種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

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エイフマン教授(師匠枠):「彼には元々素養があったよ」

ビリー(先輩):「まあ、僕の弟弟子みたいなものだしねぇ」

イアン:「”こちら側”へ」

シェリリン:「ようこそなのです♪」

キラ:「……えっ? 僕、そっちにカテゴライズされるの? 噓だよね?(困惑)」

なんか書いてると楽しすぎて過去最長、なんと7000字近くになりましたw







第79話 「極光の災厄」、「嵐の襲撃者」、「禁断の蜃気楼」……キラ、ついに君も”あちら側”の仲間入りかい?

 

 

 

 さて……唐突だが、前に話していたカガリの舎弟トリオ(笑)との個別面談の時間である。

 どうでもよいが、キラのスーパーコーディネーターのスーパーの所以は、「こなせる仕事量」の気がしてきた。

 ”スーパー(社畜型)コーディネーター”……なんだか哀しい響きだ。

 もしかすると、マリューの妊娠が発覚したため、安定期に入るまで性交渉を控えている(してないとは言っていない。別に使えるホールは一つじゃないし)ので、持て余した色々な物を仕事で発散してる疑惑も……

 

 もし、そうだとすると他の女の子に一切目を向けないあたりが、実にキラらしい。

 正直、その間に風俗に通ったり、浮気したとしても大らかなマリューの事だから大目に見るだろうが、肝心のキラ自身がそういう気が全く起きないようだ。

 一途もここまで行けば大したものだが、そのスーパーなコーディネートされた若い迸りを一身に受け止めるマリューは中々に大変だろう。

 ちなみに、”精神コマンド「姉に甘える」”は性欲由来ではなくもっと根源的な何かなので、完全に別枠扱いだ。

 

 そういう意味でより器用なのは、毎日メイドさんs相手に「乱れ撃つぜっ!」をかまし続ける”愛の多連装ランチャー”実装済みの親友(アスラン)と、こうなんか単純に重いというより”一風変わった娘(複数)”に好かれそうで、それを平然とあるいは自然に許容できる後輩(シン)だろう。

 アスランは当然としても、「周囲の女の子が増えてもあんまり気にならない」今どきの主人公属性持ちのシンも割と大概だ。

 そんなんだから、既にリデラード(この当時11歳)にロックオンされてたりするんだぞ?

 ついでにもうアップを初めてそうな天然娘(ステラ)は、いつの日にか「後方彼女面ならぬ後方理解者(くろまく)面?」をノリノリでしようとするし。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 さて、ずれた話を戻して……

 

「オルガ、”カラミティ”って十分な数の砲撃・射撃兵器を有してるよね?」

 

 なんかオルガだけでなく気がつくと三人全員と親しくなったっぽいキラ。

 まあ、これは三人が例の「ザフトの暴虐を世界に知らしめようと動画撮影したら、何故かモルゲンレーテ社やオーブ軍のプロモーションビデオになっていたでござる」なオーブ防衛戦の動画を見たことが大きい。

 ちなみに動画からはソレスタルビーイング・ガンダムの戦闘シーン(宇宙戦闘のシーン)は意図的に外されていた模様。

 まあ、一応は秘匿戦力な訳ですし。

 という訳で、目立っていたのは”コード・サツマ・スピリット”状態だったキラな訳で、三人もそれぞれ思うところがあったようで……

 

「まあ、そうだな」

 

「”ケーファーツヴァイ”って必要かな?」

 

 キラが切り出したのは、シールドに内蔵された連装砲についてだった。

 

「あん? どういう意味だ?」

 

 キラは待ってましたとばかりに、

 

「あのさ、僕が思うに”カラミティ”は火力は十分。足りない部分は防御力、特にビーム兵器に対するそれだと思うんだよね」

 

 第2期GAT-Xシリーズは基本、トランスフェイズ装甲を採用しており、物理兵装に対する対弾性はそれなりに高い。

 

「TP装甲を内部装甲材に表層をラミネートアーマーにするっていうのは核動力搭載機への改造を施す3機すべてに共通してるんだけどさ、特に”カラミティ”は戦場の要、火力支援の『砲兵』役だろ? 簡単に墜とされないようにするには、どうしたらいいかって思ってさ」

 

 と設計案を手元の端末に映し出し、

 

「オーブで今、”アルミューレ・ルミエール・バックラー”って装備を開発中なんだ。簡単に言えばモビルスーツ用のモノフェーズ光波防御帯の一種なんだけど、本来のアルミューレ・ルミエールは母機を球体状のフィールドで覆う全方位型なんだけど、これはバックラー部分に発生器を仕込んで平面状に展開するシールド状の装備なんだ。それなりの大きさに展開できるし、モノフェーズ光波だから当然、シールドの内側から攻撃できるよ。どうだろう?」

 

「へぇ~。言ってしまえば鉄壁の防御の後ろ側から砲撃か。悪くねぇじゃん」

 

「核動力にすれば、出力の増強と安定化を狙えるから、他にも構造的に腰の後ろに可動式のスラスターの追加や両腰にビームサーベルラックを兼ねた折り畳み式の(フォールディング)レールガンとか追加できそうだね。ああ、115㎜レールガンを改設計したモデルだよ? そうすればケーファーツヴァイを撤去した分の減った火力を補えるんじゃないかな? あと近接武器無かったからビームサーベルはちょうどいいし」

 

 ……キラさんや、「サーベルラックを兼ねたレールガン」って、それフリーダムの……

 

「いいじゃねぇか! その方向でアイデアまとめておいてくれよ」

 

「いいよ。それと”楽ちんマルチロックオン・アプリ”とか構築するから試しに乗っけてみない? ”カラミティ”は指揮官機の機能もあるから射程に比例して索敵範囲広いし」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「弟く~ん、僕にはどんな機体をプレゼンしてくれるのかな?」

 

「クロトが一番使う武器ってなに?」

 

「当然、”ミョルニル”!」

 

 例の”レイダー”代名詞とも言えるガンダムハンマーだが、

 

「じゃあ、まずはその方向性で……えっとさ、打撃武器なら硬い方が良いよね?」

 

「当然だねぇ」

 

「なら、フェイズシフト素材で本体作って、ケーブル部分は単なる耐ビームコーティングされたワイヤーじゃなくて、掌のコネクターからグリップを通じて給電できるようにしよう」

 

「おいおい。それってすぐに断線するんじゃあ」

 

「大丈夫。給電ケーブル自体をフェイズシフト素材で作って、その周囲を耐ビームコーティングした素材の被膜で覆うってことも技術的にはできるから。でも、ならもっとギミック組み込めそうだね」

 

「例えば?」

 

「すぐに思いつくのはスパイク部分を指向性高周波微細振動のヒートスパイク化(マガノグレイプニールのクロー部分と同じ)するとか、あるいは相手がフェイズシフト装甲を持ってる事を想定して任意で展開できるビームスパイクを仕込んでおくとか?」

 

「いいねいいね♪ 他には?」

 

「後は、せっかく核動力にするなら出力に余裕できるし、翼の前縁部分にビームブレード仕込んだり……あっ、ちょうど”フラガラッハ”っていう翼に付けたままでも、取り外して手持ちでも使えるビームブレードの試作品があるって聞いた記憶が……他にも”アフラマズダ(短射程プラズマ砲)”のクロー部分もヒートクローにしてみるとか? 確かあのプラズマビーム砲ってプラズマブレードも発生させられる筈だから、ヒートクローで捕まえてゼロ距離からのプラズマブレード刺しとか威力高そうだよね?」

 

 あれ? クローで捕まえてブレード刺しって、そんな機体、ソレスタルビーイングのガンダム・タイプにいなかったっけ? 可変機の奴で。

 

 ついでに原作では、連合製のビームブレード”フラガラッハ3”は、鹵獲したザフトの”ガイア”のビームブレード”グリフォン2”を参考に作られたとされるが……だが、この世界線では、どこのマッド(オーブの場合、候補者が多すぎて絞れない)が作ったか知らないが、「レーザー刃の対艦刀(シュベルトゲベール)があるなら、ビーム刃のそれっぽいのがあってもいいよなぁ」というノリでとりあえず試作品を作ってみたらしい。

 流石は、書類上は大西洋連邦(よそさま)の船のヤベー装備(ローエングリン)を思い付きとノリと勢いで、貫通モードと広角モードで撃ち分けられるようにするは、サブチェンバー追加して連射できるようにするはの魔改造を施す師弟のいる国である。

 

「弟クン、優しい顔に似合わず、殺傷力高そうな提案するよね~。じゃあ、それ全部乗せでっ♪」

 

 いや、顔は可愛いのは認めるけど、モビルスーツ絡むと結構なマッドですぜ?

 

「いいの? 大型質量武器使うからカウンターウエイトとバランス調整を兼ねた腕部強化で肩の機関銃(76㎜機関砲M2M3)とか外す事になると思うけど?」

 

「いいのいいの。あの機関銃、そんなに威力ないしね~。僕としては近接で威力が出る武器の方が好みなんだよ。それにすれ違いざまに翼でズバッ!とか最高じゃん♪」

 

「じゃあ、そっちの方向で進めてみるよ。”レイダー”は、『個体戦闘でより強く』の方向性だね」

 

「うぃっ♪」

 

「それとミョルニルってなんか言いにくいから、シンプルに”トールハンマー”とかにしない?」

 

 ”雷神の鎚”とはエグナーウィップ的なギミックやビームスパイクを組み込むのだから、まあ間違ってはいないが……なんか”ジェネシス”以上にガンマ線レーザーとか撃てそうな名前でもある。

 

「それ採用! 僕もなんか言いにくいと思ってたんだよね~。それにトールハンマーって方がなんだか強そうだし」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「……よろしく」

 

 と相変わらず陰キャで末っ子気質、実は陰キャではなく「単なるシャイ」疑惑があるシャニ。

 

「うん。シャニは攻防一体の”フォビドゥン”だよね? 核動力搭載を前提に、ちょっとやってみたいことがあるんだ」

 

「どんな?」

 

「ゲシュマイディッヒ・パンツァーのミラージュコロイドを”ブリッツ”みたいにステルス・モードで起動できるように切り替え式にすること」

 

 とんでもないことを言い出したキラに、

 

「……えっ?」

 

 なんか理解が追いつかないシャニ。

 

「実は、”フォビドゥン”を一目見た時に思ったんだよね。表面装甲がフェイズシフトする”ブリッツ”じゃあPS装甲とミラージュコロイド・ステルスの併用はできないけど、TP素材を内部装甲にしてる”フォビドゥン”なら電力消費を解決できれば、問題なく併用できるよね?ってさ。あと、ミラージュコロイド・ステルスって実は機体色が黒じゃなくても使えるらしいし」

 

「キラ、凄いこと考えるね?」

 

「そうかな? あっ、それとニーズヘグって大鎌装備してるでしょ?」

 

「うん」

 

「あれにビーム刃搭載して、対艦刀みたいな機能も持たせちゃおう! あっ、ビーム刃を常時点灯でなく手元のスイッチで出したり消したりできるようにすればなお良いな。鎌自体にはミラージュコロイド・ステルス使いづらいからそこは低視認迷彩と普通のステルス処理にしてさ」

 

 なんかキラが妙にノリノリなんだが……それにしても、「ステルス機能にビームサイズ」って……なんか「俺を見たら死ぬぜぇーーーっ!」的な匂いが?

 オカシイ。この世界線では、ガンダム系のアニメは放送されていない筈だが……

 

「なんか、いい。それ、いいよ」

 

 ニッコリ笑うシャニ。何だか実際の年齢より幼く見える。

 

「じゃあ、その方向で。”フォビドゥン”の開発方向は……圧倒的な防御力と静粛性を併せ持つ”二面性(デュアル)”かな?」

 

「ん。なんか格好いい」

 

 こくんと大満足で頷くシャニたん。

 

「それとさ、腕の115㎜機関砲、アルムフォイヤーだっけ? オーブで部品とか供給するから、せめて120㎜リニアガン(イナクトのリニアライフルの改設計コンパクトモデル。オーブ式ガンバレル・ストライカーにも採用)にしようよ。あっ、でも片手にはエグナーウィップとか装備した方が、ステルス時の攻撃手段が増えていいかも……うん。そうしよう。それならストライクカスタム・キラのバックラー流用できるし」

 

 と手元の端末の仕様を書き換えるキラ。

 

「いいの?」

 

「うん。せっかく核動力搭載するのに、頭部のイーゲルシュテルンはともかく、個人的に腕の機関砲が火薬式なのは無いなって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 面白いのは、「核動力搭載を前提」としているとはいえ、キラの改造プランは、原作のヴァレリオ・ヴァレリが外伝のアクタイオン・プロジェクトで提唱した「原型機の能力を2倍にする」という直線的で単純なものではなく、それぞれの機体とパイロットに応じた方向性を示した事だ。

 

 ・カラミティ&オルガ→弱点の是正(防御力の強化と格闘武器の付与)

 ・レイダー&クロト→長所の強化(主兵装の強化と一部の兵装をより近接機動戦に向くよう変更)

 ・フォビドゥン&シャニ→新装備による戦術の追加(ミラージュコロイドのステルス機能を追加)

 

 つまり、よりパイロットの能力と機体特性を引き出す方向へ舵を切られた。

 改造プランはそれぞれ仮称で、

 

 ”オーロラ・カラミティ”

 ”ストーム・レイダー”

 ”ミラージュ・フォビドゥン”

 

 と銘打たれ、

 

「はい、カガリ。これが改造プランの計画書。ただ、煮詰めたものってよりも”技術的に可能なことをまとめたアイデアノート”って考えて欲しいかな?」

 

「ありがとう、キラ。アスカ主任の方からも”カラミティ・ストライカー”、”レイダー・ストライカー”、”フォビドゥン・ストライカー”の開発プランが回ってきてるよ。どうやら、軍も乗り気らしいな。どれもストライク・タオツーと相性良さそうだし」

 

 この第2期GAT-Xにまつわる計画は、受け皿となっているモルゲンレーテ社だけでなく、元々はカガリの伝手で持ち込まれた話であり、最終的な決裁権はカガリにある。またそれに応じた資金援助もソレスタルビーイングから出す予定だった。

 加えて、大西洋連邦との絡みがある以上、確かにモルゲンレーテも大西洋連邦にGAT-X(つまり、ハルバートンルート)を通じた強いコネがあるが、大西洋連邦の首魁であるアズラエルと個人的に繋がってるカガリを通しておくに越したことはないという「政治的判断」も影響していた。

 

「どれどれ……ほう? 無理な力技に頼らず機体とパイロット、両方の特性を総合的に底上げするって方向性は王道だが、お前らしいな?」

 

 情報型ナノマシナリー・チルドレンを自称するだけあって情報を手早く読み解くカガリに、キラは少しだけ誇らしげに

 

「だってパイロットあっての機体だし、機体あってのパイロットでしょ?」

 

 カガリは満足しつつ、

 

「違いない。ところでキラ、お前の”ストライクカスタム・キラ”なんだけどな、あっちも同じく”マイクロNリアクター(NJC内蔵超小型原子炉)”を搭載して核動力化できるか?」

 

「できると思うけど……でもそれだったら、フレームにフェイズシフト素材を導入して強化したいかな? 他にも弄りたいところあるし」

 

 先の戦闘、どうやらキラにはまだまだ性能が物足りないところがあったようだ。

 

「今すぐって話じゃないから、それでいいさ。いや、アズラエル理事長が先の戦闘動画を見て酷くお気に召したみたいでな、『あれをちょっとマイルドにして核動力化した機体をある程度欲しい』って言いだしんたよ」

 

「分かった。今、抱えている仕事が一段落ついてからでいい?」

 

「それでいい。腰を落ち着けてじっくりやってくれた方が、完成度はあがるだろうし。話した感じ、どうやら戦後を見越してっぽいしな……」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 ……そして後日

 

「キラ、急な話で悪いが、お前の提案した”オーロラ・カラミティ”、”ストーム・レイダー”、”ミラージュ・フォビドゥン”の正式な開発依頼がきたぞ。それもアズラエル理事長本人直々の署名入りで」

 

「……えっ?」

 

 仮称が正式(開発)名称になった瞬間である。

 

「しかも開発主任にキラを直々にご指名だ。こっちはアズラエル理事長だけでなくオルガ、クロト、シャニの署名入りだな。あの三人の信頼をこうもあっさり手早くゲットするなんて、お前一体どんな魔法を使ったんだ?」

 

「えっと……特別な事は何もしてないけど? ニコル君も誘って予定が嚙み合ったら五人でご飯食べに行ったり、買い物行ったり、観光したり……とか? ほら、ニコル君もオルガ達も、オーブの名所に行ったことないって言ってたし」

 

 しっかり、キラはマリューをニコルはヒリングを「あえて誘わない」あたり、男同士、いや10代の男の子同士の付き合いをわかってると言いましょうか。

 三人娘がこっそり後をつけてたなんてことはない。ないったらない。

 ただ、ちょっと距離のあるアウトレット・モールや観光地巡りでワンボックスのレンタカーを借りたら、アサギ、ジュリ、マユラが代わる代わる日替わりで運転手を買って出ただけだ。

 

「ああ、なるほど……あいつら、そういう経験なさそうだもんな。きっと新鮮だったんだろう。後は、パイロット同士で通じる物があったとかか? まあ、それはいい」

 

 カガリはデスクで”ゲンドウのポーズ”をとり、

 

「悪いがこいつはなるべく急ぎで……今すぐ作れとは言わんが、資材や部材調達はできるところからやってくれ。すぐに大西洋連邦から各機の予備パーツが納入されるから、それをテストベッドに開発を初めてくれ。納期が早まれば早まるほど、特別ボーナスを奮発すると先方は言ってたたぞ?」

 

「う~ん……じゃあ、”ジャスティス”の調整が終わったら、早速手掛けるよ」

 

「そうしてくれ。来年には子供が生まれるんだろ? お前の事だから一人では済まんだろうし、先立つ物は無いよりあった方がいい」

 

 ちなみにカガリの予想は的中することになるのだが……

 

(まあ、本来は強力な武器なんて必要ないに越したことはないんだがな……)

 

 だが、そうはならないことは、カガリ自身が一番よくわかっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




前書きの続き?

カガリ:「それでいい。オーブの技術者は、常識にとらわれては仕事にならんからな」

いや、それなんて幻想郷?

アニュー:「キラ君、お願いだから怖い人(具体的には私に頭痛や胃痛のスリップダメージを与えてくる人)にならないでね?」

こっちはカテジ○さん以上に表情死んでるし……
という訳で、キラ君と舎弟トリオがとっても楽しそうな回でしたw

一応、ネーミングは原作外伝の某再生産シリーズに習って自然現象繋がりしてみました。
実は核動力化(マイクロNリアクターの搭載)を始めとする共通項はあれど、3機とも改造の方向性が異なるという。
ただし、”オーロラ・カラミティ”は新装備のアルミューレ・ルミエールをオーロラに見立てて、ストーム・レイダーは攻撃力アップで嵐のイメージ、ミラージュ・フォビドゥンはまんまミラージュコロイドを巧みに操る特性から、かな?
そして、ただのアイデアノート止まりだった代物が、完成度と実現性の高さ+舎弟トリオの好感度が高すぎた為に正規の開発計画に……

キラ:「また仕事が増えた……しかも急ぎ。いや、まあ何とかこなせるだろうからいいけど。スケジュールもそこまで無茶じゃないし」

キラよ……その思考は、完全にブラックな環境に飼われる社畜のそれだぞ?(泣
ちなみに何気にこの3機の(魔)改造計画、「キラが本格的にプロジェクト・リーダーを務めた最初の開発計画」だったりします。
しかし、初っ端から3機同時とか……流石はキラw
なんか並行して他の第1期GAT-X改造プランもノリと勢いで作成しそうだな。コイツ。

イアン:「それが技術者ってもんだろ?」
シェリリン:「エンジニアってそういう生き物なのですぅ♪」
アニュー:「いいから、お前らはもう黙れ。純真な少年を悪の道へ引きずり込もうとするな」

いや、アニューさん……多分、もう手遅れ。
キラ、結構あちこちからアイデア拾ってきますw
オリジナリティに溢れてるというよりギミックの組み合わせが妙に上手いタイプでしょうか?

ああ、言い忘れてましたが、冒頭の男キャラ近況報告(?)には特に深い意味はありません。ええ、ありませんとも。
キラは相変わらずマリューさん一穴主義(使う穴は一つとは限らないけど)、アスランは平常運転だし、シンは……まあ、今は平穏ですよ?
彼の主人公気質が効いてくるのは、2年後以降ですしw

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