muv luv black witch   作:ひっがしら

43 / 76
テースート!


京都の学校
学校


「学校初日でしかも唯依姉の学年とかおかしいんじゃない?」

 

「でも私がいないといさな、孤立するだろうし」

 

「しかも女子ばっか?僕は何を着ればいいんだよっ!」

 

「昨日の夜決めとけばよかったじゃん!」

 

朝はバタバタするのが当たり前。

それなのに洋服も決めてない。

 

「私の予備を着なさい、スカートはどうにかしてっ!」

 

セーラー服を渡された。

 

「ズボンは…これを履いていくしかないね」

 

服は送ってもらった。

でも大体いつものズボンばっかだから制服系はない。

そもそも半ズボンのほうが多いし。

 

でも数着だけ違うのが入っている。

緑に白のズボン。

白の生地に緑色の線。

 

「唯依姉のセーラー服借りるよ、っていうかずっと使うかも」

 

久しぶりに家族全員が京都にいる。昔みたいだ。

 

「刀は持って行っていいの?」

 

「だめ、じゃない?」

 

矢矧は置いていけない。

 

 

「それでも矢矧は持っていく!!!」

 

僕は矢矧を肩にかける。

いつものバッグを背負って

 

「「行ってきます」」

 

靴を履いて出ていった。

そういえば靴も武器屋さんに変えてもらったんだよな、

 

 

ギリギリでいつもの市電に乗れたそうだ。

 

「遅れないよね?」

 

心配そうに聞いたが唯依姉はまた胸を張って答える。

 

「大丈夫よ!」

 

癖なのかな?

弟としてやめたほうがいいと思います。はい。

 

「この駅で私の友達が乗るのよ」

 

そうして乗ってきてこっちに寄ってきたのは3人。

 

「誰この子」

 

「んにゃ!?」

 

いきなり誰呼ばわりとは失礼な

 

「篁 いさな、どうぞよろしく」

 

「へぇ、妹さんなんていたんだ、それにしてはズボンなのね」

 

「おとこのこです」

 

 

「あっごめんね」

 

観察眼が鋭い!ショートカットのこの男みたいな女の人。

 

「私は石見安芸!よろしくね、おとうと・・・さん!」

 

「いさなで大丈夫です」

 

流れがいい方向になってきたのか他の2人も挨拶してくれた。

 

「能登といいます」

 

「甲斐志摩子ですわ」

 

そのあとは少し話していた。

来年になったら戦術機に乗れるようになるそうだ。

今はシミュレーター訓練中らしい。

 

「年齢は10か11ぐらいです」

 

 

 

そう!身長が小さいと言われてしまった。

 

「年下なのね、3歳も」

 

っていうか刀のこと突っ込まないのね、皆さん…。

流石武家。

 

「それにしても飛び級するなんてなんでだろう」

 

あ、やべ。

理由を考えていなかった。

だっておかしいのだもの。

 

「あーーーーーー、もともと東京に住んでいて限られて期間しかいられなくて…学校なんて初めてだからそこらへんはわかr」

 

「「「ええええええ!!!!!」」」

 

おぅ しっと

やっちゃった。

 

「いろいろあるんですよねー、そうそう病弱とか!」

 

「斯衛の士官学校きちゃだめじゃない?」

 

「ほんとは横浜の養成学校にいってて(まりもちゃんに油を売ってるだけ)」

 

「その年で!?」

 

だから安芸さんは鋭すぎるの!!なんで見破られかけるの!?

こういう人って生き残るよね。最後まで。

 

「あー、先生が見習いな感じで父に東京へついていっているときにテスト(パイロット)的な感じでその時に(遊んでもらってる)ね??」

 

嘘はついてない。

嘘はついていない。ただ省いただけ。

 

「唯依のお父さんって元衛士だもんね」

 

「そうだな」

 

やっぱ胸張る癖、やめたら?唯依姉。

変な癖付けると大変だよ?きっと。

 

「唯依姉?学校についていけるかな?」

 

「うーん、家で聞いてほしかった、でもいさなならきっと大丈夫だよ」

 

「そうだよいさな君!」

 

あんただよ!安芸さん、あんたのせいでーー!ちょっと怖くなった。

 

「まぁ早くいかないと」

 

いつものベルトにはいつものTiger kell buck(ヤマカガシ)はついていない。

もちろんUSPは持っているが。

なのでいつもよりは足は速いつもりだが。

 

「それにしても足遅いね、いさな君」

 

「置いていってください!」

 

遅いと言われるのはショックだ。

ただ、運動不足かも。銃を撃ってるだけだし。

歩くだけで言われるのか…。

結構頑張ってるけど。

 

「手を引っ張ってあげるから!」

 

唯依姉が引っ張るけどそれだところんじゃう。

 

「身長が低いからでしょうね、おねーさんたちと3歳ぐらい違うんでしょ?」

 

しかも相手は成長期、安芸姉さんどうしてこんなに元気なのだろう。

 

「安芸姉さんは先に行っておけば!!」

 

「ごめんね。あとさぁ。もう一回そう呼んでくれない?」

 

「安芸さん」

 

「ちぇ、つまんないの」

 

お姉さんは唯依姉だけ!!!

そう思ったのでそのことを強調する言い方をしたが予想通り悲しそうな感じになっていた。

 

あとみんなからの目線が強いな、男いないから?

 

「着いたよ、いさなは教官のところに行くよ、みんな。あとでね」

 

そういって唯依姉と一緒に教官室に向かう。

 

そういえば、教官で思い出した。

 

「唯依姉。巌谷さん、うちから武御雷のまとめ役に移動だって」

 

結構前から話していたことだ。

仕方ない、だけどなるべく足は運んでくれるそうだ。

 

「恭子様に言っとかなきゃね」

 

曲がり角を曲がるとでかい男の人がいた。

片目には眼帯をしている、いかつい人だ。

 

「真田教官。こちらが、うちの弟の凪雲いさなです」

 

「事情は聴いております」

 

どれくらいの事情を知っているのかわからないような答え方をされたので出し渋っていると

っていうか2回目のような…。

 

「衛士の卵」

 

唯依姉が耳打ちしてくれた。

多分こうだろう。

 

父に連れられて衛士のシミュレーター訓練を少し受けて成績が良かったから横浜の学校にいたけど斯衛のも受けとかなきゃなー、とか?

 

「少しの間ですがよろしくお願いします」

 

「どれほどなのか俺もわからなくてな。一応まだ篁たちはシミュレーター訓練までならやってある。同じ訓練をしても大丈夫だよな」

 

「きっと大丈夫かと」

 

「きっと??そんなんでいいのか!!」

 

めんどくさい。これが軍か、多分こういうのも学ぶために来させられたな。

 

「いえ、必ずやついていけます!!教官!」

 

体力面はやばそうだけど。

 

「よくいった、それでこそ漢だ!」

 

そうだとしたら唯依姉は?

まぁ揚げ足取りはやめておこう。

 

「早速だが、剣道を俺としてもらう」

 

「剣道やったこと、 ないです 」

 

「武家なのに?そんな嘘つくな!戦場でもそんなこと言えるのか!」

 

剣道ね。

だめだ、ちょっとイライラしてきた。

相手の顔が憎たらしいよ、まるで小波のやつらみたいだ。

 

でもこれが軍なんだろうな。

いや、斯衛軍だろうな…

 

「やってやりますよ、教官!」

 

「それでこそ…うん?」

 

やべ、言葉遣いが。

みるみる顔を真っ赤にしていく教官。

 

殴られる。

手を振り上げられたからだ。

 

「教官!」

 

唯依姉、それじゃ巻き込まれる!

こっちに来たら!

 

 

 

 

 

 

矢矧を抜く。

刀の柄で教官の振り上げた腕のひじを打つ。

 

「教官!剣道場に行きましょう!早くやりたいです!」

 

相手が気付いた時には矢矧を納めていた。

 

 

 

 

 

 

剣道場はなかった。

校庭でやることになった。

教官って先生でしょ?授業は?

 

そんなことをくみ取ってくれたのか答えてくれた。

 

「篁は行かせたぞ、1限目は俺の授業がないしな。それより坊主!」

 

「学校行ったことがなくて、ありがとうございます」

 

「剣道ってのは竹刀を使うんだぞ?」

 

 

僕は矢矧を持っていた。

 

「わかりました」

 

竹刀を持って矢矧を背中にかける。

 

「舐めているのか?坊主」

 

右目が見えてないなら左から攻める。

 

「行きますよ!」

 

どっちも防具をつけていない。

だからこそ僕はなめていたのかもしれない。

だってそう思っているのは相手だけだから。

 

「せいっ!!」

 

「やぁあああああああ!」

 

相手はうるさい、熱い。

防戦一方だ。

 

隙が無い!

唯依姉よりも。

 

打たれ続けたので疲れてきた。

 

「決めてやる、病院送りにはしないぞ?」

 

距離をとってから言われた。

 

「夕凪流」

 

相手は振りかぶってくる。

 

力で負ける。体力もない。

でも痛いのは

 

「嫌いです」

 

「おりゃあああああああああ!」

 

「波飛沫」

 

名一杯に横から振りかぶる、

 

相手の手元。

姿勢を低くして相手の下に潜り込む。

そして手を打つ。

 

 

優しく。

 

別に舐めているわけじゃない。

 

 

 

 

手を傷つけたらね? きっとだめだよ。

だって衛士は体が大事だもの。

 

 

 

そのまま巨体にぶつかった僕は倒れてしまったが。




ズボンは魔法科高校の劣等生の制服に色合いが似てます。

1998 1
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。