ISGジェネレーション   作:京勇樹

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バルバドロ2

「こうして、この世界での戦闘は終わった……って、言いたかったんだけどなぁ……」

 

と一夏が言った

その時

 

『この信号は!?』

 

『奴か! 全員、構えろ!!』

 

あの信号が、感知された

その直後、あの機体

MA、バルバドロが現れた

ガンダムファイター達は既に各国の艦艇に回収されて居なかったが、近くには残骸やデスアーミーが浮いている

その残骸が再生してガンダムとなり、浮いていたデスアーミーが再起動した

そのタイミングで、ハルファス・ベーゼが現れて

 

『また現れたか……戦士達よ! 我に続け!』

 

と言って、ビームサイズを構えた

 

『マーク、大変だ。各国のコロニーが、地球に向かって動いている! このままでは、地球に落ちるぞ!』

 

『やるしかないな……スピリッツ全機、行くぞ!』

 

『了解!』

 

ゼノンとマークの話を聞いて、スピリッツはバルバドロに向かって突撃した

そのスピリッツに対して、デスアーミーやガンダム達が迎撃を開始した

だが、ガンダム達と戦った直哉達は違和感を覚えた

 

『こいつら……大したことないな』

 

『ああ……無人機か?』

 

『技が、失われてるな』

 

そのガンダム達から、一流の技が失われていたのだ

すると、アプロディアが

 

『恐らくは、ニューロだろう。情報収集端末をパイロット代わりにしたのだ』

 

と言った

よく分からないが、AIなのだろう

AIに、一流の技が再現出来る訳がない

スピリッツとアプロディアは次々と撃破しながら、バルバドロに接近していった

バルバドロはコロニーと共に、少しずつだが地球に向かっている

それを阻止するために、スピリッツは道中に居たデスアーミーやガンダム達を撃破していく

その数は圧倒的だが、技も何もない無人機に負ける道理はない

 

『嘗ての技の面影もないな!』

 

『むしろ、これがファイター達への侮辱になるな!』

 

『遠慮せず、撃破しろ!』

 

スピリッツはそう会話しながら、ガンダム達を撃破していく

己の技をもって

それが、せめての礼儀だと

ガンダム達は全て撃破したが、デスアーミーが中々減らない

やはり、元々の数が圧倒的なのだろう

だがそれでも、スピリッツは進んでいく

その時、スピリッツが散開

そこを、アークエンジェルのローエングリンが走った

ローエングリンによって次々とデスアーミーは蒸発していく

それによって開いた穴を、スピリッツ本隊が更に拡大させる

そして、バルバドロに近づいた時だった

目の前に、デビルガンダム四天王が現れた

勿論、中はニューロだろう

元々の機体性能が高いために、かなり動きがいい

しかし、手こずる訳にはいかない

だから

 

『隊長、行ってください! こいつらは、俺達が押さえます!』

 

と直哉が言った

それに続くように、一夏と弾が

 

『こいつら程度、押さえてみせます!』

 

『だから、行ってください!』

 

と言った

数瞬後

 

『頼んだ』

 

とマークは短く言うと、バルバドロへと向かっていった

それを阻止しようと四機が動いたが、それを更に直哉達が阻止した

 

『隊長に任されたんだ……やるぞ!』

 

『了解!』

 

『任されて!!』

 

三人はそう会話すると、一気に接近していった

 

『やっぱ、性能が違うな……だが』

 

『機体の性能が良くても、その性能を活かしきれないと』

 

『ただの木偶人形なんだよ!』

 

三人はそう言いながら、デビルガンダム四天王を終始圧倒し続けた

そして、三人が四機を撃破した

そのタイミングで、爆発が起きた

見てみると、バルバドロが爆煙に包まれていた

どうやら、攻撃が当たったらしい

 

『今度は実弾も混ぜたけど……どうかしら?』

 

『……いや、まだだ!』

 

マリアの言葉の数秒後、マークが緊迫した声をあげた

すると、爆煙の中から無傷のバルバドロが姿を現した

 

『あれほど撃ち込んだのに、無傷!?』

 

『どんな装甲をしてやがる!!』

 

『マーク、もう残弾がないよ!?』

 

『予想より堅かったか……』

 

とスピリッツが口々に会話していると、またワールドシグナルが発せられて、バルバドロは消えた

それを見て、ハルファス・ベーゼはビームサイズを振って

 

『また逃したか……忌々しい……だが、必ず撃破してみせる!』

 

と言って、何処かに去っていった

ふと気付けば、デスアーミーも機能停止していた

バルバドロが居なくなったからだろう

マークはそれを確認したからか

 

『スピリッツ全機、マザーに帰還するぞ。新しい依頼が来ているからな』

 

と言って、機体を翻した

それに続いて、スピリッツ本隊も次々と帰還していった

 

「バルバドロ……まさか、残骸から機体を再生させるなんて……」

 

「凄い機能だね~」

 

と言ったのは、簪と本音である

それほどまでに、残骸から再生させたのが信じられなかったのだろう

 

「本当に、バルバドロには困らされたよな」

 

「ああ、防御もだが、全ての機能にな」

 

「何回もな」

 

三人はそう言うと、一回深呼吸してから

 

「次に向かったのは、AC世界」

 

「そこでは、地球圏統一連合が地球圏を支配していた」

 

「だが、当然ながら反発もあった……そして、俺達が向かったのはAC195年……長い闘争の終わりの年になります」

 

三人がそう説明すると、映像が始まった

宇宙から、地球を眺める映像が

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