息子には可愛い幼馴染がいる。
藤崎あかり、彼女はお隣さんの藤崎家の娘で息子と同い年だ。
小さい頃からとても愛らしい少女であったが、成長するにつれてその魅力は留まることを知らない。
ウチには暴れん坊のきかん坊が1人だったので、とても羨ましく思ったものだ。息子を愛していないわけではない、がやはり女の子は可愛いのだ。
そしてその子は幼稚園の頃から息子に気があるようで、いつかウチの子になるんだろう、などと妄想することもあった。
「おばさん、こんにちは♪」
「あら、あかりちゃん。お久しぶりね、少し見ないうちにまた綺麗になったわね」
「えへへ、ありがとうございます♪今日ってヒカルいますか?」
「ごめんなさいね、あの子昨日から出張で岡山なの。明日には帰ってくるのだけれど……」
「そうなんですね、わかりました!」
うん、可愛い。
息子の不在で少ししょげた顔をするのも可愛いが、それを押し殺して笑顔で返事するいじらしさ、息子にはもったいないわ。
「そういえば……実はヒカルに内緒で囲碁の勉強を始めようとしているのよ、でも近場の教室はご近所さんがいるでしょう?」
「あ、あはは……ヒカル有名人ですもんね……」
困り顔で話していたとはいえこの察しの良さ、良い奥さんになるわ、間違いなく。
「それでね、イイところないかしら?あかりちゃんは知ってる?」
「あ、それなら私が以前言ったところ紹介しますね!ヒカルのこと知ってる人は多いけど、ご近所さんは居なかったから!」
この子は神が遣わした天使ね、あかりちゃんに相談して良かったと心の底から思う。
「えっと……ココなんですけど、外観が囲碁教室っぽくないのでちょっと分かりづらいかもです」
「あら、こんな所にあったのね。こないだ調べた時には見なかったわ」
「プロの白川先生が教えてるんで、もしかしたらヒカルのこと知ってるかもですけど、多分大丈夫だと思います!」
「ありがとね、今度ヒカルにお菓子届けさせるわ」
「わーい♪」
「それじゃあ、お母さんによろしくお願い」
「はい!」
「あと、私の囲碁のことはくれぐれもヒカルには言わないでちょうだい?」
「ばっちりです!ちゃんと覚えたら私と対局してくださいね!」
あかりちゃんとの話を終えて家に戻る。
次なる目的地が決まった。初回で酷い目にあったので二の足を踏んでいた私にとってはまさに天の助けだった。
囲碁にばかりうつつを抜かしていないで、可愛い幼馴染は大切にするのよ、私の可愛い息子。
あかりはかわいい
地味にお気に入りが増えてあかりはかわいい
筆が乗る時はすらすらあかりはかわいい
こんな幼なじみが入れあかりはかわいい(血涙)
1話1,000文字だと物足りないのかしら(美津子)