【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
そして、イナクトと言えば……炭酸(強炭酸)は、まだヘリオポリスでマネキンさんにアプローチしてると思うので、”あの御方”が遂に登場です(サブタイでネタバレw)
さて、1話挟んだが、”フラッグ”、”ティエレン”と来れば、ここで最後の1st00の三大量産機の最後の一角”イナクト”を出さなければ片手落ちという物であろう。
そして、”イナクト”と言えば……
「よお、”ボウズ”。久しぶりじゃねぇか」
ムウ・ラ・フラガを遊び人風の色男、グラハム・エイカーを派手な伊達男、ビリー・カタギリを知的な優男と表するなら、この野性味あふれる美丈夫こそが、
「サーシェス教官♪」
そう彼こそが”焼け野原ひろし”……ではなく、オーブ国営PMC”カタロン”が誇るエースパイロット、”アリー・アル・サーシェス”その人だ!
キラが嬉しそうにトテトテと近づき、マリューが「どなた?」という感じでその後を追い、更にその背後でアストレイ・チームの一員として参加していた三人娘が「ひいっ!」と小さな悲鳴を上げて抱き合う姿との対比が実に好対照である。
「どうしてこっちに?」
現在、キラたちが来ているのはオーブ本国を形成する島の一つ、”オノゴロ島”北部にある演習場としての機能も備えたモルゲンレーテ社の広大な野外実験区画だ。
本日は、GAT-X105”ストライク”やまだ売却が本決まりになっていない(本決まりになっても公表されるかは別問題の)アストレイ3機(ゴールドフレーム、レッドフレーム、ブルーフレーム)を加えたストライカーパックの野戦を想定した野外実験をするらしい。
そう、前に少しアニューが言っていた「エールストライカーをベースに、翼部分に指向性マイクロウェーブやレーザー送電のレシーバー機能を持たせる」としていたあれだ。
また、推進器部分に水素を放電による非平衡プラズマ支援燃焼させ推力を得るフラッグのエンジンシステムを組み込むことと、受電能力拡大を兼ねて空力弾性翼の面積を拡大させたことで、”ストライク”とアストレイは飛行能力を獲得することに成功した。
今日は、その実験を野外テスト、本当の空で行おうと言うのだ。
ちなみにこの新型ストライカー、名称を”フラッグ・ストライカー”と言う。誰が推して命名したか一発で分かる仕様だ。
「なに、俺の”イナクト・カスタム”のテストさ。ほれ」
とサーシェスが親指で示した先には、実験場に搬入され起動から起立のスタンドアップ・ポジションに入るイナクトの強化発展試作機の姿があった。
「おおっ! カッコイイ!!」
最近にしては珍しくマリューそっちのけで目をキラキラ輝かせるキラ。
そのあたりはしっかり男の子をしている……というか頼りになる大人、特に男性がいると割とキラは
「へへっ。だろう?」
素直な賞賛に満更でもないらしいサーシェス。
彼にしてみても、キラに慕われるのは悪い気分では無い様だ。
「ところでボウズ、そろそろ後ろでどう反応してよいか困った顔をしてる美人さんを紹介してくれんかね? もしかして、噂の”アレ”か?」
「あっ! ごめん。えっと、サーシェス教官、こちらはマリューさん。僕のお嫁さんだよ♪」
ストレート過ぎる紹介に顔を赤らめながら、少しもじもじした様子でマリューは、
「えっと、マリュー・ラミアスです。今はキラくんと婚約中で、その、近々結婚してヤマト性になる予定です。はい」
可愛らしい反応を魅せるマリューにサーシェスは”ヒューイ♪”と口笛を吹いて、
「おーお、やっぱ噂のかよ。”姉さん女房(年上の女房)は
と少し乱暴にキラの頭をガシガシ撫でた後、
「ああ、俺、いや私は”アリー・アル・サーシェス”。PMC”カタロン”でしがない傭兵などをやっておりますよ。要するに戦争屋です。戦争が好きで好きで堪らない、人間のプリミティブな衝動に殉じて生きる……最低最悪の人間ですな」
などとサーシェスが中々に露悪趣味的な自己紹介をすれば、キラはにっこりと微笑み
「うそうそ。実は、準国家公務員(
絹江・サーシェス(旧姓:絹江・クロスロード)。
以前、戦場特派員をやっていた時にひょんなことからサーシェスに命を救われ(ゲリラに襲われパニくる中、たまたま調査で現場にいたサーシェスの防弾車に引き摺り込まれ、一緒に逃走して難を逃れた)、吊り橋効果もあり一目惚れして交際に至り、その後は特に波乱も荒事も原作再現もなく結婚したようだ。
つまり見事なまでの原作反転。
サーシェス曰く、
『なんか懐かれたんだよなぁ。それにしても、俺が素人女に手を付けるなんざぁ、そろそろヤキが回っちまったか?』
とのこと。
子供はまだだが夫婦仲は極めて円満。ついでに絹江は世話好きで、サーシェスは面倒臭いのか割と好きにさせてる(好きにされてる?)らしい。
サーシェスに食らい付いて根性を見せたキラは、よほど気に入られたのかサーシェスの新婚家庭に招待されて、絹江の手料理をご馳走になった事があるようだ。
ちなみにキラによればサーシェスが原作の髭面スタイルではなく、清潔感のある「髭なし」のいわゆる”ビアッジ・スタイル”なのは絹江の内助の功(別名:身だしなみチェック)のおかげとのこと。
本日は仕事の関係で既にパイロット・スーツだが、私服も仕事着のスーツも中々お洒落で通ってるらしいが、これも大体絹江のせい。(本人は、機能性重視で服装自体には割と無頓着)
蛇足ながら沙慈・クロスロードが戦争勃発に生存本能が触発されたの恋人ルイス・ハレヴィに覚醒攻撃(肉体言語)された際、邪魔が入らずルイスが女の本懐を遂げられたのは、既に絹江が結婚して家を出てサーシェスと家庭を築いていたため。
沙慈、一人暮らしになったばかりで警戒心が足りてなかったか?
それにしても……愛しの彼女は、タガが外れたのか味をしめたのか毎晩迫ってくる肉食系(しかも沙慈が一人暮らしになったことをいいことに、現在、押し掛け同棲中とヤリたい放題)で、義兄は”戦場の猛獣(最強格)”……00原作きっての草食系代表格の沙慈は、捕食者に囲まれて正直泣いていいと思うのだが?
しかも、婿養子ルート確定の彼の就職先は、公的機関で安定した収入が見込める太陽光発電公社”ソレスタルビーイング”……南無三。
ついでにハレヴィ家は有力な出資者(出資者名簿の上の方)だったりするので沙慈は、将来「救いは無いんでしょうかっ!?」と嘆いてもよい。
「こんのクソボウズ!」
と早速ネタバらしかましたキラにコブラツイストを仕掛けるサーシェスに、
「教官、ギブギブ!」
とタップするキラ。それをほっこりした表情で見るマリュー。
そして少し離れた場所で、
「キラ君、よくサーシェス教官とじゃれ合えるよね……」
「あれ、猛獣に玩具にされてるのと大差なくない?」
「でも、こう……なんか心にグッとくるものない? なんていうか、”おねショタ”もいいんだけど”シェスキラ”でしか補給できない栄養分があるというか……あっ、キラ君はもちろん受け専で。できれば犬耳とか尻尾とか付けたい。サーシェス教官に尻尾を振りながらじゃれるイメージとか?」
「「わかる!」」
誰が誰の台詞とは言わないが……なんか三人娘が心持ち腐乱していた。
☆☆☆
こうして再会はしめやかにではなく賑やかに果たされた。
それは良かったのだが……
「えっ!? サーシェス教官と模擬戦、ですか……?」
「うむ」
偏屈な老人という表現を具現化させたような上司であり統括責任者であるエイフマンは、そう頷いた。
「確かそんな予定は……」
「なかったな。だが、今は戦時。互いに都合が付き、合意の上であれば、開発促進のために臨機応変に実権を追加するのは吝かではない」
「それはそうですが……」
「では、聞き方を変えよう」
エイフマンは老獪な笑みで、
「ヤマト
「やりたいです……!!」
こうしてキラの念願だったサーシェスとの再戦が叶う事となったのだ。
ちなみに同じ内容を持ちかけられた三人娘は……
「「「心よりご遠慮申し上げますっ!!」」」
こっちは即断即決だったようだ。
という訳で、ぎっちょん教官、焼け野原ひろしことアリー・アル・サーシェス氏の登場です。
どうやら、この世界では本名(?)のようですよ。
少なくとも公文書、絹江との婚姻届ではそうなっていますw
そして、嫁さんは絹江さん。
原作を反転させたかっただけという。
そして、玉突き事故のように割を食ったのが沙慈w
絹江さんが嫁入りしたために強制的に一人暮らし→邪魔が入らないので、ルイスが存分に2ndシーズンばりのアタックをかけられるという。
ソレスタルビーイングに入社したとしても……ハレヴィ家って、有力な出資者だったりしてw
まあ”婿養子”の就職先としては、色々と有益ですよね?w
まあ、これで沙慈とルイスカップルの死亡フラグ改め不幸フラグ(強制労働&復讐鬼)が折れたと思えば……
少なくともルイスは幸せオーバーブーストでしょうしw
サーシェスは、なんか将来、焼け野原ひろしから焼けがとれた感じの良いお父さんになりそう?
三人娘の腐敗臭は、見なかったことにしてあげてくださいw
お気に入り登録、ご感想、評価などしていただけたらとても嬉しいです。