引っ越しがあった次の日。
一旦、計画の進行具合を確認することにした。
最近は国連軍とかいろいろあってね。
香月先生にも会えてないし。
今日は誰か来るらしい。
まぁ予想はつくけど。
みんな忙しいけどくるっしょ。
「久しぶり!先生」
「まったく、忙しいのに」
まずは一人。
「失礼します」
「小波さん!ドーモ」
「どーも」
頭をなでてくれる。
別にあなたにされてもうれしくはない…。
「えーっとこれだけ?」
「そうだよ、これだけ。知っている人少ないし」
「鎧衣おじさんは?」
あのおじさんも来ると思っていたけど。
「バレた?」
後ろにはいつもの変な服を着たおじさん。
高いなー。
あと自分のことをまるでヒーローみたいに思っている服装だな…。
「気配は感じてた」
対してこっちは半袖、中途半端な長さのズボン。そして銃を隠す用の半袖の上着兼ボディーアーマー。
アーマーといってもなにもできなさそうだけど。
「これで全員だね」
「…私もいます」
「まりもちゃん!」
「まりもちゃん??」
ちょっと顔が怖いよ。
「なんであなたが?」
「一応、まぁ?」
「誰?まりも先生に言った人は」
「私よ」
後ろを振り向くと笑顔の香月先生がいた。
「友達でね、しかも今教官をやっているのよ!」
「ほんとに先生なんだ…。まりもちゃん」
やべ、口を滑らせたと思った時にはもう遅かった。
「ちょっと前に出る?」
「まじすんません、許してください」
「許さん」
「でははじめます!」
どうにか逃げれた。
「まずこの会話は機密です。最高機密、まりも先生とかかわりがあったからいいしきっと僕も話したと思う。でもこれ以上はだめ。」
「はーいはい」
ゆーこ先生はうざったそうな顔をする。
「まず…一応我々は協力関係…だよね?」
「はい」
「うん」
「そうですね」
「こっちも聞いたけどオルタネイティブ4はまぁ変なことしなければ支援はしたいし僕の身分を明かしてでも進ませると思ってるよ」
「あら、ありがたい話ね」
「まぁ変なことでなければ」
釘はさして置く。
「正体?」
「一番めんどくさそうなの省きましたね?先生」
「ふふ、なにかしら?」
「あれ?小波さんには…」
「知らないです」
どうしようか迷う…。
小波にバレるのはまずい。
でも、信じたい。
「鎧衣さん、もしいったら暗殺お願い」
「そのあとに来る刺客は?」
「敵だ。なら殺してもいい」
「でも言ったら敵では?」
「うっさい、いいからお願い。僕は御三家の一人!綿月いさな」
そして二人の顔は固まる。
他の人たちは笑顔だ。
「よかった…」
するとボソッと、いやしみじみと小波さんが言った。
「あなたは切り札です。あの糞家系へのとどめの」
「だから香月先生に使用権を預けます、いや最終的には僕が決めるけど」
チラッと横を見る。
「ミスティルテインってことよ」
「奴らがオルタ4の敵になっても日本は敵に回さない」
「小波ね…」
「政治はよくわからないので任せます。で、進行状況は?っていうかオルタ4ってなに?」
「あんたに言ってもわからないからよし」
仕方ないといえば仕方ないのでスルー。
そもそも口滑らしそうだし。
「まずはその計画、進んでる?」
「アメリカに邪魔されてる。進んでない!」
「あっそうすか、がんばれ!」
笑顔で言い返す。
「新型戦艦は?」
「あとは砲塔とかだね。名前は敷島!まぁ機密を言うんだよね?」
「そうだね、みんなで仲良く急所に結んだ紐を持つからね」
「原子炉、51センチから56に変更、装甲も増やしたよ」
「すごいね、それ」
「余剰電力は山ほどあるしね、格納庫は4機だけ、そしてファランクスの代わりに126ミリと57ミリを配置。155ミリとかはない」
「速力も早いでしょ」
「35ノット、無理をすれば37行けるかも」
「速いね」
「もともとでかいのはあるけどね」
「最後に僕ね」
「現在、試験機 天津風は装備以外は順調…ではなくてレーダー系などの配置がきつい。思ったよりも干渉がありそうなんだ」
「ふーん」
「あとは長刀系を開発して組み立てればよし!」
「お昼食べてくる」
「新型主力機計画も分裂がもうそろそろです。これで強い主力ができるでしょう。予算…は知りません」
息子がいなくなった後4人に話した。
「思いっきり高い機体とか作りそう…ただでさえ今結構高いのに!」
「仮想敵国…アメリカを意識していますから」
「えぇ、いつかは単騎で海軍と協力して蹴散らす日も来るかもしれません。その時はよろしくです」
「うちの息子のこともよろしくお願いします」
「がんばりますよ」
「もう2機、作っているんですよ、予備パーツを使って」
「だからか」
「そして1機は主力機用にマイルドに。そしてもう1機には最強、ピーキーという言葉が似合うものを作りたいです」
「いさな君はその最強の1機へ」
「もちろんです!死なせたくないですし乗りこなせるのは彼女だけです」
「女の子じゃないですよ。いさな君は」
神宮司軍曹が不思議そうに注意する。
「あなたは知らないだけですよ。あの黒魔女の姿を。息子は黒魔女みたいですよ、ねぇ?香月博士」
「私に振らないでくださいません?」
「BW、ブラック・ウィッチ、ほかに何か思い当たりますか?BWの当て字」
すると鎧衣さんが声に出した。
「メイヴ・プレデター」
「え?英語ですよ?」
「すまないな、篁」
ただ一人、天才はいいたいことがわかったらしい。
まぁなんとも面白くはないと思っている顔だが。
9月入りたて程度