【完結】 種(CE)世界に00(西暦)要素をぶち込んで、死亡フラグを圧し折りながらイージーモードにしてみた   作:種再燃祭

97 / 200
本当、お待たせしました。

アフリカ戦線は、この世界線ではG.S氏が存在しなくオーブに関わりがない戦域なのでほぼナレ死ですw
この世界線だと、政治的にどう考えてもアウトな某砂漠系ジモティーゲリラとか支援してないしね。

その代わり、チラッと新キャラやお久しぶりなあの御方とか出てきます。

とりあえず……地上の大掃除始まるよ~♪ってな感じでw










第97話 ”制式作戦名オペレーション・メテオストライク”、俗称は……まあ、うん。エコではある

 

 

 

 さて、カガリの予想通り、アフリカ方面では主戦力をユーラシア連邦、補助戦力を東アジア共和国、側面支援を大西洋連邦が行うという大々的な軍事作戦が展開された。

 

 原作でいうところの、”第二次カサブランカ沖海戦”と”第三次ビクトリア攻防戦”だ。

 厳密には地球連合によるジブラルタル海峡奪還戦である”第二次カサブランカ沖海戦”は大西洋連邦主体の潜水艦部隊と水中用モビルスーツ部隊の強襲により先んじて行われ、大西洋と地中海の制海権を確保した上で、本格的なアフリカ侵攻である”第三次ビクトリア攻防戦”が始まるなど、史実と順番が入れ替わっていたりもするようだ。

 

 結果は原作(史実)とそう変わりはなく、ザフトはジブラルタル基地とヴィクトリア宇宙港を放棄、またマスドライバーの自爆も失敗している。

 これらの醜態の要因は、やはり”砂漠の虎”の更迭(ザフトは公式にはそうアナウンスしていた)の影響が大きいだろう。

 実際、ザフト・アフリカ軍団では包括的な統一指揮をとれる人材が居なかった為に、事実上、各個撃破されたとされている。

 

 そう、”砂漠の虎”と”紅海の鯱”を失い、戦力が目減りした「ザフト・アフリカ軍団」はあまりに脆かったのだ。

 

 その為、ザフトはアフリカより撤退を決意し、戦力をカーペンタリアと台湾島に集結させ、戦線の縮小を図ることを決定する。

 同時にパトリック・ザラは宇宙軍の増強を指示している事から、ザフトはこの時点で遠大な”オペレーション・ウロボロス”の完全な失敗・頓挫を認識したとされる。

 

 

 

 

 

 まあ、これはとてもどうでもよい余談なのであるが……

 ”第二次カサブランカ沖海戦”には、水中用モビルスーツ乗りとしてジェーン・ヒューストンが参加し、見事にエースとなり”白鯨”の二つ名を得ることとなった。

 そして、”第三次ビクトリア攻防戦”には大西洋連邦の援軍として”ソード・カラミティ”が実戦テストもかねて参戦。

 そのパイロットであるエドワード・ハレルソンもエースとなり、”切り裂きエド”と呼ばれる事となる。

 

 さて、この二人……大西洋連邦のプロパガンダを兼ねて「エース同士の対談」という邂逅する機会を得る事になる。

 二人そろって実は、”乱れ桜”ことレナ・イメリア教導官の教え子という共通項もあり、大いに盛り上がったという。

 その後どうなったかは……書くだけ野暮という物だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、オーブの近場のザフトの拠点と言えば、ニコルの出撃地にもなったカーペンタリアであるが……C.E.71年7月の時点では不気味なほどの静寂を維持していた。

 5月のオーブ攻略戦、”オペレーション・スピットブレイク”で多大な戦力を喪失し、「戦力的な空き家」と言ってよいカーペンタリア基地だが、オーブに目立った動きはなかった。

 

 代わりにマスドライバーのあるカグヤ島、戦力集積地に向いたオノゴロ島、そして”アメノミハシラ”が聳え立つ佐渡島に匹敵する面積の巨大人工島クニノミハシラ島には続々と大西洋連邦の艦船が集結していたのだ。

 

 少し余談ではあるが……実はこの世界線のオーブ首長国、領土的にはソロモン諸島だけではないらしい。

 ソロモン諸島とその北にあるビスマルク諸島を合わせたのが領土のようだ。

 考えてみれば、ビスマルク諸島のニューブリテン島には、日本人になじみの深い”ラバウル”もあるわけだし、確かに再構築戦争の後にソロモン諸島だけを領土にする意味はない。

 人工島があるとはいえ、原作の3倍の人口を抱えられるのも、どうやらこのような領土的理由があるようだ。

 実際、軌道エレベーターのあるクニノミハシラ島が浮かぶのは現在の地図だとニューブリテン島とブーゲンビル島の間だ。

 

 そして日々、マスドライバーからは友軍に向けて物資が射出され、軌道エレベーターでは静止衛星軌道まで搬出され、宇宙船への搬入作業が続いていた。

 まるでカーペンタリア基地は忘れ去られたようであったが……無論、そんな都合が良い話があるわけはない。

 

 

 

「毎度あり~っ!」

 

 今日もジャンク屋一の伊達男、”ロウ・ギュール”はほくほく顔で”アメノミハシラ”の宇宙港を兼ねた軌道ステーションを後にした。

 

「オーブは、相変わらず金払いが良くて助かるぜ♪」

 

「ジュリさんも元気そうで良かったね?」

 

 とは相方(?)の山吹樹里の弁。

 実はオーブが誇る腐女子トリオ……もとい。アストレイ三人娘の一人、”ジュリ・ウー・ニェン”は、プロトアストレイ・レッドフレームのジャンク屋への譲渡関連で、この二人と面識があったのだ(第53話参照)

 

「いや……ジュリの奴、ちょっとその、なんかやつれてなかったか?」

 

「そっかな?」

 

 ロウ、正解。

 ジュリをはじめアストレイ三人娘は現在、キラが携わったとある”新型機”を乗りこなす為に特訓中だったりする。

 本日はジュリ自体が面識がある、まあ窓口のような存在として駆り出されたようだが……

 

「でも、オーブも忙しいみたいだね? この間の戦い(オーブ防衛戦)のデブリの回収をジャンク屋組合に頼むなんて」

 

「大西洋連邦が大挙して押しかけてるから、手が回らないんだろう。俺の予想だが、秋ぐらいには宇宙戦が本格的に始まりそうだしな」

 

「そういえば、”ヘリオポリス”も今は宇宙要塞になっていて、民間人入れないんだっけ? お気に入りのお店とかあったんだけどなぁ~」

 

「それもまた戦争ってことなんだろうな」

 

 ロウは苦笑しながら、一党の母艦”リ・ホーム”の窓から、自分達が集めたデブリに何らかの処理をしているオーブ宇宙軍やモルゲンレーテ、あるいはソレスタルビーイングのマークを付けた作業用モビルスーツの姿を見ながら、

 

「まあ、花火大会みたいにパンパカ宇宙船打ち上げてる上に、”アメノミハシラ”も満員御礼ときたもんだ。航路上や周辺宙域にデブリが散らばってるなんて気が気じゃないんだろうさ」

 

 実際、宇宙艦の破片は大きな物では100m級にもなることがある。

 こんな物と正面衝突すれば、頑丈なアークエンジェルといえど無事には済まないだろう。

 

「確かに俺達は商売繫盛だが、どこもかしこも戦争戦争で嫌なもんだ」

 

 ロウはメカ好きであり、そして、メカが破壊される事を嫌う。

 戦争は様々なメカと出会う好機をもたらすが、その心情は複雑であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、ロウ一党をはじめとするジャンク屋組合に集めさせた”オーブ防衛戦”で発生した主にザフトの艦やモビルスーツからなるスペースデブリだが……この時、官民(軍民)のモビルスーツ作業部隊は何をしていたのだろうか?

 

 一つは選別。

 回収して解析する価値のあるものを選んでいたというのは、無論ある。

 だが、不要と判断された物を一塊にして部材を使って補強、更には表面に耐熱ジェルをふりかけ、民生用の安いスラスターユニットを組みつけるのは、いかなる意味があるんだろうか?

 不用品として太陽へ投棄焼却処分?

 

 だが、ならば補強や耐熱ジェルは不要な筈だ。

 となると……

 

「これより、”オペレーション・メテオストライク”を発動する」

 

 

 オーブ軍令部より発案され、政府に承認された”お手軽カーペンタリア基地攻撃方法”。

 後年、”オペレーション・メテオストライク”なんて格好の良い正式名称で呼ばれる事は少ない。

 有名になったのは、この作戦の本質を示した、

 

 ”宇宙ゴミ()()()()大作戦”

 

 の方だった。

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 その日、ザフト・カーペンタリア基地には空襲警報が鳴り響いていた。

 オーブ方面から12機の高速飛行物体が接近しつつあったからだ。

 

「諸君、こうして敵地上空を侵犯しつつあるのは中々に痛快な気分じゃないか?」

 

 そう冗談を口にするのは、”オーバーフラッグ”を駆るオーブ軍グラハム・エーカー大尉であった。

 あれ? ”フラッグ・グラハム・カスタム(通称:グラカス)”じゃないのかって?

 少々訳アリで、今はちょっとソレスタルビーイングのラボ入りしているようだ。

 

 代わりにグラハムが乗るのは、グラカスに近いセッティングを施したオーバーフラッグで、乗り味が愛機に比べればややマイルドなことを除けば、性能的には遜色はない。

 というかグラカスが、ピーキーなじゃじゃ馬過ぎるのだと思う。

 

『緊張感と敵意に不足しない空を、大尉とご一緒できて光栄ですよ』

 

 とはダリル・ダッジ。

 

『今日もオーバーフラッグは最高のパフォーマンスを発揮してくれるでしょう』

 

 相変わらずのフラッグ愛に溢れたハワード・メイスン。

 満足すべき部下たちの返答であるが、もしグラハムに不満があるとすれば、

 

「だが、敵の防空監視の目を引き付けるだけの役目とは、些か物足りなくはあるな」

 

 とは言え、カーペンタリア基地からはなけなしの戦力から抽出した”ディン”をスクランブルさせるという涙ぐましい姿があった。

 

「では、せめてその心意気には応えんとな」

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 しかし…

 

「やはり物足りん」

 

 元々、昇ってきたディンの数は進出するオーバーフラッグよりも少なく、なおかつ機体性能もかなり格下だ。

 ただでさえそれだけの性能差がある上に、これでオーブ軍でも選りすぐりのエース・パイロットクラブである、”フラッグファイター”達が操っているのだからどうにもならなかった。

 

 最も敵機の撃墜、あるいは敵戦力の漸滅がグラハムたちの目的ではなかった。

 目的の一つは、カーペンタリア基地の防空警戒を自分達に集めること。

 そしてもう一つは……

 

『大尉、そろそろ時間です』

 

「そうだな」

 

 そして……

 

「これは中々にスペクタクルな見世物ではないかっ!」

 

 ”巨大な鉄塊(スペースデブリ)”が、空を割り雲を貫き、宇宙(ソラ)から降ってくる……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




”宇宙ゴミ合法投棄大作戦”

宇宙のゴミ(比喩)が放置した宇宙粗大ゴミ(物理)を、金(血税)払って廃品回収業者にまとめさせて、それをわざわざ投棄元の地上支店に送り返すオーブはエコな国家だなぁ~とw
しかもかかった費用、プラントに即時請求しないんだから優しいと思いませんか?
まあ、戦後の賠償請求に盛り込むかもしれんけどw

アフリカ戦線はまあ、とても血生臭い(なんせ主力がユーラシア連邦)ので詳細書くのがちょっと……というのもありまして、軽く流しました。
ただし、個として最も大活躍したのは、大西洋連邦のパイロット&モビルスーツというw
まあ、この世界線のオーブは某”砂漠系ゲリラ”なんてアングラでマイナーな集団を支援する気は最初からありませんでしたし、そもそも某S家自体が”存在しない”ので、アフリカに関わる必要性をまるっきり感じてないって訳です。

ただし、オーブに無関係かと思いきや……戦線縮小で、残存アフリカ軍がカーペンタリア基地に引っ込んだ途端、ロウたちが集めたスクラップ塊で”どぉぉぉんーーー!”という訳です。

まあ、小惑星(がんせき)落としやコロニー落としに比べれば小規模かつ平和な物ですw

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☆☆☆


ストックがあと1話分しかない為、明日投降したらまたしばらく間があくかもしれませんが、よろしくお願いいたします。






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