【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

75 / 200
強炭酸はいつもの事だけど、ピーリスさんが珍しくノリノリ(?)ですw






第75話 ”オペレーション・スピットブレイク” EXステージ「ヘリオポリス」 +平常運転のツインパトリック+???

 

 

 

 攻撃目標と宣言されていたヘリオポリス周辺でもオーブ本土のそれに比べれば遥かに小規模ではあるが、軍事衝突が勃発した。

 10隻に満たぬ戦闘艦と50機に満たぬモビルスーツ。そのザフトの戦力は以前の、「民間人の居住していた頃のヘリオポリス」ならば十分な脅威になりえただろうが……

 

「噓だろ……おい」

 

 今のヘリオポリスは、名実共に立派な軍事拠点、”宇宙要塞”だ。

 その全体は、コロニーの本来の太陽光を中心とした発電能力だけではなく、内部に持ち込まれた大型艦用のレーザー核融合炉を流用して作られたMHDジェネレーターから生み出される膨大な電力により、”アメノミハシラ”同様にヘリオポリス全体にもモノフェーズ光波防御帯を展開していたのだ。

 

 そして防御陣形を敷き陣取るのはアマギ級宇宙戦艦”アマギ”を旗艦とし、更に増援としてやってきたイズモ級宇宙戦艦1隻を加えた総勢20隻超の大戦力艦隊に、

 

「はっはぁーっ! 今日も大佐にいいとこ見せるぜっ!」

 

 と張り切るガチに強い炭酸(コーラサワー)を始めとする、オーブの最新鋭艦載機である宇宙戦仕様のイナクト隊。

 加えて、

 

「なるほど……確かにこれは私のイメージ通り、よく動く」

 

 コロニー防衛を主任務とする宇宙戦仕様のティエレン隊。

 中でも特徴的なのは桃色に塗装された”脳量子波対応型ストライク・ティエレン・タオツー”だ。

 この機体には、パイロットであるソーマ・ピーリスが脳量子波由来の比較的高い空間認識能力を持っていた為、大西洋連邦から供与された設計図を元に開発された”オーブ式ガンバレル・ストライカー”が装着されていた。

 オリジナルとの最大の相違点は、ガンバレルに搭載されるリニアガンがイナクトの標準装備である120㎜リニアライフルを改設計した物で、ミサイルはオミットされ、その分、装弾数が増やされていた。

 

 無論、それ以外にもピーリス機にはビームライフルやシールド、プラズマブレード機能付ソニックブレイド、増加装備のミサイル・ポッドなどが搭載されている。

 

 その様な強力なオーブ側の防衛布陣に対しても、ザフトは戦わずして引くことは出来なかった。

 本当に残念ではあるが……

 

 突っ込んでくるザフト部隊に対し、

 

「戦闘開始っ!!」

 

 カティ・マネキンの号令が飛ぶっ!

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「邪気が来たかっ!」

 

 どこかで(そしてリボンズの声で)聞いたことがあるようなセリフを放つピーリス。

 囲もうとする3機のジンに対し、

 

「ガンバレル、起動!」

 

 この世界線において、原作とは違う意味で遠隔操作兵器搭載機と縁ができてしまうピーリスだが、この時の経験が後々、大いに役立つ……というか、この経験があったからこそ、彼女の基にそれらの機体が吸い寄せられる結果になるのだが。

 

「消えるがよいっ!」

 

 まあ、今はピーリスが新型機に密かにウキウキなようなので、あまり野暮なことは言うのはよそう。

 

 

 

 

 

 結果は多く語るまい。

 オーブ側名称”第二次ヘリオポリス防衛戦”は、言うまでもなく防衛側の勝利で幕を閉じた。

 

 だが、本土強襲部隊と異なり、ザフトの襲撃部隊はヘリオポリス守備隊が深追いしなかった(防衛戦に徹した)せいもあり、半数以上の船と機体が沈められる甚大な被害を出しながらも、貴重な戦訓を土産に、残存兵力はプラント本国へ帰艦することに成功する。

 無謀としか思えぬこの戦いにしては、よくやった方だろう。

 あるいは、素早く撤退を決断した司令官レイ・ユウキの英断のたまものかもしれない。

 これが後に、パトリック・ザラに重大な決断をもたらすことになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おのれっ! モビルスーツ戦ではオーブに勝てぬとでも言うのかっ!!」

 

 急造のオーブ強襲作戦”オペレーション・スピットブレイク”は、付随するヘリオポリス攻撃作戦まで含めて”史上空前の大失敗作戦”と揶揄された。

 作戦の攻撃目標が「パナマ→オーブへ変更」されたことが漏洩していたわけではないが……ヘリオポリス襲撃以降、「常識的に考えて本土攻撃は十分ありうる」と戦時対応で万全の防衛準備を重ねていたオーブへ準備不足の兵力不足のまま飛び込んだのだからそう評されても仕方のない。

 

 総責任者であるパトリック・ザラにしてみればしてやったりの、「地球連合の裏をかいた作戦」だったのは確かだろう。

 確かにアズラエルの反応を見る限り、「地球連合の裏はかけた」のだから。

 だが、肝心の攻撃目標であるオーブは、欺瞞には引っかからなかった……というより、上記の理由により無意味だったのが大きい。

 繰り返すが、オーブはヘリオポリスの一件以来、いつザフトが攻め込んできても撃退できるよう、念入りに準備を重ね、手薬煉引いて待っていたのだ。

 

 また作戦の宣言(発令)から実働まで、攻撃目標の変更を秘匿していた故に配置転換などで五日もかかったのが余りにも痛い。

 正直、この世界線のオーブ相手では原作のアラスカ攻略の場合と同じ三日間の遅れでさえ致命的だったろう。

 急な作戦目標の変更で、五日でも部隊集結ギリギリだったザフトに対し、同じ時間でオーブは「万全に万全を重ねる」事ができたのだ。

 この差は大きく、結果として投入されたザフトの戦力は実働から1日も持たずに大半が「弾けて消えた」のだ。

 

 勿論、他にも理由は他にもいくつもある。

 例えば、「集団戦を前提としていたオーブ」に対し、ただでさえコーディネーター特有の個人能力主義の弊害で連携が甘かったザフトが、”終わらない雨事変”以後の思想教育の強化、更なる「コーディネーター絶対優越論」の刷り込みで部隊ごとの連携が見るも無残な形になっていたことが、戦後の研究で明らかになっている。

 ある研究者によれば、

 

『”オペレーション・スピットブレイク”に参加した部隊は、軍集団ではなく”戦力の寄せ集め”だったのだよ』

 

 とのことだ。

 事実、「連携をとれずに各個撃破された」と思われる事例が多すぎた。

 

「このままではすまさん……!!」

 

 あらゆることを棚上げし、復讐の念に燃えるパトリック・ザラ……それは、今度は”史上最悪の作戦”に繋がっていくことになる。

 そう、部隊の練度や連携、戦術の見直しよりも、”新兵器”という力技で勝利をもぎ取ろうとする作戦を……

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 ところで、アズラエルは第8艦隊以外にも増援を送ったはずなのだが……

 

「うっそだろ……もう戦い、終わってんじゃんか!」

 

「くぅ~っ! せっかく暴れられると思ったのにさぁっ!」

 

「無駄足……まあ、久しぶりに”アネゴ”の顔を見れるだろうからいいけど」

 

 何やら”愉快な三人”がオーブに到着したようだ。

 

 

 

 ……どうやら、遅刻だったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ピーリス、脳量子波対応ストライク・タオツー+ガンバレル・ストライカー(オーブスペシャル)でノリノリですw

ちなみにこの世界線のピーリス、何やらマリーの人格と「一つの体に共存」しており、記憶の共有化並びにお互いに会話が可能な模様。
ちなみにマリーは意外とちゃっかりしてるので、アレ&ハレの前でしか基本出てこず、普段はピーリスに丸投げしてますw

そして、ここで有線誘導兵器で多大な戦果を挙げたのが運の尽き(笑)、アレ&ハレとの複座(三人乗り? 四人乗り?)は遠のくことに……

そして、ツインパトリック(コーラサワーとザラ)は平常運転ですw

なんか最後で戦いに遅刻したのが出て来たけど、一体誰(三人組)なんだ?w

次回、なんか愉快なことになってる正体が判明しますよ~。

お気に入り登録、ご感想、高評価などしていただけたらとても嬉しいです。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。