっという間にロボット工学の学位をとり(この分野が得意だったのは、主にアスランの影響)、モルゲンレーテに入社して、フラッグ開発チームにかかわりを持ったかと思えば、ヘリオポリスに出戻ってGAT-Xシリーズの開発に加わるなど……何というか、性格はどちらかと言えばおっとりしているのに、行動に落ち着きがない。

 

『お嫁さんを娶ったなら娶ったで、少しは落ち着いてくれると少しは安心できるんだけど』

 

 

 

 ともあれ、こうして大慌てで「無事に帰国おめでとう」から「息子が嫁さん連れ帰ってきた記念」にホームパーティーの趣旨を変えねばならなくなったヤマト夫妻に、晴れてマリューを紹介するキラだった。

 ちなみに年上の可愛い系美人、おまけについこの間まで大西洋連邦技術将校で大尉という才媛の登場に、養父であるハルマ氏は口をあんぐりさせていた。

 何気にあっさり受け入れたカリダが大物なのだろう。

 そして、カリダとマリューは意気投合。この場で、二世帯同居があっさり決まる。

 手荷物として持ち出せた以外のマリューの私物はオーブで改めて買いそろえることになり、夫共々未来の義娘と一緒にショッピングを楽しめたカリダは終始ご機嫌だった。

 どうやらヤマト家に嫁姑問題は発生しそうもない。何となく、カリダは息子の嫁=義理の娘というだけでなく、「年下の友人」という意味でも気に入ったのかもしれない。

 

 ついでにここでカリダの「生臭坊主(マルキオ)フラグ」が折れている。

 何故か?

 そりゃあ、子育てって大変だからだ。孤児の面倒なんて見る暇ないくらいに。

 そもそも下半身的な意味でもスーパーなコーディネートがされていて、精力がハイパーデュートリオンと時代を先取りしているキラと、大艦巨砲主義的な胸部装甲特盛なマリューの子供が一人で済むはずもなく……という具合だろう。

 毎晩のようにSEED(白濁)をハイマット・フルバーストしてれば、それも当然だ。

 

『私もついにお祖母ちゃんねぇ……』

 

 とカリダがしみじみ呟くのは、そう遠い未来の話ではないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、オーブ帰還後のモルゲンレーテ初出社日、先輩社員でもあるキラは新入社員でもあるマリューを連れ立って、辞令交付前にモルゲンレーテ社にある”とあるセクション”に立ち寄っていた。

 辞令の交付はオーブ標準時で午前11時から。現在は9時だから少し早めの時間帯……

 

「グラハムから話は聞いてたけど、まさか本当にキラ君が婚約したとはね。それも元とはいえ、大西洋連邦の軍人とねぇ~」

 

 おそろいの婚約指輪を見ながら驚きの混じった表情で、再会を喜ぶのはキラが元々所属していたモビルスーツ・ソフトウェア開発部の先輩、キラの兄貴分の中では知的労働担当のスクエアフレームのメガネ型情報デバイスがよく似合う”ビリー・カタギリ”で、

 

「まさか、”坊や”に先を越されるとは思わなかったわ。ね? ビリー」

 

 とはマリューと同年代と思われる赤毛の才女、”ミーナ・カーマイン”だ。

 どうもこの世界線では、コーディネーター(?)であるガンダムマイスターのネーナとは普通に親戚関係にあるらしい。

 ついでに言えば、だれが相手とは言わないが”できちゃった婚”を狙っているらしい。

 

 言い忘れていたが、ここ”フラッグ”開発チームのラボにキラはヘリオポリスに行くまで参加していて、ここでグラハム・スペシャルのサポートプログラムを作成していた。

 要するにビリーとミーナは、元同僚で先輩の二人という事になる。

 

「ところで、”エイフマン教授”の姿がないようですけど?」

 

 ふと気づいたのは、このラボの”ヌシ”の不在だ。

 キラが知る限り、特に用事がない限り大体エイフマンの生息域(テリトリー)はこのラボだった筈である。

 

「ああ。教授なら、ソレスタルビーイングの方に顔を出してるよ」

 

 とはビリーの弁。

 

「えっ? ”出戻り”ですか?」

 

「そうなのよ~」

 

 とミーナは頷き、

 

「例の”新型炉”、スローネ・タイプでのテストもそれなりに良好で、開発は佳境に入ったみたいなんだけど、まだ解決できてない技術的問題点があるみたいでさぁ」

 

「ああ、教授は”GN粒子論”の数少ない権威ですもんね」

 

 驚くべきことに、この世界線ではプロフェッサー”レイフ・エイフマン”工学博士は一時期ソレスタルビーイングに招聘され、在籍していた時期があり、”イオリア・シュヘンベルグ”が遺した数々の論文、特に機密指定の「GN粒子」に関するそれを閲覧できる立場にいたらしい。

 ただし、「オリジナルGNドライブ(太陽炉)」が既に完成していた事とその派生技術である理論上は大量生産可能な「GN-T(タウ)ドライブ(疑似太陽炉。ここで言う”新型炉”はこっちの事)」の量産化に関する技術的目途が立ったことで計画から離脱し、興味のあったモビルスーツ開発に参加するため、モルゲンレーテに移籍した経緯があった。

 

 ちなみにGN粒子に関しては、キラたちの立場でも「ソレスタルビーイングのガンダム・タイプに搭載されている機関の変異光子」という程度の知識が得られる程度には存在と情報が開示されていた。

 

「前にソレスタルビーイングでも事故があったって言うし、存外に扱いが難しいのかもしれないね」

 

 ビリーが語るのは所謂、原作の”プルトーネの悲劇”に該当する()()イベントだろう。

 着目すべきは、これ自体が某黒幕総大将がある存在の尻尾を掴んで引き釣り出すための罠で、その目論見は成功し、某塩基配列パターン0026の一人を永久抹消される事になった。

 原作と異なり、”撒き餌”となった当時のガンダム・マイスター三人は何れも命に別状はないようだ。

 ただ、愉快……失礼。興味深いことになったのは、一番若いパイロットで、「テロメアに起きた異常」を是正するためにソレスタルビーイング(というかむしろイノベイド)謹製の”オーダーメイドの特殊なナノマシンによる治療”を受けた結果、「髪は銀色にならなかったが、細胞が活性化しすぎて歳をとれなくなった」らしい。

 現在、30代の筈だが見た目は16歳の時のまま……永遠の17歳(きっこ姉さん)ならぬ”永続的な16歳”の爆誕だ。

 ついでに言えば、現在は人妻で文字通り「奥様は(見た目はずっと)16歳」を地で行ってるらしい。

 旦那はきっと苦労しているだろう。

 

 

 

「でも、困りました。カトー教授から”フラッグ”の改良アイデアを収めたデータを預かっているのですが……」

 

 大西洋連邦系技術獲得の指導的立場にあったカトー教授からのアイデアとなっては、ビリーも黙っているわけには行かず、

 

「僕が預かろ……いや、キラ君、何なら一緒に見ようか? 実際、大西洋連邦のモビルスーツ、たしかGAT-X105”ストライク”だっけ? それを動かしていた君の意見も聞きたいよ」

 

 そして、閲覧したデータは……

 

「これはまた……グラハムが喜びそうな内容だなぁ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




クジョウさん(スメラギさん)にとって不都合な現実=ビリー・カタギリ、売約済w

仕事(あした)に生きてくださいクジョウさんw

それはともかく、マリュー、無事にヤマト夫妻に紹介される。
大人だけど可愛いお嫁さんの爆誕です。
カリダさん的には、

『うちの子、落ち着きがないから年上のお嫁さんは良い選択ね♪』

しかし、カリダさんや……その娘さん、キラにベタ惚れのある意味、調教済みなんですたいw
キラはキラで超依存状態だし。

キラ:「世界とマリューさんを天秤にかけるのなら、僕は迷いなくマリューさんを取るよ? むしろ、マリューさんとの生活を守るついでに世界を守ることはするけど。だって世界が無くなったら、生活できないし」

C.E.73とC.E.75、こんなんで大丈夫か?
いや、それ以前に無事にC.E.72を迎えられるだろうか?w

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