muv luv black witch   作:ひっがしら

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ユウヤ、あなたもっとがんばって


アメリカンな

次の日

 

ここにきてご飯がまずい

今までがおいしかったと気づいた。

なんか変な味

 

吐き出したくはないし不快ではない

でもそれでも手が勝手に進むようなことはない。

 

「戦闘ログ9番を呼び出して」

 

天津風のシート

そこはもはや前みたいな落ち着く場所ではなくなったような気がする。

BETA戦、京都を失くしそして横浜で父を失くしかけそしていろいろな仲間を失った。

そこにいたのは僕だ。

ここに座っていた。

 

自分をどこにいるかを知らせてくれるのが戦闘ログ9番

横浜防衛線と横須賀撤退戦のセットだ。

 

「そうだ、いつものだよ。呼び出してくれ」

 

横浜のG弾が落ちる少し前

僕たちは海岸沿いにいた。

 

圧倒的な支援。

赤い光の線、青い光の線

入り交じった空を見上げる暇はこの時はなかった。

 

BETAだけを狩るマシーンだ

そのほうが都合がいいだろう。

 

オープン回線では味方が喰われて死んでいく悲鳴が聞こえるからだ。

もう慣れるしかなかった。

救えないから無視するしかなかった。

 

 

「僕たちはこの人たちを背負ってる。それだけは自負しなきゃ」

 

 

今日もまたいつも通り矢矧に依姫とUSP、SM2

ジャッジメントにパニッシュメント

 

「見てくるよ、アメリカのやつらの強さとやらを」

 

 

 

天津風は僕を見届けるとハッチを閉めた。

もう彼女ももはや機械ではない

 

 

 

 

 

「さて、XFJでは今日は演習をするそうだ。我々疾風試験小隊はとりあえず環境を調べるぞ」

 

「とりあえずはそうだね。なら不知火改で十分だね」

 

「演習を見に行きたいのか?まぁいいけどちゃんと見てこいよ」

 

「わかってる杉下さん」

 

 

 

せつなさんと一緒に昨日場所へと向かう。

その時には格納庫の扉が開いていた。

遠めでもわかる大きさだった。

近づくにつれてその大きさがとんでもなく大きいことがさらにわかる。

 

「これは今から出撃だね」

 

ジャンプユニットの重低音のある音。

F15、ここならストライクイーグルだからF15E

だね。

 

そしてF15の強化バージョン。

 

 

「はやくいかなきゃ!飛ばして」

 

 

 

 

 

 

 

作戦指令室

そこは関係者以外立ち入り禁止のはずだ。

しかし入れる。

 

「そもそもXFJはうちの計画の派生みたいなものだからねー」

 

「非公式部隊みたいなものでしたものね」

 

せつなさんがこちらを向き懐かしむように話してくれる。

 

「唯依姉はあまり知らないよね」

 

「そのころはあまり知らないわね」

 

すっかり仕事モード

凛々しくなる。

 

やっぱり父上のこと気にしてるんだなぁ。

もうそろそろ始まる。

目の前の大きなディスプレイから目を離さないでおこう。

 

 

 

始まると双方敵がわからない状態で始まったがユウヤは動かずタリサ側は動いた。

いやステラも動いてる。

 

地味だけど

 

 

ユウヤが音に気付いた!

そこでその音が聞こえたならその候補地を絞って探せばいい。

そう、そうやって敵の場所をつぶす。

 

そして接敵すれば 

 

 

発煙弾!?

発煙弾を投げる!?

 

さすがはユウヤか

でもそこからどうする?

 

ヴィレリオがユウヤと接敵した。

ステラは少し離れたところで動いていない。

 

タリサとスイッチか。

 

ヴィレリオはタリサと入れ替わる。

発煙弾を使った意味はないかもね。

ユウヤ

 

 

 

タリサは攻撃に出る。

多分ヴィレリオは手出しするなとか言われているのだろう。

 

 

「VG、こいつは私の獲物だよっ!!手ぇだすんじゃないよ!!」

 

やっぱな。

 

ユウヤは防戦へ

 

地面すれすれで飛行しながら回避をする。

 

なかなか弾が当たらないタリサのイーグル。

 

 

オペレーターがひそひそ声で話している。

あのアメリカ人すごい…ぐらいまでしか聞こえなかったけど。

 

後ろではハイネマンだっけか。

がアクティブイーグルがストライクに勝てないのは見るに堪えないと言っていた。

そして唯依姉にもコメントを聞いている。

 

 

 

「見事な腕前です」

 

 

 

躱す。

ユウヤは躱し続ける。

性能差があってここまでやれるのは確かにすごい。

でもこの乱戦をどう収めるか。

ユウヤ、君ならどうする

 

 

 

「なっ!?」

 

センサーを張っている!

発煙弾が反応し煙を出す。

 

そこだ!

やるとしたらここだけだ!!

 

「そこだ、行け!」

 

小声ながらそうつぶやいた。

 

だが運が悪いな。

タリサの機体と衝突した。

 

タリサのアクティブイーグルが馬乗りになる。

 

「あーぁ終わっちゃった」

 

 

僕はさすがユウヤだと思った。

マップを見ればわかる。

ここに誘ったんだろ?

 

ステラの弾はアクティブイーグルの管制ユニットへ。

 

ユウヤの勝ちだ。

 

 

 

推力差があるなかでよく勝ったと思う。

これなら吹雪だって不知火だって乗りこなせる。

吹雪を先に持ってきたからそっちをさきに組み立てている。

 

不知火はあのコンテナとかいろいろあって再検査もしなければならない部品もあるし。

 

 

「さて、ちょっと格納庫に言ってくる」

 

勝負はついたし吹雪の進捗が見たい。

どうせもうイベントは終わったんだ。

 

 

 

 

「お疲れ様です。昨日はこれなくてすいませんね」

 

「いえ、忙しかったでしょうから。吹雪は順調に組みたっていますよ。それはもう急ピッチでですが。あと1週間ぐらいで調整なども含めて終わりそうですね。不知火は強化などもしなければならず時間は相当かかるでしょう」

 

「そこは皆さんの腕の見せ所ってことでお互い頑張りましょう」

 

軽く話してから吹雪を見る。

木更津基地ではあまり見なかったので見慣れていない。

 

というか初めて…いや横浜で見たか?

どこかで見たとは思うけど

 

「不知火と比べてあの肩突起物は特徴的ですね」

 

「そうですね。あれは不知火の肩幅と同じするためのものですよ」

 

へーー

 

「やはり日本の機体が一番美しい」

 

上を見上げながら惚れ惚れするようなその翼。

きれいだ。

 

「いつか中尉も好きな女の子ができて美しいとすぐに言っちゃうタイプですね」

 

「む!今のところ唯依姉が一番かわいいね」

 

「シスコンですかー?それはそうと我々も見たいのですが…噂の試験機」

 

話題を変えてくれてありがたいと思いつつ一般の整備兵も見たことのない天津風に興味を抱いているようだ。

それが普通だが。

噂というのは横浜などからだろう。

 

「むー、吹雪が組みあがったらおいで。時間は少しあると願うよ」

 

「それはやる気が出ますね!あとであいつらにも伝えなきゃ」

 

そこにヴィンセントが来た。

 

「あぁ、そっか。もうそろそろ帰投か」

 

少しだけ、ほんのちょっとだけ格納庫が離れているが帰投するときは格納庫からでなければならない。

 

「僕も見にいこうかな」

 

「あとで怒られるかもなユウヤ。イサナは見てないようだけどな」

 

そこで聞いたのはめっちゃ簡単にまとめるとユウヤがソ連にちょっかいかけたんだと。

 

「大事にならなくてよかったな。あとでドゥール中尉にこってり怒られな」

 

「ドライだねー、そういうところは子供っぽくない」

 

「ごめんな、子供っぽくなくて」

 

「ここは子供っぽい」

 

なんだよどっちなんだよ!!

でも大事じゃなければそんなに怒られないでしょ。

 

 

とりあえずよくやったね。

ユウヤ

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