とはいえ、隔月投稿になりそうです
ジェネレーションワールド
それは、ジェネレーションシステムが形成する世界
その世界は多種多様の世界が混じり合って、数多の人型機動兵器の
そのMSを用いて、人々は争い続けた
幾度となく争い続け、ある時から人々はある目的のために一つになった
それは、ジェネレーションシステムの破壊である
ジェネレーションシステムは、多くの人々が住むその世界の破壊を目論んでいることがわかったのだ
それを阻止するために、多くの犠牲を払いながらも、人々は戦い続けた
そして、今この時
その戦いに終止符が打たれようとしていた
「急げ!
『わかってる!』
『システムを破壊したら自爆って、ベタ過ぎるだろ!?』
彼らは、そのジェネレーションシステムを破壊するために突撃した部隊の一員だった
彼ら三人が乗っているのは、作られた形式は違えど、特徴的なデュアルアイとV字形のアンテナが取り付けられていた
三人の所属する部隊は、激戦を潜り抜けて最下層に至り、ジェネレーションシステムの破壊に成功した
だが、ジェネレーションシステムを破壊した直後に自爆シークエンスが発動
脱出に移ったが、特に先頭で戦っていた三人が遅れてしまっていた
この三人は元々、普通の学生だった
だがある日、三人でゲームセンターに行き戦場の絆というゲームで遊んでいた時に突如、強い光が溢れ、気づけば三人はジェネレーションワールドに居た
そして、たまたま近くに居た部隊
フリーのMS部隊、スピリッツに保護された
保護された当初、三人は戦う事を拒否していた
自分達は関係ない、ただの学生だと
だが、スピリッツの人々と接していき、様々な戦いを見ていく中で、彼らは他人事ではないと感じた
確かに、彼らが住んでいた日本は平和で、戦争という事柄には縁遠かった
だが、他国では様々な理由で争いが起きていた
それを考えると、三人は居ても経ってもいられなかった
自ら願い出て、三人は必死にMSの操縦技術を磨き上げていき戦場に立った
そんな中で三人はまさしく三位一体の連携と、屈指の操縦技術を得た
それこそ、二つ名を与えられるほどに
三人が機体を必死に進ませていると
『頑張れ、三人共! もう少しだ!』
『頑張ってください!』
『あと少しだ!』
という、聞き慣れた声が聞こえた
そして、三人の機体の先には部隊の母艦が待っていた
それを見た三人は、思わず口を開いた
「俺達に構わず、行ってください!」
『俺達の機体なら、間に合います!』
『だから早く! 爆発に巻き込まれます!』
すると、僅かに間をおいて
『……わかった、すまん!』
と聞こえて、母艦は少しずつ地面から離れていった
十数秒後、直哉が
「二人共、そのまま聞いてくれ……」
と、真剣な様子で通信を始めた
『なんだ?』
『どうした?』
一夏と弾は直哉の思いつめた声を聞いて、問い掛けた
「今、計算した結果……母艦が爆発に巻き込まれると出た……」
『おいおい……』
『マジかよ!?』
直哉の言葉を聞いた二人は絶句した
母艦には、自分達の恩人達が乗っている
その母艦が爆発に巻き込まれ、さらには、爆発によって落ちてくるであろう数十トンの土砂や瓦礫
いくら戦艦とはいえ、その質量には耐えきれないのは明々白々だ
「だけど、一つだけ、助けられるかもしれないんだ……」
『その方法は!?』
『なんだ!?』
直哉の言葉を聞いた二人は、声を大きくして直哉に問い掛けた
直哉は一瞬、口をつぐむと
「 かなり命がけだがな……」
苦い表情でその方法を告げた
方法を聞いた二人は一度驚きの表情を浮かべるが、すぐに獰猛な笑みを浮かべ
『ハッ! 上等じゃねぇか!』
『それで助けられるなら、やってやる!』
「OK……だったら、行くぜ!」
三人は顔を見合わせると頷いて、進路を変えた
MSデッキから、船底へと
『お前達! なにを!?』
三人が誘導ビーコンを振り切って、船底に向かったことに、白髪混じりの男性、ゼノン・ティーゲルは驚いた
「艦長もわかってるんでしょ? 爆発に巻き込まれることを……」
『っ……!』
直哉の言葉に、ゼノンは口をつぐんだ
どうやら、間に合わないとわかっていたらしい
『俺達が押し上げます!』
『それなら、間に合います!』
一夏と弾が続けて言うと、モニター上に次々と男女の顔が映り
『戻れ、お前ら! それは、俺達がやる!』
『そうです! あなた達には、帰る場所があるんでしょう!?』
『戻れ、戻るんだ!』
と悲鳴混じりで言ってきたが、三人は首を振り
『確かに、俺達には帰る場所があります……』
『だけど、それはこの部隊も同じなんです!』
「家を守ることに、なんの躊躇いがありますか? それに、もしもの場合は、犠牲は少ないほうがいい……でしょ、艦長?」
三人の言葉を聞いたゼノンは、唇を噛み締めると
『MSハンガーに通達、ハッチを閉鎖せよ……』
苦い表情をしながら告げた
『ゼノン!』
『艦長!?』
ゼノンの命令を聞いた他の隊員達は、驚愕していた
『わかってくれ……ワシには、クルーを守る義務があるんだ……』
ゼノンは辛そうに言うと、通信画面越しに三人を見ると
『お前達……すまない……』
と、頭を下げた
すると三人は、笑みを浮かべて
「任せてくださいよ、艦長」
『俺達とガンダムなら出来ます!』
『信じてくださいよ!』
と断言した
ガンダム
それは、このジェネレーションワールドでは特別なMSである
必ずと言っていいほど、歴史の変わり目や象徴として作られては、歴史とパイロットの人生などを変えてきた
そして、三人が所属する部隊は全員がガンダムに搭乗しており、もちろん、三人の機体もガンダムである
三人が所属した部隊はそのガンダムを用いて、様々な困難な任務や激戦を潜り抜けてきた
途中では、不可能と思われたことすらも成し遂げたのだ
通信が切れると、三人は頷いて
「行くぞ!」
『おうよ!』
『やるぞ!』
三機で戦艦の船底に回り込み、機体のマニピュレーターを船底に当てた
「オオォォォォ!」
『上がれェェェ!』
『オラァァァァ!』
三人は三者三様に声を張り上げながら、機体のスラスターを全力で吹かした
コクピット内には警報音が鳴り響き、爆発が迫ってきているのを知らせていた
三人は片手でパネルを操作して、警報音を止めた
少しでも、意識を集中したいがためだった
三機で押し上げ始めたことにより、戦艦は確実に上昇していく
「『『いっけぇぇぇ!』』」
三人が揃えて声を上げたタイミングで、戦艦は長かった縦穴から出たが同時に爆発の衝撃と爆焔が戦艦を激しく襲った
だがそれもあり、戦艦は完全に安全圏に脱した
しかし、船底を押していたはずの三機のガンダムの機影は無かった……
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
場所は変わり、ある学園の一室
そこでは数十人の女性達が、パソコンに向かいキーボードをタイピングしていたり、書類を見つめて唸ったりしていた
そんな中で、一際目を惹く女性が居た
その彼女の名前は
彼女は世界規模で有名人だが、今現在はこの学園
IS学園の教師をしている
IS学園と言うのは世界で唯一、ISを学ぶ学園である
ISとはなにか
正式名称をインフィニット・ストラトスと言い、高機能なマルチ・パワードスーツである
このISは今から十年前に、天才(災?)科学者の
発表した束博士としては、宇宙進出及び、宇宙開発のために使いたかったらしいが、紆余曲折あり、今はスポーツ用として落ち着いている
そして、千冬はISの世界大会で優勝を果たした人物で《ブリュンヒルデ》の称号を与えられた
閑話休題
その千冬は一仕事終わったらしく、コーヒーを飲んでいた
すると、メガネを掛けた童顔の女性が近づいて
「ようやく、一段落つきましたね……」
と疲れた様子で、語りかけた
現在の季節は二月末
一般的に、もうすぐで入学式と卒業式の時期である
それはここ、IS学園も例外ではない
この職員室に居る女性達は、それらに関する書類やデータを纏めていたのである
「そうだな、山田君は大丈夫か?」
千冬は同意すると、メガネを掛けた女性
「あははは……まあ、私は大丈夫です。単純な作業なら得意ですし」
真耶はそう言いながら、コーヒーをカップに注ごうとした
その時だった
職員室内に甲高い警報音が鳴り響いた
『IS学園裏のビーチにて、異常電磁波を感知! 教師部隊は大至急展開せよ! 繰り返す!』
その放送を聞いた千冬は、カップを机に置くと立ち上がって
「全員聞いたな!? 速やかにISを装着して現場に向かうぞ!」
「「「「「了解!」」」」」
このIS学園で何かトラブルが起きた場合、千冬が全指揮権を有している
理由は、彼女が世界大会で優勝していて、それを知っている学園長が彼女に一任したからである
「山田君、行くぞ!」
「はい!」
十数分後、三十近いISが砂浜に展開していた
「ここら辺のはずだが……」
と千冬が周囲を見回していると、真耶が
「織斑先生、あれを!」
と指差した
全員が視線を向けると、巨大な青白い雷球がバチバチと放電していた
それを見た千冬は、ISに装備されている長刀を構えた
「なんだアレは……各員、警戒態勢で待機」
「「「「「了解!」」」」」
千冬の命令を聞いて、全員は武器を構えた
その直後、雷球の放電が強まり、雷球が徐々に膨張しだした
それを見た全員が武器を向けた直後、強烈な光が全員の視界を覆った
光はすぐに収まり、雷球があった場所を見ると
「なんだあの機体は……」
そこには、三機の巨人が存在した
その三機は一見するとバラバラだが、頭部だけは似ていた
「織斑先生、あの機体は一体……」
「わからん。だが、警戒は怠るな」
真耶からの問い掛けに千冬がそう答えたタイミングで、三機は光り出すと、急速に縮んでいった
そして気づけば、三機の巨人があった波打ち際には、パイロットスーツを着た人間が三人倒れていた
「人、ですね……」
「そのようだな。各員、ゆっくり近づけ」
千冬の命令に従い、全員は低速で倒れてる三人に近付いた
だが、三人はピクリとも動かない
顔を確認しようにも、装着されているヘルメットのバイザーが下ろされていて、見えなかった
体格的には、若い男といったところである
千冬と真耶は持っていた武器を置くと、軽くヘルメットを叩いた
がやはり、三人は動かない
それを確認した二人は、ヘルメットを外すことにした
「む、こうか……?」
と千冬が苦心していると、カチッという音がして、ロックが外れた
ロックが外れたのを確認した千冬は、ゆっくりとヘルメットを外した
すると、まず出てきたのは長い赤髪だった
そして、その人物の顔を見て、千冬は固まった
「五反田弾だと!?」
その人物は、行方不明になっている三人のうちの一人だった
すると、真耶のほうもロックが外れたらしくヘルメットを取っていた
そして、その人物も千冬は知っていた
「神崎!?」
その人物もまた、行方不明になっていた一人だった
そして、その二人は同じく行方不明になっている千冬の弟の友人だった
千冬は藁にもすがる思いで、最後の一人のヘルメットのロックを外して、ヘルメットを取った
そして、その人物の顔を見て、千冬は持っていたヘルメットを落としてしまった
「一、夏……」
その人物は、千冬が二年間探し続けていた弟だったからだ