muv luv black witch   作:ひっがしら

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お察しの通りテスト期間だからね
いっぱい逃げるよ


遊び相手

唯依姉はわかっていた。

自分のベッドでそれを考え直していた。

でもユウヤはきっと変わってくれる。

 

負けず嫌いだから。

だからこそ明確な敗北が必要。

 

「やるなら長刀で完璧に潰さなきゃ。でもその前に不知火が来るね」

 

 

まだ少し先にしよう。

少しだけ理解してくれてからのほうがいいし

 

なにより唯依姉を信じよう。

 

 

 

 

 

 

朝になってすごい情報を聞いた。

そう、ユウヤがソ連にとらわれたと。

いつもの冷徹な唯依姉が揺れていた。

冷徹ではない、装っているだけだけどそれでもそれが崩れていた。

 

「行ってくる、殺さなければいい、バレなければいい、なにもさとられずに」

 

僕の手には相棒。

バッグは戦闘に備えベルトにはマガジンが刺さっている

 

 

「外交問題にはしないよ。ただの子供だ。そう、通りすがりのね」

 

 

矢矧を腰に差しいつものジャンバーを着る。

そしてSR2を構える。

 

準備は万全。

殴りこむ。

 

 

 

ソ連の区画に来た。

装填されている弾薬は訓練弾。

死なないでしょ。

 

「ハロー!訓練をお届けに参りました!ご注文の方は?」

 

入り口から直接入る。

なんかいろんな人がごちゃごちゃ言っている。

 

「ごめん、ロシア語わからなくてさ」

 

ヴェレスクを構える。

すると反応が変わった。

 

「へ?なに?これ?あっそっか。もともとスペツナズ用だっけ」

 

するとなんかみんなが固まりだした。

そしてしばらくすると指揮官っぽい人が出てきた。

 

「ソヴィエト陸軍イエジ―・サンダーク中尉です。どうされました?」

 

「日本帝国斯衛軍所属凪雲いさな少佐だ。ユウヤ・ブリッジスを受け取りに来た」

 

「彼なら不法侵入で拘束しておりますが」

 

堅い。表情が硬すぎる。

軍人の鑑かもしれないがつかみどころもない。

ならこちらもそういう対応をしよう。

 

「外交問題になりえますが本国としても望まないでしょう」

 

「私は本国の御三家の1つ、小波に迷惑がかけられるなら喜んでしましょう」

 

小波を出すと少しだけ表情が変わった。

 

「なぜその銃を?見たところ改造されているようですが。9×21ではない」

 

「5.7に変えてある。なら取引と行こうか。この銃を上げるからユウヤを返せ」

 

もっているのはコルト・ケールバック

 

「そんな簡単な問題ではないのですが。少年は理解ができないようで」

 

「なら無理やりでも取り返してやろうか?」

 

ケールバックのハンマーを起こす。

 

「ここではなんですからお茶でもいかが?」

 

「ふむん、それもいいか」

 

相手からこんなお誘い来るなんてね。

ケールバックを彼に手渡して銃の構えを外す。

矢矧は肩にぶら下げて彼の後ろを歩く。

ソ連の方も建物の構造は似ている。

 

「本当に申し訳ない。正直なところ勢いで来てしまった」

 

 

こういう時は謝ればいいでしょ!!

 

「君のうわさは少しだけですが聞いております」

 

「そうなんだ。有名人だね」

 

話を躱されたか

 

「イーダル試験小隊は素晴らしい戦果を挙げたようで」

 

「貴官もでは?西側で一位のスコア」

 

「あなた方には到底及びません」

 

紅茶を出してくれた。

天然ではないと思うが。

 

「少しさ、雑談しようよ。どうせさ、計画の責任者から釈放しろって命令来るし」

 

「構わないがその自信はどこからくる」

 

「もちろん姉を信じるこころ」

 

少し相手は肩の荷を抜いて楽に座りなおしてくれた。

そして僕はソ連の戦術機や兵器の話を彼と始めた。

もちろん日本の戦術機にも触れてくれた。

 

「不知火とかどうよ」

 

「わが国にはコストがかかりすぎる。制御系も違う。しかし熟練した衛士ならば使いこなせるならあの機体は危険だろう。それは帝国の衛士が危険だと言っているのと違いない」

 

「そこまで評価しているのか」

 

彼にそんな思いはないはず。

彼の過去を僕は知らない。

なにせ初対面だし調べたこともない。

 

「日本とソ連って近接戦を考えているのは似てるもんね。不知火って素晴らしいよね」

 

ギリギリのバランス。機体を突き詰めすぎた傑作であり駄作。

 

「貴官はあの試験機の衛士か?」

 

「試験機ね、天津風ね。それは言わないよ。僕であろうと他者であろうと」

 

「あれはなんだ?率直な感想は怖いだった」

 

むぅ

こんなにかわいい子が操縦するあの美しい機体を怖い呼ばわりするなんてね

 

「怖いって何言ってるんです!美しいでしょうが!」

 

少し強め肯定を促す。

しかし返ってきたのは否定。

 

「歴戦のとかではない。あの機体からあの衛士から映像越しから感じた。殺気ではない殺気を」

 

僕は無視できないような変な意見が飛んできたと感じる。

なにがいいたい。僕は何をしたというのだ。私を僕を俺をなにかが患っているある持ってるとでも

 

「何が言いたいの?」

 

「あの衛士は何をしたいかは知らない。だが衛士に言っておけ。君は何目指すかは」

 

「僕ならこういう。姉のためそしてあるものを取り返すため」

 

「あるものとは?」

 

「答えなきゃダメ?」

 

「ふむ、ならば触れないでおこう」

 

 

子供のわがままに付き添うなんてこの人以外といい人か?

そうやってずっと話していると秘書かわからない人が入ってきた。

二人でコショコショ話をしてから僕に振り向いていう。

 

「釈放だ。彼を持ち帰ってくれ」

 

「やっぱり持つべきは強い姉だよ、サンダーク」

 

「君の姉はよっぽど強いらしいな凪雲」

 

そういって僕はユウヤの元へ案内してもらった。

 

「待たせたな、帰ろ」

 

牢屋から出てきたユウヤと手をつないで出る。

捨て台詞を忘れずに

 

「またね、サンダーク。次はディナーでもどう?」

 

「考えておこう」

 

 

 

 

 

 

 

 

「イーニア、彼はどう見えた?」

 

 

「いろいろな色が見えるよ。一番大きいのはねぇ、暗い青」

 

「そう」

 

「クリスカは?」

 

「私はわからないよ。さぁ行きましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんかさ、日本だと噂されてるとくしゃみがでるんだって」

 

「なぜそれを今?」

 

「しそうだからだよっ!!!くしゅん!!」

 

 

そんなことがあってから1か月後くらい。

不知火ができた。

 

予想通りユウヤは乗りこなせていない。

吹雪でさえ完璧でないのに不知火は推力が上がっているからさらに無理だろう。

アメリカと違うんだ。

推力が上がれば上がるほど敏感に、ピーキーになるんだ。

 

ピーキーピーキーうるさいかもしれないが不知火は切り詰められすぎた機体だ。

拡張性がない。

それを無理やり変えているようなものだ。

 

しかしもとは傑作機体だ。

そしてアメリカよりも複雑な動きをしなければならない。

それは空力をものすごく考えているから。

この突起一つ一つが計算されてる。

日本の機体は繊細で大胆。

アメリカの機体なんてエンジンをふかしてあとはスラスターの向きを変えればすぐに進路変換ができるだろう。しかしながらこの不知火は日本の機体だ。吹雪よりもピーキーな日本の機体だ。

吹雪で少し乗れると勘違いしているかもしれないだろう。そんなのは蓄積データで修正してくれているだけだ。不知火はそんなごまかしは聞かない。ユウヤ、友人になれたかは知らないだろうけど君は甘いよ。わかっていないよ微塵も。自分から日本の機体のことを知ろうとしなければならない

 

自覚してもらおう

だったらあいつを、あいつらアルゴスを完膚なきまでに叩かないと。

 

僕と唯依姉で

 

 

 

 

 

「というわけなんよ、ヴィンセント。どうにかしてくれん?唯依姉に相談するけどその前にさ」

 

「ユウヤを一番知っている俺に来たと」

 

「話が速くて助かるよ」

 

手を顎に当て考えている素振りをするヴィンセント。

僕は後ろを見る。

そう、ここはシミュレーターをしているユウヤを中にいれている

不知火・弐型がいた。

 

「あとさ、あとでこいつ操縦していい?大丈夫大丈夫飛行データならココ」

 

首元の宝石を指さす。

 

「バーカいってんじゃないよ。わかった、あとで調整しよう」

 

「やった!!あとさ、今やってるやつっていうかハイヴ演習で一番むずいデータ頂戴。

実はハイヴのシミュレーターやったことないんだわ」

 

「わかったよ。というか中尉に言えば」

 

こういうとこはわかってないな。

 

「なんか唯依姉が気にしてきそうだから秘密ね」

 

人差し指を口に当てて秘密ーーーってする。

それをみたヴィンセントは少しにやけていった

 

「あの堅物姫様に隠し事とか面白そうだから秘密にしておくよ」

 

「それでユウヤをどうすれば理解してくれると思う?」

 

「そりゃお前さんがユウヤたちをぼこせばいい」

 

腕をフン!とクロスさせてから殴る真似をしたヴィンセントはこう付け加えた。

 

「あいつは中尉にやられるのが一番効くだろうな。だから中尉はユウヤと1対1」

 

「僕は他の3機ってこと?」

 

「そうだ」

 

 

そうしよう。

やっぱヴィンセントって頭いい。

 

 

「タリサに勝てば起こるだろうしね。演習あるって嘘ついてそれでおびき寄せて狩りに行く」

 

 

「そこで3機と正々堂々勝負しな。多分JIVESを使ったほうがいい。ユウヤはなし」

 

「あとは唯依姉とあとドゥールだよね?に話しとおせばいいか、よろしく」

 

「ったくしょうがねえな。ほらイサナはあのお姉さんに話しつけてこい」

 

せつなさんね

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言って別れそして次の日。

 

 

「だまして悪いがミッションやね。待ち伏せじゃないけど」

 

「騙しているわけ…ではないね」

 

「久しぶり、ホワイトファング1。それかブーメラン4」

 

「ホワイトファングでお願いするよ」

 

篁唯依の武御雷と綿月勇凪の天津風が異国の地で再び並ぶ。

黄色と黒。

武装は武御雷は長刀だけ

僕はいつもの試製長刀2と突撃砲4

 

拡張ユニットはつけていた。

ただし使用済みの捨てる奴。

 

これをつけている。

 

「さて、アルゴスが行って時間がたってきたね、作戦開始。ブラストオフ!」

 

 

 

黄色の機体と黒の機体は空に舞い上がった。

巡航速度で追う。

もうそろそろだろう。

あの人たちは演習区域で待機しているはず。

 

レーダーに映るのはあと少し。

こっちはもうとらえているけどね。

 

「唯依姉、警告なんて聞きたくないね」

 

「ブーメランリード、でも会話は一応聞くのが」

 

「それはユウヤだけ。僕は真剣勝負したいもん!あとユウヤを遠ざけてくれない?」

 

「了解、CPこちらホワイトファング1。アルゴス1のJIVESを終了」

 

CPに命令を下す。

警告が来る。

 

無線を無理やりつなごうとしてくる。

それをわざとつながずに一直線に演習場にはいる。

 

「CP、こちらはブーメランリード。JIVES起動」

 

ユウヤはやはり唯依姉に引っ張られてどんどん離れていってくれてる。

いや、多分これは不具合を疑って演習場から避けているか?

でも写ってるはず。

 

「こっちはこっちだね。市街地戦ね。相手の場所は分からない。突撃しかないね」

 

 

1ON3

こっちから行く以外ないだろう。

 

「オフェンシブエンゲージ、ブーメラン1」

 

市街地を抜けた先、少しだけ開けているところに2機いた。

 

多分タリサとVG

 

タリサはこっちにしかけに来てる。

VGは中距離援護。

 

気を付けるべきはステラ。

 

タリサがこちらに来ると同時にVGはこちらに突撃砲を撃ってくる。

 

「さすがエリート」

 

回避行動を描く。そう、時速900KMを維持しながら円を彼から見て描かれているはずだ。

 

「システム・戦闘モード」

 

 

固定箇所を解放。

向かってくるタリサに突撃砲を放つ。

タリサは短刀を持ってこっちに向かってくる。

そこには殺意を少し感じたが大本は多分楽しんでいる。

突撃砲を外して交差(マージ)

 

急減速しながら拡張ユニットをパージ。

 

「さて、いつものお約束。リミッター限定解除!」

 

VGは横にスライドするように避ける。

僕の機体なら曲がれない。その速度なら減速が間に合わないって思ったでしょ。

残念。

 

進行方向を後ろに変えるように体を180°回転させる。

そして一気に吹かす。

吹かしながらもう90°回転させる。

するともうVGが入っていった路地に!

 

「しかもこっちは速度を殺しきってないから速度差があるね。あとこういうのもあるんでしょ?」

 

この路地にまっすぐにVGを追いかけようとするときに後ろにステラがいるはず。

そう読んで速度を一気に上げる。

 

もともと天津風は空力的に曲がる子。

異様にね。

だから戦闘速度が通常の戦術機より速い。

デメリットもあるが僕は気にしない。

 

だからこそこの速度は当てるのが難しいだろう。

そしてステラに撃つ時間を与えない。

 

「捕まえた!!」

 

VGはもう目の前、あいつが回避行動をしたころには突撃砲を撃ち始めていた。

4門の突撃砲。

 

それを逃げ道をなくすように縦に散開させる。

VGは地面に足をつけながら急減速して右に曲がろうとする。

 

それを逃さずこちらは120㎜を射撃。

それは吸い込まれるようにVGの機体をすべて染め上げた。

ペイントで。

 

そしてこちらも曲がらなければならない。

これ以上行くと演習場から出るし。

 

「発煙弾、射出」

 

声で指示しこちらも鋭角ターンする。

タリサは見当がつかない。でもステラなら移動するだろう。

候補なんて絞れる。

 

だから

 

「システム・巡行モード、最大出力」

 

右下に映るスロットルの表示が丸を描き赤く染まる。

アフターバーナーがついている。

 

「ひゃっふうううう!!!!」

 

 

こんな超加速は久しぶりだ。

これでも限界でないっていうからフェニックスエンジンは怖い。技研怖い。

移動しているステラを捕捉した。

それもすぐに。

 

こちらの速さからしたら遅い。

120MMの射撃で沈める。

こっちだって精度はいいんだよ。外しはしないよ。

 

 

「タリサね、あとは貴様だけだ」

 

せっかくだ。

 

「CPーねぇねぇ。オープン回線にしてもいいよね!するね!」

 

そうして回線を開く。

返事なんて聞かないよ。

 

「タリッサちゃーん!近接戦闘が得意なんだよね?ならこの帝国の侍が受けよう!」

 

そういって突撃砲を地面に置く。

小声でマップにピンを差しておいてと言っておく。

日本の突撃砲ちょっと貴重だからね。

 

「来いよ、馬鹿チビがよ」

 

そういって僕は長い髪と髪飾りに触れて少しだけはにかんだ。

突撃砲を置き手にしたのは長刀二振り。

 

試製長刀、零式なんて呼ばれる前の特別な長刀。

数振りしか予備がない特殊装備。

 

「74式が薩摩の示現流をやる最適解だとしたら。試製長刀はその逆だ。それ以外の剣術すべてのためにある。正直に言おう。示現流を僕は知らないしやったこともない。帝国軍並びに斯衛なら教わるだろう。しかし僕は教わっていない。試製か零式長刀は示現流ではないものたちのための手だ」

 

手といった。しかしこれは手でも物理的な手ではない。

道という意味の手。74式より格段に選択肢が増えた。

それが本来の対人戦なら尚更。

 

こいつの欠点は生産性の低さと貴重が故投棄しづらいというかしないこと。

 

「こいやぁタリサぁ!!」

 

そして試製長刀の後にもう一つそれに合わせて作られたものもある。

これは本当に量産がされないただもう今はストックが少しあるだけの

 

試製短刀。

 

武士ならば、侍ならば。斯衛軍人ならば使いこなせると信じていたがやっぱり生産性が悪すぎて

却下。うちの部隊はそんなこと微塵も考えていません。

 

 

タリサはどこにいるかわからないけど確かACTVイーグルか

 

「うぉ!!ここにいる!?」

 

建物の陰から飛び出したイーグルは考えられないほどの加速力で天津風の懐に入ろうとする。

ACTVってまじまじと見たことないから見よ。なんか秘密あるっしょ。

 

長刀を片方担架装置にマウントし短刀をナイフシースから取り出す。

垂直2サークル、相手のほうが推力が高い。

でもパワーウェイトレシオならわからない。

 

「いっちょやるよ!!」

 

 

フットペダルを一気に押し込む。

重い機体をそんなに頑張って持ち上げて大変だなぁ!!

 

タリサは強引なベクトルを変える動きでこっちに向かってくる。

僕は推力があるとはいえ上昇気味、相手のほうが速度がある。

だったら一緒に落ちればいいか。

 

天津風とACTVは向かい合った状態で空から落ちる。

 

跳躍ユニットは空を向き相手に追いつかれないようにする。

初速はあちらが上。

ならばすぐに追いつかれる。

 

ただし上限があるのなら?逃げる距離が決まっていたら?

 

「天を穿つその剣、夕凪剣術・渦潮」

 

地面に着地する瞬間にタリサに向かって突きを放つ。

その空に向けた突きを予見したかのようにタリサは僕の正面のコースから外れ少し離れたところに着地する。

こちらは一瞬のためを上に向けて放った。だから落下の衝撃をすべては受け流せない。

少し機体が宙に浮く。

 

タリサはその分すべての反発エネルギーをこちらに向けれる。

膝をうまく活用しこちらへ向かってくる。

スラスターは全開。

 

僕は少し宙に浮いた機体を跳躍ユニットを使って地面をすべるように移動する。

少し後ろに下がり抜刀の姿勢をとる。

 

「こいよ!タリサ」

 

タリサはまっすぐにこちらへ向かってくる。

でもそんなのはお前じゃないよな。

 

どうせ後ろに回り込んで刺すんだろ。

 

空中でハイGターンするんだろ。

もう見たぞ。

 

上に上昇する前に叩けばいい。

瞬間出力だ。

足を地面につけながらも最大出力でロケット噴射をする。

 

足は耐えられずに少しずつ機体がきしむ。

 

「天津風ならいけるだろ、これだって何もかも試験だ!お前だってそう思ってるだろ!

行けるって!!!」

 

こんなに本気を出すのはもっと力を出したいから。

唯依姉に認められたいとかじゃない。

誰かに認められたい。それはたった一人。僕の胸の中のずっと見てきたであろうその人。

 

天津風だってそうだろう。

機体もだがあいつは僕をわかってくれてる。

 

タリサにはここで叩きのめされてもらう。

獲物は前に近づいてくる。

 

にやけてるだろ、タリサ。

勝ったって思ってるだろ。

 

日本の本気を見せてやる。

 

「殺生石なんかじゃないよ」

 

足は踏み出しまた機体は空を舞う。

一気に加速する。

速度計はみるみる回り景色は伸ばされたよう。

 

「霙」

 

その一閃は彼女よりも先に、彼女の思惑よりも先に機体を斬っていた。

そして何事もないようにバックブーストを駆けて静かに地面に立った。

 

「アルゴス2・3・4全機撃破。作戦終了」

 

「RTB」

 

試製長刀はまたしても修理が終わったイーグルを破損させた。

 

システムでは大破をこえ撃破。

機体全損、衛士は死亡。再回収しても使える部品なし判定。

 

そしてJIVESでないならば小破又は中破。

これまた修理が大変そう。

 

「恐るべしフェニックスエンジン」

 

 

 

 

 

 

 

システムがなくなると唯依姉への意識が強くなった。

ちょうど唯依姉の長刀が弾き飛ばされた(・・・・・・・)時だった。

喜ぶべきか嘆くべきか。

 

とりあえず唯依姉に勝ったんだ。

ようこそ帝国機の沼へ。




戦っちゃだめだよ


まじめな話

僕の書き方はやはり他の肩と比べてものすごく読みにくいと感じます。
原因はいろいろと考えられますし対策は少しずつですが一番最初よりは読みやすくしているつもりです。なので字数とかも他の肩と比べて少なく浅いような気がします。
設定とかも含めてです。しかしここまで来たからには最初ほうの話を変えるとかは無理でしょう。
がんばって少しずつですが話は終わらせたいので頑張ります。
前よりは読みやすくわかりやすくなっていると思っていますので何卒宜しくお願いします。
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