ラブライブ! ~ 目では見えない10人目 ~   作:kiss_sea

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 ようやくμ’sのメンバーが登場します。部分的にですが。


3小節目 アキバとアイドル

 ――その後、風呂上がりのことである。

 俺は小学校時分から使い続けている勉強机に父お下がりのノートパソコンを置き、世界規模の広がりをもつ某動画サイトにアクセスしていた。ちなみに上下スウェット姿。

 アルファベット一文字、ハイフン挟んで、また四文字。検索窓(サーチボックス)に打ち込んで、(つづ)りを間違えていないか何度も確認してからエンターキーを押し込む。

 表示されるミュージックビデオの数々。そのアーティストがいかに日本を席巻しているのかが手に取るように分かる。

 アップロードが新しい順番に並び変えた。一番上に示されたサムネイルにゆっくりとマウスポインタを合わせ、クリック――できなかった。

 “A-RISE  Rain of sorrow ――ナゲキノアメ――”。動画にはそう銘打たれている。

 何を尻込みしているんだ、馬鹿馬鹿しい。数時間前に彼女たちの曲をフルで聴いたばかりじゃないか。俺はこびりついた迷いを取り払おうと目を(つむ)って頭を左右に振るのだけれど、脳細胞のあと五パーセントぐらいが最後の砦とばかりに踏ん張るのだ。

 俺は、アイドルのことはよくわからない。イマドキの中高生を(とりこ)にするような魅惑的なダンスも、ファンの心を(つか)んで離さないサービス精神も。当然だ。どれだけメディアや周囲から吹聴されようと、俺はこの手の音楽ジャンルを、今まで他愛のないものだと食わず嫌いしてきたのだ。いや、もしかすると周囲に踊らされない俺かっこいい、って心の奥底で思っていたからかもしれない。その安っぽいプライドが、ここにきて俺の両足首をがっちりと捉えて固定するのだろう。もう一歩でゴールなのに、その一歩が踏み出せない。

 アイドルにもまた楽曲がある。そこには必ず旋律があり、それを後ろで支える伴奏があり、グルーヴのキモとなるリズム隊がある。俺はまだ知らないだけで頭を振りたくなるような縦ノリのリズムも、ユニークなベースラインも、日本人の琴線(きんせん)に触れる、憂愁(ゆうしゅう)に閉ざされた歌詞もあるかもしれない。そうだ。「かもしれない」んだ。聴いてもいないのに批判するのは愚の骨頂だ。ロックでもクラシックでもカントリーでもジャズでもゴスペルでも、そしてアイドルソングでも、それは同じだろう。だってそれらは、『音楽』なのだから。

 俺は、彼女たちの歌を聴かねばならない。斜に構えた考えを改めなければならない。日本人としてではない。ましてや同年代の中高生に置いていかれないようにするためでもない。一音楽ファンとしてそう思ったのだ。

 こうなれば力技だ。俺は歯を食いしばって足を踏み出した。俺を束縛(そくばく)していた自尊心は、衝撃を受けたトランプタワーのように(もろ)くも崩れ去っていった。

 

 

 五分ほどの間、ただ、イヤフォンから吐き出される一音一音に向き合っていた。

 最初にアコースティックギターの澄んだ音が二つ聴こえた。乾いた、しかし深みのある分散和音(アルペジオ)による伴奏(バッキング)に、ケルト風の(うれ)いを帯びたフレーズが乗っかっていく。スライドやヴィブラート奏法が多用された、歌うようなフレーズだった。その一音一音に意味が込められている。そんな気がした。

 最後、アルペジオとコード弾きが見事に重なり前奏が閉じられる。それと同時に、唐突な電気楽器のフィードバック・ノイズが静謐(せいひつ)な曲の雰囲気をぶち破る。 

 激しく歪ませたエレクトリックギターのコードバッキング。白玉系の和音弾きで分かりにくいが、数秒前まで奏でられていたイントロよりもテンポが早い。

 ベースとドラムというリズム隊が加わる。三種の異なった楽器は渾然一体(こんぜんいったい)となって、これから登場するであろう三人の少女たちを待つ。俺の足はすでに四拍子を刻み始めていた。

 そして、楽器たちはゲストを招きいれた。エイトビートとディストーションサウンドという形でもてなされたA-RISEの三人が、ユニゾンで歌詞を紡ぎだす。確か、こんな感じだったはずだ。

 

 ――宵闇(よいやみ)から降り注ぐ 冷たい嘆きの雨

   そうじゃないの 溶かしてよ あなたの腕の中で

 

 ロボットものアニメの主題歌かよと思ったのも束の間、ドコドコドコドコと忙しくバスドラムが蹴られる。間奏が始まった。負けじと食らいつくギターのゴリゴリとしたメタル系のバッキング。そして新たに加わるシンセサイザーの、仰々しさを感じるほどの燦爛(さんらん)とした電子音。それらにエレキベースの低音が噛みつき、絡み合い、まとめる。

 数秒の短い間奏を挟んで、再びヴォーカルに出番が回ってくる。間奏明けの出だしは、三人の女子高生の中でも最も老成した歌声から始まった。

 三人の少女たちが語る、胸が締め付けられるような悲恋の歌。病により愛する人を失い、たった一人残された女性の、張り裂けんばかりの胸の内を語っていた。曲名の通り、ただしとしとと降る雨のような歌詞は、疾走感のあるバックバンドの演奏に不思議と映える。

 歌が一巡りし、そして二巡りすると、ここぞとばかりにエレキギターの音量がブーストされる。16分音符ばかりが目立つ音数の多いギターソロだが、それは決して無機質な音の並びではない。女性が歌詞に乗せて吐露した痛ましい心情の数々が、その十数秒という短い時間に集約されていた。

 間奏が開け大サビに入ると、三人の少女たちが斉唱する後ろで、ストリングスがクラシカルな対旋律を奏でる。仰々しさがさらに五割増しし、思わず苦笑してしまった。

 歌詞が最後まで紡がれると、イヤフォンから伝わる音量はゆるやかに小さくなっていく。あれだけけたたましかったエレキギターもドラムスも、最後に登場しオイシイところをもっていったストリングス集団も何もかも、目の前から一歩、また一歩と離れていく。もう、この物語は終わりだよ、とでも言いたげに。

 そうして完全に音が聴こえなくなると、ふと、息苦しさに気づく。俺は呼吸をすることを忘れていた。

 フルマラソンを走ったあとのように、身体全体で酸素を肺に送り入れる。心拍数が平常時に戻ったことを体感してから、俺は一つ決意した。

 明日は楽器屋へ行こう、と。

 それからパソコンの電源を落とす。ベッドに潜り込んで、室内灯も消した。今日はヴァン・ヘイレンの『ジャンプ』を、バンドメンバー全員、狭い部室の中を飛び跳ねながら合わせたので――ドラマーなのに友弼もそれに加わったため、リズムがしっちゃかめっちゃかになってしまった――疲れた。

 けれども、寝れる準備は万全だというのに、一向に寝つけそうな気がしなかった。俺の脳内には三人の少女の蠱惑(こわく)的な甘い歌声が、それから二時間ほど響き続けていた。

 

 

 

 秋葉原には電車を乗り継いで二十分ほどで辿り着ける。自宅から高校までに要する時間と大きな差はない。

 休日ということを差し引いても、行き交う人々に秋葉原駅のプラットホームはいつも以上にごった返していた。何かあるのだろうか。疑問に思いながらも人の波を()き分け掻き分け、何とかベンチに腰を下ろすことに成功した。

 昨夜、床に就いてから今まで一睡もできなかったというわけではないが、普段より睡眠時間は明らかに短い。ビバ土曜日、それなら昼過ぎまで寝て過ごすことで不足した時間分を補填(ほてん)しようとしたが、朝からご機嫌な母が「今朝は瑞季の大好きなフレンチトーストよ」だなんて言うもんだから、息子のために腕を振るった母のために起床せざるをえない。食い物に釣られて起きたわけではない。断じて。

 昨晩テレビに出ていた誰かみたく大あくびを一つ。春の穏やかな陽気も加わって、まだ午前中だというのにすでにうとうととしている。自販機で缶コーヒーでも買おうかな。

 ある程度駅構内が空いてきたのを見計らってから、半分閉じた眼でとぼとぼと歩いて、改札を通って駅の外へと出た。道中すれ違う人に幾度か肩や肘がぶつかり、その度に睨まれた。だがしょうがない。こんな体調(コンディション)だし。

 しかし俺のその寝ぼけ(まなこ)は、駅前にできた長蛇の列から発せられる喧騒(けんそう)に覚まされることになる。

 なんだ? と思った矢先。とある高層ビルの壁面に据え付けられた大型ディスプレイから、

「みなさーん! 私たちのライブへようこそ!」伸びやかな声が響き渡った。

 交響楽団でも呼べそうなほど広大なコンサートホール。その舞台(ステージ)の上に、三人の少女が一糸乱れぬ動きで躍り出る。青白いピンスポットライトに照らされ部分的に明るくなっているそこに、優木あんじゅ、統堂英玲奈、そして二人の間に綺羅ツバサが立つ。

 ナマA-RISEの姿が観客に視認されるや否や、超満員のホールは絶叫と歓声の飛び交う興奮の坩堝(るつぼ)と化した。野郎ばかりが詰めかけているかと思えば、黄色い声も端々(ふしぶし)に聞こえる。

「今日は楽しんでいってね! それじゃ、一曲目いくよっ。『Private Wars』!」

 綺羅が高らかにそう叫ぶと同時に、例のテクノ風イントロが会場を包む。三人の少女たちが滑らかに舞い始めると、観衆のボルテージは一瞬にして最高潮に達する。

「これ、三か月前ぐらいにここであった」「そうそう」「やっぱり俺はあんじゅちゃん推しだなあ。ゆるふわたまんねえ」「このライブ、ツバサちゃんのMC超おもろかったぞ」「ああ英玲奈さま、いつ見ても見目麗(みめうるわ)しいわ」 

 行列からの騒ぎ声は一層大きくなった。どうやらこれは過去のライブ映像らしい。

 列の最後尾にふと、真っ黒な髪の毛を深紅のリボンで二つ結びにした小柄な少女――おそらく背格好からすれば中学生、ともすれば小学校高学年かもしれない――が新たに並ぶ。十代から二十代の若者ばかりが集うこの群れにふと興味を抱いた俺は、少女に歩み寄り、

「あの、ちょっとよろしいですか」事案が発生しないように細心の注意を払いながら、声をかけた。最近の世の中は些細(ささい)なことで不審者呼ばわりされるから困る。

「なに」少女は(しち)面倒くさそうに、「今忙しいんだけど」と俺をじっと睨む。その純度の高いルビーのように、赤く、一点の(くも)りもない瞳からは意思の強そうな娘だなという印象を受ける。

「こ、これは大変失礼しました。いやその、この行列が気になってしまって。何かあるのかな、って」その上背からは想像できない迫力に気圧(けお)され、俺は萎縮(いしゅく)してしまう。年下の娘に及び腰とは情けない。

 少女はしかし、信じられないとばかりに口を五秒ほどぱくぱくさせて、

「……あんた、じゃあ何しにこんなとこほっつき歩いてるの?」と、逆に問い返してきた。

「え」買い物にいく途中に通りかかっただけなんですが。

「え、って。今日はA-RISEのライブが彼女たちのホームグラウンド、ここUTX学院コンサートホールで盛大に行われるんでしょ。当日券組は早めに来ないといい席取れないし」さも当然という口ぶりで彼女は言う。

 俺は高層ビルを見上げた。昨日のバラエティ番組のロケ地。冒頭にA-RISEの彼女たちが歩いていたのも確かこのあたりだ。

「……そうなんですか?」なるほど。駅構内が混雑していた原因が判明した。

 状況が全く理解できていない俺に、少女は苛立(いらだ)ちに口元をわななかせ、

「あんた何も知らないのね」

「すいません」

「A-RISEのファンは開場を今か今かと待ってるの。こうして、事務所が用意してくれた前回のライブのダイジェスト見ながらね。そういうわけで悪いけど、取り込み中だから」

「ごめんなさい」

「ライブにも心の準備ってもんが必要なのよ。ステージに立つ彼女たちを目いっぱい、心の底から応援するっていう準備がね。それを邪魔されたわけ。あんたに」

「陳謝いたします」さっきから頭を下げてばかりいるのは気のせいではないだろう。

「わかったらどっか行って。こちとら迷惑なの」言い切って、少女はぷいと顔を背けた。こう一方的に突き放されては、こちらとてすごすごと引き下がるほかない。俺は最後にもう一度「お忙しいところをお邪魔してしまったことをお詫びいたします」と彼女に謝辞を述べてその場を去る。返事はなかった。ある意味、声かけ事案で警察沙汰(ざた)になるよりも悲しい結末な気がする。

 はあ。俺の口からはため息が漏れる。

 せっかくの土曜日に早朝から叩き起こされ、眠い目をこすりこすり辿り着いた行き先では、年端もいかぬ少女に冷たくあしらわれる。なんて日だ。

 俺はもう一度嘆息すると、足早に学院前を後にした。こうしている間にもUTX学院前にできた蛇の体長は、少し、また少しと長くなっていく。

 

 

 小木(おぎ)楽器店までは秋葉原駅から歩いて五分とかからないのだが、さまざまな不幸が重なって牛歩となり果てた俺の足どりでは、到着までにいつもの倍以上の時間を必要とした。

 電気街の脇にひっそりと店を構えてはや数十年。今やアキバはサブカルチャーのメッカと変容しているが、こぢんまりとしたこの楽器屋は時代の波をものともせず、細く長く生きながらえている。なんでも、父が高校時代にバンドを組んでいた時代にはすでに元気に営業していたようで、創業は少なくともそれ以前ということになる。この店は、物心ついて間もないころから父によく連れられて来店した俺の馴染みの店であり、バンド練習のためにしょっちゅう利用する最寄りのレンタルスタジオでもあり、そしてなにより――。

 アルバイト先、である。音楽というのは本気で取り組めば取り組むほど金を食う趣味である。楽器やそれに付随(ふずい)する機材(例えばアンプやシールド、エフェクターなど)を購入するために金が必要なのはもちろんのこと。ギターならば、弾くほどに金属弦が劣化の一途を辿るため、頻繁に交換してやらねばならない。交換用の新品の弦を手に入れるために、(ぜに)が要る。それにスタジオレンタル代、楽譜(スコア)代、ライブハウスで演奏するならその出演料などなど。もろもろの費用を、上流階級の家庭でもない高校生の小遣いから捻出(ねんしゅつ)しろ、というのは無理な話である。

 この楽器屋で働くのもメリットがある。スタジオを借りるにしても、機材を買うにしても定価より幾分か安くしてもらえるし、店じまいした後には、店内に並ぶ売り物の、それもおいそれと買い求めることができない価格帯の代物――例えば一線級で活躍するプロギタリストの使用モデルとか――を、思う存分弾き込むことができたりする。

 長年の風雨に(さら)された関係ですっかりペンキが()げ落ち、店名がきわめて読み取りにくい店先に立つ。しかし経営者ながら致命的なまでにものぐさな店主は、一向にそれを直そうとしない。

 毛羽立ったエレキギターの音色と、調子の外れた酔っ払ったような歌声が、窓ガラスをやすやすと貫通して外にいる俺の耳に入ってくる。実際に見なくてもわかる。これは決して、訪れた客が店内にあるめぼしい商品を試奏しているわけではない。ジミ・ヘンドリックス版の『ジョニー・B・グッド』を、なりふり構わず爆音で弾き語れるのは、俺が知っている中ではただ一人しかいない。

「近所からいい加減苦情来ますよ、店長」

 俺は雑多にギターが陳列された店内に足を踏み入れるなり、げんなりするほど本日も平常運転な店長に諫言(かんげん)した。

「んん? 瑞季くんじゃないか。確か今日はシフト、入ってないはずだけど」パイプ椅子に腰かけているこの店の店長、小木(おぎ) (あつし)は、しかしスティーヴィー・レイ・ヴォーンモデルのストラトキャスターをかき鳴らす手を止めない。「サービス残業ならぬサービス休日出勤かい。いや気持ちは嬉しいんだけどねえ、今日は見ての通り朝っぱらからだーれも来ない」

「違いますよ。買い物に来たんです」

「えっ、セッションしに来た? よしそれじゃあ、手始めに『スタンド・バイ・ミー』でもやろうか」

「だから違えよ! どうやったら買い物をセッションに聞き間違えるんだよ!」

「じゃあ俺のソロからね。早くギター準備して。好きなの使っていいから」

「人の話聞けよ! っていうかギターうるせえ!」

 俺の心からの叫びは、閑古鳥(かんこどり)が鳴く店内に(むな)しく響き渡る。今日もこの人をツッコむ役回りになるのだろうか。俺は今日何度目か分からないため息をついた。

「ああっ。瑞季さんっ」

 ふと、奥から舌足らずな声。それは、切れかけてチカチカと点滅する蛍光灯の真下に置かれた、ショーケース付きのレジカウンターからであった。「小木楽器」と白字で書かれた紺色エプロン姿の少女が一人、来るはずもない客を待ち受けている。ちなみにこのエプロン、肝心の店長は着用していない。店の最高責任者としてあるまじき暴挙なのであるが、いつものことなのでもはや気にも留めていない。

「やあ、春乃(はるの)ちゃん。今日も働かされてるねえ。誰かのせいで」

 彼女、小木 春乃は、店長の一人娘である。今日も今日とて、本業を忘れて店内の商品をつついて遊んでばかりいる父親に代わり、一人で店を切り盛りしている。何やってんだか。

「あはは。ええ本当に」騒音公害の原因がピタリと止まった。実の娘にフォローの一つもされないことがそれほどショックだったのか。「瑞季さん、今日はどうされたんですか?」

「ああ、ええと。ちょっと欲しいものがあってね」

「欲しいもの、ですか? あ、ひょっとして」春乃ちゃんは指をもじもじとさせて、「わたし、ですか? もう、瑞季さんったらダイタンですぅ。でもそこがステキっ」いえ違います。楽譜買いに来ただけです。

「なにい! いくら気心の知れた瑞季くんとはいえ、ウチの愛娘(まなむすめ)との縁談は俺の目の黒いうちには許すわけにはいかねえ」店長が噛みついてきた。ああもうこの親娘共々めんどくせえ。

 俺は二人を相手にしないことを決めこみ、お目当てのブツを店内の本棚から探し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 レイヴォーンモデルのギターがこんな店にあるとは思えませんが、まあそこはフィクションですしご愛嬌。
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