ISGジェネレーション   作:京勇樹

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作者、GX好きなんです


救出戦

「これを最後に、AC世界では戦闘は一切起きなくなったそうです」

 

「そして、俺達は次の戦場に向かった」

 

「その世界は、AW15年……地球連邦と宇宙革命軍の間で度々行われた戦争……第七次宇宙戦争が終結した15年後の世界」

 

三人がそう言うと、映像が変わった

場所は地上

スピリッツの他に、地上を移動する船が四隻が居た

 

「俺達はバルチャー船、フリーデンに雇われて、とある研究所に向かっていました」

 

「誘拐された少女、ティファ・アディールを助けるために」

 

一夏と弾がそう言うと、セツコが

 

「バルチャーとは、なんですか? 確か、禿鷲という意味だったはず……」

 

と問い掛けた

 

「彼等は戦争で荒れ狂った世界で生きるために、放棄されたMSを回収、修理して武装した集団だな。中には、強盗する連中も多いな。その行動が禿鷲に似てるから、バルチャーと呼ばれるようになったらしい」

 

と言ったのは、直哉である

その時、各船から次々とMSが出撃を開始した

その内の一隻からは、ガンダムタイプが三機出撃した

 

「彼等はフリーデン。バルチャーの中では珍しく、はっきりした目標とガンダムを有したバルチャーです」

 

と一夏が説明した直後、警報音が鳴り響いた

 

『前方に高エネルギー反応……これは……ビーム、来ます!』

 

『回避!!』

 

ミラ・ルナの警告の直後にマークが回避を指示

それと同時にスピリッツは回避したが、一隻のバルチャー船は直撃を受けて爆散した

 

『この威力は……MSじゃない。MAか!』

 

そのビーム

正確には荷電粒子を撃ったのは、件の研究所が入手したMAだった

どうやら連射は利かないらしく、一定の間隔で撃ってきていた

しかし、その狙いはかなり正確だった

 

『嫌に正確に撃ってきやがる!』

 

『マザーの足が速くなかったら、当たってたぞ!』

 

『MAの照準装置が正確……だけじゃあ、説明が付かない……まさか』

 

とフリーデン代表、ジャミル・ニートが言った直後だった

近くの丘陵地帯から、次々とMSが現れたのだ

機体は、地球連邦軍の量産型機、ドートレスだった

しかしそのカラーリングは、件の研究所

アルタネイティブ社の所属を示していた

 

『隊長!』

 

『MS戦闘、開始!』

 

『了解!』

 

『こちらも、交戦開始!』

 

『了解!』

 

『待ってろよ、ティファ!』

 

マークの指示に続くように、ジャミルも指示を出した

それに、ガンダムパイロット達も返答して、行動を開始した

特に、最後に返答したパイロット

ガロード・ランは気合い充分といった様子だった

 

「ガロード・ランとティファ・アディール……この二人が、この世界での戦争の鍵となる子達だな」

 

「ああ……」

 

「過ちは、繰り返させない……か」

 

と話している内に、フリーデン隊とスピリッツはアルタネイティブ社のMS隊を次々と撃破していった

その時、一夏が

 

『なんだ、これ……隊長、奴等が現れた丘陵地帯に、妙な物を見つけました! データ、送ります!』

 

と報告した

 

『これは……有線式中継器か? ……そうか、そういうことか……トライアド2、破壊しろ!』

 

『了解、破壊します!』

 

マークの指示に従い、ビームライフルを連射

見つけた物を破壊した

 

『隊長?』

 

『こいつらが得た座標データを、有線式データリンクで送信していたんだ。だから、照準が正確だったんだ』

 

『なるほど……そういうことでしたか』

 

『恐らく、直前までデータは送っていたはずだ……もう、予想時間に余裕は残されてない』

 

とジャミルが言った

その時

 

『ティファ? ……分かった!』

 

とガロードが言って、肩に巨砲を構えた

すると、背部にX状に放熱フィンが開いた

その直後に、ジャミルが慌てた様子で

 

『いかん! スピリッツ、GXの周囲から散開しろ!』

 

と言った

スピリッツはそれに従い、GXから離れた

その直後、空から光がGXに降り注いだ

 

『これは……レーザービーコン? 月から?』

 

『マイクロウェーブ……来る!』

 

ガロードがそう言った瞬間、月から凄まじいエネルギーがGXに照射された

そして、GXは照準を微調整して

 

『サテライトキャノン……行っけぇぇぇ!!』

 

と破壊の奔流を解き放った

その威力は凄まじく、地形すら変えていた

山に穴を空けて、転がっていたドートレスの残骸は蒸発した

 

『こ、これは……っ』

 

『すっげえ、威力……』

 

『サテライトキャノン……そうか……太陽光発電で作られたエネルギーを、一発で放つのか!?』

 

直哉のその推測は、正解だった

サテライトキャノン

これは、地球連邦がGX

ガンダムXに搭載した戦術級兵器だった

その威力は凄まじく、一撃でコロニーすら破壊する

しかし、それに比例して消費するエネルギーも凄まじい

それを補うために、月に太陽光発電施設を建設

そこからエネルギーをマイクロウェーブにして照射させて、エネルギーを確保する方法を取った

しかしそうなると、地上では夜しか使えないのではないか

そう思われるだろうが、戦前はそれを補うために中継衛星を使い、地球の何処に居ようが、昼だろうが関係なく撃てるようにした

そうして開発されたのが、決戦兵器GXだった

地球連邦はGXを切り札として、開発

しかし皮肉にも、その存在が宇宙革命軍にコロニー落としを強行させたのだった

この一撃により、アルタネイティブ社はMA諸とも主要施設と社長は蒸発

その後、ティファは救出されたのだった

こうして、少年少女達は地球の命運を巡る戦争を駆け抜けることになる

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