【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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本日二度目の投稿。
そして”オーブ・フラッグ祭り”の始まりですw
フラッグ愛(?)に満ちたハムの人+部下×2、大歓喜回かな?






第34話 御旗の狂詩曲 フラッグ・グラカスと”オーバーチューン計画”

 

 

 

「こ、これは……実に良いなっ! 最高に良いなっ!」

 

 ”フラッグの改良プラン”を見たグラハム・エーカー大尉の第一声が、それであった。

 基本的に、キラが齎したカトー教授からの改良アイデアは、

 

 ・ディフェンスロッドなどの防御装置やコックピットなどの重要部分、あるいは強度的高負荷部分へのフェイズシフト素材の積極的導入

 ・連合由来の(GN粒子に依存しない)励起機構を有した低電力消費型ビーム兵装の実装

 

 が骨子になっていた。

 そして、戻って来たエイフマン教授が新技術導入に実に気分が静かにハイになり、”フラッグ”開発チームにキラとマリューをまとめて取り込んだ。

 キラはソフトウェア・エンジニア兼テストパイロット、マリューはフェイズシフト素材のスペシャリストとしてだ。

 人事にある意味、権力と名声を武器にした武力介入(?)を行った結果である。

 原作では、「You have witnessed too much…(あなたは知りすぎた)」という理由で武力介入(スローネ)されたくせにとか言ってはいけない。

 

 交換条件としてエイフマンは、新たに発足するGAT-Xシリーズ技術解析チームも自分が統括すること、更にコネを使ってソレスタルビーイングからスタッフやエンジニアを呼び寄せる事を約束した。

 何気にタフで強かな老人である。

 

 これが、後に”御旗の狂詩曲(フラッグ・ラプソディ)”と呼ばれる、後々迄続くバカ騒ぎ(??)の始まりである。

 

 

 

 さて、まずは現在の”この世界線におけるフラッグ”の話をしよう。

 試作型(プロト)フラッグとして既に作中に登場しているが……データ収集目的とされてはいる機体だが、そこには「実戦データ」も含まれていたために実質的に先行量産型と言ってよい完成度があり、予備機も含め10機程度の少数生産が行なわれていた。

 実際、データを見る限り、原作00初登場時の”ユニオン・フラッグ”と比べても遜色はない。

 むしろ、その高性能を存分に示したのが先の”イズモ”に搭載され出撃したグラハムたち三名だ。

 

 逆に原作との差異を上げると、まず前モデルのリアルド同様名前に”()()()()”が付かない。

 これは開発国が違うので当然だろう。

 なら、”オーブ・フラッグ”とでもすればわかりやすいのであるが意味がまんま「オーブの国旗」になってしまうので、「それはちょっと……」という事で、「オーブ軍の()()()()シップ・モビルスーツとならんことを」という願いを込めてシンプルな”フラッグ”という名になったという説がある。

 その真偽はともかくとして、次は武装で現状では120㎜リニアライフルやプラズマソード機能付きのソニックブレイド、ディフェンスロッドなどのコンポーネントは開発が先行し、既に実戦配備が始まっている”イナクト”と共通なものになっている。

 これは開発国どころか開発企業が同じなので合理的な判断と言えた。

 

 現在、「負荷がかかった時にフェイズシフトする素材(後のTP装甲)」の存在がマリューから告げられているが、それは現在開発中との事なのでベーシックなフェイズシフト素材の採用、具体的に「どこに使うか?」が話し合われる事になった。

 

「基本は、カトー教授のアイデア・ノートで良いと思います。装甲材などの防御部材や高強度構造材をフェイズシフト素材に置換して全体的に軽量化を図る。パワーエクステンダーなどを積極的に利用し、外部からの無線電源受給能力を強化し、より高出力な推進装置や超電導モーターの採用、また電源能力の強化によりビーム兵装を実装する……良いプランだと思いますよ?」

 

 とはエイフマン教授主催の”フラッグ強化会議”に参加しているキラだ。

 

「なので、現在”フラッグ”専用兵装として開発されているXLR-04試作ライフルの60㎜速射リニアガンの1丁ををビームライフルに換装した試作武装を提唱したいです」

 

 イナクトに比べて余剰出力が高くパワフルなフラッグの火力を引き上げるべく開発されているのがXLR-04試作ライフルだ。

 基本的には大威力だが発射レートの低い200㎜大口径リニアガンと、威力は小さいが発射速度や即応性に優れた60㎜速射リニアガン2丁を一つのライフルとしてコンポジット・ウエポンだ。

 しかし、強奪されたGAT-Xシリーズの技術的フィードバックでザフトがフェイズシフト装甲の開発に成功した場合、実体弾だけの兵装だけだと不利になるという発想からの提言であった。

 

「他にも、大西洋連邦系のビーム兵器は消費電力が比較的小さく済みますから、ビームサーベルの携行も可能になる予定です」

 

 この時点で、オーブでモビルスーツ用ビーム兵装と言えば、ソレスタルビーイングのガンダム・タイプが用いるGN粒子系のそれしかなかったが、太陽炉ないし疑似太陽炉でしかGN粒子は生成できない為、件のGNドライブの量産化に至っていない現状では大量のモビルスーツ用ビーム兵装の配備は不可能なはずだった。

 しかし、そこにブレイクスルーをもたらしたのが、GAT-Xシリーズの共同開発で得た大西洋連邦系の技術だ。

 

「ふむ。悪くない……そこでだ。現在は試作型しか存在しない貴重な”フラッグ”だが、私はこの改良プランのテストベッドとして、私の乗機を推薦したい。無論、テストパイロットとしてこの私、グラハム・エイカーも含めてだ!!」

 

 ”ばばーん!”と効果音がつきそうな感じで自分と愛機を売り込む、「フラッグの強化計画と聞いて」と押っ取り刀で会議に駆け付けたハムスケ……もとい。グラハムであった。

 

「グラハムさんに引き受けてもらえるのなら、僕としては願ってもないですよ? 後は教授の判断ですが……」

 

 キラの言葉に座長であるエイフマンも頷き、改造に必要な部材の調達やコンセプトデザインから具体的な設計図の書き起こしなどには相応な時間がかかったが、製作が開始されたからの進捗は早く驚くべきことに1週間で完成したというデータがある。

 

 この機体の名は、通称”フラッグ・グラハム・カスタム(短縮してフラッグ・カスタム、フラッグ・グラカスと呼ばれることもある)”となることがこの場で決定する。

 更にこのフラッグ改造プラン自体も、正式に”オーバーチューン計画”と命名された。意味的には、「過剰調整」だが、どう考えても「やりすぎチューンアップ」の方の意味だろう。

 また後にこの完成したフラッグ・グラハム・カスタムのデータをフィードバックして、”()()()フラッグ”が製造されることになる。

 

 そして、この量産型は計画名に因んで”()()()()()()()()”というペットネームを授かる事になる。

 そう、このフェイズシフト素材を多用し、ビーム兵装を備えより高性能化したオーバーフラッグは、この世界線では量産型高性能機として日の目を見ることになるのだった。

 つまり、この世界線において”フラッグ”は厳密には少数生産された試作型のことで、量産機は全て”フラッグ・グラカス”を規範とした高性能版の”オーバーフラッグ”という事になる。

 そりゃあイナクト系列やティエレン系列に比べれば、ハイエンド機であるオーバーフラッグの生産数は少なくなるだろうが……それでも、原作00の数倍規模で生産される「ビーム兵器実装の強化型オーバーフラッグ」がオーブの空を駆けることになるのだ。

 

 いや、それだけではない。

 原作00に登場する機体、そうでない機体を含め、フラッグ系列は多くの子々孫々を生み出して行くことになる。

 他にも、キラ・ヤマトがモビルスーツ設計者として開眼したきっかけの一つが、オーバーチューン計画とも言えるのではないだろうか?

 

 もし、”フラッグ・ラプソディ”、その始まりである”オーバーチューン計画”が無ければ、後に「フラッグの究極にして最終進化形」と評される”ブレイヴ”は決して誕生しなかったろうと。

 

 グラハムの愛機となる数々のワンオフ機を筆頭に、量産型を含め高性能機という評価を一度もゆるがせなかった、まさに「オーブ量産機のフラッグシップ・モビルスーツ」という役割を果たした”フラッグ”系列の機体は、まさにオーブの(そら)宇宙(ソラ)を守り通した稀代の名機と呼んで差支えないだろう。

 

 そして、フラッグ・グラハム・カスタムと、それをもとに開発される初期小規模生産分の12機のオーバーフラッグがその真価を示す最初の戦いまで、あと数か月に迫っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




早速、自分と愛機を売り込むグラハムw
まあ、彼のフラッグ愛を考えれば無理もないけど。

何気にキラがモビルスーツ開発者としての片鱗を見せていたり。

とりあえず、この世界線では”ビーム兵器とフェイズシフト素材という種要素を加えたオーバーフラッグ”が、量産型になるみたいです。

また、グラハムの愛機の名前がユニオン・フラッグ・カスタム(フラッグ・カスタム)ではなく、フラッグ・グラハム・カスタム(通称フラッグ・グラカス)になったのは、ちょっと原作00との差異を付けたくなったからです。

次はティエレン系列辺りを予定してます。

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☆☆☆



以下、ちょっとネタバレなのでご注意ください。

このシリーズ、「gdgdなC.E.73」と「ほぼギャグのC.E.75」とアイデア自体(プロットには至っていない)はあるのですが、正直そこまで続けられるかは不明です。
ですが、フラッグ系列はグラハム専用機と量産機両方でガッツリ4年後の世界でも飛んでおり、アイデアノートでは

グラハム専用機
フラッグ・グラハム・カスタム(初代グラカス)→GNフラッグ・グラハム・カスタム(グラカスⅡ)→マスラオ(グラカスⅢ、C.E.73?)→スサノオ(グラカスⅣ、C.E.75?)

量産機
オーバーフラッグ(グラカスが原型)→GNオーバーフラッグ(グラカスⅡが原型、C.E.73?)→GNオーバーフラッグⅡ(オリジナル、C.E.75?)

となっています。
無論、開発経緯も違えば今回のように技術体系も、おそらく開発に携わるメンバーも違うので、原作00と「同じ名前でも別の機体」になりそうですが、フラッグ好きの皆様に楽しみにしていただければと。







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