【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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キリが良いところで区切るので、しばらく1話あたりの文字数が少なめになります。

そして、まさかまさかの再登場w






第54話 LIVE!開幕直前のちょっとした一コマ

 

 

 

 さて、いよいよラクスのライブまで日が迫ったある日……

 

 

 

「ここがオーブか。ふむ。中々悪くないじゃないか」

 

 と国際空港にアロハシャツにハーフパンツというノリノリの観光客のような姿で降り立つオルフェ……いや、ここは偽造パスポート名の、

 

「”アキヒサ”、頼むから……本当に頼むから騒ぎを起こしてくれるなよ」

 

 と親友の”アキヒサ・アガツマ(吾妻明久?)”に声をかける、何だか苦労人臭が漂うシュラではなく、Gジャン&ジーンズルックの”アルト・フレミング”に、

 

「ん。まあ、ある程度は良いよ。はしゃぐアキヒサも可愛いし♡ でも、フォローできる範囲だと嬉しいかな?」

 

 と、実は「オルフェのラクスに対する想いはインプリンティングであり恋愛感情ではない」事にとっくに気づいていそうな白ワンピの”ノンナ・ナガトロ”ことイングリット。そして、

 

「お姉、流石にちょっとアキヒサを甘やかしすぎだと思うんだけど?」

 

 と「お姉が行くなら」と護衛役と称してくっついてきた活発なショートパンツに生足姿のリデラート改め”ヴァナリータ・タナカ”。いや姉妹設定はいいんかい。

 まあ、家庭の事情や個人の事情で苗字が違う姉妹も珍しくはないが。

 

 それにしても、何となくだが聞き覚えのある名前ばかりのような……

 特にオルフェの偽名は、残念の二重奏な上に雷系の呼吸技とか使いそうではある(原作劇場版ではプロトンサンダー?にひどい目に合わされたが)。

 シュラは前半と後半は対照的なキャラだが、”凄腕パイロット”というシュラ自身との共通項がある。

 イングリットは髪色だけ……か? 特に苗字の方。

 リデラートに至ってはマスコットだし。(プリヤの田中もある意味、人外マスコット枠とも言える)

 中の人繋がりとか思っても言ってはいけない。

 

 とりあえず、アキヒサ(オルフェ)が原作よりFREEDOMなのは分かった。

 シュラが苦労人枠(リーダーの抑え役)なのも、イングリットが「色々分かってる」ちょっぴり病んでる臭い娘なのも、リデラートが割と良い子なのも……もし、この世界線に4年後があるとすれば、結構、とんでもない事になりそうな?

 

「それにしてもよく”フルダイブ・シリンダー”を四名分も確保できたな?」

 

 と感心するシュラ(以後、字の文は本名で記載)

 残る三人+お母様は、ユーラシア連邦でお留守番らしい。まあ、そこまでラクスに興味はないみたいだし。

 シュラはオルフェが何かしでかしやしないかと”お目付け役”として同行。イングリットは「オルフェが行くなら」、リデラートは前述のとおり「お姉が行くなら」とそれぞれ理由がある。

 ちなみにパスポートは、”赤道連合”の物らしい。まあ、日系人の末裔もそれなりに住んでる地域だ。

 

「逆。あれだけの手段を講じて四名分しか確保できなかった事が驚き。驚異的な倍率だよ」

 

 とはイングリットの弁。

 

「ふふっ。僕のラクスなら当然のことさっ!」

 

 何故か自分の事のように鼻高々の明久、もといオルフェに……

 

「あーはいはい。あと、大声でその発言はやめろ。何だか周囲の視線が痛い奴を見る目と可哀想な奴を見る目と生暖かい視線が混然一体となって、何だか形容しがたい物になってきている」

 

 雑に返しながら事実を伝えるシュラ。

 

「なにをぅ!? やがては人類を導くことになるだろう僕に、なんと不遜な」

 

”CHU”

 

 イングリット、オルフェのほっぺに奇襲的Kiss♡

 

「にゃ!? にゃにをするイング、」

 

 シュラに慌てて口を塞がれる本名を言い放とうとしたオルフェに、イングリットは首をこてんと傾け、

 

「アキヒサの(危険な)発言を中断させるならこれが一番かな?って」

 

「お姉も少しは人目を気にしよっか? あとアキヒサ、普通に”禁則事項です(ガチの本名)”を公衆の面前で叫ぼうとすんなし」

 

 意外なことに……リデラートが常識人枠だった。

 髪型(元ネタ?)とかポプ子なのに……

 

 とりあえず、周辺の視線を生暖かい物の比率を上げながら、少年・少女の合計4名は空港を後にする。

 そして、後に残ったのは……

 

 

 

 

 

 

 

「ええ。”例の四人”の入国を確認しました。わかりました。よほどの問題行動を起こさない限り、自由行動をさせます。はい。”紐づけ”は念入りに」

 

 まあ、普通はこうもあっさり偽造旅券でオーブへ入国するのは不可能な訳でして……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、余韻も何もなく恐縮だが……VRライブ当日だ。

 モルゲンレーテ本社の”フルダイブ・シリンダー”で準備をするラクスの髪をカガリは一撫でし、

 

「いってこい。お前の全力、出してこい。思う存分、歌ってこい」

 

「はいっ♡」

 

 そして、やがて人がすっぽり入るタイプのチャンバーカプセルの蓋が締まり、

 

「フルダイブ、シンクロ・スタートですわ♪」

 

 ”ヴェーダ”が全力支援を行う”伝説のライブ”が今、始まる!

 

 

 

 

 

「さて、私もVR空間へダイブするとするか」

 

 と自らも”フルダイブ・シリンダー”に潜り込むカガリに、久方ぶりに側近兼護衛役(社内とはいえカガリが無防備状態になる為)についているらしいネーナ・トリニティは苦笑し、

 

「カガリも律儀よねぇ」

 

「”埋め合わせ”を約束したからな」

 

 そう苦笑するカガリにネーナは少し心配そうに、

 

「ねぇ、気づいてると思うけど……ラクス、結構本気でカガリに恋してるわよ?」

 

「知ってる。私は別に鈍感系主人公ではないからな」

 

「……どうするの?」

 

「”Let it Be” ……まあ、なるようになるさ」

 

 カガリは小さく笑い、

 

「”師匠”の影響で、私に性別の拘りはないんだ」

 

 

 

 ぱたんと閉まるシリンダーの蓋を見ながら、

 

「ラクス、アンタの狙ってる相手は精神防壁マシマシで難攻不落の要塞娘よ? 恋愛感情なんて人間臭いものがどこまであるかわかったもんじゃない、本物の”メンタルの怪物”。応援だけはしてあげるから、精々頑張りなさい」

 

 そうネーナは呟くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




という訳で、ファウンデーションご一行再登場でした。
ライブをリアルタイムVR鑑賞する(できる)のは、どうやらこの四人のようです。
偽名は特に深い意味はありませんよ。ええ。ありませんともw
オルフェが汚い高音で叫びそうだな~とか、シュラが確実に苦労マシマシだろうなとかないですよ?
割と攻め攻め(無自覚?)の姉と、以外に常識人枠だった妹という概念。

四人揃ってライブに来れたってことは幸運値は高めかな?
「死亡フラグ圧し折り確定カルテット」とか言ってはいけないw

そしてカガリ、ラクスの想いを理解しているようで何よりだが……多分、想像より”重く”なってるぞ?
なんか、ネーナの方がそれを理解してそうな件についてw

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