muv luv black witch   作:ひっがしら

52 / 76
ぽいぽいぽーい


ナイト

あの2つの機体はいつもの木更津基地に運び込まれた。

そう、一時的な撤退である。

 

別に撤退ではないにしろやはりあの基地は危険という考えをあの父上たちがもったらしい。

なぜかはわからない。

 

ただ唯依姉と離れ離れになるのは悲しい。

また、離れるんだなと思った。

 

いや、一緒にいるのに慣れすぎた。

 

でもいつかまた一緒になる。

また言った気がする。

 

結局一緒になったじゃん!!

 

だからまたなる!!!

 

 

「それよりもこの機体、早く解析をしよう。多分返せって言ってくる」

 

「それか奪いに来るか」

 

せつなさんはお化けのような顔で言ってきた。

 

「さすがに殿下の下町でそんなことは許さないよ。いくら小波でも」

 

もう僕は分かったいる。

わかった気ではなく確信している。

実力行使には出ないだろう。

 

「あーー!!新型巡洋艦と共に敷島が千葉に制式配備されるんだってね?」

 

「えぇ、そうですけれど」

 

まだ重巡洋艦は見たことがない。

なので見に行きたいと思っていたのだ。

 

「そんなことより新型の設計ですよ」

 

天津風をもとにした新型機。

内蔵用の3機のAI達もちゃくちゃくと覚えていっている。

 

ただそのナイトたちが操作するという計画用の機体をどうするかというそもそものしゅっぺつ辞典が難しすぎて難航していた。

 

 

 

「使い捨てもありだけどそれだと費用が…」

 

「ならちょうどいいや!実験系から新型艦系の新艦隊の隊長になった小波大先生にでも聞きに行こうかな」

 

そうして微妙な位置にある海軍基地に出向くことになった。

新しく建設された超大型の船着き場。

そして少しの大型から中型用の船着き場。

 

「立派だね、あと…申し訳ないです。突然で」

 

小波、えーっと下の名前はそういえば聞いてなかったな。

 

「下の名前を…提督」

 

「吹雪…小波吹雪だよ」

 

「練習機と同じ名前ですね!では吹雪提督、こっちも意見を聞きたいものですが敷島の説明を」

 

いつもよりもピシっとした白い制服を身に纏い革靴をこつこつと鳴らしながら敷島に乗り込んでいく提督を追いかける。

そしてその後ろを僕が転ばないか心配そうに見るせつなさん。

 

「まずはこの大きな砲塔、57センチ3連装砲です。これが5基」

 

改めてというか本当に大きい!

 

「あーっと、その前に全長約350メートル、幅は48メートル」

 

「でっか!!」

 

僕はその大きさに驚く。

せつなさんでさえも驚いていた。

 

「それで自動装填装置を使っているので意外と装填も早いです。そして砲塔旋回も大和型と違って

工夫したので早いです」

 

「ほへー」

 

口をぽかんと開けるほどには何も感じない。

ちょっとおかしすぎる。

 

このおっさん、主人公補正でも入ってるんじゃないの!?

 

「そして副砲として126ミリと76ミリ、そして20ミリを大量に配置しています」

 

連装砲や単装砲などがたくさんある。

 

「これは半自動装填装置ですね。しかし楽になりました」

 

そしてこの艦の目玉。

秘密裏に搭載した

 

「原子炉3基搭載ですよね?提督」

 

にやにやしながら聞いた。

 

「それと非常用電源設備ですかね。本当にでかい戦艦ですよ」

 

 

 

そういいながら一周しようとしていた。

 

 

「提督…ゼーハーハー、疲れた。休ませて」

 

「結構大きいですからね、ではあちらのまぁ…腰掛けてもダイジョブそうなところで休みますか」

 

そういってそこら辺のなんか変なものに腰を掛けた。

 

「それにしても大きくなったね」

 

さっきより口調が崩れた。

 

「そりゃもう!!ぼぉくだって!」

 

「そういえばそちらは?」

 

 

 

せつなさんが聞く。

どういうこと?

 

「あぁ、うちのバカ娘ですか?」

 

「ば、ばか?」

 

「失礼、私はあの子が一番この国で変な子だって言い張れますよ!!1人を除いて」

 

ふむん、その1人って誰だろうなー。

 

「元気だな。まぁ私は嫌だが小波家の血を引くものだ。斯衛に入れるつもりで京都の士官学校にいれたぞ」

 

 

「では時期的にうちの姉と同じでしょうね。それにしても御三家の色が混じってなかったような気がしたけど」

 

べつに御三家の色は決められていない。

ただ緑が主流だ。

 

まぁうちは黒に赤とか白に緑。とか二つ使ってるけど。

 

 

「あれ?行っていたんですか!?」

 

「留守の間はね」

 

そこで学校の話になった。

多分、別のクラスとかあるのだろう。

 

「ふむん…性格がもう少し穏やかになっているといいな。じゃぁ次は新型艦だな。敷島もだが」

 

また、艦中央まだ歩く。

そこに降りる奴がかかっているからだ。

正式名称はーなんだっけ。タラップ?

 

「こちらが改最上型巡洋艦、万呂葉と渡良瀬です」

 

「確か最上って航空巡洋艦だよね」

 

「はい。敷島に搭載できる戦術機が少なくなったりそもそも難しいために渡良瀬は後方に戦術機用の甲板があります」

 

大型化された我々の機体は搭載が難しくなった。

拡張パックなどのせいである。

 

「本当にそれにしても申し訳ないね。大型化しちゃったから他でさえギリギリだったのに…」

 

「普通の不知火ぐらいならいけるのでしょう?ならばいつか役にたちます」

 

そういいながら万呂葉にタラップで乗り込んでいく。

 

「203ミリ連装砲が5基。ただ最上と違っていろんなところに余裕があるので結構楽になりましたね」

 

「ふんふん」

 

僕たちは前のほうに向かって歩いていく。

こう見るとシンプルだ。

 

敷島は小型ほうなのがびっしりついていたがこっちは少し小さな副砲と機関砲ぐらいだ。

 

「あとは自動装填装置とかですかね…楽になりましたね」

 

「それは楽になりそう」

 

弾薬が重いのは知っている。

 

「それにしても立派だよね。この3艦」

 

「一応この3艦だけで艦隊が成り立っているよ。ただ、いろいろなことを考えてどの艦にも指揮能力があるよ。これでいろいろな場面で活躍できる」

 

そういいながらくるっと回る。

 

 

「そうそう。新型戦術機につける無人戦術機。それの案が欲しい」

 

「そのために今日来たんだね。いいけど…戦術機にはあまり知識がなくてね」

 

「なら船として考えたら?」

 

そういうと彼は腕を組んで考え始める。

 

「まず最後に自爆するために強力な爆弾を入れておきましょうS11あたりで」

 

「そうだね」

 

あとは…といわれたので耳を傾けると。

 

「小さめに作って武装は小さいけれど強力な…レールガンとかあとはそうそう!光線(レーザー)級みたいなやつ!」

 

 

なるほど!!確かに的を得ている。

 

「レーザー兵器とかビーム兵器とか?レールガンもか…先生に言って密かに開発させよう」

 

「レールガンは実は多分ですが帝国軍の技術系のどこかの部隊がやっているといううわさは聞きました。ただ設計だけでエネルギー源とかの問題があるそうです。なので頓挫しかけだそうで」

 

ということはレールガンは難しいのだろう。

 

「先生なら作れそうだけどね…ただエネルギー源か。そこの問題ですね。レーザー系とかビーム系などと比較してみます」

 

「確かに彼女なら作れそうな気がする」

 

ただ最近仕事大変そうだったし。

というかそこにあの戦術機の分析とかもいろんなところに任せたし。

 

「ありがとう、参考にするよ。もうそろそろ行くね」




1998 7
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。