【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
「師匠師匠! アークエンジェルに”ポジトロニック・サブチェンバー”乗っけちゃいましょう! スペース的にも少し見直せばなんとかなりそうなんですよ♪」
「おっ! 良いな。陽電子砲の”即時二射目”ができるか……”シェリリン”、計画書をまとめておいてくれ」
「あいあいさー♪」
「ヲイコラ……このバカ師弟! 少しは自重しろやっ!」
妙にドスの利いたアニューの声が彩りを加える、海風が夏の気配を運んでくる5月後半のオーブであった。
ちなみに”陽電子サブチェンバー”は後日、本当に実装された……
まあそれはさておき……
「なるほどな。悪かったな? せっかく支援に来てもらったのに」
一応、事前にアズラエルから「三人を支援に送る」と連絡は受けていたが、オーブ到着が(予想戦闘時間よりずっと早く終わってしまった為)戦闘後になるという間抜けなことになってしまったオルガ、クロト、シャニの三人であった。
「まったくだぜ。まあ、ザフトが弱すぎたのが悪いんだけどよ」
「というより、”カラミティ”が飛べないし、高速移動できないのが悪いんじゃないの?」
「オルガ……どんくさい」
というクロトとシャニの集中砲火を浴びるオルガだったが、
「俺がじゃなくて”カラミティ”が、だろうがっ! それとそういう仕様の機体なんだから仕方ねぇだろっ!」
なんとなくだが、しっかり隊長してる感じのオルガ。団長だったらファントムペインが鉄華団になり別の
「落ち着け、お前ら」
「フフッ、何だかカガリの弟が増えたみたいですわね?」
カガリの過去バナを聞けたせいかちょっと上機嫌のラクスに、
「まあ、似たようなもんだな」
と返す何気に三人を可愛がっているカガリ。
それとラクスさんや。正確には弟ってより”舎弟”の方がしっくりくるのでは?
それはともかく、そんな様子を見てまたしてもポワポワしだしたシャニは、
「でも、ラクス様に会えた……お話もできた。無駄足にはなってない」
「あら、随分と可愛いことおっしゃいますわね♪」
まるで小さい男の子にそうするように、ラクスはシャニのふわっとした柔らかそうな髪を撫でる。
「ラクスしゃま……♡」
まあ、ファンサの一環なのだろうけど……すっかり骨抜き(あるいは人懐っこい仔犬)になるシャニ。
どこぞの見た目は美形・ハイスペック・中身は残念の三拍子そろった(?)金髪が見れば、なんか嫉妬で血涙を流しそうな光景ではあるが。
ラクス、意外と(声質的に)男の人生を狂わすソワカソワカの魔性持ちか?
だが。本人の性癖は女の子……というか、カガリにしか向いてない模様というのが何とも。
「せっかく来てもらったんだ。ここで手土産の一つも持たさんと、私の沽券あるいはビジネス信用度に関わるか……」
とカガリは腕を組み、
「ふむ……お前たちの第2期GAT-Xシリーズの強化案作成とかどうだ? ああ、こっちもデータ取らせて貰うから、支援込みで等価交換とかになるかもしれんが……その気があるならアズラエル理事長に確認とるが?」
「えっ? そりゃありがたいけど……いいのかよ?」
とちょっと遠慮がちのオルガに、
「ああ。幸い、弟がGAT-Xシリーズのオーソリティーでな。多分、何とかなるだろう。趣味人だし」
何やらキラが本人の知らないところで妙なカテゴライズにされている気がするが……
「そういえば……アネゴ、前にコーディネーターの弟がいるとか言ってたっけ?」
「いるぞ。時折、バーサーカーっぽくなるのが」
「あん? ヘラクレスかなんか?」
というなんとなく銀髪赤目の幼女に召喚されたバーサーカーをイメージしたっぽいクロトに、
「いんや。どちらかと言えば、真田幸村や島津豊久とかの方だな」
ちなみに真田幸村は中の人的に繋がりが合ったりする。豊久は師匠の一人であるハムの繋がりだが。
「それ、リアルでガチの奴じゃねぇか。そいつ、本当に大丈夫なのか?」
ジュブナイル小説愛好家で読書家、意外と博識なオルガ。
「まあ、大丈夫だろう。身内贔屓に聞こえるかもしれんが、腕は確かだぞ?」
さて、さっきから静かなシャニだが……なんだか撫でてるうちにシャニがどんどん仕草が幼くなるのが面白くなってしまったラクスのせいで、いつの間にか安らかな寝息を立てていた。
体を丸めて、親指をしゃぶって寝てるんだが……まさか、本気で幼児退行起こしてないよな?
☆☆☆
「えっと、僕が呼ばれた理由は分かったけど……」
後日……事前連絡があったとはいえ、ラクスと見知らぬ少年トリオを引き連れモルゲンレーテにやってきたカガリにかなり困惑しているキラだった。
「一応、抱えてる仕事の山場は超えたんだろ?」
「まあね。”ストライクカスタム・キラ”の製作は取り敢えず終わったし、”ハイペリオン・Nアストレイ”の方はフレームの完成待ちだよ。まあ、他にも仕事はあるけど」
軽く目配せするキラにカガリは小さくうなずき、
「だからこそ、弟が暇にならぬよう仕事を持ってきたってわけだ」
と脂肪より胸筋の発達した疑惑のある胸(薄い脂肪の下にカチッとした鍛えられた筋肉)を張るカガリ。
「へぇ~っ。こいつがベルセルクで島津で真田の弟さんかよ? ああっ、オルガだ」
「へへっ、クロトだよ。よっろしくね~、弟クン」
「シャニ……よろしく」
実はちゃんと……はしてないが、言われずとも自己紹介はする程度の礼儀はある事に驚きの三人。
「キラ・ヤマトです。モルゲンレーテで技官兼パイロットをやってます」
とぺこりと一礼してから、
「仕事内容は把握してるから、取り敢えず機体の確認と三人のインタビュー、得意な戦闘スタイルとか好みの戦術とか教えてくれるかな?」
そして、最後にジト目でカガリを見て、
「カガリ、後で僕をこの三人にどんな紹介をしたのか教えてくれるかな?」
「構わんぞ。大したことは言ってないしな」
混ぜるな危険の例
冒頭:マッドな技術系師弟コンビ。ただしとばっちりや流れ弾は狙い外さずアニューへ飛んで行く模様w
中盤;ラクスとシャニ。シャニ、幼児退行疑惑発生。ついでに「たれシャニ」という概念が生まれる。
終盤:いや、カガリさんや……キラと引き合わせたらダメだろう!
君の弟、キャラ的にそう見えないだけで、実はモビルスーツ系、かなりマッドだからw
こうして、ナノマシン強化体の三人の愛機に、現行はノーマル仕様なのに、「破天荒なアップグレード」フラグが立ちました。
まあ、原作に対する対比シーンですが、キラと三人のファーストコンタクトは、大変友好的な空気に終始しました。
さて、次回はこの話と繋がる「姉弟の秘め事(ただし非エロである)」です。
な~んか、意味ありげな目配せしとりましたしね~。
キラは、なんのかんの裏と表を使い分けるカガリの弟な訳でありまして……
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☆☆☆
EXステージ
もしも、ファウンデーション一味がナデナデラクスとたれシャニをぴきーん!(ニュータイプ感)してたら……
オルフェ:「そこの子供! その場所を僕に代われ! いや、むしろラクスになでなでされるのは僕であるべきなんだっ!!」
イングリット:「オルフェ、どうどう」
リデラード;「(子供って相手の方が年上っぽいけど……)なんだかめんどくさいことになってきたら、シュラ、”ミネウチ”よろ♪」
シュラ:「心得た。その時は渾身の一撃をくれてやろう」
ワカメ:「いや、峰打ちでも普通に死ぬだろう。お前の渾身の一撃入れたら」
リデラード:「へーきへーき。最近のオルフェなら殺しても死なないような気がするし」
似非ロリママ:「ううっ……デュランダル君、妾、どこかで教育を間違えたのじゃろうか?」
いや、むしろ生存率とタフネスさが跳ね上がってるような……?