【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた 作:種再燃祭
さて、1日置いてついにパナマでの戦闘開始!
その結果は……
「
艦底を下に向ける大気圏再突入・減速シーケンスから、艦首を斜め下に向け滑空する強襲降下シーケンスに入った時上げたアニューの雄たけびに、ノイマンは怪訝な表情で、
「なんです? それ?」
「古式ゆかしい伝統ある合衆国海兵隊式の気合の入れ方よ♪」
(また古い映画に影響されたんだろうなぁ……)
とノイマンは思ったが、
「艦長、高度20,000m、兵装展開可能です」
「全兵装、コンディション、オールグリーン! 何時でも行けますぜ~!」
ノイマンの声にアニューが追従し、
「全兵装、展開! アークエンジェル、砲撃戦準備!」
トダカの号令にアニューは実に楽しそうに、
「アイ・ショーティ! 見てろよ~。マルチロックオンってのは、本来はモビルスーツじゃなくてイージス艦が産まれた頃から軍艦の伝統芸だって教えてやるんだからね♪」
☆☆☆
『指定高度に到達しました。モビルスーツ各機、発艦をお願いします』
アニューが統括オペレーターになってしまった為、別のオペレーターの声で発艦が促され、
「カガリ・ユラ・アスハ、”フリーダム”、出るぞ!」
「キラ・ヤマト、”ジャスティス”、出ます!」
まず核動力機で出力に余裕のあるフリーダムとジャスティスが左右のデッキから飛び出し、
「ムウ・ラ・フラガ、”イージス・エンデュミオン”、出る!」
「クロト・ブエル、”レイダー”、行くよっ!」
「シャニ・アンドラス、”フォビドゥン”、出るよ」
「ニコル・アマルフィ、”ブリッツ・天”、行きます!」
「カナード・パルス、”ストライクカスタム・カナード”、出撃する!」
7機の機体が次々と発艦し、その直後……
「す、凄い……!」
キラは思わず驚嘆する。
味方に絶対に当たらない射線で放たれた連装三基六門のゴットフリートのビームと、自己鍛造対空拡散子弾が仕込んであったらしい二門のヴァリアントから放たれた砲弾は瞬く間に5機のディンをほぼ同時に撃墜してみせたのだ。
「あ~、こりゃディンの撃破に多くの手勢はいらんな。フラガ少佐、クロト、悪いが二人で空の掃討頼めるか?」
とはカガリの弁で、
『あいよ。任せなって』
『了解だよ♪ オッサンに散々仕込まれたフォーメーションって奴、見せてやるぜっ!』
『オッサン言うな』
☆☆☆
再びアークエンジェルのブリッジ……
「うりゃうりゃうりゃ! ノイマン君の操艦技術とアニューさんが丹精込めて組み上げた多目標同時自動追尾照準プログラムの合体攻撃から逃げ切れると思うなよ~! 空力的にかな~り無理して飛んでるディンなんて、クレー射撃の的より当てるの簡単なんだからねっ!!」
「合体攻撃って」
(もしかして、よっぽどストレス溜まってるんだろうか?)
ちょっと心配になってきたノイマンに気づくことなく上機嫌が続いてるアニューは、
「ゴットフリート、誘導照準! マルチロックオン、ファイア! 荷電粒子に飲まれて消し飛べザフト! おっと根性見せて近づいて来るんかい? その心意気に免じて、君に
火器管制は原作ではダリダ・ローラハ・チャンドラⅡ世の筈だが……今生では、アニューがシステム統括と兼任でファイア・コントロールができる……というか、こんな(あのマッド師弟があちこち手を入れてカオスになりかけている)特盛火器群を管制できるのはアニューくらいしかいないので丸投げし、チャンドラ自身は専門分野である通信・電子線に専門してるようだ。
というか、チャンドラだってどんなびっくりどっきり
(うわぁ……この戦いが終わったら、絶対にアニューさんと遊びに行こう。うん。そうしよう)
「HA-HA-HA! もっと近づくなら
ちなみにヘルダートは3倍、イーゲルシュテルンは倍ほど原型から増設されており、また単装高エネルギー自由電子レーザーCIWSはミサイル対策で新たに8門実装された物だ。
艦底部にゴットフリートの改良砲塔版が追加された事は何度か書いたが、これらの武装は弱点であった艦下方の防御をフォローすべく実装されており、まさに「死角なき対空防御」、防空大和のようなハリネズミっぷりをアークエンジェルに与えていた。
「アニューさん、乱れ撃つZE!!」
いや、それ”カタロン”にいる弟の方のセリフ……
ザフトよ……恨むならソレスタルビーイングにいるバカ二人を恨むがよい。
アークエンジェルがこうなったのも、アニューがこうなったのも大体あの師弟が悪い。
☆☆☆
「もういっそ、アークエンジェルだけでいいんじゃないかな?」
的が大きいだけにディンが群がり、それを片っ端から落としているアークエンジェルを見ながらムウはそう呟いた。
『オッサン、気持ちはわかるけど……すっごくわかるけど、アネゴの手前、任務放棄はさぁ』
「分かってるって。それとオッサン言うなと何度……おっと、チャンスだな」
即座に射線上に並んだディンを曲射弾道の”スキュラ”で薙ぎ払い、
『ははっ! 滅殺っ!!』
こじ開けられた空間の大穴にクロトのレイダーが飛び込み、すかさずツォーンとアフラマズダの近距離射撃でディンを落とす。
大好きなハンマーを使わず、空中での高機動を維持できる航空機形態で次々と敵を墜とすさまは、なるほど確かにムウとの猛特訓の成果をうかがわせる物だ。
実際、ムウが弾道を曲げられる大威力のビームで崩してレイダーが突っ込む、逆にレイダーが崩した敵機をムウが仕留めるなど、連携がかなり巧みになっているようだ。
気がつくと上空のディンはほとんど”溶けて”しまい、ムウとクロトはとりあえずこの場から逃げ出そうとする敵機の追撃に移っていた。
☆☆☆
パナマ上空のディン隊が壊滅、いや文字通りの全滅させられている間に……
「つまらん。射撃が下手すぎる。動きがトロすぎる。これじゃあ、”座ったアヒル”を撃ってるようなもんだ」
”フリーダム”は、特異な動きをしていた。
射線を機体をふわりと横滑り、いや厳密には上下左右前後に僅かに……いや最低限の動きだけで全ての射撃をかわし、その動作と同時にバラエーナプラズマ収束ビーム砲×2、クスィフィアスレールガン×2、そしてビームライフルを発砲し、その度に5機のザフト機が意味のないスクラップに変わってゆく……
(射撃の直後に硬直する、ザフト製OSの欠陥は未だに是正できずか……)
だからこそ、「撃たせてカウンターで撃破する」という”お手軽”な方法を選んでいた。
ザフトから見れば、さぞかし気味の悪いものだろう。
フリーダムほとんど静止してるように見えるのに、何故か一発も当たらないのだ。
せっかくのフェイズシフト装甲も耐ビーム・シールドもとんと出番がないようだ。
『なんで当たらないんだよっ!? げぺっ!?』
『弾丸がすり抜ける、だと……へぐっ!?』
「そんなわきゃないだろう」
カガリは金色に目を輝かせながら退屈そうに呟く。
カラクリは至って単純。
”補足してる敵の持つ銃器の特性から弾道を計算”して、「それが当たらない位置に移動」と「自分を撃った敵を追尾照準して移動しながら撃つ」を組み合わせただけの簡単なお仕事だ。
複数の敵がいたところで、
(マルチタスクで同時並行演算処理すればいいだけだしな……)
驚くべきことに、カガリはフリーダムに標準搭載されている”マルチロックオン・システム”を介さず、このような回避と多目標同時攻撃を行っていた。
使わない理由は一言、
『自前でやった方が手っ取り早い』
からだ。
フリーダムに新たに搭載された”クォンタム・サイコフレーム”は脳量子波を媒介しダイレクトに機体を動かせる高精度なイメージ・インタラクティブ・フィードバック・システムだ。
つまり、センサー情報はカガリの目であり耳であり、自分の体を動かすイメージで機体を動かせる。
正しく「人機一体」を成し遂げるこのシステムに、カガリの疑似的なマルチタスクを行える戦術情報処理能力が加われば、この程度の事は造作もないようだ。
ちなみにカガリがこの戦闘スキルを磨いたシミュレーション相手は、「戦闘用イノベイド」だったりする。
それもネームドの、である。
「結局はモビルスーツも機械だからな。その制御は演算だ。ならそれを解析すれば、自ずと最適解は出る」
この戦い、原作キラのような派手さはない。
ただ敵の弾に当たらず、発砲の数と同じだけ敵が消えてゆく……単調な機械的作業に過ぎない。
少なくとも、カガリの並行演算をオーバーフローできる相手はいなかった。
そう、ラクスが量子情報を音として認識し、戦場を音の集合体……文字通りの”戦場音楽”を聴くように、カガリは「数字と数式」で戦場を、世界を見ていた。
ただ、イノベイドに言わせれば感性と感覚で把握してしまうラクスより、カガリの方が理解しやすく納得できるそうだ。
「おっと、そろそろ”宣言”をしないと敵がいなくなってしまうな……」
気がつけば、降下したザフト・モビルスーツは半数を割っていた。
アニューさんがご機嫌DEATH♪(挨拶
実は、一番ザフト機を屠っているのは”アークエンジェル”ではなかろうかとw
ただし、最も効率よく”始末”しているのはカガリかもしれませんね~。
そもそも、機体の標準装備のマルチロックオンを使わず、並列思考とクォンタム・サイコフレームの組み合わせの”マニュアル・ダイレクト・マルチロックオン”で仕留めてゆくという。
原作キラのような派手さは無いですが、発砲の数だけ敵がこの世から解放される仕組みになってるようです。
さて、次回はカガリが何らかの意思表示をするみたいですが……まあ、パナマ・ザフトがボコボコになる未来は変わらないでしょう。
いや、既にボコボコかw
ちょっとお知らせです。
実は現在、仕事がクッソ忙しくて……書き貯めてたストックが次回で切れます(泣
いや、通勤時間込みだと軽く13時間を超える拘束時間が連日続いていて、朝7時に家を出て夜の8時半過ぎに帰宅するって生活が続いています。
休日は休日で別の用事も絡むので、中々執筆時間が取れない状況です。
いや~、誤字報告とかもありがたいんですが、「自分のパソコンでテキスト文章で原文作ってから貼り付ける」という投降スタイルなので、まず原文から修正しなければならない上に、「何人もの読者様が別々の場所を、別々のタイミングで誤字報告」となるとその修正だけでかなり時間がかかってしまうんですよ。
ぶっちゃけ、1~2話修正する時間と1話最新話を書く時間が同じくらいです。
そして、上記の理由で時間がないので、執筆を最優先したいと考えています。
「せっかく誤字修正出したのに、直ってないじゃん!」と憤慨する方もいらっしゃるでしょうが、そのあたりの事情をくんで下さればと。
感想を書いて下さる方は薄々お気づきでしょうが、なるべく返信はするようにしてるのですが、前より返信が短くなっております。
正直、ゴールデンウイークもなんか出勤になりそうなので、どこまで書けるかわかりませんが、なるべくエタらないようにはするつもりなので、ご理解いただけますと幸いです。