うあぁあああ。
タイタンフォールに逃げよう。
射撃訓練ばっかしていたある日
「早速だけど、実機に乗ります、不知火です」
地下ハンガーにいつの間に置いてあった不知火。
黒く塗りつぶされている。
「不知火ね、開発陣もいるしきっと整備もすごい!」
「世界最高だからね、そりゃそうですよ」
「せつなさんが胸を張ることはない」
「えへへ、今回関わる任務は帝国軍富士教導隊の模擬戦を見ること、その目ではなく」
「戦術機の目で?」
「あぁ。黒の不知火の衛士は機密。すべて私が話す。お前が言っていることを」
「オペレーターだな」
「なに?ブラッドウィングオペレーターとか言わないといけないの?」
「恥ずかしい?」
「フェアリーの私が言えることじゃないのでよし」
「日程は?」
「明々後日」
「セッティングは?」
「あなた模擬戦に入り込まないだろうね、
「セッティングは?」
少し強めにいう。
無視されたから。
そして信用ないんだ…。
「明日、明後日に富士演習場に搬入、連れていく技師は最小限」
「了解、富士教導隊の相手は?」
「斯衛だよ、あとは狭霧大尉系」
「あ、ふーん」
そういいながら
「武装は長刀のみ!」
「演習を見に行くのに武装?」
「うん、もちろんあっちで演習用のものを借りるけど、4振りね」
「あいよ」
そういっていつも通り射撃場に向かう。
「弾薬代…高そう」
最近は鉄の弾薬箱を引きずって一人で行っている。
MP5とUSPだけを練習している。
どちらもAP弾を使っている。
BETAにはぎりぎり勝てないだろう。
それでも対人戦なら。
疲れる。
最近筋力がついたような気がする。
「坊や、何そこで撃っている!」
誰かが近づいてきた。
「父上を待っているんです」
「それにしては命中率が高い、高すぎる」
「練習の成果です」
胸を張って言う。
「そうか、ならがんばれよ」
そうしてその男のような女の人は離れていった。
「矢矧」
後ろに提げている刀を前に持ってきて腰に構える。
少し抜く。
手入れもしていない。
それでもこいつは斬れる。
的に向かって歩いていく。
そして突き刺す。
鉄の的は簡単に貫けた。
「こっちはまだ起きないか」
左手を見る。
「寝てていいよ、先輩」
また撃つ場所へと戻る。
「疲れた、眠い」
弾をいつもより早く撃ち切ってしまった。
「さっきのお姉さんとこでも行くか、探しに行こう」
昼になりかけている。
いや2時くらいか。
食堂とかにいそう。
すぐに歩き始めた。
もちろん弾薬箱は片づけた。
いつもいる建物ではなくもっと大きい滑走路に遠い建物に向かう。
今は戦闘服ではなく軍服に動きやすい靴。
階級のやつはもぎ取った。
借りてるとか言えば行けるだろ。
この基地は基本的に演習以外出撃がない。
そりゃぁ前線じゃないからだが。
だから衛士であっても基本皆のんびりしている。
「食堂に来たけどいないか」
違うところを探しに行く。
そもそもなんであの人を探しているのだろう。
まぁいい、時間はある。
廊下を走り始めた。
「見つかんない」
いつもの建物に遠回りしながら帰る。
「坊や、だれを探している」
「いた」
「私かい」
「うん」
隣に座る。
ここはどこだか知らない。
「ここは?」
「私だけの特別な場所って思っていたが」
「いや初めて来た」
コンクリートの階段みたいなところに座っている。
「最近工事があってな、ここに地下格納庫を作ったみたいで」
「そこの上?」
「戦術機っていうでっかい奴が出てくる場所の上だな」
「なんていうの?」
「さぁ?エレベーターの上にある対爆シャッター用の山だよ」
意味が何となく分かった。
エレベーターを開けるときの上の山。つまり反対側は。
「反対側には分厚いシャッターがあるだろうよ、いまはそこらへんが工事中だ」
コンクリートの山に座っているのか。
「結構高いね」
「名前は?」
「凪雲いさな」
静かに名前を聞いてくれた。
「何歳?」
「1986年生まれ」
「9歳ってとこか」
「多分そう」
「もう少し笑いながら話せよ」
少し疲れていたからか顔が固いらしい。
「でも、そういう顔も学んで行けよ、少年」
「おねーさんはどこの部隊なの?」
「帝国陸軍だな。いさなのお父さんは」
「斯衛」
「凪雲なんて武家いないぞ!?」
「僕は養子でね、苗字は偽名。篁だけど」
「うちの愛機の生み親じゃないか!今度あいさつしたいな」
「不知火に乗ってるんだ」
「そうさ!見に来るかい?」
「うん!」
後ろをついていく。
「今何時?」
「4時だな」
「あと少しなら、お姉さんが迎えに来るから」
「急ごうか」
僕を担いで走り始めた。
「大丈夫だよ!」
「いいから」
地上の格納庫に入っていく。
「こいつさ、不知火!」
帝国色もいい色だ。
肩には何かが書かれていた。
「一応この基地のエースさ、私は」
「なんかさ、名前とかないの?魔術師とか」
「言いたくない!恥ずかしい」
「ふーん」
「またこいよ」
「うん」
「私の名前は
「わかった!で、ここどこ!」
「さっきのところに送ってやるよ!」
また背中に担いで走り出した。
せつなさんよりも背が高くてすらっとしている。
そして美人。
そんな印象だ。
そしてこの人の前ならありのまま?っていうのかな?普通の自分でいるような気がした。
普通の子。
「まるで僕は特別だというような言い方だな…」
「なんかいったか?」
結構息切れしている伊歩さんが言ってきた。
「ここでいいですから。もうおろしてくださいー!」
「おう!よいしょ」
屈んで降ろしてくれた。
「あれがお姉さんか?物騒なお姉さんだね」
そこにはせつなさんがいた。
「せつなさん!」
「せつな先輩…そんなに重要なのか!?いさなが!」
「うぇ!?」
なんか顔が険しくなっていく伊歩さん。
「伊歩」
「はっ!」
「今度の演習の後に話があります」
「わかりました!」
「以上!」
後ろに来るっと向いて帰ろうとする。
「待って!」
「なんだ?」
「また会えるよね?」
「そんな顔でお姉さんにお願いしたらなっ!」
そういって帰っていった。
「伊歩さんって!?」
「私の後輩、情報省のことを知っている数少ない…友人」
「結構やばい?この状況」
「伊歩を引き抜いて入れるだけです。こっちに」
「機体は?」
「秋水の強化版にしましょう。実験用にコストなどや整備性研究の名目でね」
「やったぁああ!伊歩さん来るんだ!」
「はぁ」
せつなさんの大きいため息が聞こえた。
4月終わるぐらい。
戦闘妖精雪風のアグレッサーズおもしろかった。
特に田村大尉よかった。
そんな田村大尉に似た人、ご出演です。