「さっ!学校をちょっとずる休みしてでも準備しないと」
みんなで岐阜に行くための機材などの準備をしている。
設計班は拡張パックの設計だ。
「天津風ってどのルートで行くの?」
「この高速道路です」
少し分解して持っていくという話になっている。
もともと分解しやすいようには作っているはずなので楽だ。
「作ったばっかなのに分解するのも気が引けるよね」
少なくとも僕はそう思う。
そしてみんなの腕も進んでいない。
「でも…機密保持だから」
さすがに横須賀や帝都を飛ぶのはバレる。
「わかっています。急げお前ら!」
杉下さんは頼りになるなぁ。
そして作業が終わったのは予定通り深夜だった
「積み込みは終わって搬送するだけです。では!」
せつなさんと伊歩さん、先生と一緒に一番後ろの車に乗り込む。
父上と巌谷さんは一番前の車だ。
一応、真夜中に運ぶ。だからみつかりにくいはず。
運んでいるときは運転のせつなさん以外は寝ている。
せつなさんはこういうことになるとわかっていたので仮眠していたから多分…大丈夫だろう。
そのまま何事もなく到着したようだ。
そう、天津風たちは。
「先生、体力ぐらいつけたり酔い止めとか飲みましょう」
「体力はつけたほうがいいわね」
我々はあの白衣ばっか来ている博士によって休憩が長引いた。
つまり、追手がそれに気づいて近づいてきたということ。
やっぱり少しはバレている。
相手がだれか気づいていないが計画自体は少しずつバレていったいるのだろう。
「敵いるよ。殺していいのかな…」
今回は、そもそも敵かがわからない。
正体不明
アンノウン
「ここは見て見ぬふりです。さぁ行きましょう」
せつなさんに手を引かれて車に戻る。
伊歩さんも先生もいるので逃げるように出発。
そのあとは何もなかった。
岐阜基地についた。
早速、拡張パックのためにいろいろなデータをとっていく。
もちろん一番は武御雷のためだ。
「先生、えーっと教官。平日なのに申し訳ないです。授業をほったらかして」
「そんなことは断じてしていないから変な言い方やめろ」
今日、教官には天津風を見に来てもらった。
「いい機体だな。ただ今までのを見てきたものとしてはこう…気持ち悪くも感じる」
極端な直線な機体ばっかだったからだろう。
それは生産性のために仕方のないことだが。
「それよりも担架装置4基ですよ!!」
「重量のバランスとか出力は?」
「バランスは少し既存の機体より位置が下がっているけど何とも言えない。出力は十分」
「じゃぁさっそく見せてもらおうか」
僕は機体に乗ってチェックリストを確認する
そしてそのまま滑走路に行って発進する。
今回は最大速度の試験と加速の試験。
減速の試験をする。
速度を上げるために出力を一気に上げるととてつもないGが来た。
すぐに戦闘モードに切り替えて軽減させる。
巡航モードとは耐G性能を変えているためだ。
「戦闘モードのまま一気に!」
速度を上げていき、上がらなくなったら一気に前方に噴射する。
バックブーストしてそのまま急降下。
それをいっぱい繰り返す。
そして燃費のデータも一応蓄積させておく。
「これが…天津風」
疲れたのでそのまま基地に帰ったら機内で寝てしまった。
そのまま寝かしたままコックピットからだされて。
ただちょうどいい感じにどこかに寝かされていた。
そして手を握られていた。
「起きましたか?」
「せつなさん」
「ここは基地内の仮眠室です」
「そうなんだ」
暗いので見にくい。
でもこの手の感じはせつなさんだ。
落ち着く。
そのまま眠りにまたついた。
「あの子だけ寝かせて私たちは修正…もういやよ」
「仕方ないですよ。ほら、ゆうこちゃん」
「がんばるわよ、まったく」
そしてまた試験。
そんな日々が結構続いた。
ただ学校もたまに行っている。
そんな時にまた新しい物が来た。
「拡張パック、取り付けるの簡単だね」
少し曲線が少なくなり直線が多く角が多い。
そして2周り大きくなっている。
「新しくデータ取りに行きます…」
すぐさまに乗り込む。
システムを起動、データチェック
あとは追加パックのデータも確認する。
数値などは入れてくれているのでそれを確認したらそのままカタパルトに…接続する。
重い。
明らかに今までのとは違う感じだ。
今までの感覚じゃ動かない。
いや、動きはするけどおちる。
死ぬ。
エンジンを最大出力。
念には念をだ。
「出撃します!」
そのまま空に飛びあがる。
今までとは全然違う。
こう、重いし曲がらない。
でも速さは変わらない。
変に直線が多いからだろう。
大型化をしても無駄を省いたからだろうか。
ただここに満載の推進剤と弾薬は難しくなる。
弾薬以外のパーツをパージするというのが戦闘前にすることになるだろうけど。
それも一応やらなきゃ…
またいっぱい空を飛んでいく。
兵装ももったり。
長刀とか…ね。
そうそう狙撃銃ってどうなったんだろうかって?
次の奴に後回し。
ミョルニルはいらない子なのだ。
今のところはね。
「試製長刀も完成したしもう…全部完成したよね!一応。データはとってるし武御雷に送ってるし一応乾杯!!」
そして中途半端だけど宴会みたいなものをした。
そう、明日がいろんな意味の戦いになるからだ。
そして準備は済んだ。
武御雷3機対天津風
そういう戦いだよ。
これは我々対元味方。
だけどそれでも我々にとっては決戦。
今までの成果を示すとき。
もちろん相手もだ。
完全勝利を目指してやってやる。
そう。まぁだんだんとめんどくさい方向になるとも知らずに。
「ちょっと失礼!!こちらに入ろうとしている人がいるんです!起きてください!」
朝になってみんな酔いがさめたころ。
中に入ろうとする人達がいた。
と警備員の方から言われた。
「巌谷さん!!せつなさんは中の切り札!伊歩さんも一緒に来てください!」
いつもの装備にバック。
靴だって戦闘用のやつだ。
ヒールっぽく少しなっている。
服だってピッチピチだったから上にジャージを着る。
でも暑くない。
そう!下に強化装備を着ている。
だから体温調節もされている。
「関係者以外立ち入り禁止です」
こういう時、子供は弱い。
なので場は巌谷さんに任せる。
父上は先にいたようだった。
「どうかされましたか?」
「ここが試験機の場所ですね?見させてもらいますよ」
「所属は?」
巌谷さんが代表みたいな人に問いかける。
「言えない。ただ、小波様直々の依頼だ!道を開けろ!」
「軍の機密です。お引き取りを」
そう巌谷さんがはっきり言うとその代表者が僕を向いてこう言い放った。
「その子供は関係者じゃないですよねー。あれれ?おっかしいぞー!」
「このこは関係者です!早くお引き取りください!」
そう巌谷さんが言い放つと同時に代表者は銃を胸から取り出した。
さらに20人ぐらいいる団体全員までもが銃を持っていた。
「じゅーげきせんやるの?」
僕は子供っぽく聞く。
「君が一緒に来るなら話は別だね」
「誰と?」
この時点で嫌な感じがする。
「おじさんたちといっしょに。日本で一番偉い人に会おうよ」
この言葉を聞いたので手を後ろに回す。
「ええええ!しょーぐんさま?」
「小波将軍だよ!」
瞬時に右側のヤマカガシを眉間に撃つ。
これだけなら僕たちは死ぬ。
でも
「格納庫から戦術機が出てきたぞ!!!撤退だ!!!」
天津風なら打破できる。
カラー弾だが当たると死ぬかもしれない。
でも死んでほしいから撃つ。
どんどん赤色と青色が合わさっていく。
「全員殺しちゃった。とりあえずここ何週間かは警戒しよう。あと実験とか繰り上げ!今までの休んでいた分!取り返すよ」
また絡まれないうちにすべてを終わらせて東京に帰ろう。
そうしよう。
1998 5
山口に行ってきました。
あとUA2万、ありがとうございます!!!