57ミリと76ミリの技術的な話を海軍の本部。
横須賀に話しに来た。
海軍の海神の36ミリを76ミリにかえたりとか提案したら…。
利点はあるのかなぁ。
やはり斯衛軍の軍服は目立つ。
そう思いながら電車の外を見る。
「汐入、汐入です」
駅を出て本部に歩いていく。
途中から大きな軍艦などが見えた。
「そういえば46センチ用のあのー作るやつもここにあるんだっけ」
「はい。BETA戦になってから作られた気がします」
目の前にいる軍艦さえ知らない。
「ここですね」
「はぁ」
結構疲れる。
鍛えないと。
「凪雲いさな大尉」
「浅見せつな中尉です」
敬礼をして警備の人に伝える。
「どうぞ」
許可が出たので中にはいる。
「本部、本部」
「地方総監部?だっけ」
そういいながら目の前の建物に入る。
「お待ちしていました、司令がお待ちです」
「はっ!」
敬礼をしてついていく。
「失礼します」
ドアを開けた先にはおじさんがいた。
おじさんばっかだな、僕のまわり。
「大和田敏郎です」
「凪雲いさな大尉です!こちら副官の浅見中尉です!」
「ようこそ横須賀へ」
「ありががとうございます、そちらは?」
「帝国海軍開発群の小波です」
「小波!」
思わず矢矧を握ってしまう。
「いさな君、落ち着いて」
体を斜めにして握っているのをばれないようにする。
いやあからさまにばれているが。
「やはり小波と聞くと悪いほうを思い出す人がいますね」
「あんたは違うっていうのか!」
上官でも気にしない、殺せるなら。
「私も疑問を抱いているのでここにいるんです。斯衛軍じゃなくて」
確かに慕っているなら斯衛に入るはず。
海軍ではなく。
矢矧を放す。
「つまりあなたは」
「小波の家系の一人です」
「御三家、いや小波は大きくなりすぎた」
「ここで言わないほうがいいですよ」
「本題に戻りましょう」
「57と76ですね」
「76ミリは支援砲としてです」
「要求性能とかって」
「伏せずに使用でき飛行中でも射撃ができる」
「ふむ」
「そしてレートは低め、そしてこう…バッグみたい弾を持ち歩けるみたいな」
「……えーっとつまり兵装担架装置をつぶしていいと?」
「その価値を持たせます」
「貫通威力ってことですね?」
「はい」
「新米でも制御ができ弾持ちもいい」
「そうです、それです!」
「そして機動性も悪くなくってことですね?」
「はい!」
「最初はドラムマガジンでそこから背中からのベルト式とか」
「まぁそこはどちらでもいいですが…」
「そこは私たち技術屋にお任せを!」
「はい」
せつなさんはおじ…大和田さんと話している。
「57ミリは?」
「近接突撃銃に120ミリを外してロングバレルにして」
「つまり新米…あなたはこの先どうなるかを危惧している。新米ばっかの戦場を」
そんなこと考えなかった。
無意識のうちにか?
「使いやすさ…そして威力を高くする」
「海軍さんの弾にもAPとかあるのでどうでしょう」
「あなた…海兵隊、海軍の戦術機部隊を促している?そんな気が」
「政治のことはよくわかりません」
「そうですか…。ですがこれをやったら海軍としても」
「動きますよね?だって海軍の弾ですもの」
「でも弾だからって」
「戦術機用なのに戦術機を持っていないんですか?」
「陸軍ではわからないけど…海軍なら需要はある」
「多分ですけど」
これを機に戦術機母艦とか増やしてほしい。
「母艦とかも建造をたくさんするし…確かに」
「世界に売ってお金にするもよし」
「いいですね…射程も長くなるのでアメリカに売れるかも」
「ではすぐにします」
こうして会談は終わった。
「今のを聞いてわかりました。76ミリは使わないって」
「兵装担架装置を独占は僕が考えている機体じゃない」
「でしょうね」
「当然知っていますよね」
「計画の要求性能などは事前に少し見ました」
「近接も強くしなければならない」
「支援砲は不知火に任せると」
「はい」
「いいですね…日本にもいい若者がいる」
「あなたもでしょ」
「君よりは年上だ」
そう話しながら笑っていると
「いさな君、そろそろ」
「では!またいつか」
部屋を出る。
小波でもいい人はいるものだ。
電車に乗るとすぐに寝てしまった。
せつなさんに頭を任せて。
信頼していると感じた。
何が彼女を信頼に足らしめているのだろう。
家に帰ると夜だった。
「明後日に帝大に行きますよ」
「っていうか帝大からどうやってCPUとか持ち出すの?」
「車」
「コンパクトに抑えられたんだ。さすが」
「先生のことをそんなに言わない」
「あい」
「終わらない!あの子に負ける!ハックション!」
誰か…あの子に噂されている!?
「負けるものか!あの子に」
AIも完成したしそれ用のユニットも部品とかできた。
あっちに言って組み立てるだけ…。
なはず。
「こうなったら寝ずにやってやる!」
なんかむずむずする。
「くしゃみ出そう」
「え?」
「あっ引っ込んだ」
中途半端に引っかかるのは嫌だ。
もやもやする。
「ああああああ!」
低い声でうなる。
早く消えてくれ。
ちょっとみゅにゅみゅにゅする程度のむずがゆさ。
早く解放してくれ。
くしゃみ!
「はっくしゅん!!」
やっとだ…
76ミリスーパーラピッド砲?