【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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前回までと打って変わって、温度差激しい百合成分多めのイチャイチャ過多気味エピソードです。
定期的にカガ×ラクを入れないと死ぬ病気にかかってるかもw





第43話 ピンク、ちょっと目覚めかけてるんじゃね?的な話

 

 

 

「ラクス……”誇り高きアイドル”、良い歌だった。お前の心の声、魂の叫び、私にもしっかり届いたぞ」

 

「カガリ……」

 

”きゅ”

 

 放送を終えたラクスはカガリに抱きつき、カガリはそれをそっと抱きとめる。

 かすかに残るラクスの汗の匂いが、”ふわり”とカガリの鼻孔を甘くくすぐった。

 

「私の歌、そんなに良かったですか?」

 

「ああ。やっぱり、お前の歌は良いな。本当に」

 

 とピンクの髪を優しく撫でる……

 

(うふふ♪ カガリはわかってませんわね? 貴女がわたくしに”そうする”たび、わたくしは悦び、心がピンク色の闇に染まって行くことを……♡)

 

 それ、なんてクトゥ○フ神話?

 ……あれ?

 なんかこの娘、この時点で少しだけ”覚醒し(目覚め)”かけてるような……いや、今は深くは言及すまい。

 きっとこのペースでも”本格化”は2年後くらいだ。

 ただ、4年後くらいには手が付けられなくなりそうだが……

 

「ところで、この後、モビルスーツの操縦訓練が入ってるんだが……」

 

 カガリは少し心配そうな表情で、

 

「慣れない配信で疲れてないか? なんなら、後日改めて時間を作るぞ?」

 

 前に約束した通り、カガリはラクスのモビルスーツ操縦訓練に付き合う予定を立てていた。

 ただ、知っての通りカガリは中々に多忙で、作らなければ基本的に時間はあかない。

 ラクスは、カガリのスケジュールの大半を把握していたからこそ、

 

「いえ。せっかくのカガリとのデートですもの♪ そのチャンスを不意にするほど、わたくしは残念な女ではありません」

 

「デートってお前なぁ。行く先は、パイロット向けのシミュレーション・ルームだぞ? 世界一色気のないデートになること請け合いだ」

 

 と、デート自体は否定しないカガリである。いや、本当にそういうとこだぞ?

 とりあえず、まだ若林マークのラクスを実機に乗せるのは早すぎるので、これはこれで正しい判断だろう。

 

「重要なのは”どこで”ではなく、”誰”と、ですわ♡」

 

「はいはい。じゃあせめて姫君を退屈させないようにエスコートさせてもらうとしますかねぇ」

 

「うふふ。よろしくお願いしますわ。わたくしの”()()()”♡」

 

 とても艶やかな笑顔のラクスにカガリは溜息を突いて、

 

「マジに私は王子様なんてガラじゃないからな? どちらかというと悪徳領主とかそっち系だ」

 

 別にカガリに限った話ではないが……ともかく、自己評価と他者評価の格差が大きすぎる。

 ちなみにカガリの自己評価は、「自覚のある悪党」だ。

 まあ、師匠が”オリジンと言ってよいアムロ声のイノベイド”で、悪巧み仲間(マブダチ)枠が絶叫系勇者声の盟主王ともなれば無理はないが。

 最近、身の安全が保障されてる場所にしかいないので姿を見せることは少ないが、ボディーガードを兼ねた側近ポジがネーナ・トリニティであることも原作00を考えると中々にすごい。

 何しろ、生まれや育ちの違いから原作より随分と人間が丸くなってるというか人間ができてる(少なくとも、好戦的ではあっても誤射でちゅどーんとかやるタイプではない)とはいえ、ネーナからガッツリ命を張るのも吝かではないレベルの「好意」を持たれているのだ。

 ただ、ラクスが安心して良いのはネーナは感性的に普通に異性愛者、しいて言うならやや”にぃにぃズ”に対しややブラコンの《ケ》があるくらいだ。

 カガリに対する感情は、「恋愛度」のパラメータが存在しない友情や親愛であり、それ以上やそれ以外にはならないだろう。多分。

 

「それに王子様っていやぁ、むしろアスランの方だろ? なんか”プラントのプリンス”とかって呼ばれてるみたいだし」

 

「……アスラン? どなたでしたかしら?」

 

「こらこら」

 

 カガリは、冗談だと思い苦笑したが……まさか、マジじゃないよな?

 最近のラクスを見ていると、割と本気で元か現役かプラントの事情的に不明瞭だが婚約者が「存在しない記憶」扱いされていそうで怖い。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 さて、カガリ指導の操縦訓練の後、

 

「まあ、流石にこれで終わりってのもアレだから、少し実機で飛んでみるか? 本物のモビルスーツコクピットを体感するのも良い経験になるだろう」

 

 そうカガリが誘ったのは、”ティエレン複座高等練習型”。

 原作では”ティエレン・チーツー”と呼ばれ、”タオツーの試作機”という位置付けの試作機として『00P』『00I 2314』などに登場する機体だが、この世界線ではタオツーの開発初期段階の試作機として登場したまでは同じだが、その後、「操縦システム統合計画」との関係で、再設計され操縦フォーマットの共用性と複座を生かした高等練習機として改修され軍に正式採用された。

 オーブ軍ではモビルスーツ乗りはこのティエレン複座高等練習型での訓練を経て、それぞれの”相棒”と出会うのだ。

 おそらく、モビルスーツ・パイロットの育成方法や機材の贅沢さは、おそらくザフトを抑えて世界最高峰だろう。

 

 

 

 基本、訓練生と指導教官が乗るという現行の軍用練習機とほぼ同じスタイルで、その利便性と作業機としても使える(その場合は、複座としての強みで1人が操縦、1人が作業と役割分担することで効率化が可能)ことから、前にも述べたようにガンダム・タイプ以外にも多くのモビルスーツを運用するソレスタルビーイングにもある程度まとまった数が納品されているのだ。

 

 カガリが教官席に乗り込み操るのはそのうちの1機。訓練生座席にはパイロットスーツ姿のラクスがちょこんと腰かけていた。

 ちなみにラクスのパイスーは劇場版の”アレ”ではなく、紅白の色もデザインもカガリとお揃いの標準的な物(というかカガリの予備スーツ)。これはこれで嬉しいらしい。

 曰く「カガリの残り香がするような気がしますわ♡」

 いや、予備のパイスーなのだが……胸のサイズが問題なかったことを追記しておきたい。

 ついでに言えばカガリは「腹筋割れてる系ヒロイン(ミカサ・アッカー○ン)」体型らしい。

 後にカガリは気を利かせて「同じデザインでピンクと赤の色違いのパイスー」を発注するが、

 

『まあ♪ これでますますペアルックっぽくなりましたわね♡』

 

 と後日、ラクスはたいそう喜んだらしい。

 

「これが実際のモビルスーツというものですか……なんでしょう? 不思議と違和感はありませんわ。むしろ、どこか安心するような……?」

 

 ポツリと呟くラクスに、

 

「お前は存外、歌姫と同じくらいパイロット向きの感性をしてるのかもな?」

 

「と言いますと?」

 

「特にパイロット適性の高いコーディネーターに多い話なんだがな、そういう感じ方をする者が多いんだと。曰く”鋼鉄の子宮”。心理学者に言わせると、『胎児回帰願望が刺激される』とかどうとかって話だ」

 

「ああ。何となく思い当たると言いますか……わたくしも、ちょっと出自が不明な点があると言いますか……」

 

 だが、カガリは気にした様子もなく、

 

「お前もそうなのか? まあ、うちもややこしいから人の事は言えん。一緒だな?」

 

「ばか♡」

 

 こうしてラクスの飼う”心のケダモノ(魂も毛並もピンク)”に小まめにエサを与えて育てるカガリである。

 どこかの仮面さんは、「自ら育てた闇に喰われて」云々は、むしろこの女に言った方が良いのかもしれない。

 言ったところで、”蛙の面に何とやら(いや、黄金水プレイの話とかじゃなく。どうでも良いが業の深さから考えて、ラクス的にはかけるよりかけられた方が喜びそうではあるが)”だろうが……

 

 

「ところでラクス、次に歌う曲はもう決まっているのか?」

 

 デート中の話題としては無難な物に切り替えるカガリに、

 

「えっとですね……」

 

 ラクスから告げられた曲名に、カガリは珍しくぽかんとなる。

 いや、ソレスタルビーイングの情報アーカイブの中にそれはあり、誰とは言わないがその曲の熱烈なファンがいるため知ってはいたが……

 

「お前、またセンシティブな選曲を……情報戦を仕掛けている、むしろ陣頭指揮を執ってる私が言うのもなんだが、プラント、絶対に大変な事になるぞ?」

 

「そんなことは知りません」

 

 プイっと横を向くラクスであった。

 

「まあ、いいか。お前に好きな曲を歌えと言ったのはそもそも私だしな」

 

「♡」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




定時退勤……これって都市伝説じゃなかったんだ(挨拶

という訳で、少し早めの投稿です。
朝勤の定時は、ガチに珍しいんですよ(社畜泣き

ついでにアスランは少し泣いて良いかも……
まあ、ラクスだし仕方ないか。

というか、ラクスが早めにヤバ目な方向性で覚醒しつつあるような……そして、カガリ。
「鈍感系女誑しイケメン主人公ムーブ」も大概にしないと、主にラクスが取り返しのつかない……もう「火葬後の心肺蘇生」並みに手遅れか?

ただし、とある理由(金色の瞳とか……)カガリには「(ピンクの)闇に堕ちてください♪」は効かない模様。

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☆☆☆



オマケ:もし、このシリーズがC.E.75まで続いたらやってみたいネタ(5)

久しぶりに。
ラクスが”手を付けられなくなった状態”の見本w

明久(オルフェ)なんか精神感応で催眠っぽいものをかけようとする。

ピンク:(”ガード”、発動ですわ)

※感応、強制シャットダウン

ピンク:「駄目ですよ? ここから先は会員限定の有料配信です♪」

明久:「へっ?」

ピンク:(こんな性教育もまともに受けてないような初心(うぶ)な子に、わたくしの内側なんか見せたら、性的虐待を通り越して精神崩壊おこされそうですし)

ピンク:「それはそれで外交問題になりかねませんものね?」

明久:「へっ? へっ?」

ピンクの内面=文字通りピンクに彩られためくるめく百合の世界
多分、オルフェがそれを見たら精神を侵食されて、その時点で話が強制終了しそうですw







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