「戦闘開始」
僕に期待しているのは戦闘を見ることじゃない、やることだ。
「見てろよ、まりもちゃん!」
とは言いつつも最初は見ているだけだ。
こっち側が一人になったら加勢しようかな。
よく見える山になったところに着地する。
エンジンを冷ます。
ただ冷やしすぎもよくないので少しだけ吹かしておく。
「何してんの!後ろについてくって言ったでしょ!」
帝国軍のだれかが僕に行ってくる。
「あっかんべー」
カメラに向けて舌を出しておく。
伝わるはずはないが。
想像通りいい意味の寄せ集めでは連携が取れない。
斯衛と違うところだ。
たった1機だけは動きが違うが。
張り合えている。
ただだんだんと味方機が減っているのを見て集団的には弱いなと感じてしまう。
あの機体の衛士は戦況が読めずにただ自分だけ、一人だけで戦っている。
「あの衛士は…うちの部隊向きだな」
「あれだって小森だよ?」
!?!?!?!?
もう内定してるじゃん…。
ただ強い。
一対多数でも状況を見ながら 自分の 前線の上げ下げがうまくできている。
そして1対1に持ち込んでから確実に撃破する。
これは相手の指揮官もイライラするだろうなぁ。
人間の心理に付け込んでいる気がする。
ただそれも相手の機体が少ない時だけ。
自分にすべての矛先が向き始めている今は逃げに徹し始めている。
「短刀展開、エンゲージ」
ジェットのみの最大出力を出す。
「アフターバーナーほしい」
3段階の最大出力だったのが間隔がすごい開いている最大出力なので調整がしづらい。
「そんな機体知らん!とりあえずついてこい」
「命令すんなよ!っせえ!」
「うぇ!???」
「もう近づいてきたよ!さぁ行くよ!」
今、伊歩さんの機体は長刀2、使えなくなりかけている突撃砲が2。
こっちは突撃砲が1。
「3・2・1 今!」
左右散開、そして一番外側の敵を撃墜 判定にさせる。
「装備をとる時間はもちろんないか」
そのまま通り過ぎていく。
再集結、そのまま敵を追撃する形をとる。
取ったはいいものの残弾がない。
ほとんどなくなっている。
「長刀2本ほしい、さっきのから奪うから追撃停止」
なんならそのまま相手はこちら側に来たらめんどくさくないのに。
っていうか普通ならくるよね…。
相手有利だから普通追撃される側に僕たちがまわされるんだけど。
「なんか出してくるんじゃない?新兵器とか」
そんなわけない、だって今までの行動からおかしい。
「いやー新兵器ほしーな」
「伊歩さん、黙って」
ここから出撃地点には近い。
「なんかあるの?せつなさん」
「ない、ないよ、がんばって!」
笑顔でこっちに言ってくる。
「補給だな」
さっきの2機は突撃砲4の構成だった。
マガジンはもらえるだろう。
「いさなのせいで判定用の色がぐっちゃぐっちゃだ」
「撃墜判定は下せる、ならいいでしょ」
マガジンを入れているところが開く。
機体からマガジンを奪う。
「長刀2、頂戴」
「捨てようと思っていたから、別にいいよ」
伊歩さんは突撃砲4
こっちは両手に長刀、背中に突撃砲2。
「残弾は気にしなくていいかな」
「相手は何を持ってくるのやら」
「伊歩さん、進みますか、ここにいても負けになるだけ」
「了解、少年…少女?」
もう、どうでもいいやと思いカメラをオープンにした。
「うっさい!行くぞ!」
燃料はまだある。
ロケットなしのMR
そのまま相手が逃げていった方向に行く。
「補給とか受けてるかも、この2機に負けたなんて言われたら」
「そうかもな」
「敵発見、いさな!やるぞ」
「全部、敵は堕としてやらぁ!」
さっきとは違う機動で今度は敵の傘の真ん中の機体を下から撃つ。
撃墜は確認しないまま。無理やりロケット噴射。
後ろをとる。
長刀を逆手で前に構える。
空力を長刀で大幅に調整する。
そして端っこから喰っていく。
そのままバラバラに敵がなっていく。
そのバラバラになった部隊を斬りに行くだけ。
伊歩は知らん!
腕を斬った後に背中でコックピッドを撃つ。
それをいくらかしていると敵がいなくなっていた。
「勝利!とか言ってほしいものだなぁ」
「勝手に参戦しといてなにが言えるの!いさな君」
「まぁ成功!RTB!木更津に帰ろう、不知火」
「戦闘に参加、ほとんどの教導隊を撃墜」
「被弾はなし…」
不知火VS不知火、うちの息子の完勝…らしい。
「どうしよう」
「篁、データの解析だ」
送られたデータを解析する。
主に戦い方と消耗具合を確認する。
「関節系の消耗具合は…ばけもんだな」
「ばけもん?」
「もう交換せざるを得ない程度にはなっているよ」
「エンジンもだな、Gリミッター以外にエンジンリミッターも外しているようだな」
「しかもロケットの噴射を頻繁にしている、急激に付けたり」
「直線的な機動と曲線的な機動を使っている」
「この時に酷使しているのか」
「でも空力とかでまだ無理やりっぽくない、長刀で空力を制御している」
だからまだましか、なのか。
「そして担架装置の突撃砲の命中率が高い」
「まるで手足のようだ」
「ほんとに」
学校始まるまであと1日というか数時間後とか。
宿題はあと10ページ 国語。提出は今日!
ちょうどね。
前書き書いたの3日前、20ページはあそこから進んでるもん!
直線的な機動とはAC系統のクイックブースト系、アサルトも少し入る
曲線的はマブラヴ系統です。
意味は動き方。ロケットの使い方です。