muv luv black witch   作:ひっがしら

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ゆうや、きみはがんばったね

そういえば着ている上着の元の持っている人
416の日がすぎましたね


ハイネマン

「ユウヤ、ヴィンセント、なんでこんなことになってるんだよっ!!」

 

「さっきのことならしぼられたからべつなんじゃないか?」

 

ユウヤってもしかして左遷させられたりした?

なんかやらかしたのかも。

 

「それにしても僕も呼ぶんだ」

 

「イサナは何もしてないから別件だ!そうだよな!!」

 

少し元気づけるように大きな声を出すユウヤ。

 

 

扉の前に立つ

そして扉が開かれる。

 

「ユウヤ・ブリッジス少尉、出頭いたしました!」

 

「同じく、ヴィンセント・ローウェル軍曹であります!!」

 

「帝国斯衛軍のナギクモイサナです」

 

 

 

 

そこには大柄な男がいた。

 

「ご苦労だったな。 プロミネンス計画 を預かるクラウス・ハルトウィック大佐だ」

 

 

 

「どうだ?アラスカはネバダと違って寒いだろう」

 

ふむん、2人はネバダからだもんね。

確か結構熱いはず。

 

「はい、大佐殿」

 

2人が同時に緊張をもって返事をする。

 

「はっはっはっ!もっとテストパイロットはもっと普通に話してくれると思っていたが」

 

豪快な笑いでその緊張を吹き飛ばしてくれたようだ。

 

「プロミネンス計画では合理性を重んじているんだよ」

 

「合理性、ですか」

 

大佐は近づいてくる。

大股で

 

「ここは実験部隊だ。無駄なことに時間を割くよりも効率よくやるのがいいだろう?」

 

なるほど、この人は結構納得してる。

理解してくれている。

 

「ここに呼んだのはXFJ計画を説明するためだ」

 

僕も一応は計画にはかかわるはずだし呼ばれたのはそういうことか。

 

「疾風計画は説明…してもらおうか」

 

「なにをでしょうか?」

 

「我々の中に無理やり入ってきてよく言えるな、ナギクモ少佐」

 

なんでそれをいう!

わざわざ隠してたのに

 

「しょ、少佐!?」

 

「まだ言ってなかったのか?せっかくだ、私が説明しよう」

 

ほんとうに…いつかは言わなきゃだったしいいんだけどね?

でも睨むぐらいは許して

 

僕は目一杯その人をにらみながら自己紹介をされてしまう。

 

「彼はナギクモ・イサナ少佐、斯衛軍と帝国軍共同の計画《疾風》の現場責任者の1人でありそれ以外は…軍が情報提供してもらえなかった」

 

「あとは情報収集もされたけど見つからなかった、でしょ?やめてよねCIAとかさ」

 

そもそも情報が少ないっていうのは鎧衣のおじさんの力もあるだろうし

外になるべく出したくない。

 

「責任者といっても本当になにもないよ?ただ、父がアメリカ軍のG弾で負傷して部隊にこられなくなってそれで代わりに来ただけ。お姉ちゃんのためでもあるし」

 

「そうだったな、今から紹介する方はXFJ計画の日本側の開発主任のタカムラ中尉だ」

 

扉を開けて入ってきたのは国連軍の制服を着た唯依姉

 

「篁唯依中尉だ。よろしく頼む」

 

 

そしておじいさんが入ってきた。

 

「ハイネマンです。ボーニング社からの出向ですが共に働けることを光栄に思います」

 

「よろしくお願いします!」

 

ヴィンセントは嬉しそうに返事をした。

ハイネマン、天才

戦術機設計の天才。

 

「ブリッジス少尉は大変優秀だと聞いております。期待していますよ」

 

ふむん

優しそうなおじいさんだ。

 

「改めてよろしくおねがいします」

 

 

 

礼をしたその優しそうなおじいさんは僕にとっては不気味に見えた。

何を仕掛けるのか。

 

「これだけですか?本題は?」

 

「なるほどな。君もまたもったいぶるのが嫌いみたいだ」

 

横では少しそわそわしているユウヤとハイネマンにあえてうれしそうなヴィンセントがいた。

 

「ついてこい」

 

ハイネマンと唯依姉が部屋を出ようとしたのでついていこうとするとハルトウィック大佐に呼び止められた。

 

「少し先に出ていてくれ。イサナと話がある」

 

不思議そうな顔をしながら3人は出ていった。

唯一唯依姉だけは心配してくれてそうな感じがした。

 

 

「セシルの件、礼を言う。今まで匿ってくれていたみたいだな」

 

「それって、そりゃぁ調べられてるか。CIA?」

 

「いや、私の個人的な情報筋だ」

 

腕組みをしたハルトウィック大佐はやはり迫力がある。

 

「セシルの件ってなんで僕を責めないの?」

 

「いろいろあってな、救ってくれたようだし。日本にいたときから生きていると聞いていたが直接例をしたかった。本当に感謝する」

 

「こっちもあの機体たちのデータくれてありがとう」

 

 

 

扉を開けて2人とも廊下を歩き始める。

 

「大佐、あなたは僕の味方?」

 

「ふははははははは!!!子供の敵になる大人なんてなりたくないな」

 

大笑いをしながら胸を張りそして僕にそう告げてきた。

僕は信じることにした。

 

「信じてもいいの?いつかまた、助けてもらうよ」

 

「助けるさ、あの子を救ってくれてそして一緒に育った兄弟みたいなもんだろ?君たちは」

 

僕たちはいつの間にかラフな話し方をしていた。

僕はこれが父性かと感じた。

まるで数年間病床にいる父上のような温かさ。

 

「またこの部屋に来てもいい?」

 

「お茶ぐらいは入れてやろう」

 

「またくるよ、じゃぁ本題。入るよ」

 

 

 

 

幾重ものセキュリティチェックを通った先

 

 

「お疲れ様、みんな調子はどう?」

 

 

 

「なんだ想像はついていたのか」

 

 

 

組み上げ中の機体。

黒い鉄、センサーとかなにもついていないただの鉄

 

しかしその鉄は美しい線を描く

 

「不知火弐型を見せに来たんだね」

 

まだまだ組みあがりは先

 

「アメリカ製パーツ、きっとマッチするよ」

 

ユウヤたちはもう周りを見始めていて前に結構進んでいた。

だから大佐と一緒に回っていた。

 

「あとはユウヤ次第、せっかく吹雪まで持ってきたんだ。日本色に染まってほしいね」

 

大佐と僕はこの日本とアメリカの架け橋であり共同制作になる戦術機を希望の目で見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんね、唯依姉。XFJとは別な計画だけど一応共同っていう形でお邪魔してるよ」

 

「いいんだよ、いさな。そのかわりきっちり働いてもらうから」

 

ミーティングの前に謝っておいた。

というかそもそもうちの部隊が独立性はあるけど暴走しないようにってなるべくほかの部隊とか上からの指示とかでうごいててて作戦立案を控えてたり協調性を重きを置いてるとかあるけど

 

「じゃあとでね」

 

 

ハイヴ攻略戦を想定の国際合同演習をすることになった。

計画にはまぁなんもない。

何ならデータ取りとかでいいかもしれない。

 

「各員、スケジュールは手元の資料を見て確認しておくように」

 

 

ドゥール中尉が前で締めくくる。

隣にいる伊歩姐さんとセシルは何食わぬ顔でボケっとしている。

 

「以上!解散」

 

 

「さーて、まだまだ時間あるしこっちもアルゴスと合わせて試験を終わらせていくよー」

 

「試験用装備は随時艦隊が持ってきてくれますし」

 

「万呂葉と渡良瀬は働き者だよね」

 

セシルは少し申し訳ないというか気の毒そうな顔をしていった。

 

「そうですね。本当に吹雪提督には感謝しないと」

 

セシルは少しだけ捕まってた時もあったしその時も含めて本当にありがたいよね。

 

「さてあとは杉下さんと巌谷さんにも伝えておいて」

 

「わかった。いさなは?」

 

「吹雪見てくる。では解散!!」

 

伊歩姐さんはさきにどっかにふらついていった。

お酒でも求めているのかなぁ

 

 

こっちに来てから伊歩姐さんはよくふらついている気がする。

そういえば英語ってできるのかなぁ…

 

ちょっと厳しい唯依姉の声がしたのでそちらを振り返る。

 

「その不貞腐れた態度は和を乱す。理由がないなら正せ」

 

ユウヤがなんか怒られてる。

ちょっとだけというか結構日本を嫌いな様子だし唯依姉は唯依姉であの横浜から…

いや京都の時から他人には冷たいというか硬いというかなんかやっぱり当主みたいにって

背伸びをしている気がする。

堅物になっちゃった。

 

ここは僕が入って、止めよう

 

「待てイサナ。ここは争わせよう。どうせどこかで対処しなければならなかったからな」

 

ヴィンセントに止められてしまった。

言い分は分かる。

けど

 

「ここは大人に行こうぜイサナ。あいつらを大人にするために」

 

「…じゃあ天津風見に行く?」

 

「行くっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

「吹雪は完成しかけてるしあとはユウヤとヴィンセント次第だね」

 

「こっから忙しくなるな」

 

「お仕事は軍人の義務でしょ」

 

軍人だからね。

ここにいるだいたいの人は。

 

「イサナは?」

 

「僕?僕は軍人だけどどちらかというと斯衛軍人って言ってもらいたいな」

 

「いいねぇそういうの。プライドだな」

 

「ありがと」

 

 

慣れない格納庫でそわそわしている風に身構えていた天津風

僕にはそう感じられる。

常に武装はつけられる状態、フル装備にすぐになれる。

拡張ユニットさえもすぐに装着できる前線基地状態。

 

「天津風だよ、とりあえずコックピッド行こうか」

 

天津風の前にあるエレベーターに乗りハッチ付近まで上がる。

そこにはだれもいない。

今は休憩とブリーフィングのどちらかだろう。

 

「演習の前に慣らしでユウヤは吹雪に乗ると思う。でも吹雪は簡単にはいかないよ」

 

「わかってるさ。俺はな」

 

そういって僕を真っ直ぐ見つめてきた。

僕はそれをすこし流した後ハッチを開けた。

 

 

「戦闘モードは入れるな天津風」

 

試験的に今は音声ガイドもインストールされてある。

でも今は静かだ。

眠っている獅子

いやそれとも上で獲物を探す鷹かもしれない。

 

「天津風へようこそ。この機体は武御雷もとい君たちが言うタイプゼロのための試験機だ」

 

「試験機!?」

 

「先進的な技術をふんだんにとりいれ採算度外視で作られたただ1つの機体。質問は機密でなければ答えられるよ」

 

天津風に少し身を屈ませはいってきたヴィンセントはそのコックピッド内部から驚いていた。

 

「管制ユニットが…丸い!?」

 

「この機体だけだね。これ、結局管制ユニットのほうが作りやすかったし」

 

「とりあえず試験ばっかしてたんだな」

 

そんな余裕は日本にあったと思っているのかわからない。

鎌をかけているのか?

別にいいけど。

 

「いや、武御雷が試作ができた段階ぐらいで戦闘に持っていかれたよ」

 

ヴィンセントは何も言わない。

網膜投射を始めようとしているため双方顔も見れない。

 

「京都、横須賀、横浜ぐらいかな」

 

今まで日本で起こった大きな戦いは参戦している。

 

「戦闘ログ見たい?せっかくヘッドギアつけたんだし」

 

「いや、それはユウヤがいるときにでも」

 

「まだユウヤには見せるべきではないと思う。せめて演習が終わってからだね」

 

絶対になんか変なことになるからきっかけ作りはしたくない。

 

「なら見せてもらおうかな」

 

「じゃぁ戦闘ログ…6を呼び出して」

 

僕は席にそしてヴィンセントはハッチから足を出す形で腰を掛けて見始めた。

もちろんヴィンセントにはしれっと命綱を付けている。

 

「横須賀というか遅滞戦闘の時のだね」

 

西から帝都に来るといったときに少しでも時間を稼げたらなという作戦だがそんなに軽い言葉では済まされないほど悲惨だった。

簡単に言えば精鋭部隊で北から一気に南東に向かう。

長野とか山梨とかから。

そして補給を受けれるのは2つのBETAの間にある放棄された補給所のみ

その2つのBETAを通り抜けるいわば囮作戦だった。

僕たちは先陣、つまりBETAの隊列を喰い破る。

 

最後に横須賀について補給を受けるか補給艦まで逃げてそこから木更津に行くかのどちらかだった。

 

「結局先陣をきった我々と少し後についてきた部隊が生き残った」

 

 

というか回収した。

 

「戦闘のところだけ見せるけど悲惨だったよ。京都よりベテランばっかだったから尚更みんな死力を尽くして最期まで戦ってた。こんなのはアメリカじゃないだろ?G弾でボン!でしょ」

 

僕は本心を言った。

これ以外にもいいたいことはあるけどユウヤはそういうところを分かっていない気がする。

どれだけアメリカが…

 

「見てていーよ、何回も見たから僕は銃のメンテナンスを少ししてるからさ」

 

そういって前のバッグよりも大きくなったデカバッグからUSPを取り出して布でふき始める。

 

「これは現実だったのか?」

 

「地獄だったはずだよ」

 

 

 

 

天津風は幾度となく傷を負いそしてまた交換されてここまで来ている

だからいまだに新品同様だ。

 

でもやっぱり寿命がなー

 

ヴィンセントならわかってくれるかもしれない。

でも…今はやめておこう




5月9日とか
天津風 CV ONE
多分似合う
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