【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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”69”話なのにエロは一切無しという(つボ○ノリオ風)
最初はちょっと珍しく”未来人(?)の視点”からかな?
実は知ってる人は知ってるキャラだったりw





第69話 ザフトの標的となるであろうオーブの島々(人工島を含む)、そしてそれを守る少年たちの決意とそれを支える火力?

 

 

 

 後年の歴史家は語る。

 

『50にも満たぬ軍艦、300機ぎりぎりのモビルスーツで、当時のザフトは本気でオーブ首長国を攻略できると思っていたのだろうか? 現在、わかっているだけでオーブは軍やモルゲンレーテ、ソレスタルビーイングと合計で、性能の勝る400機を軽く超えるモビルスーツを保有していたというのに。当時の国家トップだったパトリック・ザラは、この時点で精神を病み、正常な判断ができなかったと推察される』

 

『オーブに五日間も、120時間も猶予を与えてしまった。最大の敗因はそれだ。彼らは十分な防備を整えられた上で”攻撃三倍の法則(攻撃側は防御側の三倍の戦力を持たねば作戦目標を達成できない=防御絶対有利)”、”ランチェスターの法則”を実践する機会を得たのだ』

 

『そもそも、既にヘリオポリスとアメノミハシラ周辺宙域で敗北を喫していたのに、なぜあの程度の戦力で攻略戦を行ったのか疑問が残る』

 

 

 

 ただ、少しだけザフト、並びにパトリック・ザラのフォローをしようと思う。

 

 まず第一は、あの時点で「常識的に一度の作戦に動員できる最大兵力」があの数だったという”超えられない現実の壁”があった。

 考えて欲しいのだが、「一度の作戦で全保有兵力の1/5以上を投入する」というのは、当時のパトリック・ザラが”オペレーション・スピットブレイク”、オーブ強襲電撃作戦を”決戦”だと考えていたからに他ならない。

 

 また、オーブには「小規模な戦い、数的に不利な状況で敗北した」という事実はあったが、「数的に近い”オペレーション・スピットブレイク”なら成功の見込みは十分にあった」と考えていてもおかしくはない。

 

 何しろパトリック・ザラとザフトには、「数的に不利な状況で連合に勝利してきた」という多くの成功体験があったのだから。

 加えて、当時のザフトのみならずプラントで支配的だった、

 

 ”コーディネーター絶対優越論”

 

 が組み合わされば、

 

 ・オーブに敗北したのは数的な劣勢に加え、オーブが大量のコーディネーターを保有していたから

 ・だが、ほぼ同数での戦いなら、純粋なコーディネーター軍であるザフトが、コーディネーターと劣るナチュラルの混成軍に敗北する理由はない

 

 そう考えても不思議はない。

 また、当時の資料を読む限り、ザフトが正しくオーブの戦力を把握していたか甚だ疑問が残る。

 実際、オーブが自国の戦力を「額面通りに公開」していたのはエイプリルフール・クライシス以前までであり、特に第一次ヘリオポリス防衛戦以降の情報は、情報の意図的な隠蔽以外にも明らかに「巧妙な欺瞞工作」の形跡が随所にある。

 

 例えば、戦時中の資料と戦後に公開されたオーブ・モビルスーツのカタログスペックには開きがある物が多い。

 無論、戦後の資料とてどこまで正しいかは今となっては不明だが、戦時中は意図的に「低く」公表されていたのは確かだろう。

 

 また、これはザフトの末端兵士、特にモビルスーツ・パイロットの傾向だが、オーブの機体と実戦経験がない者ほど、「1対1なら自分が勝つ」と特に根拠のない(モビルスーツの性能差を考慮しない)自信を持っていたようだ。

 

 これらの相乗効果により、あのような”悲劇”を生み出したのだろう。

 いずれにせよ、オーブと言う文字通りの”世界の特異点”が生み出した複雑怪奇(ユニーク)なウエポン・システムである”モビルスーツ”……それをコーディネーターのもつ能力の誇示と矜持を満足させると言う方向性で、あえて「コーディネーターにしか扱えない」という難解な操縦システムを組み込んだザフトは明らかに「思い違い」をしていたと言えるだろう。

 

 オーブとて「操縦が難しい」とされた機体はあるが、それはその高性能を引き出すために相応の技量を要求される故だ。

 私にはそれが「オリジンを作った国」と「形だけ真似たデッドコピーを作った勢力」の”意識の格差”に思えてならない。

 

 それが結果として現れたのが、オーブとザフトの初の全面大規模武力衝突、”オペレーション・スピットブレイク”なのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

     ロベール・スペイシー著 

     ”モビルスーツ異聞録 モビルスーツ・カンブリア紀の情景”

     より抜粋。一部改編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、観光客も外国籍滞在者もオーブより退去した5月16日、モルゲンレーテ社は普段は防犯(破壊工作)を防ぐために閉ざしていた本社への地下通路を解放し、社員とその家族の本社にある巨大シェルターへの避難を命じた。

 

 そこは階層構造をしたジオフロントとも呼べそうなちょっとした”地下都市群”であり、対象者には十分な水や食料と共に集合住宅型の避難所が用意されていた。

 無論、ソレスタルビーイングにも同様の施設はある。

 

 戦闘開始12時間前には、モルゲンレーテ社の非戦闘社員全員がここに避難することになっていた。

 故に新ヤマト家の面々も、お隣さんのアスカ家の面々もここでもお隣さん同士で集結していた。

 

「えっ? キラさんは、こっちに来ないんですかっ!?」

 

「そうなのよ。あの子、『自分は戦闘員だから、マリューさんを守るんだ』って聞かなくてね。マリューちゃんは戦闘開始12時間前には戻ってくる予定なんだけど……」

 

 そうキラの母であるカリダ・ヤマトと話すのは、次世代を担う器があるシン・アスカだった。

 

「だ、大丈夫なんでしょうか? キラさん」

 

「本人曰く『僕の能力を十分に活かせる専用機があるから大丈夫』とは言ってたけどね。まあ、マリューちゃんを遺して簡単に死ぬような子ではないのだけど……」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「キラさん、ボクも戦いますよ」

 

「ニコル君……」

 

 オノゴロ島のモルゲンレーテ社地下モビルスーツ格納庫では、一時改造を終えたばかりの”ブリッツ・天(未完成)”を前にニコルが宣言していた。

 ニコルの”ブリッツ”には、左腕のグレイプニールにマガノイクタチ由来の電力吸引機能とクロー部分にソニックブレイド由来の指向性高周波振動装置が組み込まれた一回り大きな”マガノグレイプニール”に進化しており、ストライカーパック対応となった背中には、エールストライカーのウイング部分に無線受電機能を持たせた”エールストライカー改”が装着されていた。

 

 飛行は難しいが、地表効果を活かした跳躍と滑空により旧世代のティエレン高機動型以上の機動力を見せる、言うならば”遊撃仕様”とも言える機体に仕上がっていた。

 

「ボクにも守りたい人がいるんです。その人は今、”クニノミハシラ島”で戦おうとしています」

 

 今回のザフトの侵攻作戦、オーブ本土攻略部隊は規模から考えて攻略する島を限定すると考えられている。

 一つは首都”オロファト”がある”ヤラファス島”

 一つは、モルゲンレーテ社のある”オノゴロ島”

 一つは、マスドライバーのある”カグヤ島”

 そして最後は原作にはない、この世界線のオーブには”三つある浮遊式巨大人工島(ギガフロート)”の一つ、佐渡島と同等の面積を誇る軌道エレベーターが聳える”クニノミハシラ島”だ。

 残る二つの人工島は、人口増加に備えた居住用の島なので優先度は低いだろう。

 

「わかった。君の心意気、確かに受け取ったよ」

 

 キラは右手を差し出して、

 

「共に戦い、共に生き残ろう。僕たちを待っていてくれる素敵な女の人の為に」

 

 ニコルはしっかりと握り返し、

 

「はいっ! キラさんっ!」

 

 その光景を自分達の先行量産型ストライク・ティエレン・タオツー(ストライク・タオツー)を整備していた三人娘の瞳がきゅぴーん!と光った。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 さて、せっかくなのでストライク・タオツーの話題、特にセイヤ・アスカ主任が心血注いで開発を続けているストライカーパックを中心に語っていこう。

 目立つのは、アサギ、ジュリ、マユラの三人娘が装着する”マルチプル・アサルト・ストライカー”、正確にはそのバックパック部分だ。

 ストライク・タオツーは元々、GAT-X105の倍以上の電力保有量と無線受電装置を標準搭載しているため、外装式の5連バッテリーパックは不要となっている。

 また、エール・ストライカー由来のスラスターユニットは重量増加による機動力低下を補う為の機動力増強装置として位置付けられセッティングされていた。

 主武装は320㎜超高インパルス砲”アグニ”と、レーザー対艦刀”シュベルトゲベール(ビームガン機能と柄頭のショートブレードが使える正規版)”だ。

 ただし、どっちも取り回しが難しい大型兵装で、高コストであることも含めエース用装備と言えた。

 特にアグニはその大きさと威力故に「降下してくるザフトのポッドやモビルスーツを対空射撃で迎撃する装備」、つまり高射砲的な扱いとなっている。

 それを補うために機体固定装備の30㎜ガトリング砲、プラズマソード機能付きソニックブレイド(オーブモビルスーツの標準的装備)以外にも、57mm高エネルギービームライフル(GAT-X105の物のライセンス生産版)ないし75mmグレネードランチャー装備57mm高エネルギービームライフル(GAT-X102の物のライセンス生産版)と対ビームシールドが標準装備とされていた。

 

 これ以外に興味深いのは、モルゲンレーテ社では無く多くの軍に納入されたストライク・タオツーが装着する”バスター・ストライカー”だ。

 このストライカーパックは、原作でも「GAT-X103の能力を付与する為にダガー用のストライカーパック」として制作されるが、ダガーの性能不足のためにお蔵入りになり、その代わりにGAT/A-01E2 ”バスターダガー”が開発されたという経緯がある。

 

 だが、オーブには性能的にはノーマルのGAT-X105をはるかにしのぐパワーと電力量を持つストライク・タオツーがある。

 ”バスター”用装備をストライカーパック化するのに何ら問題はなかった。

 ユニークなのは分離状態、つまり350mmガンランチャーと94mm高エネルギー収束火線ライフルの時は頑強なサポートアームに懸架されたある程度の自由度をもって指向できる半固定砲(ヴェルデバスターをイメージして欲しい)として機能し、連結して対装甲散弾砲や超高インパルス長射程狙撃ライフルとなどの長射程高火力武器として使う場合はサポートアームに加え、両手保持による照準の安定強化を成すために手持ち武装となる。

 軍では状況に応じて武器を交換することは当たり前なので、このような冗長性のある装備が求められたのだろう。

 

 つまり、「距離がある場合は長物として使い、距離が詰まれば手持ち武器をビームライフルとシールドなどにに持ち替え、分離した武装は自動でオフセット位置に戻り火力増強のガンランチャーやビーム砲として使う」というやり方だ。

 

 それなりに重い装備(マルチプル・アサルト・ストライカーよりは軽い)なのだが、ストライク・タオツーの余剰出力と機動力なら問題ないとされた。

 つまり、ザフトの降下部隊は先行量産型として50機以上が既に生産され、その内、40機が上記のストライカーパックを装着したストライク・タオツーが待つオーブへと降りる事になるのだ。

 

 無論、オーブの上空(そら)を守るのは、ストライク・タオツーだけではない。

 むしろ、彼らは相手が降下ポッドやそこから散開するであろうザフト・モビルスーツ相手には対空砲、補助兵装と言う意味合いが強い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




基本、キラとニコルは共通の話題が多いので仲良しです(三人娘は見なかったこととする)
既にニコル的には、

「アスラン? 誰でしたっけ? 僕の交友関係に下半身至上主義の人とかいませんよ?」

とか黒い笑みで語ったりw
そして、パトリックとザフトを未来人の視点から少しだけフォロー。
いや、フォローになってるのか? これ?

そして、チラッと登場のシンとカリダママ。
思ったよりチョコチョコ出るな~とw

そして、ザフトのオーブ本土攻撃……まあ、限りある戦力なので的を絞るのは正解なのですが、それでも四島w
そして、当然、どこも防御はめっちゃ硬いですw
アグニを搭載した三人娘はオノゴロ島、バスター・ストライカーを装備する正規軍は首都のあるヤラファス島配備かな?

無論、これ以外にも防衛戦力盛り沢山です。
こんな中、ザフトは突っ込むのかぁ……ザフト・オーブ攻略部隊、超頑張れw

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