【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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久しぶりにメカニックの話題が中心……の筈なんですが、これまで接点の無かったキャラたちのふれあい(?)がいくつもあるみたいですよ?








第52話 きらにこ&まりゅひり+あにゅのい?

 

 

 

 さて、着々と「ラクス・クライン、初のオーブLIVE!!」の準備が進む中、あちこちで色々とちょこまかした動きがある物で……

 

「君がニコル・アマルフィ君? ”ブリッツ”のテストパイロット担当で、最近、プラントから亡命してきたっていう」

 

 ここはモルゲンレーテ社自慢のオノゴロ島にあるモビルスーツ開発拠点の一角。

 

「えっと、キラ・ヤマト技官ですよね? ヘリオポリスの件はその……」

 

 きっと知ってるだろうと、ちょっと申し訳なさそうな顔をするニコルに、キラは心底気にしてないという表情で、

 

「お互いに無事だったし、それでいいんじゃないかな? 報告は僕も貰ってるけど、民間人への攻撃とかしてないんでしょ?」

 

「矜持にかけてそれはしてません!」

 

「なら、僕はそれでいいよ」

 

 とキラはにこりと笑い、

 

「早速だけど、 GAT-X207”ブリッツ”の改造案を持って来たんだ。ニコル君の意見を聞かせてくれる? 実際に動かしていた人の意見は貴重なんだ」

 

「もちろんです」

 

 

 

 そして、見せられた改造案はなかなかに刺激的だった。

 

「えっ? 重視するのはミラージュコロイドでのステルス・モードではなくフェイズシフト装甲使用時の戦闘ですか?」

 

「うん。確かにミラージュコロイド・ステルスは浸透任務とか潜入任務にはとても有益なんだけど、現状のオーブのドクトリンだと使い勝手が限られてしまうんだ。なので、ミラージュコロイドは一種の”エマージェンシー・システム”、例えば、敵機に追尾されないような戦線離脱なんかの用途に絞って使おうって方針なんだ」

 

「ああ、オーブは攻勢任務より守勢任務の方に重きを置きますもんね」

 

 と納得するニコルに、

 

「それもあるけど、ミラージュコロイド使用時の各種装備の使用制限がねぇ……そこで、モルゲンレーテはソレスタルビーイングや大西洋連邦と共同研究で、ミラージュコロイドの別の使い道を探ってるところなんだ」

 

「うっ、確かに……ミラージュコロイド・ステルスを稼働させたままの戦闘は厳しいかも。電力消費も激しいし」

 

「でしょ? まあ、電力消費に関しては完全じゃないけど解決手段はあるんだけど、せっかくだから”ブリッツ”に『フェイズシフト装甲展開時の高い戦闘力の模索』をしてみようって話になって……ニコル君、同じ男として聞くけど、隠蔽能力より自分の機体が強くなる方が嬉しくない?」

 

 キラの問いかけに、ニコルは男の子らしい笑みで、

 

「そっちのほうが嬉しいです!」

 

”がしっ”

 

 キラはガッツリ握手して、

 

「君とはとても話が合いそうだよ」

 

「ボクもです。キラ()()

 

 何か『結婚を前提としてお付き合いしている年上の彼女』が居る者同士のシンパシーでもあったのだろうか?

 原作では殺し合った二人の少年の友情は、この先、とても長く続く事になる。

 

 

 

「えっと……ピアサーロック(ロケットアンカー)”グレイプニール”にミラージュコロイドを媒介した電力吸引機能を組み込むんですか?」

 

「うん。開発コード”マガノイクタチ”ってフェイズシフトして相手に食い込んで電力を奪う試作装備があるんだけど、”ブリッツ”って元々フェイズシフト装甲採用機で、ミラージュコロイドの制御システムも標準搭載されているから、相性いいんじゃないかなって」

 

 ちなみに最終的には、爪の部分が超振動クラッシャー化して赤熱しながらかっ飛んでいきそうである。高周波微細振動ナイフ(ソニックブレイド)の技術的応用で、こちらも早期に実現可能だ。

 

「確かに」

 

「それにロケットアンカー系の装備って結構、使い勝手良くない? 実は僕の”ストライク”も現在、改造中なんだけど……新型ロケットアンカー搭載のバックラーを標準搭載しようと思っててさ。そっちは開発コード”エグナーウィップ”っていうマガノクイタチとは逆に誘導電流とかで敵の電子機器やパイロットにダメージを与えて身動きとれなくする装備になる予定でさ。あっ、どっちもケーブル部分には耐ビームコーティングを施すみたいだよ?」

 

 要するにパンツァーアイゼンの代替装備で”エグナーウィップ”を装備するのだろう。おそらく試作品であろうが、もう開発されているとは驚きである。

 後にこれがザフトでも”スレイヤーウィップ”という近似の装備を生み出すきっかけにもなる(あっちは高周波パルスらしいが)

 

「エネルギーの吸引と、放出による麻痺(スタン)……あっ、読めました。逆特性の近似兵器の実戦での効果比較ですか?」

 

「あったり~♪ あっ、あとステルスをメインで使わないなら”ブリッツ”もストライカーパック対応にしようと思うんだけど、どう? そうすると外部受電のシステムとかアタッチメント取付できるから汎用性とかグンと広がるよ?」

 

「キラさん、それ良いです! ステルス使うときは、バックパックをパージすれば良いだけですし」

 

「あと、ステルスが必要な任務が増えるのなら、この先、それ対応のストライカーパックを開発してもいいしね」

 

 

 

 などと盛り上がる二人の少年を温かい目で見守る約二名……

 

「ニコル君もやっぱり、男の子なのねぇ」

 

()()()、大人しそうに見えても存外、やんちゃよ?」

 

 そして、二人はまるでタイミングを合わせるように、

 

「「年下の男の子っていいわねぇ~♡」」

 

 そして、二人は改めて向かい合い、

 

「マリュー・ラミアスです。モルゲンレーテの技術スタッフで、えっと、そのうちマリュー・ヤマトになる予定です」

 

 ちょっと照れくさそうに言うマリューに、

 

「ソレスタルビーイングの保安セクション所属のヒリング・ケアよ。こっちはニコルがニコル・ケアになりたいって言ってるわ♪」

 

 と握手で応えるヒリング。

 グラマラスで可愛い系美人のマリューと、スレンダーで小悪魔系お姉さんのヒリング。

 髪とかも含めて対照的な二人だが、何だかこの二人の友情も長く続きそうな気配がする。

 

「マリューって呼んでいい?」

 

「もちろん」

 

「実は私、マリューのこと知ってるのよねぇ。ほら、アニュー・リターナーって覚えてる? あいつとそこそこ仲良くてね。同じ”年下の男の子好き”が同僚に居るって聞いてたから、ちょうど一度会ってみたかったのよ♪」

 

「アニューったら……オーブに来てから忙しくて会えてないけど、彼女は元気?」

 

「元気元気! アイツも何だかんだで技術スタッフ、それも万能型でしょ? あちこち引っ張りだこなのよ(イノベイドだから簡単に壊れないし)。今頃、どこにいるのやら……」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「へっくち!」

 

 と”アークエンジェル”ブリッジで可愛らしいくしゃみが響いた。

 

「アニューさん、風邪ですか? 薬とか見繕います?」

 

「うんにゃ。ありがとう”ノイマン”君。かんぽーとかも含めて、私って”薬が効きにくい体質”なのよ。気持ちだけ受け取っておくわ」

 

 アーノルド・ノイマン、後に天才操舵士の二つ名をほしいままにし、「コーディネーターを超えたナチュラル」との呼び声も上がるほどの英俊の卵。

 ついでに漢方薬の愛好家なので、ちょっと残念そうだ。

 ちなみにいつの間にか「宇宙船のテスト操舵手」が欲しかったモルゲンレーテのスカウトを受けて社員になっていて、軍への出向という形になっていた。

 どうやら給料が良かったらしい。

 

「ところで”アークエンジェル”操縦システムの調整、お手伝いしてもらえますか? 装備が色々と追加される予定なので、余裕を見たセッティング変更した方がいいかなと」

 

「あいあーい。まあ、艦底部にゴットフリート追加改造に、それに併せてゴットフリート改型(砲身を垂直方向へもある程度指向できるようにした物)への変更、ヴァイタルパートへのトランスフェイズ装甲材への導入準備のための電力網の見直しに格納庫周りの見直し……うへぇ、本当にモルゲンレーテも凝り性だねぇ。いや、ソレスタルビーイングも人の事は言えないけどさぁ」

 

「他にも対空火器やVLSの増設なども予定されてますね。本来なら実験艦を本格的な”実戦艦”に仕立て直そうとしている訳ですから色々と大変みたいですね?」

 

「だねぇ……げっ」

 

 端末に入ってきた情報にアニューは”うげげっ!”という顔で、

 

「余剰スペースへの陽電子キャパシタの追加だってさ。いや、そりゃあ”粒子を貯蔵できるコンデンサ”はウチの十八番(おはこ)だけどさぁ~。なんか”ローエングリン”にも広角射撃モードの追加とか入ってるし……私に通達が来たってことは、駆り出されるわね、こりゃ。確実に」

 

「……何というか、本当に人気者ですね? アニューさん」

 

「こういう人気は全然嬉しくなーい! どうせだったら、ラクスさんみたいな人気がいいー!」

 

「いや、あっちはあっちで色々洒落にならないと思いますよ? 何しろ政治がらみだし」

 

「ノイマン君、夢がないよー」

 

「夢で腹は膨れませんから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で、原作では「アスランを巡って殺し合ったキラとニコル(言い方ぁっ!)」と、種と00のキャラのふれあい回でした。

年下の男の子(彼氏→婚約者)で盛り上がるお姉さん二人(まりゅひり)と、テクニカル系のアニューとノイマンという組み合わせです。

原作では殺し合いになりましたが、優しい子同士(そして、今生ではお姉さん好き同士)でちゃんと話し合えば、キラとニコルって仲良くなれると思うんですよね~。
ぶっちゃけ、この世界線のアスランがかなりアレなので、キラはともかくニコルはキラの方が相性が良い説まであると言うw

マリューは典型的な後方彼女ポジ、ヒリングは一緒に前線で戦場を駆け巡っちゃうタイプ(むしろニコルが振り回されそう)ですが、体型もベッドプレイ・スタイル(受けのマリューに攻めのヒリング?)も含めて対照的なのに年下好きと共通項も多いので、なんか仲良くなりそうです。

そして、アニューとノイマン、同じくテクニカル系で天才肌の二人なので、何となく相性が良さそう?

個人的には、C.E.75あたりまで「何となく一緒に居て」欲しいですね~。

アニューは、ライル・ディランディとの縁は薄い(死亡フラグが味方陣営な上に血腥い因縁もないのでロックオンの入れ替わりがほぼ起きないため)し、既にオーブにお給料に誘われて(?)移籍したノイマンは、大西洋連邦に残るナタルとのフラグは立つ前にルートごと消滅したでしょうしw

それにしても……アニューさん、大人気。
本人は望んでない人気でしょうがw

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