「次の世界、アフターコロニー世界」
「その世界はUCの連邦と同じような統治機構がありました」
「それが、地球圏統一連合……地球連邦と同じように地球からコロニーを支配していた……だけど、圧倒的武力による併合……それに反発する勢力が出るのは当たり前だった……コロニーは、五機のガンダムを開発し、地球に下ろした……作戦名、オペレーション・メテオ」
三人がそう言うと、その五機のガンダムとパイロット達が映された
ウィングガンダム ヒイロ・ユイ
ガンダムサンドロック カトル・ラバーバ・ウィナー
ガンダムヘビーアームズ トロワ・バートン
ガンダムデスサイズ デュオ・マックスウェル
シェンロンガンダム
彼等は皆、厳しい訓練や審査を越えた者達だ
「たった五人だと?」
「いくらなんでも、五人で世界に戦いを売るだなんて……」
と言ったのは、千冬と真耶である
どうやら、いくらガンダムでも無謀だと思ったようだ
「言っとくけど、後の世界で四機で世界に戦いを売ったチームも居るからね」
「まあでも、無謀には変わりない訳で」
「勝ち負けを繰り返したな」
三人がそう語ると、一機の機体が大気圏降下を開始していた
見えたのは、鳥を彷彿させる機体
ウィングガンダムだった
ウィングガンダムはバード形態で大気圏降下をしている
よく見ると、それを追い掛けるように一機のシャトルが居た
「このシャトルには、OZ所属の特務仕官でライトニング・バロンと呼ばれていたパイロット。ゼクス・マーキスが乗っていた」
「しかも彼は、この世界での量産型機。リーオーで戦闘を仕掛けたんだ」
「しかもそれで、ウィングの動きを封じることに成功してるしな」
三人がそう言うと、赤熱気流が収まったタイミングで戦闘が始まった
この時三人は、ゼクスの詳細を敢えて話さなかった
後で構わないと判断したからだ
「それと、俺達は今回コロニー側の依頼を受諾」
「五機のガンダムは、バラバラに行動を開始したから、それに合わせて部隊を幾つかに分けて行動を開始」
「俺達は、地球圏統一連合に対する破壊工作を中心にしながらの遊撃をすることになった」
三人がそう言うと、映像が変わった
場所は、とある渓谷
その谷間を、三機が飛んでいる
気付くと、一夏の機体が変わっている
背中から、緑色の粒子
GN粒子を出している
「一夏の機体……ダブルオーに似てるな」
と言ったのは、箒である
確かに、意匠は非常に似ている
「この機体は、ガンダムエクシア。ダブルオーの一つ前の機体だ」
と一夏が言うと、機体の性能が表示された
ダブルオーと違うのは、GNドライブが一つというところだろう
基本的武装は似ている
弾機は銃剣が変わっているが、機体は変わっていない
その弾機は直哉機に乗っている
『目標まで五百……一撃離脱だぞ、いいな?』
『了解』
直哉の言葉に、二人は斉唱で返した
その時、飛んでいた先に基地が見えた
かなり大規模の基地である
そして、三機が基地を攻撃しようとした時、基地が爆発した
『爆発した!?』
『なんだ!?』
『攻撃中止!』
三機が基地の上空を飛んだ時、爆炎の中にガンダムを見つけた
ビームグレイブを装備した機体
シェンロンガンダムだった
『シェンロンだと?』
『ということは、五飛か?』
『……予定とは違うぞ? どういうことだ?』
と三人が困惑していると、シェンロンガンダムがビームキャノンを三機に向かって撃ち始めた
『ちいっ!』
『なに考えてやがる!』
『こちらは、傭兵部隊の者だ! 撃つな!』
直哉がそう通達すると、ビームが止まり
『傭兵部隊? ……ふん、金の亡者か。何用だ? 弱者は要らんぞ』
と馬鹿にしたような声が聞こえた
『野郎……』
『落ち着け……この基地は、俺達がやる予定だった……そちらは、一つ隣の基地の筈じゃなかったか?』
直哉がそう問い掛けると、五飛は
『ああ、あの基地ならとっくに片付けた。弱すぎて話にならん』
と断言した
どうやら、既に破壊したらしい
『貴様らも、邪魔はしてくれるなよ?』
五飛はそう言うと、何処かへと去った
『やれやれ……プライドが高いとは聞いていたがな……撤収するぞ』
『了解』
直哉の指示に従って、三機は撤収した
そのタイミングで
「なんて奴よ……」
と鈴が呟いた
「一夏達だって、相当の手練れなのに……」
どうやら、三人を弱者呼ばわりしたことに反応しているようだ
「まあ、五飛のプライドが高いのもあるが五飛の自説だな。女と弱い奴は戦場に出るなっていうな」
弾のその言葉に、メンバーの殆どが顔をしかめた
恐らくは、偏見だと思ったのだろう
戦場に、男も女もないと
ふと気付くと、場所が変わっていた
場所は、砂漠だった
三機は機体を薄茶色のマントで覆っていて、被発見率を下げて行動していた
『確か、この近辺で合流の筈だが……』
『貴殿方が、合流予定の傭兵部隊ですか?』
弾が呟くと、優しそうな少年の声が聞こえた
そして気付けば、周囲には夥しい数のMSが展開していた
『そうなるな、カトル・ラバーバ・ウィナー……俺達は傭兵部隊、スピリッツの者だ』
『そのようですね……良かった、強そうな人達だ』
カトルはそう言うと、ある方向を指し示し
『あちらに、対象の基地があります。行きましょう』
と言った
『了解した。道案内を頼みます』
『わかりました』
そして三機は、カトルの部隊と移動を開始した